【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】   作:ストライカーシグマ5

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⚠本編には関係あらへんで!それでもいいよ!イッテイーヨ!って人だけ呼んでいただければと思います。

更新遅れてすみません、研修やらで忙しくて…イッチがなんでも言うこと聞きますから!イッチが!


【カレーにするか肉じゃがにするか】手向けの花束を【そこが問題】

side真 結梨

 

真 「えーとこれをこうして…」

 

はい、絶賛苦戦中の真ちゃんです。何故こうなっているかと言うと

 

結梨「〜♪」

 

椅子の上でるんるんの結梨さんの髪を結ってます…いや、俺も思ったよ。梨璃ちゃん達にやって貰えって、俺もそう思う。なんならそう言ったでも雑誌持ってきて梃子でも動かん!されました…オイちゃん悲しい

 

真 「なんでこんな難しいものを…っ!」

 

えと、ここを編み込んで…ここに通して…

 

結梨「千香瑠の髪型可愛かったから」

 

ああ、そういうこと…てかなんで知ってんだこいつ。誰にも言わずに行ったんだが

 

結梨「二水が恋花経由で写真送られてきてたよ。2人で楽しそうだった写真」

 

とケータイを見せてくる結梨。ガッツリ隠し撮りじゃねぇか!!あのラーメン女!!絶対許さねぇ!!くぅ…せっかく買った人をダメにするクッション(XL)で昼寝する気だったのに…!

 

結梨「梨璃と夢結とこの後お出かけするんだ、だから早く」

 

真 「だったらこんな難しい髪型をやらせるな…!!」

 

えーとあとはこっちの三つ編みとこっちの三つ編みをゴムで結んで…

 

真 「よ、よし!出来た…我ながら完璧だ」

 

千香瑠ちゃんの写真と雑誌の写真と見比べる、問題なし!

 

真 「ほら、梨璃ちゃん達待ってんだろ。行ってこい」

 

結梨「うん!ありがとう!」

 

ったく…ラウンジでやらせやがって…色んな子に見られたじゃねぇか…

 

真 「…どんどん、成長してくなぁ」

 

走り去る結梨を見つめながらしみじみと思ってしまう。そして…

 

真 「っ…」

 

目の前が真っ赤に染まる。幾つもの死体、そして俺に縋り付いてくるように纏わり着いてくる何人もの、リリィ…幻覚だ。俺は目を閉じ首を振る…目を開くといつものラウンジだった。久々に見たな

 

真 「…誤魔化せないってこと、だよな」

 

顔に出すな、悟らせるな。これは俺が背負わなきゃいけない"業"なんだから

 

 

 

 

 

side真

 

おっちゃん「やっぱこの時期にはねぇな」

 

真 「デスヨネー…」

 

午後休みだった俺は商店街の花屋に来てる。皆のお墓に花を供えたいからと思って出向いたんだけど…

 

おっちゃん「菊に翁草、金盞花(きんせんか)、竜胆に馬酔木(あしび)、椿、菖蒲(しょうぶ)極楽鳥花(ストレチア)白罌粟(しろけし)、水仙に鋸草(のこぎりそう)(あざみ)待雪草(まつゆきそう)…真ちゃんよォ…普通の花屋に竜胆や極楽鳥花なんてあると思うかい?そもそも物によるが罌粟の花なんて一発アウトよ」

 

真 「そうだった…」

 

罌粟って麻薬にもなるんだったわ

 

おっちゃん「そもそも時期が全部バラバラ過ぎるぜ、今何月だと思ってんのよ」

 

真 「そうなんだよなぁ…」

 

別に拘ってる訳じゃない、けどこの花達は護廷十三隊の隊花。あの子達の魂を守って欲しいって勝手な俺の…

 

おっちゃん「菊や椿なら用意出来るが…どうする?」

 

真 「んーありがとう、でももう少しだけ探してみる。もしもの時はお願いします」

 

おっちゃん「あいよ!」

 

はあ、まぁお花は時期ものだからなぁ…どうしようもないかぁ…戻ったら天葉ちゃんに聞いてみるか

 

おっちゃん「あ!おーい!真ちゃん!」

 

真 「声デッカ…なーにー?」

 

道のど真ん中で叫ばんでも…

 

おっちゃん「もしかしたら都内ならあるかも知んねぇぜ〜!」

 

…そっか!その手があった!

 

 

 

 

side叶星 高嶺

 

高嶺「叶星、ケータイが鳴ってるわ」

 

叶星「ありがとう、高嶺ちゃん」

 

スコップを置いて軍手を外して電話を取る。誰かしら?

 

叶星「真君?」

 

高嶺「珍しいわね。彼から電話してくるなんて」

 

高嶺ちゃんの言う通り、真君から電話してくるなんて珍しい、何かあったのかしら?

 

叶星「もしもし」

 

真 『あ、叶星ちゃん?』

 

叶星「ええ、珍しいわね。真君から連絡してくるなんて」

 

真 『あー実はさ、ちょっとお願い、というか相談したい事があって…』

 

なんだか歯切れが悪いね?どうしたのかしら

 

叶星「待ってね。高嶺ちゃんにも聞こえるようにするから、難しいことなのかしら?」

 

真 『難しいっちゃ難しいのかな…実はさ』

 

と真君が話してくれたのは…

 

叶星「つまり季節外れのお花を扱ってるところを教えて欲しいって事ね?」

 

真 『はい…叶星様のお力を何卒…』

 

何故かしら…土下座している姿が見えるわ

 

叶星「そうね…心当たりはいくつかあるわ、高嶺ちゃんはどう?」

 

高嶺「私も何種類かなら心当たりはあるわね」

 

真 『ホントか!?』

 

叶星「ええ、でもお供えのお花にしては種類が多いわね?」

 

高嶺「珍しいものもあるし」

 

真 『あ、あー…うん、それはおれの我儘』

 

我儘、真君がそんなことするなんて珍しいわね

 

高嶺「ふふ、その我儘手伝ってあげるわ」

 

真 『ありがとう、都合のいい日ある?』

 

 

 

 

 

side真 叶星 高嶺

 

はい、やって参りました。神庭〜

 

真 「ちと早く着いちゃったか」

 

まぁ車できたから早めになっちゃったけど…え?お前免許持ってんのか?17だろって?…ほら、リリィの関係者だから免許取らせてくれたんだよ。嘘じゃないよ、そんな奴がSUV乗ってきてますけどね!

 

 

 

叶星「真君!ごめんなさい、高嶺ちゃんを起こしてたらギリギリになっちゃったわ!」

 

高嶺「おはよう」

 

高嶺ちゃんの手をとってこっちに走ってくる叶星ちゃん

 

真 「おはよー寝起きが悪いってのは本当なんだな」

 

高嶺「…ふふ、叶星?」

 

叶星「本当のことでしょう?」

 

真 「まぁまぁ、時間作って貰ったの俺だし」

 

叶星「それにしても大きな車で来たわね」

 

真 「まぁ種類多いしな、じゃあ行くか。乗って」

 

人乗せて走るのはあんまないから緊張するかな…なんて思ってたら

 

叶星「そしたら姫歌ちゃんがね」

 

真 「流石ひめひめ、バラドルだな」

 

緊張するどころかグラン・エプレ1年ズが心配なエピソード沢山聞かせてもらってる。いやちょいちょい笑い事じゃない事あるんだけど、主に灯莉ちゃんに絡んだ時の姫歌ちゃん

 

高嶺「そろそろ着くわ」

 

そんなこんなでお花屋さんに付きまず金盞花をゲット、なんかお店の人に「高嶺ちゃんの彼氏かい?」って聞かれて違うって答えようとしたら高嶺ちゃんに口塞がれたけど、なんでだろ

 

叶星「高嶺ちゃん〜?」

 

高嶺「ふふ、いいじゃない」

 

真 「俺が困るんですけど!?」

 

高嶺「じゃあ困らない方法があるわ」

 

と助手席から体を乗り出して俺にくっつき

 

高嶺「私のものになればいいわ」

 

叶星「た、高嶺ちゃん!ふざけるのもいい加減にして!」

 

真 「そうそう、じゃないと俺が事故る。ついでに社会的にも事故る」

 

勘弁してくれよミカァ…!俺の中の団長が項垂れてるよ

 

と何件か回ってちょうどいいお時間となった

 

真 「昼飯にしよう。奢るよ」

 

叶星「え?そんな…悪いわ」

 

真 「大丈夫大丈夫、今日の出番代わってもらう為に何日か出番増やしてバイト代貰ったから」

 

いやぁ即金で出してくれるの助かるわぁ、あんなの蹴散らすだけでお金出るんだからやるよね!あとごめんなさいね祀ちゃん!無理言って代わってもらって!でもその分結梨とお出かけ出来るようにしといたから!(結梨には言ってません)

 

真 「何食べる?」

 

高嶺「そうね、叶星は何がいい?」

 

叶星「そうね…ハンバーグが食べたいかも」

 

真 「ビブラスラップでも叩くか」

 

叶星「なんで!?」

 

ハンバーグ師匠ご存知でない?カァァァン

 

高嶺「博識ね、貴方は」

 

真 「博識って言うのかなこれ」

 

とりあえず喫茶店に入った。ほう、なかなかの品揃え…お腹空いてるしここは…

 

真 「ポテトとドライカレーとマーボー豆腐ビーフシチュー、ミートパイとカルパッチョとチキンサラダ。スコーンにクッパ、トムヤンクン、あとデザートにマンゴープリンとみたらし団子お願いします」

 

叶星「…え?」

 

高嶺「そ、そんなに食べるの?」

 

と呆れて口がふさがらないって感じ、店員さんもあんぐりしてら。育ち盛りですから

 

叶星「…私はハンバーグセットで」

 

高嶺「…生姜焼きセットにしようかしら」

 

真 「そんなんで足りるの?」

 

叶星「むしろ普通はこれくらいでおなかいっぱいよ」

 

はえー少食なんすね、女の子って

 

高嶺「そういえば、前にもこんなことがあったわね」

 

真 「え?んな事…あったな、初めて会った時か」

 

叶星「あの時ね」

 

 

〜回想〜

 

叶星「高嶺ちゃん、遅いな」

 

高嶺ちゃんとお出かけする予定の日、私は先に待ち合わせ場所に来ていた。本当は高嶺ちゃんと一緒に来る気だったのだけれど高嶺ちゃんは今日期限の提出物を忘れていたからそれを終わらせてから来る。珍しい事もあるわね

 

高嶺「ごめんなさい、叶星。待たせたわね」

 

振り向くと急いできたのか少し髪が乱れた高嶺ちゃんがいた

 

叶星「ううん、お疲れ様。提出物は大丈夫だった?」

 

高嶺「ええ、それより行きましょうか」

 

と私の手を取ってくれる高嶺ちゃん、まるで王子様ね

 

? 「お!可愛い子いるじゃん!」

 

? 「俺らと遊ばない?」

 

いつの間にか私と高嶺ちゃんを囲むように居た4人の男の人

 

高嶺「…悪いけど私はこの子と用があるの、どいて頂けるかしら」

 

男1「そんなこと言わずにさ〜」

 

男2「俺らとご飯食べようよ〜奢っちゃうぜ〜」

 

男3「なあ?いいだろ?」

 

おとこの1人が私の肩に手を置く、反射的に振りほどくが

 

男4「おいおい、そんな嫌がんなよ〜」

 

男2「楽しもうって言ってるだけじゃん」

 

叶星「嫌よ」

 

とキッパリ断るけど

 

男1「おい、あんま舐めてっと痛い目見るぞ」

 

腕を掴まれる、力、強い…!

 

高嶺「叶星!やめなさい!」

 

男3「おっと!金髪のお姉ちゃんは俺達と」

 

高嶺ちゃんも男の人に腕を掴まれてしまう

 

叶星「嫌よ!離して!」

 

振り解けない…!どうしたら

 

男2「いいことしようぶべらっ!」

 

と私を掴んでいた男の人が私の前から消える、何が…?

 

男3「トシちゃん!」

 

男1「何が起きた!?」

 

真 「嫌がってんだろ、離せボケが」

 

声の方をむくとそこには缶コーヒーを片手に持って片足を上げている黒い髪の赤い目の男の子が立っていた

 

男3「てめぇかトシちゃんをやったのは!」

 

男1「トシちゃん大丈夫か!」

 

男2ことトシちゃん「て、てめぇら…トシちゃんって呼ぶんじゃ」

 

真 「トシちゃん!」

 

と追い討ちと言わんばかりに顎を蹴り飛ばされて意識を失った、え?なんでポケット漁ってるの?

 

男4「てめぇトシちゃんのポケット何漁ってんだ!?」

 

と何かを取り出し耳に当てる

 

真 「あーもしもし、救急車お願いします」

 

取ったのはケータイ?何故…?

 

男1「き、救急車だと!?」

 

男3「てめぇの心配してる場合かよ!」

 

すると彼は男の人達を指さして

 

真 「1、2、3、4…4台で」

 

と言ってケータイを放り投げ缶コーヒーを咥えて高嶺ちゃんを掴んでいた男の人の顔に飛び蹴りをいれる。空中でもう片方の足で男の人の体を蹴ってもう1人の男の人クビに両足を掛けて仰け反り地面に手をついて頭を地面に叩きつける

 

男4「あっくん!?べっちゃん!?クソが!!」

 

キックしようと近づいた足を避け引き倒し4の字固め

 

 

男4「イデデデデ!!」

 

真 「どうする?この子達を諦めるか、ここで俺に足を折られるか」

 

男4「あ、諦める!諦めるから!折れるぅ!!」

 

と泣き叫んで許しを乞う男の人、凄い…一瞬で4人の男の人を…

 

真 「お二人さん大丈夫?」

 

叶星「え?え、ええ…ありがとうございます」

 

高嶺「ありがとうございます」

 

真 「どーいたしまして、ほらさっさとここから離れな〜厄介事は嫌でしょ?」

 

叶星「で、でも…」

 

男4「…気を抜いたなぁ!!」

 

いつの間にか立ち上がっていた男の人が彼の顔を目掛けて腕を振っていた

 

叶星 高嶺「危ない!」

 

声を上げてしまう私と高嶺ちゃん、だけど彼はすぐに首を捻り避ける。顔の代わりに当たったのは缶コーヒー

 

男4「なっ!?」

 

真 「テメェ…コーヒー零したじゃねぇか!!」

 

腕と胸ぐらを掴んで背負い投げる

 

真 「ったく…あーあ、まだ残ってたのに」

 

と残念そうな顔をしている彼

 

真 「あれ、まだ居たの?」

 

高嶺「…ええ、助けてくれた恩人をそのままには出来ないわ。ね?叶星」

 

叶星「…ふふ、そうね。良ければ私達にコーヒーご馳走させてくれない?」

 

 

 

 

〜回想終了〜

 

真 「んな事もあったな〜」

 

あ、このビーフシチューうま。パンにめっちゃ合う

 

真 「んぐ、新手のナンパかと思った」

 

高嶺「嫌だったかしら?」

 

真 「全然?綺麗な子とデートだったし」

 

叶星「!?ケホッ」

 

真 「え!?大丈夫!?ほら水!」

 

急にむせた!?どうした!?

 

叶星「あ、ありがとう…」

 

高嶺「叶星ったら、どうしたのかしら?」

 

なんか意味ありげな顔してるけど…高嶺ちゃんって叶星ちゃんをからかうの好きだよね、からかったのかは分からんけど…んあ?

 

真 「あれ、人参食わんの?」

 

サラダの細切りにしてある人参を避けて食べてる高嶺ちゃん

 

叶星「あ!高嶺ちゃん?ちゃんと食べなきゃダメよ?」

 

高嶺「ふふ、じゃあ叶星。あーん」

 

叶星「だーめ、自分で食べなさい。人に食べさせようとしないの」

 

こうして見ると姉妹に見えるな、紅巴ちゃん的に言えば尊いな

 

真 「人参なんて結梨でも食べるのに」

 

高嶺「…人参は食べなくても特に問題は無いわ」

 

真 「結梨にも同じこと言われたな、だけど」

 

高嶺ちゃんが弾いた人参を指さして

 

真 「その人参を作る為にどれだけ農家さんが苦労してると思う?高嶺ちゃんは造園科なんだから植物を育てる大切さ知ってるはずだけど?」

 

高嶺「…」

 

真 「ちなみに結梨は農家に連れてって育て方や収穫をやらせたら食べるようになったぞ。どれだけ大変かわかったって」

 

まぁ元々なんでも食べるけど、前より好き嫌い無くなった

 

高嶺「…頂きます」

 

苦悩した顔で弾いた人参を食べる

 

真 「はい、よく出来ました。そんな高嶺ちゃんにはマンゴープリンを進呈します」

 

叶星「…凄いわ、真君」

 

真 「ん?」

 

凄いびっくりした顔をしている叶星ちゃん。なんで?

 

叶星「高嶺ちゃんに人参を自分から食べさせるなんて…ギガント級に半壊のCHARMで挑むくらい難しい事よ?」

 

真 「そんなに!?」

 

死地に飛び込んでいくレベル!?

 

 

 

 

 

 

 

叶星「何とか少なくなってきたわね」

 

お昼を食べた後、叶星ちゃんと高嶺ちゃんの案内で花屋やお花の卸業者を周り竜胆、馬酔木(あしび)、椿、菖蒲(しょうぶ)極楽鳥花(ストレチア)白罌粟(しろけし)が揃った。やっぱすげぇな都会

 

真 「流石っすわ、お二方」

 

叶星「えーと後は…」

 

高嶺「菊に翁草、水仙、鋸草(のこぎりそう)(あざみ)待雪草(まつゆきそう)…菊は何処にでもあるし水仙と莇は心当たりがあるけれど…叶星は?」

 

叶星「そうね…翁草と鋸草は何とかなりそうだけど…問題は」

 

真 「待雪草、かぁ」

 

おっちゃんも言ってたけど時期が外れてすぎるのかぁ…

 

真 「どっかに生えてないかな〜」

 

叶星「流石にそれは…っ!?」

 

爆発音!?これは…!

 

真 「ヒュージか!」

 

花を車に詰めて斬月を取り出す

 

真 「2人は民間人の誘導!」

 

叶星「待って!私達も行くわ!CHARMも持ってきているから!」

 

ってぇ、車にそんなの積んでたの?道理でちょい軋むと思ったわ

 

真 「わかった。んじゃさっさと終わらせますか」

 

 

 

 

 

 

真 「これで終わりっと」

 

ミドル型に斬月を突き刺し核を潰す。ふい、ちかれた

 

真 「そっちはー?」

 

叶星「こっちも終わったわ」

 

高嶺「はぐれヒュージだったようね」

 

確かに、あんま強くなかったしな

 

叶星「高嶺ちゃん、大丈夫?」

 

高嶺「ええ、大丈夫よ。叶星」

 

叶星ちゃん、いつも高嶺ちゃんのこと心配してんな

 

真 「高嶺ちゃんのマギ欠乏症ってそんな酷いのか?」

 

高嶺「…美鈴様程ではないわ。あの方のマギ欠乏症は凄く酷いものだもの」

 

の割には今は元気に斬魄刀振り回してますけどね。今もきっと嬉々とした顔で梨璃ちゃん達シゴいてるだろうよ

 

 

 

 

 

 

 

美鈴「くしゅん!風邪かな?」

 

と捩花を振るう。そして

 

美鈴「さあ、休憩は終わりだよ。梨璃、夢結」

 

と突っ伏した梨璃と肩で息をしている夢結を見つめる

 

夢結「はあ、はあ…流石お姉様です。まだまだ行きますよ…立ちなさい梨璃、行くわよ」

 

梨璃「は…はぃ…!」

 

産まれたての子鹿のような足取りで立つ梨璃、ついでに涙目

 

 

 

真 「んじゃ戻るか」

 

叶星「そうね」

 

叶星ちゃんと高嶺ちゃんが後ろを向いた瞬間、何かが2人に向かって飛んだ

 

高嶺「っ!?叶星!」

 

叶星「えっ?」

 

振り向いた2人、目の前には破損したヒュージ。高嶺ちゃんが叶星ちゃんを庇う様に立ち塞がる

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

2人にヒュージの腕が届く…ことなど無く

 

真 「はぁ、油断した」

 

高嶺ちゃんの前に斬月を投げ盾の代わりにする。瞬歩で斬月の元に飛んで

 

真 「今度こそ終わりっと」

 

刺さっている斬月を振り抜き真っ二つ!やっだぁよく斬れる包丁ね!(⚠斬魄刀です)

 

真 「叶星ちゃん、高嶺ちゃん怪我してない?」

 

叶星「ええ、ありがとう。高嶺ちゃんは?」

 

高嶺「私もよ、ありがとう」

 

探知苦手とは言え流石にこの距離すら分からないのは不味いな…とりあえず戦闘終わったら「円」を使うようにしよ

 

叶星「…あの時もこんな風に助けて貰ったわね」

 

高嶺「始めて戦場であった時かしら?」

 

 

 

〜回想〜

 

助けて貰った彼にコーヒーをご馳走する為に喫茶店に来ていた私達

 

真 「ホント、お礼されるような事じゃないよ」

 

とやんわり断わろうとしているけれど、それだと私も高嶺ちゃんもバツが悪い。強引に喫茶店の席につかせてコーヒーと紅茶を注文する

 

高嶺「改めて、ありがとうございました。助かりました」

 

叶星「ありがとうございました」

 

真 「いいっていいって、ちょっとむしゃくしゃしてた所にあいつらが目に入っただけなんだし」

 

八つ当たりで攻撃されたのね、あの人達…

 

真 「同情はしなくていいんじゃないかなぁ」

 

…顔に出てたかな?

 

高嶺「私は宮川高嶺、彼女は今叶星よ」

 

真 「あ、名乗ってなかったっけか。俺は…」

 

彼が名前を言おうとした瞬間空気が揺れた。爆発音だ

 

高嶺「叶星」

 

叶星「ええ、行きましょう!貴方は避難してください!」

 

真 「あ、おい!」

 

喫茶店を飛び出しCHARMを預けていたロッカーから出して戦場に向かう。案の定、ヒュージが暴れていた。

 

叶星「高嶺ちゃん!」

 

高嶺「任せて、速攻で行くわよ」

 

飛び出す高嶺ちゃん。怪我の後遺症があるのにすぐに前に出る…!今は高嶺ちゃんの背中を守らないと!

 

 

 

 

 

 

叶星「高嶺ちゃん、大丈夫?」

 

思ったより長引いてしまったわ

 

高嶺「ええ、また余裕はあるわ」

 

と強がる高嶺ちゃん、だけど明らかに顔色が悪い…でも良かった。高嶺ちゃんの限界が来る前に終えられて…

 

叶星「…え?ヒュージサーチャーに反応?」

 

高嶺「!?気をつけて叶星!」

 

サーチャーの反応を見ているとどんどんと増えてくる…これは

 

叶星「ケイブ!?」

 

いくら都心を離れてるとは言えケイブが出来るなんて…!

 

叶星「高嶺ちゃんは1度下がって!私が退路を開くから!」

 

高嶺「ダメよ叶星!」

 

高嶺ちゃんの声を無視してヒュージを倒す。高嶺ちゃんの逃げる時間を稼がないと…!

 

高嶺「叶星!後ろ!」

 

!?前の敵に気を取られすぎていた。スモール型の触手が私に目掛けて飛んできている。CHARMで受けるが瓦礫に突き飛ばされ、肺の中の酸素が…

 

高嶺「叶星!」

 

高嶺ちゃんが私の前に立ちヒュージの攻撃を受けている…早く、立たなきゃ…!

 

高嶺「ぐっ!」

 

高嶺ちゃんのリサナウトは刀身部分が大きいとは言え私を守りながらじゃ限界がある。早く立ち上がりたい、でも上手く空気が吸えない…!

 

叶星「逃げ…て」

 

高嶺「出来るわけないでしょう…!」

 

ダメ…高嶺ちゃんが…また私のせいで…誰か…誰か…!

 

叶星「助けて…!」

 

私がその言葉を零した時、高嶺ちゃんの前に何かが降ってきてヒュージの攻撃を跳ね飛ばす

 

高嶺「これ、は…?」

 

落ちてきたなにかはCHARM程の黒い包丁のような剣

 

真 「はいちょっとごめんよ〜」

 

誰かがその剣を引き抜きヒュージを斬り裂く。黒い和服に黒い髪、そして特徴的な赤い瞳…まさか

 

叶星「さっきの…?」

 

高嶺「貴方…何故…?」

 

真 「ん?…あーさっきの子達か!奇遇だな〜」

 

と普通の世間話をするかのように話しかけてくる

 

真 「って怪我してるのか、動ける?」

 

叶星「え、ええ…大丈夫…」

 

高嶺「無理をしないで、叶星」

 

肩を貸してくれる高嶺ちゃん

 

真 「…とりあえずそんだけ動けんなら大丈夫だな。後は俺に任せて君らはここ離れな」

 

叶星「ダメよ!貴方を1人になんてさせられないわ!」

 

真 「大丈夫、こんぐらいの雑魚共ならさっさと倒せっから」

 

と言った彼は本当に一瞬でヒュージを倒して行く。剣を使うだけじゃない、拳やキックでもヒュージに致命傷を与えてる

 

真 「こいつで最後だな」

 

最後の一体を倒しケイブを破壊した彼、凄い。あの数を本当に1人で…

 

真 「さてっと」

 

周りを見渡してヒュージが動かないことを確認した様子、その後剣を背負ってこっちに来る。高嶺ちゃんはCHARMを離さない、私も…

 

真 「ほい、どこ怪我した?」

 

と和服の裾から簡易的な救急セットが出てきた。テキパキと私と高嶺ちゃんの怪我を治療していく。あ、この軟膏凄い…すぐ痛くなくなった。なにか危ないものが入ってるんじゃ…

 

真 「あ、変なもんは入ってないよ。作った人は変だけど」

 

か、顔に出てたかしら…

 

真 「ほい、これでおしまい。戻ったらガーデンの先生に診てもらってな」

 

と言って歩き出す

 

高嶺「待って」

 

真 「待たん!悪いがなんでかお尋ね者扱いされてるんでね!じゃあお元気で!アディオス!」

 

あ…居なくなっちゃった…お礼、言いそびれちゃったな

 

 

 

〜回想終了〜

 

真 「いやぁあん時はまだ追われてたからなぁ」

 

東京付近だったから双子ちゃんとか来るかもと思ってさっさと終わらせて逃げたかったってのがある

 

高嶺「あの後叶星と探し回ったのよ?」

 

真 「ごめんちゃい」

 

高嶺「ふふ、別に怒ってないわ。こうして一緒に戦えるようになったんだから、ね?叶星」

 

叶星「ええ」

 

高嶺「さ、日も暮れてきたし残りのお花を探しましょうか」

 

真 「頼んます」

 

こっから車だとまぁ着くの夜だし早いに越したことはない

 

 

 

 

 

真 「やっぱ待雪草は無かったなぁ」

 

叶星「力になれなくてごめんなさい」

 

高嶺「私も」

 

と申し訳なさそうな2人

 

真 「いやいや、時期物なのに無理言ったの俺だから!そんな頭下げないで!」

 

紅巴ちゃんあたりに見られたら二水ちゃん経由で何言われるか分かったもんじゃない…

 

真 「むしろお礼言いたいよ、ありがとう2人共。2人が居なきゃここまで集められなかったよ」

 

叶星「で、でも…」

 

真 「花は俺の我儘だって、待雪草はしょうがない」

 

しかし

 

真 「か、買いすぎた…」

 

高嶺「ふふ、きっと百合ヶ丘の皆さんも喜ぶわ」

 

叶星「ええ、真君の想いちゃんと伝わるはずよ」

 

真 「…あんがと」

 

 

 

 

 

side真 梨璃 夢結 結梨 美鈴

 

真 「流石に8時になっちゃったな」

 

車から花を…え?この量1人で運ぶの?…出来らァ!!…台車借りてこよ…ってあれ?

 

真 「梨璃ちゃん?それに夢結ちゃんも」

 

台車借りようと思って管理室行こうとしたら梨璃ちゃんと夢結ちゃんが誰かを待ってるように立ってた

 

梨璃「あ!真さん!待ってました!」

 

夢結「遅かったわね」

 

真 「なにしてんの」

 

梨璃「さっき叶星様と高嶺様からご連絡がありまして!」

 

夢結「沢山お花を買ったから運ぶのを手伝ってあげてと言われてね」

 

真 「寮の門限は?」

 

夢結「祀にお願いして伸ばしてもらったわ」

 

真 「ったく…じゃあ手伝ってもらおうかな…そこに隠れてる2人もな」

 

そこの角から気配する、さては

 

結梨「えへへ、バレちゃった」

 

美鈴「だからもう少し気配を消すようにと言ったのに」

 

やっぱ結梨と美鈴か

 

夢結「お姉様?」

 

梨璃「結梨ちゃんも!」

 

結梨「梨璃が叶星達と電話してるの聞こえたから」

 

美鈴「僕はお目付け役だよ」

 

真 「わーったよ。ほら早く持ってくぞ〜」

 

エッホエッホ、お花をお墓に備えなきゃ

 

美鈴「しかし沢山買ってきたね」

 

結梨「見た事ないお花ばっかり〜」

 

真 「だろうな、時期ものばっかだし」

 

待雪草はなかったけど、まぁただの隊花だからな

 

真 「一応花言葉もあるけど」

 

結梨「花言葉?って何?」

 

夢結「花言葉とは花や植物に象徴的な意味や感情を託した言葉のことね。確か17世紀のトルコが起源だったかしら」

 

美鈴「例えば菊の花言葉は高潔、高貴とかね。花の色でも変わるらしい」

 

結梨「面白いね」

 

っと話してたら着いたな…あれ?

 

真 「天葉ちゃんと樟美ちゃん?」

 

だからなんでこんな時間に彷徨いてんだよ、多すぎんだろ

 

天葉「あ!来た来た!待ってたよ!」

 

樟美「真兄様」

 

2人がこっちに向く…ってそれ!

 

真 「待雪草?なんで…」

 

天葉「へへへー実はね〜待雪草が生えてるところ知ってたんだ」

 

樟美「この前、任務で寄ったところで生えてたんです」

 

真 「いや、なんで俺が待雪草探してたの知ってんの?」

 

それ知ってるの叶星ちゃんと高嶺ちゃんぐらいのはず…叶星ちゃん達と接点あったっけ?

 

天葉「お花屋さんのおじさんに最初相談したでしょ?」

 

真 「…あ」

 

したわ!すっかり忘れてた…

 

樟美「天葉姉様とお花の種を買いに行ったら教えてくださったんです」

 

天葉「お花の種類を聞いて東京に探しに行ったらって言われたんでしょ?それでも無さそうなのって言ったら待雪草かなって。それにしても凄い沢山買ってきたね〜」

 

樟美「凄く、華やかですね」

 

美鈴「さ、並べよう」

 

持ってきた花を添える

 

夢結「それで、何故このお花達なのかしら?」

 

真 「…昔読んだ本で、この花を隊花として背負った人達の話があったんだ。魂を守り均衡を守る話…だからこの花達が皆の魂を守ってくれるんじゃないかと思ってさ」

 

夢結「…そう、きっと皆も喜んでいるわ」

 

真 「だといいけどな」

 

死ななくても良かった彼女達の魂が安らかに眠れるように…

 

 

 

 

 




また更新が少し遅れるかもしれません。すみません!!俺は悪くねぇ!研修の係にしやがった会社が悪いんだ!!
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