【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】 作:ストライカーシグマ5
前回までのお話!
1つ!正式に遠征に来た一柳隊withイッチ!藍ちゃんと鶴紗ちゃん、結梨ちゃんのマスコット枠でエデンを垣間見る
2つ!美鈴と同じ部屋にされそうになってテントを屋上に貼るイッチ!藍染とディーノと3人で屋上での飲み会が始まる
3つ!恋花様がなんだか浮かない様子、話を聞くと一葉ちゃんが壊れないかが心配らしい、罪な女だぜ…相澤一葉…
side?
〜房総半島、館山、資材搬入港〜
リリィA「んー、快晴かいせい!気分がいいね〜!」
澄んだ空を見てご機嫌なリリィ
リリィB「気を抜きすぎ。哨戒任務中でしょ?」
そんなAを怒るB
リリィA「大丈夫だって、房総半島奪還からこっち、ヒュージなんて滅多に出ないじゃん。復興作業も進んでるし、市街地には人も戻ってきて万事順調。平和な時くらい平和を満喫しないと神経参っちゃうよ?」
リリィB「呑気ねぇ…東京じゃ大変なことになってるって言うのに」
リリィA「わかってるって。うちのガーデンからも優秀な人は皆外征に行っちゃったしね…」
少し不貞腐れたような顔をするリリィA
リリィB「…選ばれかかったの、まだ拗ねてるの?」
リリィA「べーっつにぃ?」
明らかに不満に思った顔で返される
リリィB「…」
リリィA「…!」
リリィB「まぁここを完全に留守にする訳にも行かないだろうし力のあるリリィを残す判断もあったんじゃない?こっちに残ったからって余り物みたいに考える必要は…」
リリィA「ねえ…ちょっと…あれ…」
なにか信じられないような顔で指を指すA、そんなAをBは
リリィB「いいよ、今更誤魔化さなくったって、長い付き合いなんだから見ればわかるって」
と返す、が
リリィA「違う!あれ!あれ!あれなに!?」
Aが指した方を見る、そこにはイカの様な姿のヒュージ
リリィB「あれ、は…ギガント級ヒュージ?」
リリィA「が、がが、ガーデンに連絡!あれ!通達にあった特型ギガント級だよ!」
リリィB「なんでこんな所に…!」
リリィA「ほ、報告!報告しなきゃ!」
と慌てて端末を開こうとした瞬間、端末が鳴り響く
リリィB「わわ!向こうから来た!?はい!…え?」
リリィA「な、何!?ねぇ早く報告しないと!」
血の気が引いた顔をするB
リリィB「ぼ、房総半島中にヒュージの大群が現れたって!特型の、例の東京にいっぱい出てるやつ!」
リリィA「…はぁぁぁ!!?」
リリィB「…はっ!哨戒任務を中断しガーデンに帰投します!」
リリィA「な、ななな、何!?何が起きてるの!?」
慌てふためくA
リリィB「わかんないわよ!わかんないけど!このままじゃ…せっかく解放した房総半島がまたヒュージに奪われる!」
急いで戻る2人、そんな2人を見つめる黒いコートの人物、フードを脱ぐと中から赤い髪の女性がみえた
ロッソ「ふふ、暴れていいのよね?ヴァイス。そろそろ私も我慢が効かないわよ」
side真 叶星 高嶺 姫歌 灯莉 紅巴
御台場女学校、東京を守る強豪ガーデン「御三家」の一角。幼稚舎からの一貫教育で武道を中心としたカリキュラムを組まれている。「成功は苦しみからこそ得られる」という校訓からも見て取れるように厳しい教育方針によって優秀なリリィを多数輩出して来たガーデンである
叶星「以上、御台場女学校って言うところは大体こんなガーデンなの。凄く大雑把な説明だったけど雰囲気は伝わった?」
灯莉「なんかかっこいいガーデンだってことはわかった☆」
姫歌「ほぼなんにも伝わってないじゃない!」
流石ツッコミのひめひめだ。俺が思ったことを代弁してくれる
灯莉「えへへ、なんだか新しい感じだからついあちこち気になっちゃって」
紅巴「確かに、控室の雰囲気も神庭とは違いますね」
真 「百合ヶ丘よりも落ち着いてる感じするわ」
あ!僕は控室ないですけどね!1人なんで!なんかある時は自室待機なんで!悲しいねバナージ
姫歌「いい加減慣れなさいって、ルド女に来てもう3日よ?」
真 「そうだぞ〜俺なんてもう一昨日から剣道場借りてる」
他所の学校来てまずやることがそれ?って顔を藍染にされた。まぁその通りですが…うっせーな、モーニングルーティンなんだよ
高嶺「ふふ、他のガーデンに長期間滞在する経験なんて中々ないから気持ちは分かるけれど」
灯莉「だよね!たかにゃんせんばい!」
叶星「雑談はここまで、なんで御台場女学校の説明をしたか、わかる?」
紅巴「え、えーと…なんででしょうか」
真 「はい!あの双子ちゃん怖いから警戒しようね!ってことだと俺は思います!」
叶星「純と初を怖がってるのは真君だけよ…初対面ならともかく何度か会ってるんでしょ?」
真 「会ってる…?CHARM振り回しながら追いかけ回されるのが会ってると言うなら…多分そうかなぁ…そうかも…」
姫歌「アンタって一体何したのよ…」
真 「いや、特に悪い事は…あまり?多分?そんなに?してないと思うよ?」
紅巴「疑問符ばっかり…」
ちょーっとG.E.H.E.N.A.の施設に奇襲かけたりしただけだよ
310:一般転生社畜 ID:8+33ZF8Ci
あのころのイッチは根無し草の暴れん坊将軍だったからな
311:一般転生社畜 ID:aF4oF1JxV
それただの暴走族じゃ…
313:一般転生社畜 ID:MFZASkhC/
今でこそG.E.H.E.N.A.の施設見つけても大人しいけど最初の頃はやばかったよな
315:一般転生社畜 ID:S7vbDQ6cH
見つけ次第破壊し尽くすっていう破壊の権化みたいだったし
316:一般転生社畜 ID:G497P4bY2
まぁ気持ちは分かるけどな、あいつらの所業人間とは思えないもん
318:一般転生社畜 ID:mRWmsXz+u
…たまにイッチが言う今更何人殺そうが…的なのも?
319:一般転生社畜 ID:ojHKBGO0U
まぁ、そやね。俺らみたいに人戦ってる奴らなら今更だけどさ。リリィが戦うのはあくまでヒュージ
320:一般転生社畜 ID:V4F/wHht1
どの世界にもマッドサイエンティストは居るけど…
321:一般転生社畜 ID:J0Ahk8Ylu
その中でも中々飛び抜けてるよね、イッチの世界は
323:一般転生社畜 ID:qLbJcUgWV
やっちゃだめなことを平気でやってるカス共だからな。俺ちゃんは殺っちまっていいと思うぜ
姫歌「うーん、は!もしかして!」
高嶺「ふふ、さすが姫歌さん。察したみたいね。そう、今回のメイルストロム討伐作戦はそんな御台場女学校との共同で進めていくことになるわ」
灯莉「メイルストロム?」
姫歌「先日戦ったギガント級の1体よ。あの後そう名付けられたでしょう!」
灯莉「あー思い出した!」
真 「イカの方だな」
デンタルワイパーで斬り捨て御免しなきゃ(使命感)
姫歌「全く…でも、そんな強豪ガーデンと組めるなら心強いですね!」
灯莉「御台場女学校ってかなほせんぱいとたかにゃんせんぱいの母校なんだよね」
高嶺「ええら中等部時代は御台場に居たわ」
紅巴「お噂は伺っていました!もし解散しなければあの初代アールヴヘイムにも並ぶと言われた船田予備隊にご在籍されていたんですよね!」
叶星「紅巴ちゃんも中等部は御台場なのよね?」
紅巴「は、はい!」
真 「そりゃ意外だな」
灯莉「へー!じゃあとぅきーはかなほせんぱいたちと最初から知り合いだったの?」
紅巴「そ、そんな恐れ多いですよ!私は御台場よリリィとしての基準を満たせず…おふたりの事を遠くから見てるだけでした…」
あ、その頃から追ってた感じ?通りで…
姫歌「紅巴が御台場女学校出身っていうのはやっぱ驚きだけど…でも、言われてみると少し納得よね!」
紅巴「何が、ですか?」
姫歌「だって紅巴、努力家じゃない?御台場の厳しい訓練を耐えてきたっていうのも、納得感あるなって」
灯莉「うん!納得納得!」
紅巴「あ、いや、そんな…」
叶星「いえ、アーセナルからリリィになるなんて並の努力じゃない、誇っていいと思うわ。紅巴ちゃん」
紅巴「あ、ありがとうございます」
アーセナル…クレイジーメガネ…うっ頭が…
灯莉「なんで真蹲ってるのー?」
高嶺「何か嫌なことでも思い出したのかしら?」
叶星「多分、百由さんかしらね…」
紅巴「百由様、アーセナルとしての腕は最高峰の方ですが…少し変わり者というか…」
真 「それ以上言わないで、俺の心は硝子だゾ」
ブロークンファンタズムされちゃう
325:一般転生社畜 ID:yv0EQPFSS
草
327:一般転生社畜 ID:9srUU9yI0
草ァ!
328:一般転生社畜 ID:cDE/sCtOE
その筋肉は飾りですか!
330:一般転生社畜 ID:kO3t8OPe7
家事を本気で取り組めば見せ筋は作れるらしい
332:一般転生社畜 ID:JXxBdeDmF
通りすがりのバッティングコーチ…
333:一般転生社畜 ID:klxencKo2
大丈夫?通りすがりのランナーコーチ(槍)とか出てこない?
335:一般転生社畜 ID:mAiQ8JFDI
ま、まぁあのクレイジーメガネは、ね…
336:一般転生社畜 ID:ePhSea+tY
残念美人とは百由様に良く似合うぜ
337:一般転生社畜 ID:YSWCK2H7J
アーセナルは曲者だらけ、古事記にも書いてある
339:一般転生社畜 ID:csJRpZlAY
お前の世界の古事記やばいだろ
姫歌「それで、御台場との共同で作戦を進めるというのは具体的にはどうやって…」
高嶺「それなんだけれどこれから御台場女学校に向かうわ」
紅巴「え!?これからですか!?」
叶星「ええ、共同で進めるからにはコミュニケーションは取っておかないと」
高嶺「ええ、それに叶星が聞いたっていう話も気になるしね」
姫歌「叶星様が聞いた話?それってなんですか?」
叶星「ええ、防衛構想会議の際ヒュージの襲撃があったでしょう?あの時私と紅巴ちゃん、真君は同時に起きた世田谷襲撃の対応に当たっていたんだけれど…」
灯莉「知ってる知ってるー。そこに出てきたでっかくて見たことないヒュージの1体がメイルストロム?なんでしょ?」
姫歌「でっかくて見た事ないヒュージ、じゃなくて特型ギガント級ヒュージね。いい加減覚えなさいって」
紅巴「あの時叶星様が聞いたお話…ですか?何がありましたっけ…」
あん時…んーと?なんだっけな…純ちゃんがなんか言ってたような…
叶星「よく思い出してみて紅巴ちゃん。あの時助けに来た純が言ってた言葉を…」
紅巴「純様…?」
真 「…ああ、思い出した。かつて取り逃した敵にまたまみえることが出来るとは…なんたる僥倖、今度は逃がしませんわよ…だっけ?」
紅巴「…あっ!確かに!純様以前1度戦った様な発言をされていました!」
姫歌「ち、ちょっと待ってください!そんな重要な情報どうしてうちに共有してくれないんですか!」
高嶺「そうね、共同で作戦を行うという話は最近まとまったばかりだし情報共有はあるとは思うけれど、少し引っかかるところではあるわね」
叶星「まぁ性格的なところで予想はできるけど…」
真 「…ああ、そういう事…難儀、と言うかなんというか」
灯莉「なになに?性格的なところってなに?」
叶星「あはは、まぁ憶測でモノを言うのは良くないわよね」
高嶺「ふふ、誤魔化したわね叶星」
紅巴「い、一体どんな理由なのでしょうか…」
真 「多分めっちゃ個人的な理由だと思う」
そんな付き合いないけど見ればわかる。ありゃめんどそうだ
灯莉「えー真はわかるのー?教えてよー」
真 「叶星ちゃんが噤んだんだから言える訳ないでしょ」
十中八九当たってるとはいえると思うが…叶星ちゃんの友達の事を悪くいう可能性あるし…
叶星「なんにせよ、一緒に戦うからには意思の疎通が大切だわ。これから御台場女学校に行って直接話をして…ん?ガーデンからの緊急連絡?」
俺の伝令神機にもジェネシスから連絡が入ってる…あ?
叶星「これは…!」
灯莉「何かあったの?かなほせんぱい」
叶星「房総半島にヒュージの大群が出現!その中にメイルストロムの目撃情報も上がったらしいわ!」
〜房総半島南部、上空。ガンシップ移動中〜
ルド女操縦士「まもなくポイントに到着します!」
窓から見える光景はもはや市街地と呼べるものじゃなくなっていた。至る所から煙が上がり民家は崩れ瓦礫の山に変わり果てていた
灯莉「色んなところから煙が上がってるよ!?」
姫歌「現れたヒュージの群れとリリィ達が戦ってるんだわ!」
紅巴「あっちにもこっちにも…戦場だらけですよ!?」
叶星「ヒュージの群れが現れたとは聞いていたけど…」
高嶺「ええ、思ってた以上に広範囲に広がっているわ。守る側には厳しい状況ね…」
真 「悪い、皆は先に向かってくれ」
ガンシップの後方ハッチを開く
叶星「真君!」
真 「逃げ遅れた人がいるかもしんない、確認してくる」
ガンシップから飛び降り斬月を背中から抜く
真 「月牙天衝!」
side真 ディーノ
真 「ちっ!やっぱ特型スモールか!」
斬月で斬ったヒュージ
真 「どうすっか、な!」
呪符を投げ貼り付け
真 「炎羽!」
汚物は焼却よ!呪符を燃やして爆発させる
真 「次から次へと…!」
装甲をぶち抜いて赤火砲を暴発させまとめて吹き飛ばす
? 「助けて…!」
真 「っ!?」
女の子の声!どこだ!
真 「邪魔だァァ!!」
この際荒っぽくていい!斬月に万里ノ鎖を引っ掛け振り回しヒュージを一掃する。居た!
真 「大丈夫か!」
瓦礫に挟まれてる女の子。声がしたから息はある
真 「待ってて!すぐ」
女の子「危ない!」
っ!もう復活したのか!?ここで避けたらこの子に当たる!
ディーノ「スクーデリア!」
俺に襲いかかってきたヒュージが何がに吹き飛ばされる。これは…
真 「スクーデリア!」
俺を助けてくれたのはディーノの匣兵器「
ディーノ「間一髪だったな」
真 「ディーノ!」
ロマーリオ「俺らもいるぜ」
ディーノの後ろにロマーリオさんとその部下の人達
ロマーリオ「逃げ遅れた奴らは俺らに任せろ!野郎共!」
ロマーリオさんの合図でちりじりに走り出す黒服の人達
ディーノ「うちの連中連れてきて正解だったな。こういう時は人海戦術に限るぜ」
真 「全くだ、でも大丈夫か?部下の人達」
俺らが間に合わない事もあるぞ、この広さじゃ
ディーノ「大丈夫だ、アイツらもリングの炎使えるからな。匣兵器も渡してある」
真 「まじか、いいなぁ…」
匣アニマル俺も欲しい…欲しくない?まぁ俺死ぬ気の炎なんて出せないんで無理ですけどね
真 「…なんだよ、その「お前マジで言ってる?」みたいな顔」
ディーノ「…いや、だってお前…まぁいいか、今じゃなくて」
真 「?」
なんのこっちゃ
ディーノ「さて、まずはヒュージのお片付けと行くか!」
真 「つってもこの数だしなぁ…」
ディーノ「そこは俺に任せろ」
ディーノが腰につけた鞭を引き抜き大空の死ぬ気の炎を纏わせ
ディーノ「おら!」
ヒュージを引っぱたく、ぶつかった部分が石化し崩れていく。そうか!
真 「大空の炎の特性は「調和」」
ディーノ「調和させ同化し石化させちまえばいいだろ」
真 「んで石化させたところを俺が砕くと」
ディーノ「そういうこった、スクーデリア!」
ディーノの掛け声で走り出すスクーデリア、背中から死ぬ気の炎の翼をはためかせヒュージにぶつける。翼の当たった部分から石化し塵になっていく…これさ
真 「俺、要らなくない?」
ディーノ「言っちまったな、まあそんなことねぇよ。なんせ」
突進するスクーデリアの前にラージ級が立ち塞がるように現れる
ディーノ「特型以外ならお前の方が強く出れるだろ」
真 「まぁ、な!スクーデリア!背中借りるぞ!」
スクーデリアの背中に乗り足場にして跳ぶ
真 「龍巻閃!」
加速した身体を回転させヒュージの背後を斬り裂く。真っ二つになった間をスクーデリアが駆け抜け塵にする。良かった、この子が俺の事敵として見てなくて…敵扱いされてたらもう灰にされてますよ、はい(バカウケ)
ロマーリオ「ボス!この辺の逃げ遅れた人達は全員救出したぞ!」
ディーノ「わかった!真!一旦合流地点に向かうぞ!」
真 「わかった!」
スクーデリアの攻撃範囲に入らなかったヒュージをゼロ距離雷吼炮で撃ち抜き後退する。何とかこいつらを倒す方法考えねぇと…
sideグラン・エプレ
ルド女操縦士「臨時防衛拠点に到着しました、着陸します!」
ガンシップが降り叶星達は飛び出す、既に拠点としている場所の近くでも戦闘が起きている
高嶺「やっぱりかなり大変な状況ね…」
叶星「メイルストロムの討伐が目的…とはいえ助けない訳には行かないわ」
姫歌「あの、ここが臨時防衛拠点ですか?」
紅巴「ガーデンの方が設備が整っていると思うんですけど…」
2人の言い分は最もで、テントと無線機などが散らばりあちらこちらでものが散乱している
叶星「地理的にここが1番状況を把握しやすいのね、きっと」
灯莉「あ、あっちで手を振ってる人がいるよ!おーい!おーい!」
手を振る灯莉、高嶺が視線を向けると見覚えのある人物が走ってくる
高嶺「あら、あれは…」
駆け寄ってきたのは御台場女学校の槿だった
槿 「叶星、高嶺。歓迎するわ!」
姫歌「え!?あの、もしかして、御台場女学校の…」
槿 「ええ、御台場女学校、ロネスネスの藤田槿。で、そっちの3人がグラン・エプレの1年生ね」
紅巴「は、はい!神庭女子藝術高校の…」
槿 「知ってる。姫歌に、紅巴に、灯莉ね。ごめんね?今はゆっくり自己紹介してる暇はないから。でも来てくれてありがとう。正直助かったわ。人手が足りなかった所なの…あれ?そういえば彼は?」
灯莉「えと、真なら途中で飛び降りちゃって…」
槿 「別行動になったわけね。全く…うちの教官も途中ではぐれちゃうし」
紅巴「御台場の教官…あの、金髪の方ですか?」
槿 「そ、ロマーリオさんと他の部下の人達とどっか行っちゃったのよ、こんな大変な時に…」
叶星「御台場もメイルストロム討伐の為にここに来たけど戦況が悪化、市街地の防衛に戦力を割くしか無かった?」
槿 「ご名答、例の特型スモール級の大群が思った以上に厄介でね。さぁ、こちらへ、今ちょっと困った状況なのよ」
高嶺「現状、十分困っていると思うのだけれど…」
槿 「それに輪をかけて、ちょっと、ね…」
姫歌「一体どういう…」
槿 「ま、見ればわかるわよ」
side真 ディーノ グラン・エプレ 純 初 楪 椛 槿
楪 「じゃあここで戦ってるリリィは見殺しにするって言うの!?」
叶星達がテントの中に入ると同時に楪が声を荒らげる
純 「そうは言ってませんわ。優先順位を見誤らないようにと言っておりますの」
楪 「だからって…!」
純 「では、この機会を見逃せと?ここでメイルストロムを取り逃がせば被害は現状の比ではなくなりますわよ」
椛 「…その間に生じる、ここの被害には目を瞑れ、と?」
純 「あら、椛、楪の影に隠れていなくてよろしいの?」
と煽るような言い方をする純
椛 「…お答えいただけませんか?」
が思ったような反応は伺えずため息をつき
純 「御台場から派遣したロネスネスとヘオロットセインツは既に大半の戦力を房総半島の守備に割いています。わたくし達もようやく担当するヒュージの群れを破ってここに戻ってきた。これ以上支援に力を割いてはメイルストロムを討つ機会を逃しますわ。もし、わたくしたちの支援がなければ戦えないというのなら…所詮その程度のリリィということ。弱さの責任は自らが引き受けるべきでしょう?リリィならばその覚悟があって然るべきですわ」
椛 「それは…!」
ヒートアップしそうになった2人、そんなタイミングで
初 「そこまでに。純、場所を考えて?あなたの言葉はこの場では鋭すぎるわ」
初の言葉で純は口を閉ざす、そんなやり取りを見ていた叶星達はと言うと
紅巴「ひ、ひぃ!」
灯莉「同じレギオンで喧嘩なんてグラン・エプレとは大違いだね」
紅巴「違いますよ!灯莉ちゃん!純様、初様、槿様は「ロネスネス」で椛様、楪様は「ヘオロットセインツ」です。同じ御台場でもレギオンが違うんです!」
灯莉「あーそれで中が悪いの?」
姫歌「ちょっと灯莉、聞こえてるわよ。静かにしてなさい!」
槿 「お取り込み中のところ失礼、お客さんよ」
椛 「…これはグラン・エプレの皆様。お見苦しいところをお見せしてしまいました。御台場を代表してご助力、感謝致します」
初 「グラン・エプレの支援はこの地を守る羽衣女学園を通してわたくし達が出しました。迅速な対応助かります」
叶星「あの御台場が支援要請を…余程の自体なのね?」
純 「単純に手が足りない、と言うだけのことですわ。そうでなければわたくし達だけで討ち取れる所。2度も逃し、且つ他校のリリィの力を借りるなんて不名誉もいい所ですわ」
と引っかかる言い方をする純、それを聞いた姫歌は叶星の言葉を思い出し
姫歌「あの…もしかしてメイルストロムの情報共有が無かった理由って、そういう…?」
高嶺「そういう人達なのよ、姫歌さん」
姫歌「えぇー…?」
叶星「言いたいことはわかるけど、とにかく今は状況把握が先よ。メイルストロムの情報と房総半島の状況、一緒に戦う上で知っておきたいの」
椛 「もちろんです」
叶星達が話を進めようとした時
真 「やっと合流できた…」
ディーノ「はは!わりぃわりぃ!」
とテントに真とディーノが入ってきた
真 「なんでここに来るだけで5回もコケて6回も同じところぐるぐるすんだよ」
ディーノ「いやぁおかしいな〜ちゃんと目印に向かって歩いてたんだけどよ〜」
と間抜けな回答をするディーノ
真 「ほんっとロマーリオさん達がいないとなんでこんなポンコツになるかね…」
ディーノ「面目ねぇ…」
叶星「真君」
椛 「ディーノ教官も」
真 「悪い、待たせたな」
叶星「戦闘は?」
真 「とりあえずさっきの降りたところは片付けた、負傷した人達もディーノのところの部下の人達が運んでくれた」
ディーノ「拠点の付近に俺の部下を何人か配置しといた。異変があれば知らせに来る」
真 「状況は?」
高嶺「丁度今から話し合うところよ」
ディーノ「タイミングピッタリだったな」
真 「アンタがコケたり迷子になったりしなきゃ事前につけてたんですけど…?」
何その怪我の功名だぜ!みたいな顔。ムカつくわ
真 「とりあえずあのイカ…じゃなかったメイルストロム?だっけか、アイツの出す変な「音」についてなんか知ってるか?」
前に戦った時、アイツが出す音のせいで俺も皆も戦いづらくなった
初 「そうですわね…あなた方が聞いたという大きな音、おそらくそれは…「マギ干渉」が原因だと思いますわ」
紅巴「マギ干渉…あの音にマギが関係しているんですか?」
初 「ええ」
純 「ですが姉様、初めて戦った時音などは…」
初 「レストア化して多少特性が変わったのでしょう」
真 「か、あいつらの差し金か…」
ディーノ「だな」
345:一般転生社畜 ID:AuDorNG6e
マギだけ干渉するならイッチに効くはずないしな
347:一般転生社畜 ID:h7ikcVDNh
霊圧込められなかったんだっけ?
348:代行擬赤目 ID:sinigamiredeye
はい、なんだかこう、平衡感覚が無くなる感じでした
350:一般転生社畜 ID:e0hVBranz
となるとあのXIII機関コートの奴らの仕業だな
353:一般転生社畜 ID:MLy2/8h8P
変な改造されてるな
356:一般転生社畜 ID:zGa5+eNa6
音、耳栓とかでどうにかなんないかね?
358:一般転生社畜 ID:NNToOcukf
耳に音を入れないってのはあり、か?
360:一般転生社畜 ID:gVhgfhjTU
そんな簡単に解決する…?
363:一般転生社畜 ID:0xipIxpbx
まぁこういうのって思ったより単純だったりするし
364:一般転生社畜 ID:2PogMmBYS
ワンチャンあるかもな
初 「とは言え、あれは性格には音ではないと思います。メイルストロムは周囲のマギの性質を変化させる事が出来る。周囲のマギがヒュージ側に染められることでそのマギの影響を強く受けるリリィに強力な精神負荷がかかってしまう…その精神負荷が強烈な音として認知される、という訳ですわ」
じゃあ耳栓意味ねぇじゃねぇか
槿 「結果、周囲のマギの影響を受けやすいルナティックトランサーを使うリリィや強化リリィは戦闘継続に著しい悪影響が出るって言う事ね」
高嶺「ルナティックトランサーを使う純さんや初さんにとっては天敵になるということかしら?」
真 「俺の虚化とも相性良くねぇかもな」
かと言って虚化必要かって言われたら別にだしな、敵がどんな力があるかさえわかってれば対策も対抗も出来る。イカ擬きの能力が精神負荷って言うならそれを凌駕する精神を持ってれば良い、え?じゃあなんで初戦で倒せなかったかって?…ま、まぁ準備不足だっただけですよはい…
純 「ふん、あの程度のヒュージがわたくしと姉様の天敵?笑わせますわね」
叶星「でも…」
初 「心配ご無用ですわよ。わたくしと純の場合「共感現象」によってマギ干渉の影響を回避できますの」
灯莉「きょうかんげんしょー?」
真 「聞いたことない単語出てきました…」
おバカな僕にはきついッピ、誰か訳してクレメンス
楪 「スキラー数値の波形データが…いや、こんなこと説明してる場合じゃないか」
ええ、そこまで言って?気になるよ
叶星「待って、私や紅巴ちゃんはそのどちらにも当てはまらないけれど…」
確かに、叶星ちゃんと紅巴ちゃんはルナトラ持ちでもないし強化リリィでもない
槿 「メイルストロムは周囲のマギを「負のマギ」に固定する。一般のリリィの場合でもマギの消費が早まる悪影響があるのよ。これはアイツがレストアとして現れる前からあった能力よ」
楪 「その悪影響がさらに強化されて音として認識されるようなったってわけね」
高嶺「…戦場に滞留するマギは強化リリィやルナティックトランサーの使い手程でなくても一般のリリィにも影響が出る…そこに付け入る形でマギ干渉の効果が強まった、ということ?」
椛 「はい」
姫歌「より厄介になって帰ってきたってわけですね…」
楪 「全く、特型スモール級の大群だけでも充分厄介だって言うのにね」
紅巴「あ、あの!そんなに沢山のヒュージに襲われてるんですか?」
楪 「数も多いんだけど、今回の問題は敵が広域に散らばってるところなんだよね〜」
椛 「特型スモール級はそれぞれ小規模に群れを作り房総半島南部の各要所を襲撃し始めています。たとえ数匹でもリリィ以外の戦力では対処出来ませんから…」
叶星「こちらも隊を分散させざるを得ず、結果ギガント級を倒すには手が足りなくなった…ということ?」
椛 「そういうことです」
高嶺「羽衣女学園や近辺のリリィはどうなっているの?」
純 「主だった方は皆外征に出てらっしゃるようです。留守を預かる者の実力は…まぁみなまで言う必要はありませんわね」
ディーノ「おい、こら純…」
口悪いなこの子…知ってたけど
初 「わたくし達ものここに着くなりレギオンを分けて防衛に回しましたわ」
椛 「幸い、わたくし達の敵はそれほど層が暑くなく…」
楪 「早々に戻っては来れたんだけど今後の対応について意見が割れてね」
真 「と言うと?」
椛 「…こうしている間にも各地で激戦が繰り広げられています。まずは応援に周り、その後メイルストロムが現れたという場所へ…」
純 「却下、ですわね。メイルストロムが目撃されてからまだそれほど時間は経ってませんわ。即刻出向きメイルストロムを討伐した後…いえ、これ以上は時間の無駄ですわね」
椛ちゃんと楪ちゃんはあくまでもここの被害を抑えてからメイルストロムを倒す。純ちゃんはその逆でメイルストロムを倒してから各方面を援護しに行く、と
楪 「いや、こっちのセリフだよ!」
楪ちゃんの声には耳も貸さないって感じでテントを出ようとする純ちゃん
初 「純、どこへ?」
純 「わたくしと姉様、そして槿…せっかくです。叶星と高嶺、そこの男2人も合わせた7名でメイルストロムの目撃現場へ向かいますわ」
なんか巻き込まれてるんですけど!?
純 「ヘオロットセインツのお二方はご自由にどうぞ」
灯莉「えー!?バラバラに行動するの!?」
純 「椛がそうしたい、と言っているのですわ」
椛 「…」
まぁ意見が対立してる時はどっちかが折れるか両立させるかだが…
紅巴「で、でもギガント級に、ノインヴェルト戦術でないと倒せないのでは…?」
純 「ええ、勿論。メイルストロムを逃がさないようその場に釘付けにした上で、増援を待つとしましょう。我が、ロネスネスの増援をね」
楪 「…そうだね、これ以上話し合っても時間の無駄ってことはよくわかった。こっちはこっちで行動するよ」
なんかバチバチだなー…
真 「はぁ…くっだらな」
と少し大きめの声で聞こえるように言う。なんかイライラしてきたわ、まずは前提が違ぇだろ
真 「あのさ、対立するのも結構、意見が食い違うなんてことはザラだろ。でもでもだからといって煽りあって足引っ張り合うのやめてくんない?」
純 「なんですって?」
楪 「なんだって?」
こっちに食ってかかる2人、息ぴったりじゃん…
真 「俺達はここに援軍としてきた。てことはここを守らなきゃ行けない、そしてあのイカ擬きも倒さなきゃいけない。どっちもやらなきゃ行けないことは確かだ」
純 「その通りですわ、だから」
真 「だからといって片方を疎かにしていい理由にはならねぇだろ」
楪 「それは!」
真 「ここの人を守る、ヒュージも倒す。両方を同時にやらなきゃいけないんだ、なら最初からそうすりゃいいだろ。それをどっちが先かで一々喧嘩すんな」
楪 「うっ…」
真 「ただでさえ人手は足りてないんだ、だったらこんなところで言い争ってないで動けよ。意見が合わなくなった時点でさ。そもそも楪ちゃんも純ちゃんも別のレギオンなんだろ?なら各レギオンで別に動けばいい。それにこっち側は皆味方だろ?なら助け合わなきゃ、敵対するのはヒュージとクソG.E.H.E.N.A.だけで十分だっての」
椛 「…はい」
真 「よしっ!じゃあこの話はここでおしまい!」
はーお説教は嫌だね。じいさんになった気分
ディーノ「…わりぃな。嫌な役やらせっちまって」
真 「ホントだよ、最年長なんだからアンタが纏めろっての」
とりあえずケツを蹴り飛ばす
真 「とりあえず防衛班と遊撃班に別れる感じになったが…」
ちらっと純ちゃんを見ると視線を外されテントから出ていかれる。こりゃ頑固な事で…
灯莉「ほんとに行っちゃった…」
姫歌「こ、これはまずいわ!戦略的に考えてひっじょうにまずいわ!」
紅巴「か、叶星様、高嶺様。元々は同じ隊に居たんですよね?同じ隊のよしみで何とかならないでしょうか…?」
叶星「難しいかな…」
高嶺「ええ、ああいう所は昔と変わってないようだから、純さん」
姫歌「諦めるのが早い!」
真 「だろうな…頑固そうだもん…」
叶星「こうなった以上、私達も分かれた方が良さそうね」
姫歌「ええ!?」
高嶺「仕方ないわ。流石に3人で特型ギガント級を止めることは難しいでしょう」
紅巴「あ、あの、私達は…」
叶星「椛さん達について行って。大丈夫、すぐにまた会うことになるから」
灯莉「了解っ☆」
姫歌「了解っ☆じゃないわよ!戦力を分けるべきじゃないと思います。叶星様!」
叶星「姫歌ちゃんの意見は最もだわ。でも、今回は別れて行動しましょう」
姫歌「そんな…」
叶星「大丈夫よ、純は性格はあんな感じだけど、無策で無謀な事をする人じゃないから」
真 「あんなって言ったぞ…あんなって」
姫歌「そう、なんですか?」
紅巴「…この戦い、一体どうなってしまうんでしょうか」
灯莉「なるようになるなる☆」
姫歌「軽いわねぇ!?」
ま、そんくらいが丁度いいって
楪 「はぁ、やれやれだね…」
椛 「さあ、時間がありません。わたくし達はわたくし達の成すべきことを致しましょう」
次回【意味が】襲来【被ってんじゃねぇか】
※三国志千香瑠来ますよね!?信じていいんですよね!?