真・女神転生オタクくんサマナー外伝~エピソードオブドリフターズ~   作:ジントニック123

39 / 61
次回でこのシナリオも終わる予定です。


Good Losers War -後篇①-

 

 

 全てが終わっていたのを知って、動き始めた。

 

 あの日、■■(おれ)が死んで荼毘が生まれた時からずっと。

 

 幼い頃はまだ良かったと思う。

 ヤタガラスに連なる名家の長男として生まれ、周囲から期待を寄せられる日々。

 決して七光りや忖度の類ではなく、一族が受け継いできた炎の異能は父を超える素養があった。

 

『俺以上の火力がある』

 

『お前なら俺が成れなかった四天王の域にも手が届く』

 

『人を守り、国を護る為にその力を使うんだ』

 

 父の持つ一族の名を上げようとする野望。

 ライドウのような超越者には至れなかった自身への絶望。

 そして彼らへの嫉妬や憧景の根柢にあった国や人を守ろうとする確かな信念。

 

 それら全てを引き継いで、護国の防人(ヒーロー)になるのだと信じて疑わなかった。

 火をつけたのは父でも、その道を選んだのは間違いなく自分だったから。

 父の期待に応えて、見て貰うのが嬉しかったから。

 

 

 

『――――熱っ!?』

 

 

 

 崩壊の始まりは突如としてやって来た。

 

 火力を高めるほど焼け爛れる肌。

 力を使うほど異常に消耗する体。

 成長と共に浮き彫りになる欠点。 

 

 

「弱点」*1何らかの理由により特定の相性に極端に弱くなる。

⇒「火炎弱点」この弱点は装備やスキルの効果では変更できない(裁定)

父ではなく母の体質に寄っていた影響が考えられる。

「運動障害」*2循環器系統に障害、あるいは疾病がある。

移動力が-10され、格闘系統の特技はコスト消費2倍となる。

⇒彼の場合、魔法による消費も倍増していた。

 

 

 自らの炎に焼かれるほどの脆弱(モロ)さ。

 敵と殺し合うには不十分な貧弱(ヨワ)さ。

 

 どうやら自分は……戦いに向いた体質ではなかったらしい。

 過去、力を高める為に近親者での婚姻を繰り返した弊害か。

 異なる()を取り込む為落ちぶれた名家から母を娶った罰か。

 

 どの道、この手の問題は覚醒段階を上げ超人になったとしても変わらない。

 不治の病と同じく、現段階では手の出しようのない領域の話。

 つまり自分は欠陥品の失敗作だったという事だ。

 

 ―――その事実が分かってから、毎日の訓練は中止となった。

 

『何度も言ったろう、お前の為なんだ』

 

『■■兄ボロボロなの心配、嫌っ!』

 

『■■……世界は沢山あって、選択肢は無数にあるの。もっと外を見て』

 

 どれだけせがんでも駄目だった。

 どれだけ強い炎を出しても駄目だった。

 父も母も妹も、言い方を変えて“止めろ”の一言。

 

 ―――そんなもの、認められるはずもない。

 

 脆弱さが何だ、貧弱さがどうしたというのだ。

 全てを焼き尽くせるだけの火力があればいい。

 欠点を帳消しにするほどに力を高めればいい。

 

 とっくに火はついているのだ。

 止まる理由などありはしない。

 この道を行くのは己の選択だ。

 

『何故分からん!! そこまでの火傷を負って何故分からないんだ!!』

 

 この火は消えはしない。いつまでも燃え続ける。

 そうあれと願われて、そうしたいと願ったから。

 

『なにも前で戦うだけが全てじゃない! 

 お前は頭の回転も速い、後方支援だって立派な戦いだ!!』

 

 そうすればまた―――父に見て貰えると思って。

 

 だが……結局父は自分を見ず、新しく作った弟に全てを注ぐようになった。

 幼子にするようなものではない過酷な訓練。

 それを止めようとする母に、涙目の妹。

 

 ―――誰も自分を見ない。

 

 それに気づいてからしばらくの事はあまり覚えていない。

 いつの間にか地方にある別宅へと送られていた。

 まるで隔離するかのように。不要になった荷物を捨てるかのように。

 

 実家のある東京から離され、裏方や政治的な教育を受ける日々。

 いつか忘れる、大人になる頃には過去として割り切ってくれる。

 そんな考えが見え透いて……だからひたすら独学で鍛え続けた

 

 他に人間にはバレないよう細心の注意を払いながら。

 火傷は傷薬で治し、引き攣る痛みを無理矢理堪えて。

 

 そうして数年が経ち、父がかつて見せてくれた赫灼熱拳(秘奥)の習得にも至った。

 これならまた見てくれると信じ、訓練に使っていた山へ来てくれるよう頼んで―――。

 

『お前、まだ―――!?』

 

 ……それでも駄目だった。父は来なかった。

 悔しくて涙が出て止まらず、1人で膝を抱えて蹲って。

 

 ―――だから、ああなったのだろう。

 

 

『うわぁっ!? 火が、止まらな―――っ!!?』

 

 

「暴発」*3PKが大失敗した場合、連鎖的に他のPKが発動する。

未修得のスキルでも判定に成功すれば発動する。

判定に失敗するか、MPが尽きるまで続く。

 

 

 溢れ出た感情に伴う異能の暴走。

 周囲を巻き込んで止まらない、自分を焼き続ける炎。

 下手に才能があった事が裏目に出て、全てを出し尽くすまで止まらなかった。

 

 

 ―――死にたくない、まだ何も、見せられてない。

 

 その一念で近くの川へと飛び込んで―――。

 

 

『おや、驚いた。まさか意識を取り戻すとはね』

 

 

 次に目を覚ませばベッドの上だった。

 ただし、病院なんてものではなく廃ビルの一室であったが。

 こちらを覗き込むようにして声をかけたのは頬のこけた白衣の人物。

 

『意識の無い焼死体同然の身元不明覚醒者。

 ちょいと新しい術式試したかったから拾ったけど……良かった良かった。

 そろそろ1年経つから来月にはバラ売りしようと思ってたんだ』

 

 

《奇跡の手術》*4死んだ人間も治療できる。

HP・MPを回復する。4時間を要する。

⇒異能に頼らない、その時代における医術の集大成。

 

 

 ほぼ死人だった自分を助けたのはいわゆる闇医者で、ここはその拠点。

 1年近く昏睡状態だったという事実をなんとか消化して、礼もそこそこに飛び出した。

 眠っている間に血やマグネタイトを維持代として抜いていたらしいが、どうでもいい。 

 

 とにかく走った。裸足のまま何時間も。

 東京の実家へ、家族のいる場所へと。

 無駄と思いながら……ほんの一縷の望みをかけて。

 

 きっと、変わっていて欲しかったからだ。

 見たかったのだ、自分の生まれた意味を。

 

『立て! その程度では話にもならん!!』

 

 だけど。

 結界を抜けて数年ぶりに帰った実家は……何も変わっていなかった。

 

 成功作の弟に虐待染みた過酷な訓練を強いる父。

 相変わらず止められない母に、目を閉じ耳を塞ぐ妹。

 そして、仏壇に飾られた自分の遺影。

 

 ―――その光景が、改めて教えてくれた。

 

 自分は失敗作で意味は無く、既に家族は……己を過去にしたのだと。

 

 色々限界を超えると、自分を形作っていた物が白黒反転すると知ったのはこの時だ。

 ……だから決めた。

 

 

アレの大切なもの全てを焼き尽くすと。

 

 

 父も、弟も、母も、妹も、一族も、背負った誇りも。

 守るべきものも何もかもを一切残さず灰燼とする。

 

 それこそが、自分(荼毘)の生まれた証なのだ。

 

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

「詰めていくわ。出て来て仕事の時間よ」

 

 

 ―SUMMON――

 

 

 

 敵味方も困惑する一瞬の全裸蛮族自力離脱(珍騒動)を最大活用したのは美野里だった。

 生まれた呼吸の空白にグルルをCOMPへ戻し、半ば仕切り直す形で他の仲魔を召喚する。

 

 

『あら、出番ですかサマナー?』

 

 

\カカカッ/

地母神ブラックマリアLv63相性:破魔・呪殺・電撃・衝撃無効

 

 

『おぼぼぼ、タンマ、ちょっとタンマ……き、昨日の酒がぬげでないぃいっ!』

 

 

\カカカッ/

狂神/顕現体リーベラLv63相性:破魔・呪殺・火炎・氷結無効

 神経・魔力・精神・突撃に強い

 

 

 展開された魔法陣より現れるのは2体。

 

 片方は褐色の肌に豊満な肉体を黒のベールで包んだ美女。

 どこか軽薄さを感じさせる一方で、知的な瞳を携えた悪魔。

 黒き聖母にして豊穣神を起源とする地母神ブラックマリア。

 

 もう片方は腰まで届く白髪と露出度の高い衣服を着こなす美女。

 しかし酒瓶片手に今にも死にそうな表情をした、どこか残念な雰囲気の悪魔。

 ローマ神話における生産と豊穣の女神リーベラ……()()()()()

 

 どちらも格としては相当に高い悪魔である。

 同時運用の場合、コストを考えるとバッテリーがあっても頭が痛くなるレベルだ。

 もしリーベラの方が実体を持っていなければこうも簡単には扱えなかっただろう。

 

(文無しで飲んでたの立て替える代わりに契約できて良かった……っ!)

 

 出会った時の事が脳裏を過るがすぐ振り払う。

 今優先するのは王の駒(キング)を獲る事だけ。

 何か仕込んでいても発動する前に終わらせれば良いのだ。

 

 

『うぷ……とりま積みま~す』

 

『ちょっと、吐かないでくださいよこんな所で』

 

 

《ラスタオート》*51ターン目開始時、ラスタキャンディが発動する。

“熱■門”の名を冠したスキルの変異、あるいは最適化。

《延長強化》*6自身が使うカジャ・ンダ効果の効果時間が1ターン延長される

《大地讃頌》*7《ハーモニクス(召喚)》によって外付けされた種族専用スキル。

 戦闘開始時、味方全体の物理・魔法防御を1段階上昇させる。

⇒《ラク・カジャ》 ※SH1

 

 

―――地母神と狂神の加護が味方に降り注ぐ! ―――

 

 

味方陣営攻撃+1 防御+2 命中・回避+1

 

 

 改めて戦闘が始まる。敵は1人、こちらは4人と2体。

 定石通り更に強化(バフ)弱体化(デバフ)を重ね、数で圧殺するべく行動を開始し―――。

 

 

「正義の味方らしくリンチか? ヒデェ話だよな」

 

 

《迅速の寄せ》*8バトルでの動きが早まり、先に行動しやすくなる。

パッチワークCOMPに搭載したアプリ使いのスキル。

 

 

 それよりも速く荼毘が動いた。

 加速装置(アクセラレート)と併用した2重加速。

 あまりの負荷に眼窩から血が流れ落ちて、高熱に炙られ一瞬で蒸発する。

 

「そんなにさっさと終わらせたいか……同意見だ」

 

 

《捧魂の法》*9自分のHPを1にする。

攻撃力・防御力・命中・回避率を最大まで上げる。

 

 

 己が命を文字通り薪とする強化―――荼毘自身を焼く炎がさらに火力を増す。

 肉の焦げる臭いと共に、足元の岩や砂が溶けてガラス化し始めた。

 

 

敵陣営攻撃+4 防御+4 命中・回避+4

 

 

「だからさっさと焼け死ね」

 

 

燃灼拳(ジェットバーン)*10消し炭も残さない炎を纏った拳で敵を焼き尽くす特技。

直線上の敵全員に対し近接・射撃・魔法を全て加味した魔法ダメージを与える。

更に、低確率で5秒間、大炎上の状態変化を付与する。

残りHPが多いほど威力が上昇する。

《火炎ブースター》*11火炎スキルの威力を2倍にする。

その攻撃によって生じるBS発生率に+20%する。

《火炎ハイ・ブースター》*12火炎スキルの威力を3倍にする。

その攻撃によって生じるBS発生率に更に+20%する。

火炎スキル2つと《火炎ブースター》の習得が必要。

火力を上げる―――それしか知らず、それだけに心血注いだ。

《■■:制■解■》*13HPとMPをレベル分回復する。

崩れゆく体を怨嗟の炎だけで踏み止まらせてきた。

 

 

 極限まで高められた蒼炎が邪魔な英雄(ヒーロー)たちを焼き払おうと迫る。

 

「ッーーーさせませんよっとぉっ!!」

 

 

―――《ドラッグホルダー:物反鏡》―――

 

 真っ先に反応したのはある程度手の内を知る佐藤。

 装甲から射出されたのは物理型攻撃を反射する鏡。

 

 赫灼熱拳と荼毘が呼称する高位の火炎系スキル群。

 中でも燃灼拳(ジェットバーン)という技は魔法のようでいてその実、物理型(ショット)の攻撃である。

 その勘違いを突かれ命を落とした者を何人も見ていた。

 

 であれば無行の位(乗突)で返せない事もないがこの規模だ。

 失敗すればただでは済まないし、何より助かるのは自分だけ。

 プライドに拘って勝手な真似をする場面でもない。

 よって不確定な技ではなくアイテムによる確実性を優先する。

 

 ―――拳と反射結界が衝突した。

 

 

「なあコウモリ野郎……一つ聞きたいんだが」

 

 

 衝突して……()()()()()()

 どころか、ビキビキと異音を響かせながら結界に罅が入っていく。

 

「こいつは……!?」

 

 それは佐藤からすれば異常事態。

 それは荼毘からすれば当然の話。

 

 

「俺に反射を抜く手が無いとか……どうして思ってたんだ?」

 

 

 誰も知る筈がない―――見た者は一人残らず焼き殺したから。

 

 

《個人目標:信念(怨嗟)*14敵味方すべての相性特性を与える一時的な効果を解除する。

⇒貫通(D2仕様)を付与する(回数制限あり)。

 

 

 それはただひたすらに自分の力と向き合い鍛え続けた成果。

 

 スキルではなく、力の流れや隙間を見抜いて捻じ込む“技術”*15

 炎の効かない相手でも燃やせるようにする為の力。

 いつか来る時に備えて伏せ続けた切り札。

 

 その秘匿は実を結び、半年以上前、()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 ちゃちなアイテムの一つでは防げるはずもない。

 そして2秒後、儚い音と共に結界は砕け散った。

 

 

 

 

 

 「温いわぁっ!!!!」

 

 

 

 

《菩薩掌》*16敵単体に物理ダメージ。

一定確率で気絶する。クリティカル時に即死効果付与。

敵が間合いに入った際、判定に成功すると先制攻撃が可能。

《会心ハイブースタ》*17自身のクリティカル率が大上昇。

クリティカル時のダメージが大増加。

《愛用の武器:素手格闘》*18習得者のレベル5ごとに、素手の威力を8上昇させる。

《真・武器強化》*19絆を結んだ武器の威力・命中修正を3倍にする。

⇒「素手」を指定。

 

 

 砕いた瞬間を狙って、女傑の掌底が捻じ込まれた。

 

 

「ガッ、ハ―――ツ!?」

 

 

―――STAN―――

 

 

 割り込みの一撃(カリキュレイト)を受けて荼毘の動きが強制停止する。

 構えた剣士と同様の、間合いに入った者を先んじて潰す技。

 本来であれば相手の頭を合掌によって潰すものだが、この場合は()()()()()()()()()()形とした。

 

 無論、灼熱の炎へ飛び込んでタダで済むはずもない。

 代償として七海の全身も酷く焼け爛れる。

 

「この程度で俺が怯む筈なかろう!!」

 

 が、本人からすれば些細な事。命に係わらないダメージなど気に留めもしない。

 むしろあの灼熱の拳を止めたにしては安過ぎる代価と思っているほどだ。

 

 

「止まったな」

 

「へへ、へひゃぁあっ!!」

 

 

 そして、その隙を見逃す剣鬼と筋者ではない。 

 

 

―――《金翅鳥王剣》―――

 

―――《デスカウンター》―――

 

 

 攻撃された事実を起点(トリガー)とする反撃の太刀が閃く。

 熱で歪んだ陽炎ごと骨肉を刻み飛ばしながら、()()()()()()()()

 連撃連斬による数瞬の空中固定。

 荼毘はまるで舞い落ちる木の葉のように宙を踊り狂う。

 

 もちろん、嬲る事が目的などではない。

 

 

「これで終いよ―――!!」

 

 

 七海が一歩引いて構える時間を稼ぐためだ。

 

 

「ついでにこれも喰らっときなさい」

 

『オロロロロ――――!!』

 

『はいはいお掃除お掃除』

 

 

「デカジャの石」敵全体の強化を解除する。

《S烈光の秘法:タルカジャ》*20手番開始時、セットされたスキルを自動発動する。

⇒《タル・カジャ》(SH1)

《混沌の海》*21敵全体に万能属性の魔法型ダメージ。

3ターンの間、敵全体の防御力を20%減少させる。

《溶解ブレス》*22敵全体の防御・命中・回避を低下させる。

 

味方陣営攻撃+2 防御+2 命中・回避+1

敵陣営防御-2 命中・回避-1

 

 

 駄目押しに美野里の手で強化を剥がされ弱体を叩き込まれる。

 これで荼毘は丸裸。先程の烏合のように、まな板の上の鯉となった。

 ―――ここから巻き返す手はない。

 

 

「容赦ねぇなあ、お前らってやつは……っ」

 

「する義理があるのか?」

 

 

《閃光拳XⅦ》*23前列の敵1体に剣相性のダメージを与える。

このスキルの威力修正は[レベル×(ランク+1)]に等しい。

威力修正に等しいHPコストを支払う。

最強の拳を追い求め、研鑽の果てに至った正拳ならぬ“凄拳”。

 

 

 凄拳の魔獣―――万物を噛み砕くその牙が荼毘へと突き立った。

 

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 武術とはナニカを打倒する為に生まれた物だ。

 

 自分より体の大きいモノを。

 自分より力の強いモノを。

 自分より素早いモノを。

 

 総じて自分より性能(スペック)の高い存在と戦う事を念頭に置いている。

 大概は人を想定したものだが、更に一歩踏み込んで人外―――つまり悪魔を屠る技術体系も陰ながら存在していた。

 

 では武術の源流とは何か? 

 その始まりは一体どのようなものなのか? 

 何を考えて構築されていたのか? 

 

 そう問われれば答えは実にシンプルだった。

 

 

 

 

 

 「これは私の分! これも私の分!! これもこれも、私の分!! 巻き込まれたジールの分!! ついでにこいつも私の分だゴラぁああああっ!!!!!!!!」

 

 

《ATTACK》*243~8回の通常攻撃。

とある世界では8連続の通常攻撃を行うヤマタノオロチが存在した。

本人曰く、NEO京八流なのだから8連続は当たり前とのこと。

《物理ギガプロレマ》*25物理属性の威力を増加する。

《物理・銃撃貫通》*26物理・銃撃属性で攻撃する時、

耐性・無効・吸収を無視してダメージを与えられる。

 

 

 

すなわちスデゴロ。

 

 相手が動かなくなるまでひたすら殴る蹴るの暴力である。

 

 その過程で肉が潰れ骨が砕けようが構わない。最後に立っているのが己であるのならば。

 どのような武術であろうと、結局はそれを成した者が勝者なのは古今東西変わらないのだから。

 

「~~~~~~ッ!」

 

「こうされるとレイプされる側の気持ちわかるでしょ!? 

 “もうどうなってもいい、早くイッて! ”ってさぁ!! 

 まあ私の場合はどうぶっ殺すかばっか考えてたけど!!!!」

 

 もっとも、馬乗りになってひたすら殴られている側からすればどうでもいい話であったが。

 

 頭蓋を揺らす衝撃に歯を食いしばりながらアラクシュミー……裕理はなんとか拳の雨から逃れようとしていた。

 しかし、胴体を両足でがっちりとホールドされ、僅かに身じろぎするのさえ難しい。

 自由な両腕で身を護ろうとしても、簡単にすり抜けて顔面へと突き刺さる。

 格闘の心得があれば何とかなったかもしれないが、悲しいかな、支援タイプの彼女に求めるのは酷な話であった。

 

「ほらほら、さっさとイかせないと逆腹上死するわよ! 

 麻薬(ヤク)キメた癖に中折れとか不完全燃焼でしょーが!! 

 巫女服はコスプレか清純派AV女優!!?」

 

「こ、の……誰が……っ」

 

「咆えるな嘘つき(メスブタ)ァーーーッ!!」

 

 

《鬼神無双》*27通常攻撃後、もう1度攻撃とスキルの使用が可能。

《智慧剣》*28敵単体に衝撃+破魔属性ダメージ。

対象が嘘をついている場合、超特大ダメージ&貫通付与(D2)

正しくないものを断ち切る正義の剣。文殊菩薩の化身としての力。

 

 

 反論は内臓を撹拌する一撃によって中断された。

 

 文殊菩薩が持つ権能、虚偽を口にした者を裁く正義の剣。

 化身たるパジラを降ろした事で使用可能となる必殺奥義。

 伝播した衝撃が岩盤を砕き周囲へ無数の亀裂を走らせる。

 

 

 

「ご、っ……ふ……!!」

 

 

 

 それでも―――裕理はまだ生きていた。

 

 口から夥しい量の血と()()()()()を吐きながらも死んでいない。

 生身ならば既に100回は挽肉となっているが、高位悪魔への変身が命を繋ぐだけの耐久性を彼女に与えていた。

 加えて―――。

 

 

《ディーワーリー》*29破魔貫通を得る。最大HPが50%増加。毒・魅了・魔封無効を得る。

自身を含む味方がHP回復効果を含むスキルの発動時、

次の連動効果が発動。

⇒味方全体のMPが1回復。

⇒敵単体に破魔属性の魔法型ダメージを与える。

後攻でバトル開始時、連動効果が発動。

⇒1ターンの間、味方全体をスキルによる即死無効状態にする。

《福徳の華》*30味方全体を回復力100で回復。

状態異常を全て回復後、1ターンの間、スキルによる即死無効状態にする。

《回復ハイブースタ》*31回復スキルの回復量が25%増加する。

 

 

 体力上昇、一部のBS無効に回復と攻撃を同時に行う規格外の深層(D2)スキル。

 変身による高速動作(2回行動)を用いて回復を連発し、致命傷を即座に癒す。

 

 どれほど痛めつけられようと問題はない。

 持久戦に持ち込めば龍姫の方が先に力尽きる。

 人間と高位悪魔にはそれだけの差があるのだから。

 

 

 

『■■■■■!!』

 

「回復します」

 

 

 

 ―――無論、それは1対1(タイマン)であればの話だが。

 

 

 

《ボディシールド》*32味方1列のダメージを肩代わりする。

受けるダメージはスキル効果で軽減される。

《鉄壁》*33敵の攻撃による被ダメージ時、一定確率でガード効果が発動する。

本来はサマナースキルであるが、龍姫へと降魔を繰り返す過程で習得した。

《仁王立ち》回避出来なくなる代わりにダメージを半減する。

《三分の活泉》HPを30%増加する。

《ケミストリー》*34支援型の消費型アイテムを同時にランク数まで使用可能。

⇒「ヒールゼリー」*35、「柔軟性・消毒スプレー」*36

事前に佐藤が手配したアイテムの数々。

 

 

 耐性を貫通する破魔の光を神将が受け止め、暗殺者の少女がすぐさま癒す。

 馬乗りになったままの女へは欠片も届きはしなかった。

 

「マクラぁ―――っ!!」

 

 龍姫はそのまま大きな胸を逸らすようにして逆倒立(バックブリッジ)

 両足で挟み込んだ裕理を勢いのままマクラへと投げ飛ばす。

 慣性の法則には逆らえず、まっすぐ飛翔して―――。

 

 

《ハニートラップ》*37ユニークスキル。

攻撃を防御で受けた時、確率で特大威力の物理攻撃で反撃する。

 

 

 まるで蚊をはたき落すように、地面へと叩きつけられた。

 

 

「―――――――」

 

 

 声が出ない。呻き声さえ形にならない。

 肺が潰れたのか、喉が拉げたのか。

 もはや裕理には自分の状態さえ分からない。

 

 分かるのは―――()()()()()()()という事だけ。

 

 相手は勝利へのパターンを組み終わり、ひたすら繰り返すだけでいい。

 そしてこちらにはそれを崩せるだけの手札が無い。

 高火力をぶつけても、神将(マクラ)の護りを突破する事は叶わなかった。

 戦闘中盤から回復に専念しなければすぐにでも押し切られる状態になった。

 

 まさにジリ貧。

 終わりを待つだけの死刑囚。

 予知能力など無くても結末が見える。

 

 ―――それなのに。

 

「―――――ッ!!」

 

 気がつけば両足で立っている。

 荒い呼吸のまま足掻いている。

 諦めもせず立ち向かっている。

 

 とっくに諦観したはずの心とは真逆の動き。

 ……自分でも訳が分からない。

 どうでもよくなったと思っていたのに。

 

「……ここまでボコられてもまだ分かんないか」

 

「な゛にが……、でずが……」

 

 龍姫は呆れ交じりのため息を1つ吐いてから告げた。

 

 

 

「―――アンタ逃がした奴もとんだ間抜けだわ。

 一緒に死んでくれって言ってた方が救いだったでしょ……まさに犬死野郎ね」

 

 

「――――――――は゛?」

 

 

 思考が白一色に染まった。

 コノオンナハナントイッタ?

 

 

「負け犬負け犬敗北者。猿山大将敗北者。何も残せず消え失せたゴミクズ。

 違う世界に産廃放り捨てて自分だけ満足して逝った自己満足野郎。

 一銭の価値も、生きる価値も無かったマオウサマ……ウケるわー」

 

 矢継ぎ早に放たれる、暴言に次ぐ暴言の雨霰。

 かつての世界なら囲んで殺されるほどの暴挙。

 友人たちがいれば激昂し剣を抜くだろう侮辱。

 

 視界の端でまたか、と呆れた表情を浮かべつつ身構える褐色の女がいるが……気にもならない。

 

 ―――駄目だろうそれは。

 

「取り……消して……、ください」

 

「ええ~、私って正直者だからさ、無理。

 忌憚のない意見ってヤツよこれ」

 

 ギチリ、と手元から音がした。

 

 いつの間にか拳を握り締めていた。

 いつの間にか唇の端を噛み千切っていた。

 いつの間にか迷いも疑問も吹き飛んでいた。

 

 何も知らない人間が、口にしていいはずがない。

 彼を知らない人間が、馬鹿にするのは許せない。

 

 

「アンタの男は自分の世界も守れない玉無し野郎。

 守ったつもりのアバズレもほぼ全滅。

 空っぽ間抜け裸の王様…………かわいそ

 

 

「取り消せって言ってるんですよその言葉ぁっ!!!!」

 

 

 一線(ライン)を超えた侮辱に―――裕理は初めてキレた。

 

 

《激怒モード》*38展開スキル。全ての攻撃でクリティカルが発生する。

怒りに血をたぎらせ、捨て身の攻勢に出る。

あるいは《チャンチャラー》*39の変則発動。

《龍の眼光》*40点滅状態のプレスマークを4個追加。

 

 

 怒りが限界という言葉を踏み躙り、現実を歪める。

 装填するのは殺戮光。残った全ての力を振り絞る。

 

 

《マハンマバリオン》*41敵全体に特大威力の破魔属性攻撃。

弱点をついた時、確率で即死させる。

 

 

 裕理の全身から放たれたのは、さながら全てを飲み込む光の瀑布。

 連続する特大の破魔光が富士山山頂を金剛石のように輝かせる。

 大抵は物理的な破壊力を持たない破魔系スキルであるが、これは数少ない例外。

 弱点ではない以上即死は期待できないが、分子レベルまで分解されてしかるべき魔法だ。

 途中で神将が消し飛んだ気配がしたが、あまりの光量に裕理自身もよく見えない。

 

 

「ハッ、ハッ、ハッ……――――、ぅっ」

 

 そして。全てを出し切った後でその場に膝を着く。

 怒りによる一瞬のブースト。

 代償は当然重く……しかし状況を逆転させる起死回生の一手に他ならなかった。

 

(これで――――!)

 

 更に重くなった体を奮い立たせて前を向く。

 

 

 

 

「―――カハッ、やっといい目してきたじゃん」

 

 

 果てして―――残光が晴れた先には仁王立ちする女の姿。

 

 

《三分の活泉》HPを30%増加する。

 

 

 全身血みどろになりながらも不敵に笑う龍姫がそこにいた。

 かなり削れはしたが、おそらく食いしばりを切ってさえいないだろう。

 強固な壁に守られた、体力全快の相手を押し切るのは流石に無理があった。

 

 思わず舌打ちしそうになって―――その前に踏み込まれた。

 

「んじゃ改めて―――ぶん殴らせろ♪」

 

―――《ATTACK》―――

―――《鬼神無双:ATTACK》―――

―――《ハイリジェネレート》―――

 

 真正面から殴られる。

 自分の血で真っ赤に染まった拳で十数発。

 加減もなく慈悲も哀れみもなく……ただただ全力で振るう打撃。

 

「ジィイイイル!! 絶対に手ぇ出すんじゃないわよ!!!!」

 

 龍姫は振り向かぬまま、背後の仲間へと叫ぶ。

 少し離れた位置で生き残っていたジールは、それを聞いて懐から取り出したアイテムをそっと仕舞い直す。

 いつもの悪い癖だと半ば諦めながらも、動く準備は忘れない。

 いざという時は介入する気満々であった。

 

「こんの、何度も何度も……人の顔バカスカ殴ってるんじゃないですよ!! 

 死んだらどうしてくれるんですか!!?」

 

 

―――《ATTACK》*42―――

―――《ATTACK》―――

 

 

 対する裕理もお返しと言わんばかりに8発ばかり殴り返す。

 既にMPは尽きた。残されているのは相手と同じく両手の拳のみ。

 繰り出すのは素人丸出しのテレフォンパンチだが、悪魔化した状態なら十分な鋭さを持つ。

 

「どうでもいいんでしょ気にすんな!!」

 

()()()()()()()()()()()()()()!!!!」

 

 顔面へ拳を叩きつけながら―――腹の底から叫ぶ。

 

「私は―――()()()()()()()()()!!!!」

 

 この期に及んでようやく気付いた己の真実を。

 怒りに任せて諦観を吹き飛ばした先の本音を。

 

「私が死んだら……護堂さんの最期が無駄になる。

 私が死んだら、護堂さんを誰が思い出すんですか。

  私が死んだら―――護堂さんは本当に負け犬になる!!」

 

 決して褒められた男ではなかったと思う。

 

 魔王云々以前に、無自覚に女を落とす癖に好意に気付かない鈍感野郎。

 平和主義者と抜かしながら事件をよく引き起こすトラブルメーカー。

 戦う度に何かしらの建築物を破壊するのでどれだけ人を困らせたか。

 

 それなのに周りにいる人間はイエスマンだらけで誰も止めはしない。

 窘めたとしても形だけ。絶対上位者である魔王に逆らう思考自体が存在しなかった。

 

 だから、いつも注意するのは自分だった。

 だから、いつも諫言するのは自分だった。

 だから、いつも抗議するのは自分だった。

 だから、いつの間にか正妻等と呼ばれた。

 

 だけど……その役目を嫌だと思った事は一度もない。

 そんな彼だからこそ、惚れてしまったのだから。

 死ぬ定めにあった自分を滅茶苦茶な方法で救い出したあの時から。

 

 その思いは―――きっと生涯色褪せない。

 

「ならどうする? アンタはどうしたいのよ?」

 

「貴女を倒して生きる。

 生きて生きて―――最後まで生き抜いてみせる!!」

 

 この先の人生でまた会う事があっても、それは自分の知る護堂ではない。

 そんな事関係ないと叫べるほど自分は強くないから、きっと拒絶する。

 けど、それでいい。

 

「護堂さんとの再会は来世()の私に任せます。

 今世()の私は過去世()を抱えて……いつかの終わりまで歩むんです」

 

 散々遠回りをして、自棄になって馬鹿な事に手を貸して。

 その果てに、万里谷祐理が辿り着いた答えがそれだった。

 

 

「――――よく言ったぁっ!!!!」

 

 

 少女の啖呵に満面の笑みを浮かべ―――殴り合いが加速する。

 

 互いに避ける事を考えず愚直にぶつかり合う。

 異能による派手な交錯などはありはしない。

 積み上げた技術の競い合いもありはしない。

 

 あるのはひたすらシンプルな原初の闘争だけ。

 

 やがて亜麻色髪の少女が前のめりに倒れるまでそれは続くのであった。

 

 

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

 ・

 

 

 

「―――龍姫さん、申し開きは?」

 

「むしゃくしゃしてやった。反省はしてるけど後悔はしてない。

 だから麻痺毒飲ませようとするのは勘弁して欲しいかなーって」

 

「いつもの事ですけどサポートする身にもなってください。

 考え無しに暴れ過ぎなんですよ毎度毎度。

 下手してたら死んでいました、今度は私に監禁されたいのですか」

 

「いやぁ、ギリ行けるかなって勘が囁いてさー。

 それに死人殴るのも趣味じゃないし、折角やるなら本音引き出してからじゃないと」

 

「まったくもう……編集長には報告しますからね。

 それで、この人どうするんです? 

 まだ息はしてますが、国へ引き渡すんですか」

 

「んー……煽った手前、減刑嘆願して扱き使えないか交渉するつもり。

 めっちゃ縛りは入るだろうけど、もう馬鹿な真似はしないでしょ。

 ジール、ウチの机ってまだ空きあったわよね」

 

「はぁぁあ……ひとまず安全地帯まで離脱しましょう。

 それくらいの余裕はありますよね龍姫さん」

 

「まあね。アッシー君呼んでひとっ飛び―――」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「―――ゴミならせめて燃えて俺の薪となれ」

 

 


 

 

 

 

 次の瞬間―――富士山頂上付近は焦熱の世界へと叩き込まれた

 

 

 

*1
※覚醒篇 不利な特徴

*2
※覚醒篇 不利な特徴

*3
※誕生篇 PK特別ルール

*4
※基本システム

*5
※D2

*6
※真ⅤⅤ

*7
※200X

*8
※デビサバ2

*9
※DSJ

*10
※IMAGINE

*11
※退魔生徒会

*12
※退魔生徒会

*13
※200X

*14
※200X

*15
全門耐性のプラズマ・シールドをぶち抜くのと同じ理屈

*16
※誕生篇

*17
※P3R

*18
※200X

*19
※200X

*20
※200X

*21
※D2

*22
※真Ⅳ

*23
※200X PCのスキルランクはⅢが限界だが、ボスおよびNPCにその制限は存在しない。

*24
※女神転生シリーズ全般

*25
※真Ⅳ

*26
※SH2

*27
※デビサバ2

*28
※新世黙示録改変

*29
※D2

*30
※D2

*31
※D2

*32
※PQ

*33
※SH2

*34
※200X

*35
※P4G 味方1体のHPを400回復する

*36
※P5R 3ターンの間、敵全体の防御力を低下させる

*37
※真ⅤⅤ

*38
※200X

*39
※真ⅤⅤ ラクシュミーのユニークスキル。アクティブにいる間、攻撃力が2段階上昇している味方は魔法攻撃でも確率でクリティカルが発生する

*40
※真Ⅲ

*41
※真ⅤⅤ

*42
※真1におけるラクシュミの攻撃回数は2~4回。




・Tips

「誕生篇リプレイ 魔界の扉」
世紀末の東京を舞台とするリプレイ。
なお、とある1日の事故及び犯罪による死傷者は都内で120名。
交通事故が半分以上、事故と判断された死亡事件9件で28人の被害者。
暴力団同士の発砲事件で3人、精神錯乱者が日本刀振り回して2名。
野犬に幼児が食い殺される。
これが新聞沙汰にもならない日常的な死亡事故とされる世界観である。


◎登場人物紹介

ジール <忍者><鬼女郎> Lv62
シリーズポジション:狩野みすず(誕生篇リプレイ 魔界の扉)

龍姫と共にとある出版社に勤める、編集者とDBの二足の草鞋を履いた少女。
元々はガイア系忍者組織出身の暗殺者であったが、嫌になって抜けた過去を持つ。
ちなみにその組織は壊滅したので追手が来る心配はもう無い。
コンビの龍姫に巻き込まれる形でエロ同人のような被害に遭うこともしばしば。
ちなみに全身毒人間なので手を出した相手は大抵ロクな事にならなかったりする。
好きなジャンルは雑誌作り。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。