がっこうぐらし! 実績「二度と目覚める事のない悪夢」獲得RTA   作:ランディー55

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悪天候

「いきなり暴れんなよ…。大人しくして…ろ!」

 

 オォン!(力負け)。女の子に簡単に突き飛ばされるほど典雅君が軽いのかKRM姉貴がクソ強いのかこれもうわかんねぇな…。

 

「さっきも言っただろ…、どうせ皆…このまま“かれら”に喰われて死ぬんだぞ?。誰も助けてくれやしない。…ならこれぐらいいいじゃないか…♡」

 

 ヤメロォ(建前)ヤメロォ(本音)、ふざけんな止めろ馬鹿!

 典雅君も何か言い返して、どうぞ。嗚咽してないでせめて何か言えよオォン!?

 そもそも何でこんな事するんですか(疑問)

 

「だからさっきも…。お前が好きで憎いって言いたかっただけだよ」

 

 だからってこんな事する必要ないと思うんですけど(正論)

 

「それは…正直言うと自分でもよく分からないんだ…。ただ…こうしたらいいって直感で思ってな…。結果、大正解だったよ♡」

 

 駄目だこのシャベルゴリラ(諦)。

 

「あ、怒ってるのか? ごめんなぁ、私ついカッとなる性格らしくてさ…その場の感情で行動しちゃうんだよ。だから腕もこんな風になっちゃったのかもな…、誰かのせいで♡」

 

 クオレワ紛うことなきメンヘラですね間違いない…(絶望)

 馬鹿野郎お前俺は逃げるぞお前! この距離なら全力疾走でもそうそう追い付かれ――

 

「つ・か・ま・え・た♡」

 

 速!? 何でぇ!?

 あ、そっかぁ…KRM姉貴は陸上部所属だったのかぁ…(過去形)。

 まあそらそうですよね。覚醒してなくてもゴリラはゴリラ、人一人背負ってゾンビパニックの中単独で学校の屋上まで全力ダッシュする女の子が弱い訳ないんです。

 しかもそこに主人公の女性恐怖症も追加される…と。

 もうダメだ…おしまいだぁ…、勝てる訳がないYO☆(サイヤ人の王子)

 

「いい加減大人しく――」

 

 何て言うと思ったか! この愚か者MEGA!(腹筋破壊大帝)

 お前のここが隙だったんだよ! 喰らえマン的!

 

「お…ぁ…!?」

 

 股関は女の子でも急所だからね、蹴り飛ばされたら悶えるのもしょうがないね(鬼畜)

 ヨシ!(猫)これで少しは時間が稼げるはずです、今のうちにこ↑こ↓から脱出しましょう。

 …って言ったのはいいんですがそもそもこ↑こ↓は何処なんですかね…? 多分地下シェルターだと思うんですけど(名推理)。

 ならどっかに出口君がいる――と思ってた時期が私にもありました。

 何故か出口君が、ないです。出口君は何処…ここ…?

 

「みい~つけたぁ…♡」

 

 ファ!? クゥ~ン…

 体力使いすぎたせいでロッカー先輩を蹴り飛ばした馬鹿力発揮出来てないやん! どうしてくれんのこれ?

 

「私だって…私だってか弱い乙女なんだぞ♡もっと丁寧に扱ってもらわないと♡」

 

 こんな事する女の子の何処がか弱い乙女何だよォン!?

 アカンこのままやとKRM姉貴にも捩じ伏せられるゥ! て言うかもうすでにベッドまで追い込まれてるゥ!

 

「もういい加減諦めろよ♡ 今抵抗しようが結末は変わらないんだぞ♡」

 

 オォン! アォン! KRM姉貴の力が強すぎィ!

 しかも溝尾に一発もろに喰らって体力が底をつきました(絶望)。

 

「さっきのお返しだよ♡」

 

 何も嬉しくねぇ…(素)。たまたまじゃなかっただけマシかな(錯乱)

 …で、その手に持ってるお注射は何なんですか…? そもそもいつの間に…? それ絶対ヤバい物だと思うんですがそれは…(恐怖)

 

 ええい! 動けこのポンコツが! 動けってんだよ! 動け動け動いてよ!

 ――駄目みたいですね。(駄目みたい?)ハイ…。

 アカンこのままやと高身長ヒョロガリの黒髪ロングストレートでド低音の女顔美少年男の娘が、上腕傷だらけの目が死んでる紫下着姿メンヘラ化KRM姉貴に☆O☆TIN☆TIN☆ランド開園されてミルク(意味深)を搾り取られるHシーンがダイレクトに垂れ流しになるゥ――…何て事は、ないです。

 これR15版だからね、仕方ないね♂。R18版が気になる人は買って…やろう!(ダイマ)

 

「いちいち喚くな、五月蝿い。黙れ、また殴るぞ」

 

 ヒエッ…

 

「…それでいいんだよそれで♡ そもそも、元はと言えばお前が悪いんだからな♡お前のせいで私はこんな風になったんだぞ♡責任とっておもちゃになれよ♡」

 

 何も言わずに溜め込んでたKRM姉貴が悪いと思うんですがそれは…

 

「ちょっとチクッとするぞぉ~♡」

 

 ちょちょちょっと待って下さい! 待って! 助けて! 待って下さい! お願いします! アアアアアアアア!!!(大迫真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん…」

 

 朝…か。そう思い時計を見てみると丁度正午を指していた。寝坊何て次元ではない。当然だが、他の寝袋には誰もいない。

 しかし不思議な事にここまでの寝坊をすると逆に冷静になる。…なら昨日、もっと冷静に行動出来なかったのだろうか…。

 怠い体を起こし、とりあえずの身だしなみを整える。

 

「…鳳条さん…」

 

 …10歳も年下の子供を“おにいちゃん”と呼んで…、何をしてるんだ…私は…。

 しかしこのまま全てを投げ捨てて彼の“妹”になりたいと考えている自分がいる。そんな自分が気持ち悪くて仕方がない。

 

「私は…大人だ、まだ子供の彼らを守らなくちゃ…。正しく導く…大人でなくちゃ…」

 

 そう自分に言い聞かせる。

 …だけど…だけどやっぱり…また甘えたいな。全てを捨てて、何も考えずに。

 …だからって鳳条さんの事を“おにいちゃん”って…

 

「…いや、やめよう、あんな事」

 

 こんな事をしていては駄目だ、今からあれはなしだと鳳条さんに言いに行こう。それで終わりにするんだ。

 

「まずは目の前の課題から…か」

「あ…めぐねえ…」

「柚村さん?」

 

 部屋から出ると丁度柚村さんと鉢合わせた。彼女は暗い顔をしている。何かあったのだろうか。

 

「どうしたの?」

「…これ…」

 

 彼女から渡された一枚の三折りになった紙。どうもノートをちぎって書いた手紙のようだ。広げて中身を呼んでみた。

 

「…………え?」

 

 心臓が跳び跳ねる。上手く息が出来ない。

 

「何…これ…?」

「朝起きたらそれが机に置いてあったんだ…。…二人ともいないし…その…本物…だろうな…。

 …これ…悠里が最初に見つけたんだよ。今由紀が慰めてるんだけど…、相当精神にきたらしくて…。今…――」

 

 心…中…? あの二人が? 何が理由で? まさか…私がちゃんとしてなかったから…

 …そうだ…そうにちがいない…。私が…私が二人とも抱えてた悩みを解決出来ずに…守れずに…。

 特に鳳条さんなんて私が原因…で…。ちゃんと…二人を見てなかったから――

 

「――めぐねえ!」

 

 柚村さんの声ではっとする。

 そうだ、今は生徒の前だ。私がちゃんとしないでどうする。

 笑え、笑顔で大丈夫だと言え。私が全て解決すると宣言しろ。

 

「そう…なのね…あの二人が…。…教えてくれてありがとう、悠里ちゃんと由紀さんは?」

「…いつもの部屋だよ」

「分かったわ。この件は私が解決するから柚村さんはゆっくり休んでください」

「…“先生”、無理してない?」

「別に、そんな事ないわ」

「…そう…、なら…いいんだけど…。…じゃ、あたしは屋上にでも行って来るよ」

 

 そう言って柚村さんは去って言った。

 私はこれから悠里ちゃんの所に行かないといけない。いけないのに…何故か足が動かない。

 

「う…ぁ…」

 

 涙と声が感情に混じって漏れる。止めようと思ってるのに押さえられない。次第に決壊したダムのように、私の感情は止めどなく溢れ出る。

 気づいた時には一人、廊下で号泣していた。

 

 

 

 

 …めぐねえ、やっぱり無理してるな。表情はぎこちないし、先生と言ってもいつもなら何かしらの反応があるだろうに今回は何も反応がなかった。それに今、下からめぐねえの泣き声が漏れてる。

 めぐねえを慰める…何て、あたしには出来ない芸当か。今めぐねえの所に行っても、あたしは何も言えない。何なら逆効果になる可能性もある。

 それにあのめぐねえだ、目にゴミが入っただけと無理のある言い訳をするだろう。そしてあたしが無理矢理納得させられるのもよく見える。

 

「…?」

 

 鼻に水滴が落ちる。顔を上げると顔面に次々と水滴が降り注いだ。雨…か。

 すぐに止むかと思っていたのだが、どんどん雨は強くなる。

 一時のゲリラ豪雨…ではなさそうだ、天気が急速に悪化している。この調子だと午後は雨が確定…だな。

 

 あれこれ考えつつあたしは慌てて校舎内に入った。扉の向こうは凄い事になっている。台風かよ。

 幸い、早めに入ったおかげで体は濡れてない。この状況だ、風邪ですら命の危険がある。気を付けねば。

 

 階段を下りる。雨音が五月蝿い。

 これが一階で探索中とかじゃなくてよかった、もし探索中だと危険極まりないな…。

 これじゃあ“かれら”の声も聞こえない。まあ、ここで“かれら”と出くわす何てそんな――

 

「アァア…」

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、あ~ん♡」

 

 むーしゃむーしゃしあわせー!(現実逃避)

 

「あーあ♡ これで1日分の飯がなくなっちゃったなー♡後2日しか飯食べられないなー♡」

 

 ――は!? 私はいったいなにを…。今まで食べていたあまあまは…!?

 

 …何て、茶番は置いときまして(現実直視)。これからどうしましょうか…。

 いっそ、脱出せずに最終日まで待つと言う戦法もありますが…、それだとタァイムが伸びそうなんですよねぇ…。KRM姉貴が何してくるかも分かりませんし。

 なら脱出…なんですが、脱出しようにもそもそも出口君が見当たりません。必ず何処かにあるんですがね…。

 

 まあ脱出すると目標設定して、今はKRM姉貴の機嫌を損ねない事が最優先ですね。下手すると殴り殺されかねません(恐怖)。

 許可なく動こうとすると、手榴弾投げるのをミスった訓練兵を塹壕に慌てて引き摺り下ろす教官みたいな反応速度で対応してきます。ソコニヤツガイルゾ(^q^)

 幸い? 今のKRM姉貴の心境は「可愛さ余って憎さ百倍」ならぬ「憎さ余って可愛さ百倍」の心理らしく、典雅君を可愛がっています。

 なのでおもちゃをやっていれば殴られるような事は起きないでしょう(希望的観測)。

 

 上も恐らくですが大丈夫です。大丈夫だと思いたいです(希望的観測その2)。

 何せ皆のアイドルゆきちゃんがいますからね、めぐねえもどうにかしてくれるでしょう。

 

 籠城防衛も連続あめのひを繰り出され、かれらがバリケードを乗り越え防火扉先輩を抉じ開けるような事でもない限りは大丈夫です。

 ちなみにですが、ナイトメアにはあめのひに生け贄を捧げれば乗り越えられる何てシステムはありません。普通に人材が一人減るだけです。

 いざというときの最終手段すらないとかウッソだろお前…(絶望)

 

 後は勝手に学校の外に出る事ですね。

 グラウンドとか体育館とか、学校の敷地内は大丈夫なんですが、一歩でも外に出ると実績が取得出来ません。

 まあ、勝手に外に出る何て事はないとは思うんですが…

 

 長くなったので今回はここまで、ご視聴、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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