【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】   作:ストライカーシグマ5

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やべえ!前回から1ヶ月以上空いてしまった!すみません!プラモ作ったりポケカアプリやったり忙しかったんです!何でもしますから!真が!!

ちょっと長くなってしまったのでゆるりとお付き合い下さい

それではどうぞ!



【パンダって】夢結と結梨と動物園デート【メェェって鳴くんだね】

side真 夢結 結梨

 

結梨「ねぇ、夢結」

 

夢結「何かしら?」

 

平日の午後、レギオンルームで待機していた夢結と結梨

 

結梨「パンダって見た事ある?」

 

夢結「…パンダ?それって白と黒の熊の事かしら?」

 

結梨「うん」

 

夢結「そうね…あるといえばある…かもしれないわね」

 

結梨「?どういうこと?」

 

夢結「…昔、姉さんに連れて行ってもらったらしいわ」

 

結梨「?美鈴の事?」

 

夢結「ああ、いえ…私には美鈴お姉様とは別に血の繋がった姉が居たの」

 

結梨「居た…ってことは」

 

夢結「…ええ」

 

結梨「…夢結、悲しい匂いがする」

 

ぎゅっと抱きつく結梨

 

夢結「…大丈夫よ、結梨…それにしてもパンダね」

 

頭の中にイメージはある、があまり覚えていない

 

夢結「何故パンダなのかしら?」

 

結梨「本を読んでたら中国?ってところにはパンダがいるって」

 

夢結「…多分だけれど中国だからと言ってどこにでもいる訳では無いわよ?」

 

結梨「え?そうなの?」

 

夢結「その話、誰かにした?」

 

結梨「雨嘉と神琳、あと梅」

 

夢結「見事に海外勢ね…(3人共あえて言わなかったわね)」

 

真 「じゃあ動物園にでも行けば?」

 

両手に荷物を持った真が入ってきた入ってきた

 

結梨「あ、真」

 

夢結「何処かに行っていたの?」

 

真 「エレンスゲにちょっと用があってね。はい、千香瑠ちゃん印の動物クッキー」

 

結梨「あ、藍と瑤が好きなやつ?」

 

受け取った結梨はバクバクと食べる、それ美味いよな〜俺も好き

 

結梨「で、動物園ってなに?」

 

真 「動物園ってのは読んで字のごとく、沢山の動物が居る場所の事」

 

夢結「そういえば新しく動物園が出来ると聞いたわね。関係ないと思って聞き流していたけれど」

 

真 「らしいな、俺も藍ちゃんがヘルヴォルの皆で行くって楽しみにしてるの聞いたし…結梨も皆といってくれば?」

 

1日ぐらいなら一柳隊の穴埋めぐらい出来るし…とりあえず天葉ちゃんに土下座してこよ、頑張れば貞花ちゃんでも行けるか…?

 

結梨「んー私は夢結と真と行きたい」

 

真 「は?夢結ちゃんはともかく俺?梨璃ちゃんじゃなくて?」

 

なんでさ

 

結梨「何となく」

 

真 「んー俺はいいけど…」

 

ちらちら…夢結ちゃんをちらちら

 

夢結「別に私も構わないわ」

 

結梨「やった!咬月におやすみ貰ってくるね!」

 

真 夢結「えっ!?」

 

咬月…って理事長代理のオッサンだよな!?って居ねぇ!?

 

夢結「ま、待ちなさい結梨!?」

 

真 「…どうしよっか」

 

夢結「…はぁ、とりあえず結梨を止めて来てちょうだい」

 

真 「りょーかい」

 

いっそげぇぇぇ!!

 

 

 

side夢結 梅

 

夢結「結梨には困ったものね…」

 

紅茶のおかわりを入れようとしていると扉が開き

 

梅 「お?なんだ夢結しか居ないのカ?」

 

夢結「梅…挨拶ぐらいなさい」

 

梅 「アハハー悪い悪い!ごきげんようだゾ、夢結!」

 

夢結「ごきげんよう梅」

 

はぁ、まったく…梅は百合ヶ丘の生徒としての自覚が足りていないのでは無いかしら…

 

梅 「で?なんで夢結はしかめっ面してたんだ?梨璃を楓にでも取られたか?」

 

夢結「…違うわ、と言うかしかめっ面なんてしていないわ」

 

梅 「そうでも無いゾ?まぁそれはさておきなんでそうなったんだ?」

 

さておかれた…後で覚えて起きなさい、梅

 

夢結「…結梨が先程パンダを見た事があるかと聞いてきたのよ」

 

梅 「は?パンダ?パンダってあの白黒のパンダか?」

 

夢結「ええ」

 

梅 「ハハハ!結梨も可愛ところがあるな!パンダか!」

 

夢結「ええ、それで見たいなら動物園に行けばと真が」

 

梅 「まぁそうなるよナ」

 

夢結「それでみんなで言ってこいと真が言ったのだけれど結梨は私と真と行きたいそうで、私と彼がいいと言ったら理事長代理に休みを貰いに走って行ってしまったのよ…」

 

梅 「お、おう…行動力あるのはいい事だが…そこに行っちゃうのか…」

 

夢結「大事になる前に捕まえてきてもらうよう真に言ったの」

 

梅 「…あぁ、だからあいつダッシュしてたのか。まぁいいじゃないか!結梨もどんどん人間味が強くなってきて」

 

夢結「天真爛漫がすぎる気もするけれど…」

 

梅 「しかし真と3人か…」

 

夢結「?」

 

紅茶に口をつける

 

梅 「まるでデートだナ!」

 

夢結「っ!?ゲホッゲホッ!」

 

こ、紅茶が変なところに…!危うく零す所だったわ…

 

夢結「な、なな、何を言っているの!」

 

梅 「んー?はたから見たらそう見えるゾ?そうだな…バツイチの男とその子供と一緒に出かける…みたいな感じか?」

 

夢結「彼はまだ未婚で子供もいないでしょう…!」

 

梅 「でも結梨の名付け親は真だろ?なら親みたいなもんじゃないか?」

 

夢結「そ、そうだけれど!」

 

真 「たでーま…間に合った」

 

結梨「捕獲されたー」

 

結梨を小脇に抱えげっそりした顔の真…間に合ったのね…良かった

 

結梨「あ、梅」

 

梅 「おう、結梨。ごきげんよう」

 

結梨「ごきげんようだゾ」

 

梅 「はは!梅の真似か?」

 

結梨「別にそんなんじゃないし…」

 

梅 「お、次は鶴紗か?」

 

結梨「似てた?」

 

梅 「おう!ソックリだったゾ!」

 

真 「とりあえず休みは申請するとして場所だな…どうすっか」

 

結梨「?新しくできるところに行くんじゃないの?」

 

真 「新しく出来るってことはそれだけ人が来るんだよ、こういうのはな」

 

そうね、新規オープンと言うのに人間は惹かれると言うらしいし…多分当分はチケットの入手が困難でしょう

 

梅 「…あ、そういえば」

 

と言ってゴソゴソとスカートのポケットを漁る梅

 

梅 「えーと…お、あったあった!これやるよ」

 

と言って取り出したのは…なにかのチケット?

 

梅 「商店街の福引で当てたんだ」

 

真 「これ新しく出来るところのチケットじゃん」

 

結梨「やった!ありがとう梅!」

 

梅 「おう!どういたしましてだ!3人で楽しんでこい」

 

夢結「いいの?誰かと行く気だったとかは…」

 

梅 「全然ないゾ、なんなら忘れてたからな!」

 

真 「梅ちゃんェ…」

 

夢結「…では、ありがたく頂くわ」

 

 

 

 

梅 「で、なんでパンダなんだ?」

 

結梨「鶴紗がパンダが猫だって言うから」

 

真 「いやまぁパンダは熊猫って書くけどさ…」

 

 

 

 

 

side夢結

 

と、とうとう当日を迎えたわ…だけど…

 

夢結「な、何を着ていけば…!!」

 

服が決まらない…!こんなことならば前日から決めておけばよかった…!!

 

祀 「はぁ…夢結、まだ決まらないの〜?」

 

とベッドに寝転んで雑誌を読んでいる祀が声をかけてくる

 

祀 「だからあれだけ前日から用意しておきなさいって言ったのに」

 

夢結「し、仕方ないでしょう?忙しかったのだから」

 

この日を休みにする為に天葉達の出番と変わったり弥宏(やひろ)達に梨璃達のお世話頼んだり…だ、大丈夫かしら…弥宏はともかくあっちは…

 

祀 「早くしないと真くんと結梨さん待たせちゃうわよ〜」

 

夢結「ま、祀…」

 

祀 「…はぁ…手伝ってあげるわよ」

 

夢結「!」

 

私のクローゼットから何着か取り出すと

 

祀 「んー動き回るなら…ワンピース…でもサンダルじゃ疲れるだろうから…ノースリーブのシャツにデニムのショートパンツ…これならスニーカーも履けるわ」

 

と渡されたセットに着替える…けれど

 

夢結「う、腕と足…出しすぎじゃないかしら…?」

 

祀 「そう?ならニーソックスにしなさいな」

 

夢結「そうするわ」

 

祀さんがいてくれて助かったわ…!

 

祀 「あと夢結」

 

夢結「?何かしら?」

 

祀 「お金を持ってくのも程々にしてね?」

 

夢結「?ええ」

 

当たり前じゃない。動物園よ?

 

夢結「30万とカードがあれば良いわよね?」

 

祀「多すぎるわよ!!何を買う気!?ブランド物!?」

 

夢結「え?え?」

 

祀「高校生でしょう!?そんなに要らないわよ!!5万でも多いわよ!!」

 

夢結「それで何か買えるの…?」

 

祀 「お土産代でも多すぎる!!」

 

怒られたのでお金は少なくしてお財布をカバンに入れる。本当に何か買えるのかしら…

 

 

 

side真 夢結 結梨

 

結梨「夢結まだかな?」

 

足をプラプラさせる結梨、やめなさいはしたない

 

真 「そろそろ来るんじゃね?暴れるな、服汚れるぞ」

 

結梨「ぶーぶー」

 

全く…せっかく梨璃ちゃんとか楓ちゃんがコーデしてくれたんだから…そんな結梨は白いシャツに短パン、くるぶしソックスにスニーカー。ピンクと黒のスカジャンと黒帽子、髪は梨璃ちゃんが編んでくれた三つ編みとピンクのポシェット

 

真 「…ほら、来たぞ〜」

 

夢結「ごめんなさい!待たせたわね」

 

と現れたのは何時もの制服とは全然違う格好の夢結ちゃん、美少女って良いよな〜何着ても似合うもん

 

真 「よっ似合ってるじゃん」

 

結梨「おはよう〜」

 

夢結「ごきげんよう…ありがとう」

 

真 「んじゃ、行くか〜どっこいしょ」

 

と冷蔵バックを持ち上げる俺

 

夢結「それは…?」

 

真 「弁当」

 

夢結「お、多すぎるんじゃないかしら…」

 

真 「結梨 大食い 無くなる」

 

夢結「ああ…」

 

納得したような顔の夢結ちゃん

 

真 「それに夢結ちゃん、ハンバーガーとか食わないだろ」

 

夢結「…確かに食べたことは無いけれど、言ってくれればお弁当ぐらい」

 

真 「梨璃ちゃんと二水ちゃんから聞いたが栄養取れれば良いだろとか言ったんだろ?そんな人にお弁当は任せられません」

 

泣きそうな顔してたからな2人とも…なんなら哲学的なこと言ってたし…

 

夢結「うっ…」

 

胸を抑える夢結ちゃん、一応ダメージになってたのね…

 

夢結「そ、それにしても結梨、動きやすそうな格好ね」

 

結梨「えへへ〜服は楓と神琳が選んでくれた!帽子は鶴紗がしていきさないって貸してくれの。髪は梨璃と雨嘉がやってくれたんだ。あとこれ!」

 

と胸にかけていた物を持ち上げる結梨

 

夢結「それは…カメラ?」

 

結梨「二水が思い出をちゃんと撮ってきなさいって!」

 

二水ちゃんらしいな

 

真 「となると1年ズ総動員でことに当たってるな、このチケットは梅ちゃんがくれたから2年も全員か?」

 

結梨「あ、そういえば美鈴からお小遣い貰ったよ」

 

と結梨が愛用の財布を開いて見せ…!?

 

真 「はァァァ!?ちょ、待て!!いくら入ってる!?」

 

俺の見間違えじゃなきゃ10万ぐらい入ってたように見えたんですが!?

 

結梨「美鈴がこれでなにかみんなに買ってきてねってくれた」

 

真 「多すぎるわ!!」

 

夢結「あら、だったらやっぱりお金入れてきてよかったんじゃない。祀さんに言われて減らしてきたからあまり入ってないわ」

 

真 「…ちなみにいくら入れてくる予定だった?」

 

夢結「30万とカードね」

 

真 「…こ、こんのボンボンどもめ…!!」

 

いくら百合ヶ丘がお嬢様学校だからって限度があるだろ…!高校背が持っていい額じゃねぇよ!!結梨にはしっかりとした金銭感覚を身につけさせねば…

 

真 「はぁ…行く前から疲れた。ほら、さっさと出るぞ〜」

 

夢結「1人で騒いで1人で疲れて…勝手な人ね」

 

真 「君がその原因の一つだということを忘れないでね?」

 

女じゃなきゃぶっ飛ばしてるぞこいつ…

 

夢結「そ、それと…」

 

真 「ん?」

 

夢結「に、似合ってる、わよ?私服」

 

真 「疑問形かよ…泣くよ?」

 

まぁ変な格好はしてないはず…件の編集さんから送られてくる服テキトーに着てるが。ちなみに臙脂色のパーカーに灰色のジャケット、ジーパンにハイカットのスニーカーです。今日ちょっと肌寒くなるってニュースに出てたからな

 

真 「動物園なんて行った覚えないな〜」

 

電車に乗り椅子に座った俺ら。小さい頃は色んなところ連れてかれたけどそう言えば動物園は無かったな

 

夢結「私もあまり覚えてはいないから行っていないようなものね」

 

結梨「パンダ以外にもいるんだよね?」

 

真 「だろうな、じゃなきゃ動物園じゃなくてパンダ園になるわ」

 

まぁそんなところ日本にはないだろうけど

 

夢結「昨日軽く調べてみたけれど動物とのふれあいコーナーもあるようね」

 

結梨「パンダに触れるの!?」

 

真 「いや、あれには触れんだろ。あんなんでもクマだからな」

 

襲われたら大変だ、まぁ俺らならあんまり関係ないが…ヒュージの方が危ないし

 

結梨「ええー」

 

夢結「あまりガッカリしないの。小動物とのふれあいと書いてあるし、そうね…」

 

真 「リスとかじゃね?うさぎとか」

 

結梨「うさぎ?って何?」

 

真 「あれだよ、梨璃ちゃん達がコスプレしてた耳の長いやつの本物」

 

夢結「その伝え方はどうなのかしら…」

 

結梨「あの耳が長いやつ?あれ動物なんだ」

 

地方によっては食べてたりするからな、山で迷ってる時食べようか迷った

 

結梨「ちょっと楽しみになった」

 

真 「気分がジェットコースターだねお前は…」

 

そんなこんなで

 

真 「着きましたよと」

 

辿り着いたのはThe・動物園!って感じの動物園

 

係員「いらっしゃいませ、チケットを拝見致します」

 

と言われ結梨がポシェットから3人分のチケットを出す

 

係員「はい、ありがとうございます。こちらパンフレットです、よろしければご覧になりながらお進み下さい」

 

結梨「はーい!」

 

と駆け出す結梨

 

真 「ああこら!…ったく、ティム!結梨にくっ付いててくれ」

 

とポケットからティムを出して投げる。翼を伸ばして結梨に向かって飛んでいき頭にライドオン!

 

真 「よし、これなら迷子になっても見つけられる」

 

夢結「迷子前提なのね…」

 

そりゃね、あんな天真爛漫を絵に書いたような奴が迷子にならないはずがないのだ

 

結梨「真ー!夢結ー!早くー!」

 

ブンブンと手を振る結梨

 

真 「落ち着けっての」

 

そんな結梨の頭に手刀を叩き込む

 

結梨「ぶー」

 

真 「動物園は逃げねぇっての…ほらなんか見えてきたぞ」

 

夢結「あれは…ハシビロコウね」

 

パンフレットを広げてふむふむとしている夢結ちゃん、君そういうのちゃんと読むのね…

 

結梨「ハシビロコウ?」

 

真 「まぁ平たく言えば鳥の種類だな、ペリカンの仲間」

 

カメラを構えて撮ろうとする結梨…ああ待った!

 

真 「っと!結梨、それフラッシュ切ってるか?」

 

結梨「フラッシュ?」

 

真 「ライトだよ、ライト」

 

やっぱり…

 

真 「ほれ、貸してみ」

 

カメラを受け取り設定を開く。ああ、二水ちゃんがフラッシュ切ってくれてるな

 

真 「二水ちゃんが設定してくれてるから大丈夫だ、撮っていいぞ」

 

結梨「はーい!」

 

カメラを構えてハシビロコウを撮り始める

 

夢結「…そう言えばハシビロコウって確か」

 

真 「そっ」

 

結梨「…全然動かない」

 

そう、動かないのである。なんでだっけな

 

結梨「あ、説明書いてある。えーと「狩りをする為にじっとしている」だって」

 

ただの怠慢じゃないんだな…まぁんなわけないか

 

結梨「…あ、ちょっと動いた」

 

真 「…なんかこっちにめっちゃガン飛ばして来るんだけど」

 

怖いんだが!?

 

夢結「…次に行きましょうか」

 

結梨「ばいばーい」

 

いや、なんであいつ最後俺を睨んだの…

 

夢結「次は…マレーバクね」

 

真 「チョイスが明後日歩の方向向いてないかここ…」

 

結梨「あれなに?見たことない!」

 

カシャカシャと写真に納める結梨

 

夢結「バクって御伽噺なんかで夢を食べるシーンがあった気がするわ」

 

真 「中国だと神話に出てくるんじゃなかったっけ」

 

見た目は何となくアリクイっぽいがあっちは肉食でこっちは草食だったはず

 

結梨「なんかぬぼーっとしてる」

 

夢結「…まぁ気の抜けた顔をしてはいるわね、どこかの誰かさんのよう」

 

真 「こっち見んな」

 

と、次々と動物の展示を見ていた、んだが…

 

真 「やっぱりなんか斜め上を行くチョイスじゃないかここ…」

 

ジュレヌク、パフアヒクイドリ、オカピ、イリオモテヤマネコと普通では無い、なんなら最後の天然記念物だろ!!なんで居るんだよ!!

 

夢結「…そろそろジャイアントパンダの展示場ね」

 

結梨「パンダ〜…?」

 

ご機嫌だった結梨が急に止まる、なんだ?

 

真 「どうした?」

 

結梨の見ている方を見るとそこには手を繋いだ親子がいた

 

結梨「…ねぇ、真、夢結」

 

真 「ん?」

 

夢結「どうかしたかしら?」

 

結梨「手、繋いでもいい?」

 

…ああ、そういう事か

 

真 「ほれ」

 

結梨「!えへへ」

 

と俺の手を握る。前の親子が羨ましかったのか

 

真 「Hey!夢結ちゃんカモン!」

 

夢結「…仕方ないわね」

 

と満更そうでも無い顔して逆の手を握る夢結ちゃん

 

夢結「…家族に見えるかしら?」

 

真 「まぁ兄妹ぐらいには見えるんじゃないの?」

 

結梨「真は名付け親?なのにね」

 

真 「名付け親だからってお前の親じゃないからな?」

 

何度も言うがお前みたいなでかい子供はノーサンキューです

 

結梨「んーと…あ!見えた!」

 

やっと順番が回ってきてパンダの前に進んだ俺達、ガラス越しに親パンダと子パンダが笹を食べながらゴロゴロしている

 

真 「おーパンダ」

 

結梨「これがパンダ…本当に白黒だ!」

 

真 「へぇ、パンダってメェェって鳴くんだ」

 

カメラでパンダを撮る結梨、すると

 

係員「よろしければ皆さんでパンダとお写真撮りましょうか?」

 

結梨「いいの?」

 

係員「はい」

 

と申し出てくれる。結梨にグイッと引き寄せられる俺と夢結ちゃん

 

係員「はいチーズ」

 

3人と後ろに親パンダが子パンダを抱っこしてこちらを向いているいいタイミングで写真を撮って貰う。これ結構レアでは?…てかさ

 

真 「なんでこの子パンダはグローブしてるの…?」

 

さっきから笹食って寝っ転がってシャドーしてを繰り返してるんだけど!?

 

係員「それが園長がパンダの部屋を掃除してるんですがたまに中でボクシングの練習をしているみたいで…お母さんの方は無関心みたいなんですが子パンダの方が真似するようになっちゃって…名前はパンダ先輩です」

 

真 「もっとあるだろ!!名前が!!」

 

それじゃ呪術廻戦だ!!てか園長グラサンで刈り上げてるだろ!?

 

真 「…はぁツッコミ疲れた…腹減ったからお昼にするか」

 

夢結「変な疲れ方するわね」

 

真 「ツッコミどころしかないんだもん!」

 

思わず両手で顔を覆う

 

結梨「よしよし」

 

真 「3割ぐらいお前のせいな気もするけどな!」

 

そんなこんなで草むらにレジャーシート敷いて弁当を広げる

 

結梨「いただきます!」

 

夢結「食べる前に手を拭きなさい」

 

おしぼりを渡し手を拭かせる夢結ちゃん、お母さんみたいだな

 

夢結「…何か言いたげな顔ね」

 

真 「別になんでもないっす」

 

だからぁ…当たり前のように心を読むなって

 

結梨「おいひぃふぉ」

 

おにぎりを両手に持ってリスみたいに頬を膨らませる結梨

 

真 「取らないからゆっくり食べろって…」

 

この食いしん坊バンザイめ

 

夢結「本当に美味しいわね…」

 

真 「料理は栄養取れればいいって訳じゃないからな〜」

 

夢結「うっ…」

 

真 「今度一緒に作ろっか、梨璃ちゃんに美味しいの食べさせたいだろ?お姉様」

 

夢結「…そうね、お願いするわ」

 

と少し恥ずかしそうにしながら卵焼きを食べる夢結ちゃん

 

真 「まぁより美味しいの作るなら樟美ちゃんに教わった方がいいがな」

 

いやぁあの子には勝てませんわ。前に料理対決したが完敗だった

 

夢結「貴方でいいわ…いえ、貴方がいい」

 

あら、ご指名か

 

結梨「…なんだか夢結、告白してるみたい!」

 

夢結「っ!?ゲホッゲホッ!」

 

真 「わー!?夢結ちゃん大丈夫か!?ほらお茶!」

 

水筒のお茶をカップに出して渡す。すぐさま飲み込む夢結ちゃん

 

夢結「はぁ、はぁ…な、何を言うの結梨!」

 

結梨「二水から借りた漫画でこんなシーンあったから」

 

夢結「…後で二水さんにはお話をしなければならないわね…!」

 

真 「こいつが突拍子もないこと言うのは何時もだろ?って無くなってる…」

 

結構用意したつもりなんだが…

 

夢結「ごめんなさい、私が気がついた時にはもう…」

 

真 「…帰りハンバーガーでも買うか」

 

結梨「私も食べる」

 

真 「お前が全部食ったからだろうがぁぁ!!」

 

こめかみをグリグリする

 

結梨「いたたた!だ、だって美味しかったんだもん!」

 

真 「答えになってねぇ!」

 

夢結「…ふふ」

 

真 「なぁに笑っとんじゃ、止めなかった夢結ちゃんも同罪だぞ!」

 

夢結「あら、私も?」

 

ハンバーガー食わせてやるからな、覚悟しろ

 

真 「んじゃそろそろふれあいコーナー行くか」

 

 

 

〜ふれあいコーナー〜

 

結梨「わぁ…!」

 

やってまいりましたふれあいコーナー。えーと、居るのはうさぎ、リス、コツメカワウソ、モルモットか…そういう所はメジャーなのね

 

結梨「夢結!ちっちゃいのいっぱい居る!」

 

夢結「わかったから落ち着きなさい。もう」

 

とか言ってるが夢結ちゃんも目がウキウキしてますよ

 

結梨「ふわふわ〜」

 

足元に来たうさぎを撫でる結梨、指出すなよ〜齧られるから(作者談)

 

真 「って夢結ちゃんは何してんのよ…」

 

うさぎに触れようとして逃げられて固まってる…

 

真 「いや、鶴紗ちゃんもそうだけど殺気仕舞えよ…」

 

緊張してるのか殺気が溢れてるよ…ったく

 

真 「ほら」

 

夢結ちゃんの横に座って手を取る

 

夢結「な、なにを!?」

 

真 「緊張してるんだろ?ほら落ち着いた落ち着いた」

 

手を重ねて近くのうさぎに近付ける、最初は警戒しながら手の匂いを嗅ぎ…

 

夢結「あ…」

 

届く所まで寄ってくる。頭を撫でると嬉しそうにするうさぎ、すると周りにいたリスも寄ってきて肩に乗ってくる

 

真 「お、リス」

 

結梨「見て見て〜」

 

真 「どうし…ぶほぉ!?」

 

なんかリスとモルモットに所狭しと群がられてる!?

 

結梨「小動物の木〜」

 

夢結「それでいいの…貴女は」

 

…とりあえず2人を写真撮っとくか…ん?

 

真 「どうした〜」

 

と擦り寄ってきたのは黒いうさぎ…なんだろ、誰かに似てる気がする

 

真 「ほら、お前もあっちに行きな」

 

夢結ちゃんの周りを囲んでいるうさぎとリス、木になってる結梨の方に向けてやる、が

 

真 「嫌なのか?」

 

ぷいっと顔を背けるうさぎ、ロンリーウルフ気取ってるのか?…ああわかった

 

真 「お前夢結ちゃんに似てるんだな」

 

と抱っこする。お?スリスリしてきた

 

真 「可愛いなお前〜」

 

百合ヶ丘にいる野良猫たちとはまた違った可愛さがある。うりうりー

 

結梨「…なんかこの子夢結に似てるね」

 

真 「だな、じゃあ…この白いうさぎが梨璃ちゃんかな」

 

夢結ちゃんに抱っこされてる白いうさぎはさっきこの黒いうさぎと一緒に居た

 

真 「じゃあこのカワウソは…二水ちゃんか」

 

なんか他の子よりちっこくてその辺で転けてたし

 

結梨「じゃあこの飛び跳ねてるのは梅?」

 

夢結「…あなた達、動物に人の名前を使うのはよしなさい」

 

真 「えー…ん?なんか顔赤くない?」

 

夢結「…気のせいよ」

 

そうかな?お前はどう思う?…分かるわけないか

 

真 「って結構いい時間になってきてるな」

 

腕時計を見ると既に3時を回って居た

 

真 「おーい、そろそろお土産買って帰るぞ〜」

 

結梨「えー!もう!?もう少し居たい!」

 

そんなこと言われても…明日平日だし授業あるだろうが…いや、周りの動物達も抗議するようにこっち見られても…てかお前は動物の王にでもなったのか?

 

夢結「…仕方ないわ。名残惜しいけれど、また来ればいいわ」

 

…すっっっごく抱っこしてるうさぎを離したくなさそうな顔して言われても…

 

夢結「またね…梨璃」

 

自分が名前付けてんじゃねぇか!!人のことよく言えたな!?

 

〜お土産コーナー〜

 

結梨「何がいいかなー」

 

真 「普通にクッキーとかでいいんじゃないか?」

 

とりあえず動物クッキーをカゴにいれる

 

結梨「あ、これ二水に買ってあげよう」

 

と取ったのはカワウソのキーホルダー、んじゃ俺は日羽梨ちゃんに買ってっておそろっちにしたろ、はよ契れ

 

結梨「あ、亀」

 

夢結「梅が確か好きだったはずよ」

 

結梨「わかった」

 

真 「…じゃあなんでか分からないがこの亀の着ぐるみ着たイリオモテヤマネコのぬいぐるみを鶴紗ちゃんに買ってくか」

 

妙な格好させられてこのイリオモテヤマネコの目死んじゃってるけど

 

結梨「楓にはこれ」

 

真 「…ペンギン?」

 

いや、ココ水族館じゃないのにあるのかよ

 

結梨「モンちゃんに似てるから」

 

夢結「…モチーフはペンギンでしょうけど」

 

それがあってるかと言われるとうーん…

 

結梨「ミリアムは…モモンガでいいかな」

 

なんか適当になってきてないか?…ついでだから百由ちゃんにも同じの買ってこ

 

結梨「このリスセットになってるのは雨嘉と神琳、いつも一緒だから。あとこれしっぽをこうやると」

 

真 「ハートになった…そういう…?」

 

しぇんゆーは!あります!って認知されてるっテコト!?まぁあの二人はあるなそりゃゆゆりりの次にある

 

夢結「1人で暴れないでちょうだい、恥ずかしいわ」

 

真 「あい…」

 

百合ップルクラスファーストに言われちゃった…

 

結梨「あとは…美鈴は…これ!」

 

真 「ハリネズミか、色合いそっくりだよな」

 

夢結「お姉様を馬鹿にするなら許さないわよ」

 

真 「滅相もありません!!」

 

嘘、ちょっとハリネズミみたいな所あるよなって思った

 

結梨「これは梨璃と夢結の分」

 

最後に取ったのは白と黒のうさぎのブレスレット

 

夢結「梨璃だけならともかく私も?」

 

結梨「うん、梨璃と夢結がいたから私が居るんだもん」

 

夢結「…そう、かしら」

 

結梨「うん!」

 

真 「んじゃこんなもんか、あとは適当にお菓子買ってけばいいだろ」

 

天葉ちゃん達にもなんか買ってこ、出番代わってもらったから

 

結梨「ううん、あとこれ」

 

真 「ん?」

 

なんかまだ買うものあった?

 

結梨「これは真の分」

 

手に持っていたのはライオンのぬいぐるみ…いや、待って?それどこかで見覚えが…

 

結梨「真があの時私を守ってくれたから、ライオンは百獣の王?って言うんだよね?」

 

真 「俺が百獣の王ねぇ?」

 

そういえばライオンって狩りはメスがやってるんだよな…あれ、もしかして俺ニートだと思われてる?

 

結梨「ニートとは思ってないよ」

 

真 「そりゃよかった、けど人の心を読むのやめろ」

 

わかった、リリィはエスパーなんだ(思考停止)

 

真 「ま、こんなところだろ」

 

お会計お会計っと

 

結梨「ちゃんと自分で払うよ」

 

…見透かされてたか、まぁそういうならそうさせるか。過保護なお姉様からのお小遣いもあったみたいだし

 

 

 

 

とまあなんだかんだと鎌倉に帰ってきました。帰る前にハンバーガーを夢結ちゃんに食わせて見たら食べるの下手くそで笑った。めっちゃ怒られた…だってパティがバンズの間から飛び出るとは思わないじゃん

 

夢結「ついたわね…くしゅん!」

 

肌寒くなってきたからかくしゃみする夢結ちゃん、全く…

 

真 「ほら、これ着ておきな」

 

俺が来ていたジャケットを羽織らせる

 

夢結「だ、大丈夫よ。少しすれば着くのだし」

 

真 「その間に風邪ひいたらどうするのさ…それあげるから」

 

前のシーズンのだし何回しか着てないから匂わないはず…

 

夢結「ダメよ、貰えないわ」

 

真 「いいのいいの、どうせまた新しいのタダで回ってくるから…もうクローゼットはち切れそうだから逆に貰ってくれ…」

 

夢結「…なら、その…ありがとう」

 

結梨「くんくん、夢結嬉しそう」

 

真 「こら、人の匂い嗅ぐんじゃありません」

 

無許可でやるのは良くないぞ。許可されてもあれだけど

 

結梨「お土産明日でいいかな?」

 

なんやかんやと7時を回っている。今から渡すのもな

 

夢結「そうね、明日レギオンルームで渡すといいわ」

 

結梨「わかった、じゃあ真と夢結には先に渡しておくね」

 

夢結ちゃんにうさぎのブレスレットと俺にライオンのぬいぐるみ…いやこれコンだろ!まぁいいか…を渡してくる

 

真 「…部屋にでも飾るか」

 

夢結「ありがとう、結梨」

 

結梨「うん!じゃあまた明日!ごきげんよう!」

 

夢結「ごきげんよう」

 

そう言って走って寮に向かっていく結梨

 

真 「じゃあ俺らも戻るか」

 

夢結「ええ…本当にこれ、貰ってしまっていいの?」

 

真 「どうぞどうぞ」

 

 

 

 

side夢結

 

夢結「…ただいま」

 

祀 「おかえりなさい、どうだった?」

 

夢結「思いのほか楽しかったわ」

 

祀 「それは良かった。で?そのジャケットどうしたの?」

 

夢結「これは、その…彼から貰ったのよ」

 

袖から腕を抜いてハンガーに掛ける。本当に良かったのかしら

 

祀 「へー?」

 

とニヤニヤしている祀

 

夢結「…何か言いたいのかしら?」

 

祀 「別に〜?」

 

夢結「くっ…」

 

完全に顔がからかっているわね…!

 

祀 「それ、大事にね」

 

夢結「…ええ、大事にするわ」

 

こんななんてことの無い日常でも大切なものは増えるのね、今日だけで2つも増えてしまったわ

 

 

 

 

 

 

 




ラストは雨嘉さん、右腕兼メイドになる!です!

ちょっとぐだ着いてしまってるかもしれませんが許して!!
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