「冒険の書3 神に選ばれた者が小説のヒロインと結婚するのは間違っているを続けますか?それとも寝ますか?」 作:ブラックマッハ
俺は理科室になんとか戻ることに成功したが、今まで積み上げた物を全てなくなった。
もう信頼されないため完全なボッチ生活が始まった。
「オイテメェ」
俺はビクビク震えながら怒鳴った奴を見る。するとそいつは理科の先生であった。
「はい」
俺は、震えながら一言言うのでさえ勇気が必要だった。
「俺の息子を殴ったそうじゃないか」
と言われて思い出した。
殴ったアイツの親父は理科の先生だった事に。
そして、理科の先生は元ヤンキーで有名だから更に恐怖が襲い掛かる。
「ヒィイ」
俺はビクビク震えながら声を出した。
「俺のガキもそう言いながらいじめたそうじゃないか?ええなんか言えよ。このクソガキ」
「すみません。俺は殴っていません」
そう言うと先生の強烈なパンチが炸裂した。俺の顎に当たり、クリティカルヒットで大ダメージを受けた。
俺はそのまま腹を殴られて気絶した。
家に帰るとお母さんが慌てて俺に言った。
「和也、友達を殴ったて本当なの?」
「俺が殴られた後が見えないのか。それもボロボロのTシャツを見ても」
「そりゃ喧嘩になったら、殴られるでしょう」
母親も俺の言う事を信じてくれず、無理謝りに行く事になり謝って来た。
だが次の日に又イジメられて、又謝りに行く。俺に感情はいらなかった。
こんな生活が一年続いた時に思った。
もし俺が本当の仲間が出来たらいいなとそう思った。
……ここまでがいじめられてきた時の俺の姿だった。
俺は自分を誇りに思う。殴らなかった事に。やり返さなかった事にそう今でも思う。
だから今の俺がいる。殴って当たり前の世界から抜け出せた気がして嬉しかった。
俺は残念ながら弱者だ、弱い、今でも弱い、だけど心は負けていなかった。何度だって立ち上がった。
俺はメンタルに関して言える事は最強だと自分で思う。
さて話を戻す。
…… もし俺が本当の仲間が出来たらいいなとそう思った時に神の声が聞こえた。
(私の声が聞こえますか)
「はい」
と声を出して答えた。
(良かったです。貴方を救いに来ました。そして貴方の力が必要です)
「俺は、何も力は、ありませんよ」
(安心してください。今貴方は仲間が欲しいと思いましたね?私は、イジメられた人を守ろうと思っています。中々探すのが大変でしたが、貴方を見つけました)
「はい、俺に仲間が欲しいです。そのためならなんでも出来ます」
俺は決意があった。信頼は出来ないが、詐欺でもいいから仲間が欲しかった。
(名前を捨てる事はできますか?)
「名前ですか」
俺は首を捻った。親がつけた名前だからうんとは素直に言えない。だが変わるためだ。
「捨てます。だから助けてください」
(分かりました。貴方を私の連れて行きたい世界に連れて行きます。異世界召喚ですが、現代と変わりない世界です)
「お願いします」
俺はその神に助けを求めるポーズをとってこのクソな世界からいなくなった。