真・女神転生オタクくんサマナー外伝~エピソードオブドリフターズ~ 作:ジントニック123
「―――んで、結局あのアホは
それも天尊流星との戦いじゃなくて残党狩りで」
「連合の生き残りごと
骨さえ見つからない以上そういった扱いになる。
もっとも、撃ったのが結社の味方なのは笑い話にもならんが」
「人置いてったバチが当たったんだよ、似非神父らしく。
……上に恵まれなかったのは素直に同情するけど。
むしろ今まで消されなかったのが奇跡か?」
香港の中心区、かつてイギリス軍の駐屯地であった場所に作られた都市公園。
普段は市民の憩いの場であり多くの人間が訪れるが、まだ早朝である為か人の姿は殆どない。
その中の散歩道にて、若い男女がゆったりとした速度で歩きながら話している。
20歳になるかならないかといったくらいの、整った容貌が目を引く2人組だ。
傍目から見れば散歩がてらのデートに映るかもしれない。そう見える程度には絵になっている。
しかし、会話の内容はフィクションか妄想を疑うほどに物騒なものだった。
逢引きにしては醸し出す雰囲気も重々しく、甘い空気からは対極に位置するだろう。
「今回はクズ同然の無能とはいえ、大司教の甥を見殺しにしたのだ。
遺体も原型を留めないくらい粉々にしてな。
ゴタゴタに紛れて報復される可能性は十分あったが……あのタイミングだけは予想外だった」
「いくらなんでも死亡確認も取れない状況でやるか普通?
……ぶっちゃけ死んだふりして逃げてんだろ“レイン”のやつ。
財布の中の100ドル賭けてもいい」
「賭けにならないだろう。
あれの生き汚さはお前とタメを張る。
どうせまたどこかでサマナー狩りをしているに違いないさ」
つい先日、香港中の勢力が手を組んで行った三業会への強襲。
あるいは世界の裏で暗躍していた巨大組織との戦争。
そこで共に立ち向かった腐れ縁の生を2人は確信していた。
返還前の香港で育ったゆえか
その悪運の強さとしぶとさ、生きる事への執念はよく知っている。
枷と化した組織から抜け、どうせどこかでまた狩りを続けているに違いない。
次会う機会があるかどうか分からないが―――初手で敵対しない事を期待するだけだった。
それから無言で舗装された道を歩く。
時期的には冬も近いが、香港は年間を通して温暖な気候が特徴だ。
各所に植えられた花―――香港では最も身近な花であるバウヒニア―――を眺めつつ、やがて開けた場所、いわゆる太極拳広場にまで来ると女が足を止める。
青みがかったポニーテールを揺らしながら女―――“秋山凛子”が問いを投げかけた。
「八瀬、お前はこれからどうする?
相変わらずあの女マフィアの下で傭兵の真似事か」
「それ以外あるとでも?
……実際今の魔都香港を纏められるの姐さんくらいだろ」
向き直って男―――宗吾が答えた。
この時、宗吾は香港に古くから根を張る地元マフィアの下で働いていた。
扱いとしてはボスの食客であり、積極的に抗争の前に立つ立場である。
当然、そんな立場である以上目の前の女―――秩序側に立つ封剣士の凛子と斬り結んだ経験は1度や2度では済まない。
「香港の大半を支配してた三業会は
今ここで伸し上がろうとする連中がどれだけいるよ?」
“香港風水師協会”*1、“東方教会”*2、“水鬼”*3、“黄王五獣拳”*4、“
巨星が墜ちた直後から力ある者たちは既に動き出している。
圧倒的支配者が居なくなれば後釜を狙い躍起になるのは当然の摂理だ。
利権に1枚噛もうと外部勢力―――SEBEC香港支社やアルゴンソフトも裏で物資を流している。
天尊流星との戦いで―――主に異界化もしていない街中で爆撃を繰り返した狂人の仕業―――香港の表社会にはすでに無視出来ない影響が出ている。
過激派によるテロ扱いにするにしても限界はあり、これ以上余計な爪痕を残せば更なる厄介事を招くだろう。
早期かつ可能な限り丸く状況を収められるとすれば、宗吾が“姐さん”と呼ぶ彼女くらいだ。
「世話になってる身としちゃ、力になるのは当たり前の話だと思うんだが―――」
「本音は都合良く暴れられるバックと相手が欲しいだけだろお前」
「…………まあそうとも言う。
あと放送中の仮面ライダーのビデオ持って来てくれるんだよあの人。
こっちじゃどうやっても見れねーし」
即座に本音を見抜かれて明後日の方を向く。
そこに私情が多分に挟まっている事も否定出来なかった。
戦える場所が多いほど。
斬り合って腕を磨ける機会があるほど。
自分にとって都合のいい展開である故に。
表向きは貿易商をやっているのもあって趣味関係の品を融通してくれるのも大きい。
一部では
ついでにいい歳して特撮好きなのはどうなんだとも。
「……てか、お前の方はどうなんだよ。
長老も逝っちまったんだろ。なら崑崙に戻るのか? 」
ジト目の視線から逃げる為、宗吾も聞き返した。
それを扱う事になった彼女たち封剣士は見習い含めてほぼ壊滅したと聞いている。
大陸版の葛葉一族、といった程度の知識しか持たないが喜ばしい状況ではないだろう。
武術の流派と同じだ。後立が、受け継ぎ伝える者が居なければ先細って消えるしかない。
長い歴史がある分、培ってきた多くのノウハウが失われるだろうと宗吾は思っていた。
凛子は軽く目を閉じ、首を横に振って口を開く。
「いや、組織としては既に死んだも同然だ。
生き残った武装侍女団に技術を教える事も……私には向いていない」
「いやそれは分かる。感覚派っぽいしお前」
「どの口が言う……っ!!」
一瞬だけ般若のような顔になってから咳払いし話を続ける。
「とにかく再建はやる気のある者に任せて、私は野に下る事にした。
―――具体的には特別対策室*6に誘われている」
「うっわ警察とか商売敵じゃん。
―――つまり、これまで通りと」
「ああ。共闘出来る時は共闘するが、普段は敵同士だな。
馬鹿をやっていれば遠慮なく斬らせてもらおう」
「それはそれで構わんのだが、うん。
……なら一応こいつ返した方が良いか?
結局使わなかったけど貴重品だろ」
宗吾は懐から楕円系の金属板を取り出すと凛子に差し出した。
知識があるものならば、いわゆる刀の“鍔”だというのが分かるだろう。
日光を反射し鈍く光るそれは、どこか普通の金属とは違うようにも見える。
―――これが天尊流星および魔剣への対抗手段と誰が思おうか。
金沢総合学術研究所にて極秘裏に開発されていた装備。
通称“魔盾”―――イマージュを制御する物質で作られた
「いらん。天尊流星が消え、魔剣シリーズも“天空頭脳”ごと破棄された。
リンクした魔剣の近くに居なければ効果を発揮しない以上、単なる鍔に過ぎない。
そもそも管理は下っ端のじゃないからな、好きにしろ」
「んじゃお守り代わりに持ってるわ。
そういやここだけの話、
「なら第三秘書室*8とも連携が―――」
―――この数日後。
「レインはどこ!? 知っているんでしょう答えなさい
答えないなら内臓引きずり出してブタの餌にでもしてあげる!!
大丈夫、私はリベラルなの。薄汚いアジア人相手にもきちんと祈るから!!」
「一息で矛盾してるんじゃねぇぞこのキチ〇イがぁっ!!
あのアホこんな地雷置いて行きやがって!!」
「奴もアジア人だが……この女頭の中身はどうなっているのやら!!」
2人揃って正真正銘の
それはまた別の話である。
―――悪鬼外道。
それは人の道を外れ、悪しき鬼へと成り果てた者。
それは人の心を失い、恥ずべき畜生へと堕ちた者。
悪人、狂人、呼び方は複数あれど本質は変わらない。
人でありながら人を辞めた、悪魔同然の人間モドキ。
故に、それは決して人を超えた事の証ではないのだ。
1人殺せば人殺し、100人殺せば英雄などという言葉があるが。
どこまで行ってもそれはただの記録あるいは功績でしかない。
限界を超える壁などではない、ただの独り善がりな自己満足。
だからその光景は醜悪極まりなく、凄惨と呼ぶに相応しかった。
「ぁ、たすけ、ッ―――!!」
助けを求めた直後、頭を踏み潰され路上の華と咲いた男。
「やめて、てめてぇええええ!!!!」
身に着けていた衣服を剥がされ、下卑た欲望に蹂躙される女。
「死にたくない死にたくない死にたくながっ!!」
潰された手足をばたつかせ、なお逃げようとする背中に刺さる刃。
「――――、――――!!!!」
戯れで魔法の的にされ、生きたまま焼き尽くされた人型のナニカ。
まさしく阿鼻叫喚の地獄絵図である。
そこは都内に存在する非合法レルムの1つ。
何か後ろ暗い事情がある者ばかりの、今ではありふれた区域。
その一角でこの人道踏み躙る下種の所業が行われていた。
―――最近の時勢を考えても、はっきり言って異常な事である。
如何に此処が低レベルの
身も蓋も無く言えば治安最悪の区画とはいえ、このような無法が許されるはずもない。
正義や倫理といった意味ではなく、実利の面での話だ。
こと暗黒街の中においてですら、無秩序の中に一定の秩序というものが存在する。
自由と何をしても許されるという言葉を履き違えた愚か者が地面の染みになるように。
無差別に殺し回る
暗黙のルールを破れば街の支配者から、あるいは共同体からの報復が必ず襲い掛かって来る。
全てを返り討ちにする力でもない限り、それは確定した未来だ。
そして下手人たち―――血に染まりながら悦に浸る4人組もそれを理解していた。
「どうする。このへんで河岸変えるか?
あっちも本腰入れたのか、見つかってから逃げるのも一苦労になってきたぜ」
「くひっ、あのさぁ。いい加減逃げるのも飽きて来たろ。
そろそろ返り討ちにしてやるってのはどうだ。
今の俺たちなら出来る……もう雑魚嬲るのも効率悪ぃーしなぁ……っ!!」
「ヒヒヒ、イイネイイネ、サイッコーニクールデス」
「女いたらこっちにくれよ、次は犯りながら殺りたいんだ」
理解した上で、止まる気も辞める気も、恥も後悔も一切抱えていなかった。
その未来に到達する前に、全てを薙ぎ払う力を得られれば問題無いと。
まるで子供のような考えで欲望を優先する。
哀れな獲物たちを嬲り殺して得たMAGを浴びながら、リーダー格の男が愉快気に嗤う。
それを聞いた他の者たちも釣られてゲラゲラと嗤い出す。
頭の中は次の玩具でどう遊ぶかで埋め尽くされている。
―――救いようがなかった。
とはいえ何度も同じ事を繰り返してきたせいで、段々と足が付く時間が短くなってきている。
如何に非合法レルムとはいえ、危険集団の情報というものはある程度出回るものだ。
ひょっとすると賞金まで掛かっているのかもしれない。
だがそれにしても手が回るのが予想よりかなり早い
小賢しい彼らは追手―――おそらくは役立たずの
そう、彼らは修練会の門下生だ。
それも、宗吾の元から途中で去った者たち。
その中でヴァズィに他に限界突破の方法は無いか尋ねていた面子である。
切っ掛けとしてはそう複雑なものではない。
宗吾の修行法にはついて行けず、かといって他に方法は無いと断言され。
それでもなお、少しでも楽に限界を超える方法は無いかと、彼らは彼らなりに方法を模索し、調べ上げ―――見つけてしまったのだ。
修練会の資料室、その奥に眠っていた古の覚醒儀式について記された書物を。
当時、平均レベル24程度の彼らが目を付けたのは“悪魔の憑依と克服の勝利”について。
自らの身に悪魔を憑依させ克服、勝利するという覚醒儀式だ。
藁にも縋る思いでそれを実行に移し……見事、全員が成功した。
少なくとも個人的な認識においては。
後はもう坂から転げ落ちるかのような展開だ。
器が拡張した絶頂感から、彼らは容易く外道へと堕ちた。
効率よくMAGを得る為、狙うのは悪魔ではなく手頃なレベルの
初めての殺人でも良心の呵責や躊躇いはまるで感じなかった。
殺しても足が付きにくい、または罪にならないレルムへと潜伏しひたすら狩り続ける。
見つかりそうになれば逃げて、別のレルムでも同じことを繰り返しては逃げて。
今では最低でもレベル50代、リーダーに至ってはレベル70代にまで至っていた。
彼らは強さを得る事に一切の躊躇いは無い。
MAGを浴びる事で上がり続けるレベルと万能感が凶行を更に助長させた。
いつの間にか殺し犯して奪うMAGの味に魅入られているのもあるだろう。
既に、自分たちの口元や指先が異形となりつつある事にさえ気づかぬほどに。
頭にあるのはただ一つ。
なぜもっと早くこの方法に辿り着かなかったのか。
―――最初からこうしていれば面倒な修行などせずに済んだ。
―――苦しい思いをして体を鍛えるなんてまるで意味がない。
―――レベルさえ上がれば小賢しい戦法などに頼らずに済む。
―――また壁にぶつかれば、もっと強い悪魔を降ろして勝てばいい。
「これならあの偉そうなクソ剣士も余裕で殺せるぜ。
もうこっちの方が強いんだからな。
延々と素振りと半殺しを反復横跳びさせやがって」
「何が“痛くなきゃ覚えねぇ”だよなぁっ!
そんなのしなくても強くなれるっつーの」
「スポコンナンテジダイオクレ、モウカセキダヨ」
「最後まで残ってた連中も馬鹿だよなー。
どうせ今も意味無く汗水垂らしてんだろ、壁超えられない無能の癖にさ」
―――おそらく、あの指導者たちは自分たちが抜かれる事を恐れたのだろう。
―――積み重ねて来た努力を容易く抜かれる事が嫌だったのかもしれない。
―――次に会う時はいたぶって分からせてやろう。
踏み躙った命にまるで頓着せず、外道たちは好き勝手に思いながら歩み続ける。
無念と不条理、血と涙と汚物に塗れた花道を。
――――当然、そのような道を逝くのであれば。
待っているのは相応しき
直後、百メートル以上離れた距離から流星の如き“何か”が炸裂した。
・
・
・
「がっ……あぁあっ!!?」
一瞬暗転した意識。
直後、腹のうちから漏れ出る悲鳴により覚醒する。
続いて知覚したのは己が路面の上を何度も跳ね続けている状況だった。
(なん、だ―――っ!?)
4人の外道、そのリーダー格である男は混乱の極致にある。
それでも降ろした悪魔の影響か、咄嗟に
ガリガリと音を立てながら10本の長いラインが刻まれた時、ようやく体が静止した。
「……くそが、どこのどいつだ舐めやがって!!」
痛む体を怒りを以て奮い立たせながら立ち上がる。
ここでようやく自分たちが奇襲を受けたのだと理解したのだ。
その証拠に、周囲へ視線を走らせるが仲間はおろかレルムの住人の姿さえ見えない。
―――先の一撃はこちらを分断し、狙いの場所へと誘導するための物。
かつての、十把一絡げの弱者であった頃であればそれだけで即死していたであろう攻撃。
勝手に震えていた唇を、歯を食いしばる事で抑え込む。
昔の話は関係ない。今の自分からすればダメージはあれど致命傷には程遠いのだから。
(落ち着け、こんな傷全然大した事ない。
さっさと逃げて治せばいいだけの話だ)
湯だる頭を無理矢理冷やし、どう撤退するか思考を回す。
長居は無用、それどころか死を招くのは明白。
仲間との合流は欠片も考えていない。
あっても精々が囮役になってくれれば上等と言った程度だ。
かつてあったかもしれない身内への情は跡形もなく消えていた。
それはきっと、同じ状況にある仲間たちもそうなのだろう。
即座に踵を返しレルムの結界、その外縁部へと最短距離で抜けようとして―――。
「―――ヘタクソが、頭使って逃げろよ」
| 敵エンカウントシンボルに切りつける。 先行戦闘によりランダムに発生。 相性無視で敵全体にダメージを与えてから戦闘を開始する |
何の感情も宿さない声と共に、
この瞬間まで気づけなかったリーダー格の男に反応が許されるはずもない。
音さえ残さぬ斬撃で、逃げようとしていた逆方向へと斬り飛ばされる。
「ぁああああああああっ!!」
肉を断たれた激痛に堪え切れず絶叫、同時に肩から腰へ走る斬傷から血が噴き出した。
あと一歩でも踏み出していれば真っ二つに両断されていた―――そう思わせるほどの一閃。
憑依を乗り越えた事で得た鋼鉄の如き肉体強度、物理への耐性を難なく突破する技の冴え。
リーダー格の男は知っていた、それほどの腕を持つ剣士の事を。
拷問と見違うほどに過酷な修行だけ課してきた、あの役立たずを。
自分たちと同じ
「“馬鹿でも戦えるけど頭使わないと勝てないし生き残れない”。
―――そう教えたはずなんだがなぁ」
暗がりから姿を見せたのは黒髪に整った容姿の、どこにでもいそうな格好をした青年。
ただ手に持った刀と、ぞっとするほど静かな声音が只者でない事を悟らせる。
人の形をした処刑刀……そんな印象が思い浮かぶ。
八瀬宗吾―――修練会に雇われたかつての指導者の姿がそこにあった。
「この無能がぁあああっ!!
今更偉そうに教官面するんじゃねぇ!!!!」
地面に転がったこちらを見下すように、何の感情も宿さない視線を浴びて男が再度激高する。
フラッシュバックするのは何度も痛めつけられた屈辱の記憶。
いつの間にか腰に差した剣を抜き放ち、血走った目で宗吾を睨み返していた。
まさに感情に支配され、気に喰わない相手を排除しようとするだけの外道だ。
罠、伏兵の可能性、撤退を考える思考力はどう見ても残っていない。
これでは叫ばない分、自我無しの悪魔の方が幾分かマシと言える。
哀れみと失望が半分、責任感が半分混じった心持で宗吾は口を開いた。
「自分が狙われる理由について、説明しなくても分かるだろ?
今なら余計に苦しませずに介錯してやるから」
それはせめてもの慈悲だった。
短い期間、それも納得出来ず勝手に辞めただけとはいえ。
彼らの指導を行ったのは紛れもなく宗吾なのだ。
もう少し上手く教えていれば、このような事態にはならなかったのではないか。
そう思う程度には責任感があり、義務があると考えていた。
「不意打ちが上手く言った程度で調子乗ってんのか教官殿。
今までの借り含めて、バラバラに引き裂いてお礼参りしてやるよ……っ!」
―――慈悲は殺意と狂気に払われた。
事ここに至っては是非も無し。
「そうか、なら―――」
同時刻、異なる戦場でも最終通告が成される。
・
・
・
| サイコメトラー | 若槻美野里 | Lv58 |
| 符術師 | ヴァズィ・ウリムェング | Lv50 |
| 外道 | ヘカトンケイル(本名喪失) | Lv64? |
| 外道 | ギリメカラ(本名喪失) | Lv66? |
| 軍勢 | 修練会門下生 | Lv45(各自20~30) |
| 外道 | チェルノボグ(本名喪失) | Lv58? |
| 剣士 | 八瀬宗吾 | Lv60 |
| 外道 | ヨシツネ(本名喪失) | Lv72? |
これより始まるのは3つの盤面による鬼退治ならぬ外道退治。
人面獣心の畜生を狩るべく集った者たちの戦い。
―――そして、言い方を変えれば失敗の後始末。
失った命は戻らない。
尊厳も誇りも涙も何もかも。
それでも、剣を取らねばならぬ時が来た。
怒りを、責任を、悲憤を、決意を―――殺意を込めて。
ここに死闘の幕が上がる。
・Tips
【DASU】(出典:真・女神転生 デビルサマナー TVドラマ版小説)
ダークサマナー・ユニオン。黒暗召喚師連盟。
ダークサマナーの連合組織にして悪魔ビジネス業を成す者たちの集団。
選挙での当選、政敵の抹殺、次期戦闘機導入の決定権、スターになるための力、テロへの協力、異性をモノにする為だけの罠。
それらの見返りとして活動資金や拠点、超法規的行動特権、財界&政界への影響力、時には生贄の為の犠牲人体などを得ている。
宗吾の世界において、この組織のトップであった『黄金のGUMP使い』が封剣士やその他の勢力と協力し天尊流星と相討ちになったらしいが詳細は不明。
【銀翼十字結社】(出典:真・女神転生 デビルサマナー TVドラマ版小説)
シルバーウィンガー。全ての宗教における共通概念「悪魔」を滅ぼすための特務チーム。
超宗教間において結成された対悪魔秘密結社。
キリスト教、仏教、儒教、ロシア正教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、アルメニア正教、グルジア生教、ブードゥ教に至るまで、一般的には敵対し合っている宗教派閥が裏で手を結び協力し合っている。
メンバーは個々の出身を公にしない事をルールとしているが、問題はそれなりに発生している。また、上層部には嫌な噂が絶えない。
宗吾の世界において、三業会との決戦時に主要メンバーの大半を失って弱体化したとの事。
【魔剣Z】(出典:魔剣X アフターストレンジデイズ)
封印されていた魔剣シリーズの最終ナンバー。
魔剣計画は幾多の失敗が続いていたが、コードネーム=マキ―ナ、コールサイン「X」ナンバーにおいてついに完成した。
だが本来はコールサイン「Z」が最終形態かつ完成体になる筈だった。
封印された理由はコロラドの米宇宙軍のコンピューターをクラックして、アジア軍域の核の全弾発射を命令しかけたため。
天尊流星を滅ぼす確実な方法であり、目的達成のため最短確実な選択肢を取ったとの事。
魔剣シリーズの試作品は破棄されたが、実際はXのパーツ・バックアップ用と人工知能研究のためZ含めた幾つかのプロトタイプは残されていた。
少なくとも宗吾の世界において魔剣Zはそういった存在である。
【天空頭脳】(出典:魔剣X アフターストレンジデイズ)
魔剣シリーズの頭脳とでも言うべき人工衛星。
魔剣の柄部分にはハイパービットの集積回路・人工知能推論部が収められており、人間同様に思考し感情さえもある。
だが柄部分のみの容積と規模にして人間の頭脳に匹敵する人工知能を育成し得る訳もなく、そのためのドレッド・データベースは地球周回軌道上のコンピュータ衛星が担っていた。
魔剣シリーズは全て同じデータベースを共有しており、これと遮断する事で強制停止に追い込むことが出来る。
宗吾の世界では技術的な問題からこういった仕組みが取られていた。
【魔盾】(出典:魔剣X アフターストレンジデイズ)
天尊流星および魔剣シリーズへの対抗手段。
イマージュを制御・抑制する物質で造られている。
相模所長が超極秘に開発し、その彼を恐れた故に天尊流星はイマージュごと教授を誘拐した。
理論上は魔剣と一緒に握らなければ発動しない。
宗吾の世界ではこれの研究データが流出し、結果として魔剣とリンクしていれば持っているだけで効果を発揮するまでに進化した。
これが切っ掛けとなり、最終的に三業会との決戦へと至る。