【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】   作:ストライカーシグマ5

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ベリークルシンデマシタ!前回のお話!

1つ!特型ヒュージ撃破に成功!パーチィーですよパーチィー

2つ!なんか東京の会議に出る羽目になった梨璃ちゃんと夢結ちゃんwithイッチなんでなん?他のメンツもエレンスゲと神庭にお邪魔するようです

3つ!結果パイナップルヘッドが何したいか分からなかったけどとりま放置という方向に話しは進む。んでもってやっと美鈴様の復活イベントのフラグが!出たな怪しい下駄帽子めぇ…


【修行パートって】いざ新宿へ!【話の途中で出すよね】

side真 美鈴

 

〜2週間後〜

 

真 「じゃあ俺は先に行くから」

 

斬月を代行証にしまい振り向く

 

美鈴「はぁ…はぁ…ああ、行ってくれ。僕はギリギリまで修行してから行く」

 

真 「あんまここ(・・)に居ると時間感覚忘れるから程々にな」

 

美鈴「わかってる」

 

 

side結梨 二水 神琳 雨嘉 高嶺 姫歌 灯莉 紅巴

 

灯莉「たっだいまー☆」

 

紅巴「神庭女子藝術高校へようこそです…!どうぞこちらへ!」

 

門をくぐると百合ヶ丘とはまた違った形をしている神庭の校舎が目に入る

 

二水「わぁー、さすが藝術学校だけはありますね。建物の感じがなんて言うかこう…モダン?的なー」

 

紅巴「百合ヶ丘の赴きのある校舎も素晴らしかったですよっ」

 

結梨「雨嘉、モダンって何?」

 

雨嘉「え?あ、えと…モダンって言うのはね。現代風…簡単に言うと今どきって感じ、かな?」

 

結梨「へー、かんば?は今どきなのかー」

 

ふむふむと頷く結梨、その頭の上に乗っかっているティムキャンピーも揺れる

 

姫歌「あっちの花壇は叶星様達造園科が手掛けてるの」

 

雨嘉「あれ、そういえば高嶺様は…?」

 

紅巴「高嶺様はメディカルチェックの手続き中です。直ぐに合流すると伝言を預かっていますっ」

 

二水「なるほど…激しい戦いでしたもんね。ガーデンなら主治医の方もいらっしゃるでしょうし」

 

灯莉「たかにゃんせんぱいが来るまでぼくたちが案内したげるー♪」

 

神琳「ふふふ、ありがとうございます」

 

結梨「ありがとー」

 

雨嘉「(…ねえ、神琳)」

 

耳元で囁く雨嘉

 

神琳「(どうかしましたか?)」

 

雨嘉「(う、うん。二水は紅巴と仲がいいから一緒に来たのは分かるけどなんで結梨まで…?)」

 

神琳「(ああ、その事でしたか。真さんにお願いされまして)」

 

雨嘉「(お願い?)」

 

神琳「(ええ、「もし何処か行くなら連れて行って欲しい、学院内は安全とはいえ何時結梨にちょっかいかけてくるか分からないから…それに親G.E.H.E.N.A.のエレンスゲには近付けたくないし」と)」

 

雨嘉「(あ…)」

 

最近はすっかり息を潜めていたが結梨はG.E.H.E.N.A.に狙われている。過保護気味かもしれないが真の言っていることは間違っていない

 

神琳「(それに神庭は中立とは言えどちらかと言えば反G.E.H.E.N.A.寄りですしね)」

 

雨嘉「(なるほど…)」

 

神琳「(後は真さんが「出来るだけ結梨にも色んなものを見て欲しいから」と)」

 

雨嘉「(…完全にお父さんだね)」

 

結梨「?何2人で話してるの?」

 

神琳「いえ、結梨さんは素敵な家族をお持ちですねと」

 

結梨「?」

 

神琳「それにしても素敵なお庭ですね。ほら…あの木陰とか読書するのにピッタリ」

 

姫歌「そ、そうよ!ひめかもあそこでよく本を読むの!風を感じながら手にした詩集を読んで思いにふけたり…」

 

灯莉「あ、本で思い出した!定盛この間借りてたマンガ本次僕に貸してー!」

 

雨嘉「マンガ…」

 

姫歌「あ、灯莉!このタイミングで言ったらひめかがいっつもマンガばっかり読んでるみたいに思われるでしょ!」

 

灯莉「えー?マンガ面白いよー?定盛この間朝まで目ぇ真っ赤にして読んでたよね☆」

 

姫歌「なっ!?」

 

ばらすなよと言いたげな顔で睨む姫歌

 

神琳「感受性が豊かなのですね、姫歌さん。面白い作品があればぜひ教えて下さい」

 

姫歌「っ…そ、そうね、考えておくわ」

 

結梨「結梨はね、今REVE読んでる。結梨のCHARMも色々な形に変形して欲しい」

 

姫歌「随分古いの読んでるわね…」

 

二水「学科ですけど、叶星様と高嶺様が造園科で姫歌さんと紅巴さんが声楽科でしたっけ?」

 

姫歌「ええ、そうよ。神庭にはもう1つ学科があって…」

 

灯莉「ぼく!ぼくがいる絵画科ー☆」

 

雨嘉「絵画…そうなんだ」

 

神琳「そういえば雨嘉さんも絵を描くのがお好きよね。よくノートに描いてますわ」

 

雨嘉「私のは違うよ…あれはただのイタズラ描き。絵画じゃなくてイラスト…」

 

結梨「結梨は雨嘉の絵好きだよ。優しい感じがする」

 

灯莉「えーっそうなのっ?見せて、見せて、描いて見せてー!」

 

雨嘉「いや、だから…」

 

灯莉「そうだ!描きっこしようか!そんじゃ、先行はぼくからだねー☆」

 

雨嘉「あ、あの、話を聞いて…?」

 

その様子を見ていた姫歌がため息混じりに

 

姫歌「災難だったわね雨嘉さん。こうなったら灯莉は絶対退かないわよ」

 

紅巴「すみません、諦めて下さい…」

 

神琳「ふふふっ面白いわ。このガーデンに来れてよかったです」

 

姫歌「あら、この程度で神庭女子を知った気になっては困るわね!このガーデンには他にはない理念が2つあるんだから!」

 

二水「理念ですか?」

 

姫歌「さっきも言っとおりこの神庭女子ではリリィとしての能力向上の他に藝術教育が行われているわ」

 

紅巴「芸術を学び、作品を創造する。そしてその作品を通じて人の心の機敏を感じ取る感性を培う、それがこのガーデンの1つ目の理念です」

 

姫歌「ひめかはこの理念に則りこの美声とキュートな姿でファンの人たちの心を癒すアイドルリリィ活動をしてるって訳!」

 

二水「な、なるほどー」

 

雨嘉「正直、最後のはちょっとよく分からなかったけど…」

 

結梨「定盛はアイドルってことだな!」

 

姫歌「ひめひめと呼んで!灯莉の真似しないの!」

 

灯莉「そんで、そんで?もー1つの理念ってのはー?」

 

灯莉の言葉に含みを持って答えようとした、その時

 

姫歌「なんで灯莉がそっち側なのよ!?アンタは知ってなきゃダメでしょーが!?」

 

紅巴「もう1つの理念…それは戦う事の意味を考えることです」

 

姫歌「神庭女子の校訓にこんな言葉があるわ。「リリィの戦いは今日が最後かもしれず、命を賭すに値するかどうかはリリィ自身が決めるべき」」

 

二水「それはまた…なんというか独特な校風ですね」

 

紅巴「これは戦いたくなければ戦わなくてもいい、という意味ではありません」

 

結梨「?何が違うの?」

 

紅巴「ヒュージという人類の敵とか戦うのは私達の使命、ですがその戦いの意味を考えて覚悟を研ぎ澄ますことが何よりも重要…そういう教えです」

 

神琳「戦いの意味…そして、覚悟…」

 

姫歌「まぁひめかにとっては使命と言うより天命よね!可愛さと強さを兼ね備えた奇跡の存在…それがひめひめ!絶望には希望を、悲しみには幸せを。そして人々には勇気を与えるのがアイドルリリィなのよ!」

 

結梨「おー!よくわかんないけど定盛は凄いんだな!」

 

二水「お、おぉぉ?」

 

雨嘉「…」

 

神琳「素晴らしいと思いますわ。その教えに従って強い意志を持ち続ける…尊い行いです」

 

姫歌「そ、そう…?やっぱり神琳さんほどの人には分かっちゃうかしら〜」

 

神琳「あなたのことを尊敬しますわ、姫歌さん…いえ、ひめひめ!」

 

姫歌「!?…ちょちょ、ちょっと聞いた!?あの郭神琳がひめかの事ひめひめって!!」

 

テンションフルMAXの姫歌、その姫歌の肩に手を置いた灯莉が

 

灯莉「定盛は定盛だよっ☆」

 

姫歌「うう…ひめかちょっと泣きそうなんだけど…」

 

 

 

 

 

 

 

side楓 ミリアム 梅 鶴紗 藍 恋花 瑤 千香瑠 夜一

 

〜同時刻〜

 

恋花「えー右手に見えますのがエレンスゲ女学園高等学校〜かの大手CHARMメーカー「アウニャメンディ・システマス社」がガーデン経営に参画したフラグシップモデル校になりまーす」

 

とツアーガイドのようなテンションで説明する恋花。校舎の外観をきょろきょろと見渡すミリアム

 

ミリアム「なるほど、ここがのー。見た感じ普通のオシャレな学園じゃの」

 

瑤 「実際、それほど特殊な場所じゃないから…」

 

鶴紗「表向きは、ね」

 

恋花「ま、反G.E.H.E.N.A.姿勢の百合ヶ丘にとっては悪の根城みたいに思われちゃってるかもね〜」

 

鶴紗「かもじゃなくて私はそう思ってる」

 

恋花「そっか…」

 

夜一「これ鶴紗」

 

鶴紗の頭に乗っている夜一がペシっとおでこを叩く。ちなみに夜一が喋った事が1番ショックだったのは鶴紗だったりする

 

梅 「鶴紗、お前それでよくエレンスゲに来たな。あんなに嫌がってたのに」

 

鶴紗「敵を知るために、ね。それにヘルヴォルの事は…嫌いじゃないし」

 

恋花「…ありがとう」

 

夜一「ほう、これが所謂つんでれと言うやつじゃな」

 

鶴紗「なっ」

 

ニヤリと笑う夜一、少し顔を赤くする鶴紗

 

恋花「何か嫌なことがあったら言ってね!トップレギオンの力を行使してすぐ対応するから!」

 

鶴紗「…はい」

 

楓 「しかし、上の…大人の事情とはいえ実に馬鹿らしいですわね。仕方ありませんけど」

 

千香瑠「ですがアウニャメンディ・システマス社の本格的な資金投入が始まってから学園の施設は一気に充実しました」

 

夜一「何事も金、か…面倒じゃのう」

 

藍 「らん的には食べ物屋さんをもっとつくってほしいかな。たい焼きの屋台がいっぱいあると幸せだよ」

 

夜一「…お主もブレんのう」

 

いつの間にか鶴紗の頭から藍に抱えられた夜一が微妙そうな顔をしている

 

恋花「陳情書書いてみたら?ひょっとしたらひょっとするかもよ?」

 

梅 「なぁ、それよりこの建物何階建てなんだ?屋上は解放してなるのか?行ってみたいゾ!」

 

藍 「屋上、あるよ!らん、お昼寝してる!梅もいっしょにお昼寝するっ?」

 

食い気味に来る藍

 

梅 「昼寝もいいが追いかけっことかどうだ?これだけ高い建物なんだし登り甲斐があるゾ!」

 

藍 「なにそれ!楽しそう!」

 

鶴紗「梅様…はしゃぎ過ぎ。っていうか外壁を登る気?」

 

夜一「ふ、甘いのう小娘共。儂に勝てると思うてか?」

 

楓 「夜一様も止めてくださいまし。なぜそっち側ですの」

 

千香瑠「そ、それは流石に怒られてしまうかと…」

 

楽しそうな2人、が鶴紗は学園を見上げ

 

鶴紗「…(ここがG.E.H.E.N.A.のガーデン…私がもし、あの頃のまま過ごしていたらもしかして…)」

 

藍 「どうした、鶴紗?眠い?お腹減った?」

 

鶴紗「…なんでもない」

 

藍 「そっか、だったらよかった」

 

と楽しそうな藍、そんな藍を見ていて無意識に口が開く

 

鶴紗「…藍は…エレンスゲの事、好き?」

藍 「ん?どーゆーこと?」

 

質問の意味が分からない藍

 

鶴紗「…いや、何となく、ね。ごめん、なんでもない」

 

藍 「んんー?変な鶴紗ー」

 

夜一「…(やはり、何か思うところがある…という所かの。はー全く真の奴め、面倒事を儂に押し付けよって)」

 

本来であればエレンスゲに寄らず浦原商店に戻る気だった夜一。がティムキャンピー越しに連絡を入れられ別行動を取るのなら結梨にティムキャンピーを付けもう一方に付いていて欲しいと言われた。何故かと聞いたら「なんか嫌な予感がする」とだけ。が、真の嫌な予感…それも悪い意味での予感は的中する

 

恋花「はいはい、ちびっこ達〜付いてこないと迷子になっちゃうぞ〜」

 

夜一「待て恋花、それは儂にも言うとるのか?」

 

鶴紗「…楓みたいな事言わないで」

 

イラッとした鶴紗、がその横で髪をはらい

 

楓 「事実だから仕方ありませんわ!悔しかったらわたくしのようなモデル顔負けのプロモーションを手に入れて御覧なさいませ!」

 

夜一「(いや、儂は本来の姿(・・・・)に戻ればそこそこじゃがの?)」

 

千香瑠「モデルと言えばリリィ向けのスポーツジムがありましたね。後はエステ施設なども併設されていたはずです。私は利用したことはありませんが…」

 

ミリアム「すごいのぅ、さすが都会のガーデンじゃ。ここは1つ皆で美しく生まれ変わるとするかの」

 

鶴紗「私は遠慮する…」

 

楓 「全く…エステですって?お金の使い方がなってませんわ!」

 

ミリアム「お主がそれを言うか…」

 

楓 「作るなら温泉を掘るべきですわ!リリィ同士裸の付き合いで育まれる絆こそ財産と言えましょう!」

 

夜一「温泉は掘ったからと言って出るもんでも無いぞ」

 

楓 「そして梨璃さんをお呼びしてわたくしのエステティシャンとしてあのボディをくずれんぼつ…うふっうふふふふ…♪」

 

夜一「此奴儂の話聞いとらんの?」

 

ミリアム「梨璃がこの場におらんでよかったの…」

 

夜一「しかし裸の付き合いか、悪くないのぅ。どれせっかくじゃ儂も…」

 

楓 「っ!夜一様は今のままで結構ですわ!淑女がみだりに素肌を晒すものでは御座いません!!」

 

梅 「さっき言ってた事と逆になってないカ?」

 

鶴紗「…ま、まぁその気持ちは分からなくもないけど…急に裸の人と会いたくないし…」

 

藍 「んー?」

 

ミリアム「(一応衣類は真から預かっとる。もしもの時は着せろと言っとったわ)」

 

楓 「(ナイスですわ真さん…!)」

 

鶴紗「(てことは真は前にくらったんだ…)」

 

梅 「(…だナ)」

 

この場に居ない真に同情する百合ヶ丘メンバー

 

 

 

〜テラス〜

 

梅 「おー!こりゃいい眺めだなー!」

 

学院内に入った一同はテラスに上がる

 

恋花「ふっふっふっそうでしょー、ここから下界を眺めてると天下取った気分になるよねー」

 

ミリアム「天下云々はよく分からんが偉くなった気はするのー」

 

楓 「ちびっこは余計にそう思うでしょうね。高い高いしてさしあげましょうか」

 

ミリアム「いらんわ!…それはともかくこの辺りは高層ビルが多いな。ヒュージの爪痕も少ないしこれがエリアディフェンスの力か」

 

鶴紗「エリアディフェンス?」

 

千香瑠「エリアディフェンスというのは電波を用いてケイブの出現を抑える広域防御装置のことです」

 

楓 「電波によって出現を妨害できるというのも不思議なものですわね」

 

千香瑠「ケイブの出現時に発生する特殊な粒子を電波によって抑えられるそうです。詳しくは私も知らないのですが今の技術によって東京が守られていることに感謝したいです」

 

夜一「千香瑠はよく出来た娘じゃのう…良い妻となろうて」

 

千香瑠「…き、恐縮です」

 

ミリアム「たしかにな…1度百由様と議論してみるかのー」

 

千香瑠「そしてエリアディフェンスは東京23区を中心にジャミングを拡散する為都内に3機設置されています」

 

恋花「あ、ジャミングってのはさっき言ったケイブの出現を妨害する電波の事ね」

 

千香瑠「ジャミングは互いに干渉すると増幅する性質を持っています。これにより3地点に囲まれた都内中心部は強い力で守護されているという事になります」

 

ミリアム「と言っても限度があってエリアディフェンスの数を増やせばいいというものでは無いらしく、百合ヶ丘のように設置はしているものの大きな効果がないこともあるらしいのじゃ」

 

恋花「ま、ケイブの出現は抑えられるけどヒュージ自体には効果ないらしいからね〜」

 

夜一「ふむ、出入口の発生を阻害することにのみ特化していると言うことか」

 

楓 「纏めますとヒュージから人間を守る為にはエリアディフェンスによるケイブの出現頻度の減少。そして我々リリィによるヒュージの撃退、両方が必要ということですわね」

 

藍 「あー!居たー!」

 

梅 「おっ藍、そういえば瑤と一緒に姿を消してたな」

 

瑤 「藍に付き合わされてちょっと買い物へ…」

 

よく見ると藍の手には紙袋があった

 

藍 「はい、たい焼き!みんなの分もー!」

 

鶴紗「たい焼き?」

 

瑤 「皆に食べてもらいたいって藍が」

 

千香瑠「それで態々買いに行ってたの?ありがとうね、藍ちゃん。瑤さんもありがとうございます」

 

藍はブンブンと袖を振って

 

藍 「早く!早く食べて!冷めちゃう!」

 

梅 「ではありがたく頂こうかな、おーこいつは美味そうだ」

 

藍 「ぐろっぴもはい!」

 

と手渡されるミリアム、が

 

ミリアム「ん?わしだけ2尾あるぞ?他の者達の分がなくなってしまうぞ」

 

藍 「ううん、これでいいの。ぐろっぴにはちょこもらった恩があるからね!ほんとうは真にもたべてほしかったけど…いないからしょうがない」

 

前に真とミリアムがお菓子をあげたことを覚えていたようだ

 

ミリアム「恩とはまた大仰な…だが無下には出来んな。わしもありがたく頂いておこう」

 

たい焼きにかぶりつく一同

 

鶴紗「ん…美味しい…」

 

藍 「えへへーそうでしょー♪」

 

と幸せそうな面々、が

 

楓 「ちょっとお待ちになって!わたくしのたい焼きがないような気がするのですけれども!?」

 

藍 「あれー?」

 

瑤 「藍、歩いてる時に待ちきれなくて一匹食べてたよね」

 

藍 「…あ、そうだった」

 

鶴紗「気にしないでいい。お金持ちの口には合わないよ、きっと」

 

と普段の金持ちムーブに仕返しをする鶴紗

 

楓 「か、勝手に決め付けないでくださる!?わたくしだって、みなさんと一緒にたい焼きたべたいですわ!」

 

夜一「しょうがないのぅ…ほれ」

 

そう言って自分の前に置かれていたたい焼きを前足で押す夜一

 

夜一「大方公園の屋台のたい焼きじゃろう?儂はよく貰って食っておるから食べるがいい。儂の分まで買ってきてくれた藍に感謝せい」

 

千香瑠「そんな…私の半分あげますよ?」

 

夜一「良い、それは藍がお主らに買ってきたものじゃ。儂はついでに貰ったものじゃからの」

 

楓 「いいんですの?ではありがたく頂きますわ!」

 

とたい焼きを齧り

 

楓 「んー!このつぶあんの優しい甘さ、たまりませんわね!」

 

ミリアム「…誰よりも庶民的じゃな、全く…」

 

 

 

〜訓練室〜

 

ミリアム「ほう!ほうほうほう!」

 

と入った途端にテンションが爆上げのミリアム

 

楓 「どうしましたのちびっこ2号。そんなにホーホー言ってフクロウの真似ですの?」

 

バッとずらりと並んだ物を指し

 

ミリアム「見よ!この機材!CHARMのオートメンテナンスマシンにこちらはスキラー数値計測器の最新版じゃぞ?」

 

千香瑠「流石、よくご存知ですね。いずれも先日導入されたばかりの機器ですのに」

 

ミリアム「ふーむ、これだけの物を一般リリィに使わせるとはのぅ…やはりCHARMメーカーがバックにいるのは大きいな」

 

楓 「ただお金をつぎ込めばいいと言うのは素人の考えですわ!その点、グランギニョル社は伝統を重要視しておりますから!」

 

と謎の対抗心を燃やす楓

 

鶴紗「こんなところでライバル意識燃やさなくていいから」

 

恋花「でも最新の設備が揃ってる分だけ要求スコアも厳しいからね〜」

 

鶴紗「スコア?」

 

瑤 「エレンスゲではリリィ達の戦闘データが細かく記録されていてその記録がデータベース化されているの」

 

千香瑠「このデータはリリィスタッツと呼ばれています、こうして端末でデータを読み込んで…」

 

自分の端末を機材に接続する。すると

 

鶴紗「…戦闘の統計情報にヒュージの個人的討伐数、戦闘事のカロリー消費量にノインヴェルト戦術のパス成功率まで…」

 

楓 「こちら…千香瑠様の個人データでいらっしゃいますか?これ…かなり高い数値なのでは?」

 

瑤 「そう。千香瑠のスコアはすごく高いよ。個人データだけで判断すれば上位の序列に並ぶはず」

 

千香瑠「いえ…チームとして動けなければ意味がありませんから。それに安定性が大きく欠けているのも事実ですし…」

 

鶴紗「それでも千香瑠様はすごいと思う」

 

千香瑠「えっ?」

 

楓 「そうですわ。わたくし達は何度も千香瑠様に助けられました。実際ヘルヴォルの基本戦術に千香瑠様は欠かせないはず」

 

ミリアム「そうじゃな、精神的にもヘルヴォルにとって必要な存在じゃろう」

 

千香瑠「そんなこと…こんな私を受け入れてくれたヘルヴォルのみんなに少しでも恩返しがしたいだけです」

 

梅 「千香瑠の魅力はこういう謙虚さだな」

 

鶴紗「でも真の前でその言い方はやめた方がいい。凄く怒られるから…前にそんなふうに言ったら頭グリグリされて凄く痛かった」

 

と顬を押さえて苦い顔をする鶴紗

 

ミリアム「そうじゃのう〜彼奴は自分を蔑ろにする言い方を嫌うからの」

 

楓 「そのくせ自分を蔑ろにする戦闘スタイルはどうにかなりませんかしらね?」

 

千香瑠「あ、あはは…」

 

恋花「確かにー千香瑠の包容力はあたし達じゃ出せませんわ」

 

瑤 「…一緒にされるのは心外だけどまぁ同意。千香瑠はヘルヴォルのお姉さん枠」

 

藍 「千香瑠、料理もじょうずだよ!とろっとろでふわっふわのオムライス作ってくれるの!」

 

梅 「うーん、お姉さんというよりお母さんじゃ…」

 

と言いかけたところでディスプレイのある項目が目に入る

 

梅 「ん?このリリィスタッツのシークレット欄ってのはなんだ?」

 

千香瑠「あっそれは…」

 

ミリアム「ふむ、データマスキングじゃな。このパターンならばセキュリティ権限は最低じゃから…よっと」

 

といとも簡単にセキュリティを解除するミリアム、この場に真がいたら「見られたくないからシークレットなんだろ!」と怒られている

 

ミリアム「ほれ、マスク外れたぞ」

 

千香瑠「ま、待って!それは駄目ーっ!」

 

だが時すでに遅し、シークレット欄のマスキングが剥がれ

 

鶴紗「身長…体重…スリーサイズ…」

 

とその数値を見て梅が

 

梅 「…流石はお姉さんだな、うん」

 

と納得する梅。作者にもそのスリーサイズを見せて欲しいです、はい

 

千香瑠「み、見ないでください…もうっ!」

 

 

 

 

 

 

side真 梨璃 夢結 一葉 叶星

 

〜同時刻〜

 

梨璃「お姉様、見てください!あのお店とってもオシャレですよ!」

 

とテンションぶち上げ(死語)な梨璃ちゃん、そういや梨璃ちゃんはお上りさんだっけか

 

夢結「梨璃、余所見をして歩くと危ないわよ」

 

梨璃「はーい、お姉様…ってあれ!お姉様見て!あのアクセサリー、すっごくかわい…」

 

真 「っとぉ!」

 

段差に躓き倒れそうになる梨璃ちゃんの腕を掴んで引き寄せる。あぶねぇ…

 

梨璃「ふわ…び、びっくりしたぁ」

 

820:一般転生社畜 ID:AW1N3IpOq

イッチぃ!!

 

823:一般転生社畜 ID:3AOdQ44Hl

久々にやりやがったなぁ!

 

825:一般転生社畜 ID:FBO9oHxy5

久々…久々?

 

827:一般転生社畜 ID:6tLEhR44c

百合の間に挟まりやがって…!

 

830:一般転生社畜 ID:jC2LKq2DE

梨璃ちゃんが怪我していた可能性があるから執行猶予つけてやるよ

 

840:一般転生社畜 ID:sAEe5P5FG

執行猶予は草

 

848:一般転生社畜 ID:3JARNwn40

百合と言えば最近某ガンダムでは百合婚が成立しましたね

 

856:一般転生社畜 ID:bK0kZXNDY

百合コォォォン!!

 

864:一般転生社畜 ID:RVHSTGogO

ア-ア-ア-ア-(例のBGM)

 

867:一般転生社畜 ID:8tgRYCwwX

サイコフレームが共振してそう

 

 

この人達は俺を貶すか百合の話題しか出来んのか?

 

夢結「言ったそばからあなたって子は…」

 

梨璃「えへへ…ありがとうございます、真さん!おかけで転ばすに済みました!」

 

真 「はいよ」

 

夢結「…目が離せないんだから」

 

梨璃「あの…でしたら手を握っていてもいいでしょうか?ってダメですよね…」

 

うーんこの梨璃ちゃんの子犬のような瞳!夢結ちゃんは当然勝てるはずもなく

 

夢結「…全く、しょうがないわね」

 

梨璃「お姉様…いいんですか?」

 

夢結「こんなところであなたに怪我を負わせるわけにはいかないわ。私の手、離さないでね」

 

梨璃「はい!もう一生離しません!さぁ、行きましょう!」

 

と言って手を握る。本当に梨璃ちゃんに甘いよねぇ〜お姉様は…一生離さないのは比喩表現だよね?

 

夢結「…何か言いたげね?」

 

真 「べっつにぃ?」

 

夢結「くっ…って待ちなさい、梨璃っ!これじゃ転んだら私まで一緒に…もう、梨璃!」

 

2人で仲良く歩き出す。ゆゆりりはあります!(STAP細胞感)

 

叶星「ふふふ…2人とも仲がいいわね」

 

一葉「ええ、まるで本当の姉妹みたいです。シュッツエンゲルってみんなあんな感じになるのでしょうか?」

 

真 「んーどうだろ…」

 

あの二人はまぁって感じだし身近だと天葉ちゃんと樟美ちゃんの所とかだが…あれもくっついてるな…あーでもミーちゃんと百由ちゃんは違うかも?

 

叶星「どうかしら?あの2人は特別な気もするけど…それにしても真君」

 

真 「言わないで」

 

叶星「中々煌びやかな服装ね?」

 

真 「言わないでヨォォォ!!」

 

そう言わないで欲しかった…必死で現実から目を背けてたから。なんでかって?そりゃおめぇ今の俺の格好だよ。なんだこれ…まるでD.Gray-manの団服だぞ…詰襟の学ランっぽいし…左胸には百合ヶ丘の校章…襟や袖の縁は白のラインだけど…

 

真 「目立つ!!死ぬほど目立つ!!」

 

一葉「あはは…確かに目を引きますね」

 

オラこんな格好さ嫌だーオラこんな格好さ嫌だー

 

真 「てか現場着くまで脱いでていいよね…」

 

あっついし…ふぅ涼しい

 

叶星「っ」

 

一葉「わ、わわ…」

 

真 「ん?どうした?」

 

え、なんか変だった?別に変なTシャツ着てないけど…むしろなんか書いてあった方が良かったか?

 

叶星「(か、一葉…どう思う?)」

 

一葉「(そ、その…男性があんな風に肌を露出しているのはあまり経験がないのでなんとも…)」

 

2人の目には首元と二の腕を露出している真の体。本人は特になんとも思っていないが思春期の少女達には中々刺激が強いようだ

 

真 「??」

 

叶星「(わ、話題を変えましょう!)」

 

一葉「(そ、そうですね!)そ、そういえば美鈴様はどうなされたんですか?」

 

真 「美鈴ちゃん?」

 

一葉「はい、合流する前から姿が無かったようなので」

 

真 「んー今最後の仕上げしてる?」

 

叶星「仕上げ?」

 

真 「そっ」

 

いわゆる修行パートって奴よ

 

梨璃「あー!お花屋さんです!こんな場所にこんな素敵なお店があるんですねっ!?」

 

叶星「ええ、そうよ。意外かもしれないけどこの辺りにはお花屋さんが多いの」

 

梨璃「えーっそうなんですかっ!?」

 

真 「都会のど真ん中にねぇ」

 

そりゃ珍しい

 

一葉「そういえば、あまり意識したこと無かったけど駅の中に花屋があるパターンも割とあるような気がします」

 

梨璃「凄いですね…!都会なのにこんな身近にお花がいっぱいあるなんて」

 

叶星「お花屋さんだけじゃなくて都内には公演も多いわね。特にエリアディフェンスに守られているこの辺りはヒュージに破壊されていない植物公園がたくさん残っているわ」

 

夢結「叶星さんはそういった公園や植物の管理を学んでいるのよね。確か、造園科だったかしら」

 

叶星「ええ、そうです。神庭女子の造園科では自然環境を考慮した都市計画や専門的な建築技術を教えていますから。リリィとして街を守る、それも確かに重要なお仕事です。ですが、私はヒュージに壊された景観を再び取り戻して人々の心に癒しと安らぎを与えたい…そう思っています」

 

梨璃「…わぁ」

 

真 「立派だな」

 

俺はそんな所まで考えた事ないや…やっぱ戦うことしか出来ないんだ

 

叶星「あら?どうしました、梨璃さん?」

 

梨璃「やっぱり叶星様は素晴らしい方です…!リリィとしての使命だけじゃなくて、そんなふうに色んなことを考えて生きてらっしゃる…尊敬致します!」

 

叶星「そんな大袈裟なものでは無いけど…でもありがとう。そう言って貰えて嬉しいわ」

 

真 「十分凄いことじゃない?俺には出来ないことだし…俺に出来ることなんて精々ぶっ壊すことだしな」

 

夢結「…」

 

一葉「ん…?どうかされましたか、夢結様?」

 

夢結「…なんでもないわ」

 

あーこりゃ叶星ちゃんばっか褒めて嫉妬してる奴だ。俺は詳しいんだ(忍殺語)

 

一葉「ですがどこか不機嫌そうと言いますか…」

 

真 「Hey一葉ちゃんストップ!」

 

この辺りでストップかけないと…

 

梨璃「叶星様、叶星様!あのお花は名前はなんて言うんですかっ?」

 

真 「oh......Jesus」

 

夢結「…」

 

一葉「あれ、夢結様…もしかしてしっと…」

 

夢結「なんでもないったらなんでもないわ!」

 

なんで口に出しちゃうかなぁ…痛い!脇腹をグリグリしないで!

 

梨璃「え…お姉様?」

 

こっちはこっちでわかってないや…

 

叶星「…ふふっそうね。梨璃さんが1番尊敬してる方は誰かしら?」

 

お?叶星ちゃんはこの流れを読んだな?流石です!

 

夢結「ちょっと叶星さん…」

 

梨璃「勿論!夢結お姉様です!」

 

夢結「っ…」

 

照れてるなぁ…ほっぺ真っ赤

 

梨璃「何せ私がリリィになると決めたきっかけはお姉様に救われたことですからねっ!私の中でリリィと言えばお姉様です!そしてお姉様はリリィの中のリリィなんです」

 

夢結「…私より優れたリリィはもっと沢山いるでしょう?」

 

梨璃「いいえ!いません!」

 

一葉「っ…断言しましたね…」

 

叶星「ふふっ流石梨璃さんね」

 

真 「…聞いてるだけで恥ずかしくなってくるのはなんででしょね…?」

 

これが若さか…

 

叶星「梨璃さんのような人が妹だったらきっと毎日が幸せでしょうね…夢結さん?」

 

実はからかい上手だよね?からかい上手の叶星さんって名前で漫画出さない?

 

夢結「見て梨璃、この色とりどりの花。まるで私達、一柳隊のようだわ」

 

梨璃「本当です!丁度11色あって、凄く綺麗…」

 

あーあ、もう2人の空間になっちゃったよ…ったく

 

叶星「…やっぱりあの2人は特別ね。どちらか片方だけ欠けても駄目だわ」

 

一葉「はい、私もそう思います」

 

叶星「なんだか、高嶺ちゃんに会いたくなってしまったわ。今頃何をしているのかしら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回【主人公が出ないパートって】一方その頃【何気に重要なことあるよね】
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