【百合百合か】アサルトリリィの世界に死神代行(消失編時)の力で介入するってよ【挟まらないようにせねば…(´•ω•)】 作:ストライカーシグマ5
1つ!スプリットとギリコとの最終決戦開幕!魔武器に変身したギリコを操るスプリットに苦戦する一同!
2つ!イッチの虚化月牙天衝とノインヴェルトにより勝利!Vやねん!
3つ!え!?イッチと藍染の霊圧に空間が耐えられなくて崩落?危うく生き埋めだったぜ…全員生還しました(激ギレ)
side真 一柳隊
〜ルドビコ女学院近郊〜
市民A「く、ダメだ…こっちにもヒュージの群れがいる」
物陰から顔を半分だし進路を見る男、その先には特型ヒュージ「クリオネ」が数体の群れを作り浮かんでいる
市民B「そんな、じゃあ囲まれて…!」
子供A「お母さん、私たち、どうなるの…」
不安な顔をする子供
市民C「大丈夫、大丈夫よ…」
これ以上不安にさせないよう抱きしめる母親
子供B「お母さん、こった!こっちから逃げられそう!」
と手を振るもう1人の子供、だが既に周りには無数のヒュージ。いつ襲われてもおかしくはない
市民「は、離れちゃダメよ!戻ってきて!」
が、既に遅かった。離れた子供をターゲットに定めたクリオネが子供に迫り
子供「あ…」
クリオネの攻撃が子供に届く…はずだった
子供「きゃああ!」
市民C「あ、あぁ…そんな…」
梅 「ふー間一髪だったゾ」
子供は梅抱えられクリオネの攻撃を受けずに済んだ
梅 「怪我は無いか?」
子供「う、うん!」
梅 「よかった!さあ、お母さんの所へ」
子供「あ、ありがとうお姉ちゃん!」
市民「リリィ…リリィだ!助けに来てくれた!」
梅の登場で先程までの空気が変わった
梅 「ああ、みんなもう大丈夫だゾ!」
と自信満々の梅、その後ろにクリオネが現れ
市民B「あ、あんた!後ろ!後ろに!」
梅 「ふふん!心配要らないんだゾ!」
夢結「はぁぁあ!!」
美鈴「ふっ!」
夢結と美鈴による攻撃で地面と伏すクリオネ
夢結「…1体撃破」
梅 「遅かったな、夢結!美鈴様!」
美鈴「僕達が遅いんじゃなくて梅が速すぎるんだよ」
梅 「ははは!そんなおだててもなんも出ないゾ!それに美鈴様が本気出したら梅より速いの知ってるからナ!」
そんな話をしていると後続の梨璃達も到着する
神琳「ルド女本部、こちら現場到着しました」
楓 「さて戦況は…二水さん、お願いしても宜しくて?」
二水「はい!任せてください!」
そう言って二水はレアスキルの「鷹の目」を発動
二水「…作戦区域に他の住民はいないみたいです。でもヒュージがいっぱい…今、地図にポイントします!」
楓 「ふむ…殲滅か避難か…」
ミリアム「当然住民の保護が最優先じゃが…」
鶴紗「ヒュージを逃がせば、他の地区で被害を出すかもね」
結梨「じゃ倒さなきゃ」
夢結「梨璃、どうする?」
梨璃「はい!えっと!そう…!どっちも!避難も殲滅も!どっちもやりましょう!」
といつも通りの梨璃を見て
ミリアム「おおう、欲張りじゃの!難易度爆上がりじゃが」
梨璃「でも私達なら出来ると思います!」
楓 「ふふ、梨璃さんらしいですわね!」
夢結「ええ、それで行きましょう」
真 「そう来なくっちゃ」
結梨「あ、真」
真 「わり、遅れた」
瞬歩で飛ばしてきたけどもう既に皆到着してた
美鈴「遅刻だよ」
真 「しょうがないだろ、別のとこのヒュージ片付けてたんだから」
後処理はルド女の子に押し付けてきちゃったけど
真 「で、よく知らんけど状況は?」
結梨「特型がそこら辺にいっぱい」
真 「簡潔すぎる…まぁいいけど」
とりあえず俺は頭に乗ってるナッツを結梨の頭に乗せる。戦闘中なのでナッツも嫌な顔はしない…後でどうなるかわからんが
神琳「わたくしは雨嘉さんと地区内のヒュージ殲滅を担当します。位置は…二水さん。お願い出来ますか?」
二水「は、はい!」
真 「じゃあ俺も」
神琳「いえ、真さんは皆さんと住民の避難誘導をお願いします」
二水「有効な狙撃ポイントは西のここと東のここ…」
3Dマップに二水ちゃんが印をつけ
雨嘉「わかった。配置につくね」
神琳「では、わたくしたたちは西に向かいます。雨嘉さんよろしいですか?」
雨嘉「うん」
と向かう2人、さて俺は東の殲滅に…
楓 「あとの東は夢結様、梅様、残念ながらわたくしも殲滅担当になってしまいますわね」
真 「え、俺は?」
…せっかく弓(というなの双剣)と矢(ゼーレシュナイダー)用意してやる気出してたのに…
夢結「戦力的にそうなるわね。梨璃?お姉様、結梨、二水さん、ミリアムさん、鶴紗さんと共にこちらの方々の避難を任せられる?」
梨璃「はい!任せてください!」
楓 「本当は梨璃さんと一緒が良かったのですが…くぅー!」
鶴紗「何かあったら私が守る。安心していい。楓、夢結様も」
夢結「お任せするわ、鶴紗さん」
美鈴「おや、夢結は僕より鶴紗の方がいいんだね」
ヨヨヨと泣き崩れるような演技をする美鈴。お前そんなことするやつだったっけ?
夢結「い、いえそんなことはありませんお姉様!」
美鈴「ふふ、冗談さ。僕もいる、安心して暴れてくるといい」
結梨「私、頑張るよ!夢結!」
こっちはこっちでやる気満々の結梨
夢結「ええ、でも気をつけてね」
真 「んじゃ俺は」
楓 「真さんは基本的に手を出さないでいいですわ」
夢結「ええ、このくらい私達で十分よ」
真 「ええ…」
すっ飛んできてこの扱い…?泣くよ?
梨璃「真さん、前の戦闘の傷治りきってませんよね?無理しちゃダメです!」
真 「なんで知ってんだ…」
ミリアム「藍染教員がわしらに教えてくれたんじゃ」
二水「真さんの傷大きいのは治したけど細かいのは治りきってないから出来るだけ無理はさせないようにって言われました」
真 「んにゃろぉ…」
余計な事を…
結梨「真はおやすみ!見ててね!」
真 「…はぁい」
お留守番にされたンナ…
楓 「ささ!ぱぱっと殲滅して後ほどお会いしましょうね!梨璃さん!」
梨璃「はい!」
梅 「鶴紗は無茶しがちだからなー。二水、状況をよく見るんだゾ!ミリアム、鶴紗のCHARMに不具合が出たら修理頼むな!結梨も鶴紗の真似して無理するなよ!美鈴様も梨璃達の事お願いするんだゾ!」
二水「はい!」
ミリアム「お任せするのじゃ!」
結梨「わかった!」
美鈴「上級生らしく皆の手本となれるようにするよ」
鶴紗「別に心配する必要なんてないのに…」
プンスコする鶴紗ちゃん
鶴紗「っ!」
真 「痛い!」
ティルフィングの峰側の出てる持ち手が俺の背中に刺さる!痛い!
梅 「あっはっは!そんなムッとしないでくれ!万が一の話だゾ!」
はよ契れ(憤慨)
夢結「梨璃、気をつけてね。お姉様も、結梨も」
梨璃「は、はい!」
美鈴「ああ、行ってらっしゃい」
結梨「行ってらっしゃーい!」
夢結「…ては殲滅班、行動開始!」
夢結ちゃん達が東に向かい俺達が残される
梨璃「…」
市民A「助かる…んですか?これだけヒュージがいるのに…」
梨璃「大丈夫です!頼もしい方々ばかりですから!皆さんも必ず安全なところまでお連れします!」
真 「とりあえず移動する為に近くのヒュージぶっ潰すぞ、鶴紗ちゃん、美鈴行けるか?」
鶴紗「もちろん」
美鈴「ああ」
ティルフィングを構える鶴紗と捩花を鞘から抜く美鈴
梨璃「鶴紗さんと美鈴様は周辺のヒュージの撃退をお願いします。私と二水ちゃん、結梨ちゃん、ミリアムさんで援護しながら退路を作ります。いいですか?」
美鈴「ああ、構わない。隊長らしい発言だ」
鶴紗「うん、問題ない」
二水「わ、わかりました!」
ミリアム「ガッテンじゃ!」
結梨「私は前衛じゃなくていいの?」
確かに結梨の複数のレアスキルの併用は魅力的だ、能力の考慮したら前衛がいいが
梨璃「ううん、もし奇襲をかけられた時私や二水ちゃんのレアスキルじゃ皆さんを守れない、ミリアムさんのレアスキルだと被害が増えちゃうかもしれないから結梨ちゃんにはこっちにいて欲しいんだ」
お、しっかりと考えられてる。ルド女に来て交流が深まったおかけがな
結梨「わかった、梨璃の言う通りにする」
梨璃「それじゃ、行きます!」
合図と共に走り出す鶴紗ちゃんと美鈴。それに反応したクリオネは頭から触手を伸ばし攻撃
鶴紗「ふっ!はぁ!」
触手を避けCHARMで叩き落とす
美鈴「はっ!」
瞬歩による高速移動で的を絞らせない美鈴、隙を突き触手を斬り裂く
ナッツ「ガァァ!!」
クリオネのマギの弾丸を炎圧のシールドで弾く
市民A「す、すごい…」
市民B「これなら何とか無事に生き残れるかも!」
市民C「ほら、こっちよ!急いで!」
子供A「う、うん」
移動する市民達、がその先をクリオネが邪魔をする
子供A「ひっ!」
梨璃「危ない!」
それに気が付いた梨璃、すぐにCHARMをシューティングモードに変形させ
梨璃「やぁぁあ!!」
クリオネを撃ち抜く。撃たれたクリオネはその場に落ち停止
梨璃「はぁ…はぁ…良かった、間に合った…!」
結梨「梨璃!危ない!」
二水「もう1体居ます!」
梨璃「えっ」
振り向いた梨璃、そこには頭から触手を伸ばし迫っているクリオネ。マギの弾丸を発射する
梨璃「きゃっ!」
思わず目を閉じる梨璃、がいつまで経っても体に痛みが来ない
梨璃「…あれ?」
いつの間にかクリオネは撃ち落とされていた
真 「間に合ったか…」
鶴紗「梨璃、平気…?」
鶴紗の問に
梨璃「う、うん…ありがと…真さん!鶴紗さん!それ!怪我が…!」
あちこちから血を流す鶴紗と額と腕から出血する真
真 「俺は大丈夫、傷口が開いただけ。それより鶴紗ちゃんを」
傷がかなり深い…早く止血しないと
ミリアム「お、おい…その傷はいくらなんでも…!」
市民A「なんで、なんであの子生きていられるんだ…」
二水「す、すぐに治療を!」
結梨「鶴紗!」
鶴紗「平気」
そういう鶴紗ちゃん、傷口がすぐに塞がり
鶴紗「ほら、治った」
市民B「な、治った?あの傷が!?どう考えたってそんなレベルじゃ…リリィっていうのは人間じゃないのか…」
鶴紗「…」
真「おい、今なんつった?」
市民B「ひっ!?」
睨みつける俺。助けて貰って化け物扱いしやがった、誰のおかげで生きてると思ってんだこいつ
梨璃「…ご、ごめんなさい!私のせいで…!」
鶴紗「もう治ったんだから、気にしなくていい。真も大人気ないからやめて」
そう言われ威圧するのを辞め
真 「次はねぇぞ、言葉に気をつけろよ」
市民B「はぁ、はぁ…はいぃ…」
鶴紗「避難を」
梨璃「そ、そうだね。避難しないと…よしっ行きましょう!みなさん!もうじき戦闘区域を出られますよ!(…ごめんなさい!鶴紗さん!)」
side鶴紗 梅
〜ルドビコ女学院〜
鶴紗「…」
梅「鶴紗」
鶴紗「あ、梅様」
ナッツ「ガウゥ…」
ナッツを抱えた鶴紗
梅 「大丈夫か?大怪我したんだろ?寝てた方がいいんじゃないか?」
心配そうな表情をする梅、しかしもう聞き飽きたと言わんばかりの表情の鶴紗
鶴紗「みんな言いますね、それ…心配してくれるのはありがたいんですけど大丈夫です。攻撃を受けた直後にすぐに治しました」
梨璃達だけでなく一葉や叶星等にも心配された。途中で真にあった時にナッツを渡されそれ以来ずっと抱えてる。真なりにもしもの為にナッツを渡したのだろう。ナッツも普段ならビビって逃げているがさっきの戦場での光景を見ていたからか大人しい。まぁもしかしたら真の鶴紗へ対する説教が怖くて動けなくなってるだけかもしれないが
梅 「リジェネレーター…超回復能力による「不死身化」を実現する、強化リリィのブーステッド・スキル…でも、傷を受けた痛みは残る…だろ。能力者に大きな負担がかかるスキルって聞いてるゾ」
鶴紗「…それは」
梅「みんな心配してるんだ」
鶴紗「…そうですね、特に梨璃は」
梅 「ん?」
鶴紗「ああ、いえ、梨璃は自分のせいで私が怪我をしたと思ってます。それで自分を責めてるんじゃないかと…」
梅 「そっか…うんうん、なるほどなぁ…」
そういうと梅は鶴紗に近寄り頭をポンポンする。鶴紗は少し嫌そうな顔をして
鶴紗「…なんて私の頭ポンポンするんですか…」
梅 「いや、鶴紗らしいって思ってさ」
鶴紗「…茶化さないでくださいよ」
梅 「茶化してなんかいないゾ。鶴紗みたいな優しいやつが一柳隊にいてくれて本当に良かったと思う」
鶴紗「…」
そう言われ頬を赤くしナッツを抱えてる腕に力が入る。首が締まるナッツ、バタバタ暴れる
梅 「でも、梨璃の事は確かに心配だ。責任感が強いっていうのは裏を返せば色々引き摺っちゃうってことでもあるからな。じぶの一挙手一投足に仲間の命が掛かってる。体調もなれば尚更だゾ。厳しい戦いであるほど覚悟が必要になってくる」
鶴紗「…」
先程の戦闘が梨璃に影を落としているのは明確、顔が曇る鶴紗
梅 「そんな顔するなって、こういう時こそ見守ってやろう。きっと大丈夫だゾ!」
鶴紗「そんな、根拠もなく言われても…」
梅 「根拠ならあるゾ?」
鶴紗「なんですか?」
梅 「感だ!」
鶴紗「…ないじゃないですか根拠」
side真 美鈴 結梨
真 「いってぇええ!!」
傷口にアルコールをぶちまけられ大声を出す真
美鈴「全く…君はあまり動くなと言われたろう?鶴紗もだが君も無茶するんじゃない」
真 「鶴紗ちゃん程じゃないって…アダダダ!!結梨!痛い!痛いっての!」
強く包帯を締める結梨
結梨「真も鶴紗も私に無理するなって言っておいてすぐ無理する!」
真 「うっ」
それを言われると弱い
美鈴「…これで終わりだ、もう暴れないように」
と頭の処置を終わりペシッと叩かれる。くっこのまな板…
美鈴「何か言ったかな?」
真 「ナンモイッテナイッス…」
なんでわかるんだよ…
結梨「…鶴紗、大丈夫かな」
真 「あ?」
結梨「…化け物って言われてた。鶴紗は化け物じゃないのに」
真 「そうだな…」
美鈴「…本人は大丈夫と言ってはいるが…」
真 「だからといってはいそうですかとはならないよな」
美鈴「でも、本人が触れられたくないところだろう?特にリジェネレーターの事は」
リジェネレーター…百合亜ちゃんも使ってたけど…
真 「傷は治っても痛みは残る…」
結梨「…私も、使えるのかな?」
美鈴「…使えたとしても使わないように、それを使っている者
も、それを見ている者にもいいものではないからね」
真 「…ま、何とかするよ。そんな顔すんな」
結梨の頭をグリグリと撫でる
真 「それに鶴紗ちゃんもだけど、梨璃ちゃんがな…」
あの子、責任感が強いからなぁ…
結梨「うん…でも梨璃には私達が居るもん。なんとかなるよ」
美鈴「梨璃には夢結もいる。なんせシュッツエンゲルだからね」
side真 梨璃 夢結
ルド女リリィA「ふー!ようやく一休みかー!パトロールの数を増やすとは言ってたけど、こんなにとはねー!」
とソファに座るリリィ
ルド女リリィB「ヒュージの出没件数がますます増えてますからね。手が足りないんだしこれしか方法がないですよ」
ルド女リリィA「わかってるわかってる!ぶっ倒れるまで働いちゃうよ!」
まるで社畜のような発言をする
ルド女リリィB「いやいや、ぶっ倒れるくらいなら休んでくださいよ、そこは」
本末転倒な事を言われ呆れる
ルド女リリィC「ヒュージが出てくる区域が拡大してる…周辺区域の防衛計画を改めないといけないんじゃない」
ルド女リリィD「確かに…データまとめて、藍染先生に上申してみる?」
ルド女リリィC「よし!やっちゃいますか!」
そんなやり取りを見ていた梨璃
梨璃「皆さんすごいなぁ…」
と零す
梨璃「(ルド女は大変な状況なのに、誰1人暗い顔なんてしてない。私も、頑張らないと!)」
顔をパシパシと叩く
梨璃「私もこれから成長して…でも…」
と言いかけたところである事を思い出す
叶星『梨璃さんのように仲間を思い、その力を引き出す強さ…それはリーダーにとって大切な素質の1つだと思うの』
梨璃「(叶星様や一葉さんはそう言ってくれた…私もその言葉に励まされたし、そうかもしれないって思えた。でも…)」
脳裏に焼き付いた、鶴紗と真の傷つく姿
梨璃「このままで、いいわけない…今日だって私のせいで真さんと鶴紗さんが…私…このままじゃ…仲間の力を引き出す強さ…でも、どういうことなのか…」
夢結「梨璃?」
真 「なーに悩んでんの?」
悩みこんでいる梨璃に声をかけてきたのは夢結と真だった
梨璃「ひゃっ!お、お姉様!真さんも!どうしたんですか?」
夢結「少し休憩を、梅にたまには休め、とうるさいものだから」
真 「俺は藍染に保健室から叩き出された。ここはリリィの為の保健室だって言われた…自室で休めって」
八重歯をだしで親指を立てる顔が浮かぶ。藍染の事はよく知らないのでパッとは浮かばない
梨璃「梅様と藍染先生の気持ち、分かります。お姉様も真さんもこちらに来てからずっとお休みもあまり取られてないようでしたから」
…まぁ言われて見りゃずっと戦ってるな俺。しかも変な奴らばっか。特型ギガント×2と変な黒コート×2…苦労は四乗ぐらいしてる。はーキレそ
真 「えーでも動いてないと落ち着かないんだよ」
夢結「マグロかなにかかしら」
真 「マグロってエラブタが動かせないから水中の酸素を取り込めないから死ぬんだぜ。泳いで口から海水取り込んでエラからそのまま出して酸素吸収してるんだ」
梨璃「なんでそんなに詳しいんですか…?」
前に魚屋のおっちゃんに連れてかれた漁船で聞いた。あの時釣ったのカツオだけど
夢結「…忙しさのあまり、貴女とお話をする時間さえ取れなかった」
梨璃「…お話、ですか?」
夢結「…さっきから少しくらい顔をしていたようだけど」
梨璃「え!?…えーと…そんなことは…」
しどろもどろになる梨璃ちゃん。わっかりやすぅ…
夢結「貴女事なら隠していてもわかるつもりよ。鶴紗さんの事は聞いているわ」
流石お姉様!略してさすおね!
梨璃「…はい」
まぁ目の前であんだけ大怪我されたら堪えるよな。それはそうと鶴紗ちゃんにはお説教したが
夢結「けれどそれ以前から、ずっと悩んでいるわね」
梨璃「…」
夢結「…梨璃、貴女ひょっとして…」
梨璃「あの!」
夢結「ん?」
梨璃「ごめんなさい。もう少しだけ…1人で悩ませてください」
かけてやれる言葉はあると思う、けどそれはあくまで誰がが導いた言葉だ。梨璃ちゃんが今欲しいのは「誰か」じゃなく「自分」の言葉で納得したいんだろうな
夢結「…なぜ?」
心配そうな顔の夢結ちゃん
梨璃「自分で…向き合わなきゃいけない気がして…」
夢結「そう、わかったわ。貴女がそう望むなら」
とソファを立ち
夢結「頑張って、私のシルト」
と小さい声で言う
梨璃「え?今何か?」
当の本人には聞こえてなかったみたいだな
夢結「いいえ、なんでもないわ」
真 「ま、沢山悩みな。それがきっと梨璃ちゃんの梨璃ちゃんだけの答えだ」
さーて、俺も自室戻りますかね
side真 藍染
真 「んで?何時まで隠れて見てるつもりだよ」
梨璃ちゃんと別れて柱に背中を預ける。その裏側には
藍染「なに、君がどんな言葉をかけるか気になってね」
真 「ケッ」
藍染が気配を完全に消して見ていたらしい。逆に自然すぎて気が付いたけど
藍染「答えは自分で出させる事にしたようだね」
真 「…ああ。誰かの答えは自分の答えじゃない。自分自身と向き合って初めて得るものだ。まぁその手助け位はするけどな」
藍染「甘い男だ」
真 「言ってろ。原作よりもただ甘なアンタに言われたくねぇよ」
藍染「そうかもしれないね。では僕は行く」
真 「へーへー、さっさといなくなってくれ。その胡散臭いヨン様顔見たくもねぇ」
藍染「手厳しいね。ああ、1つ言い忘れていた」
真 「あ?」
藍染「最近この付近で黒コートの人物の目撃情報が出ている」
ギリコ…じゃねぇな。多分…となると
藍染「用心するに越したことはない」
真 「わかった」
鬼が出るか蛇が出るか…はたまた閻魔が出てくるか
次回 【その麻呂眉毛】マボロシ【剃り落としてやる】