何時か、なろうで活動する時は宜しくお願いします。
前回までのあらすじ!(ナレーション:イマジナリー・キョーくん)
幼馴染みで相棒で精神安定剤の俺が特撮ヒーロー番組の主役に抜擢されて大喜びのひとり!だが、人気シリーズの主役は大変で同じ高校には通えなかった!?正真正銘ひとりぼっちに成ってしまった寂しさと学校生活の苦痛に苦しむひとりの前に現れたのは、ペルプのギターを探す女子高生バンドだった。コミュ障で恐怖に脚が竦んだひとりだったが、そこにギターヒーローがお助けにやって来た!
・・・・・・・・・例え女でもひとりを傷つけたら●すぞ(ひとりには聞こえない声)
≪結束のドラマー視点≫
正直な話、背に腹は代えられないから連れてきたけどギターヒーロー?の腕前にはあんまり期待していなかったのが本音だった。
中世の舞踏会で使われてるみたいな仮面をつけてからは凄くキャラが変わったけど、それまでは自信無さ気だったし、私とリョウで合わせてあげないといけないと思っていた。
だけど、いざ音合わせが始まるとその考えは根底から覆された。
最初の数秒は周りが全然見えてない先走った演奏で「やっぱり下手だったな」と少し失礼なことを考えていたけど、音合わせが始まって数秒が経つとギターヒーローは小さく呟いた。
「うん、大体分かった。」
なんて言ってたのか、小さな声だったし演奏中だったから私には分からなかったけど、その一言を皮切りにギターヒーローの演奏はガラリと変わった。
「うっそぉ………っ!!」
思わずそんな言葉が口をついて出るほどに素晴らしい演奏だった。
油断すると聞き惚れて観客側に回ってしまいそうなほど鮮烈で洗練された圧倒的技巧、周囲の見えていなかった独り善がりの演奏はギリギリ私たちがついていけるレベルまで手加減されたモノに早変わりし、ライブ前の音合わせというよりは熟練者に引っ張って貰う形で演奏の修行をつけて貰っている気分だった。必死についていくだけで精一杯なのに置いてけぼりにされることが無い、ただただギターヒーローの音色に圧倒されるセッションになった。
音合わせが終わると、私とリョウはライブ前なのに既に疲労感と達成感を味わっていた。
「ごめんなさい!わ、わわ私合わせるのが遅くって………キョ―くんとなら0秒からギア入れられるのにどうしてぇ………?」
「いや、謝ることないよ!っていうか、私たちの方こそ手加減させちゃってごめんね!」
「凄い演奏だった、逃げたギターの子もきっと浮かばれる」
「いや、死んでないから」
セッションを終えたギターヒーローは何故か仮面を被る前の卑屈なキャラに戻っていた。
一時はどうなることかと思ったけど、ギターヒーローという凄まじく頼もしい助っ人を得られたお陰で大成功!になる筈だったんだけど、ライブが始まる直前、持ち前のネガティブを発動したギターヒーローがゴミ箱に入って文字通り溶けていた。
「ギターヒーローさん出てきてよ!凄くいい演奏だったから大丈夫だよ」
「うん、悔しいけど私以上と認めざるを得ない」
「ほら!リョウがここまで素直に褒めることなんて中々ないよ!?」
「だ、だだダメですよ。わ、わわ私は一世一代の大舞台を台無しにした女………」
どうやら、いざライブに出るとなるとダメみたいだ。
こんなギターヒーローを毎回引っ張ってきただろう、キョ―くんという人は凄いと思う。
「どうもー、プランクトン後藤でーす。キョ―くんの汚点でーす」
「なんか、売れない芸人みたいなの出てきた!」
「後藤ギターヒーロー………くっ、負けた」
「リョウはリョウで一体何の勝負をしてるの?別に変人決定戦とかやってる訳じゃないよ?」
無理矢理連れてきた訳だし、余り無理強いは出来ない。だけど、あんなに凄いギタリストなのに、キョ―くんという人以外はこのまま誰も演奏を聴くことが無いのかと思うと、凄く勿体ないと思う。そりゃあ、私たちのライブを助けて欲しい下心もあるけど、それ以上にあのギターをお客さんに聴かせたい。
「ねぇ?ギターヒーローさんはここまできて止めちゃっていいの?
だから、私は少しだけ卑怯な言い方をしてしまった。
「え、あ、あの、それは………」
「質問代えるね、如何してギターヒーローは音合わせまで一緒にしてくれたの?」
「わ、私は………キョ―くんの、ベースヒーローの相棒だから!」
「「六苦ヒーロー」のギターヒーローだから!その名前に相応しくなりたくって………」
冷や汗を流しながら、振り絞るようにして出た答えは純粋で美しくって、子どもの頃お姉ちゃんみたいになりたかったことを思い出して笑ってしまった。
「ご、ごごごごごめんなさい、調子に乗ってすみませでした!」
「あ、誤解しないで、とっても素敵な目標だったからつい………」
「………後藤ギターヒーロー、さては彼氏持ちだな?」
「キョ―くんが私みたいな無価値な女本気で相手する訳ないじゃないですか」
確かにギターヒーローの言動はちょっと変わってるけど、面白いし、美人でスタイルもいいから男子が好きになっても可笑しくないと思うけどな。もしかして、毎回この調子でアプローチをスルーしている?だとしたら、キョ―くんは相当不憫な人かもしれない。
顔も知らない男の子に同情していると、ギターヒーローは急にスクッと立ち上がった。
もう、いじけた目つきはしてなかった、それは恐怖に立ち向かう勇者の表情…かっこよかった。
「私、ライブに出ます。もう、後ろをついて回るだけの「後藤ひとり」じゃないから」
「私はギターヒーロー、「六苦ヒーロー」のギターにしてヒーローになった女!」
そうして迎えたライブ本番、見慣れない仮面の女性にお客さんたちは困惑気味だった。
「ギターヒーロー、本番でも引きずり回していいからね」
小声でそういうとギターヒーロー、コクンッと頷いた。
「えー、私たちは結束バンドです。今日はヘルプメンバーとして「六苦ヒーロー」のギターヒーローさんにも来て貰ってます。精一杯、演奏するんで聞いてください!」
MCもそこそこにライブが始まると、私たちはまた必死にギターヒーローについて行く、引きずり回していいって言った手前、泣き言は言えない。それに、こんな凄い人と一緒にセッション出来る機会なんて、もう、二度とないかもしれない。数秒前まで出来ないと思っていたことが出来て、何だか嬉しくなる。私とリョウにとって凄く有意義なライブになった。
実力以上を発揮出来た最高のライブが終わり、寂しいけどギターヒーローともお別れの時間がやってきた。本当は打ち上げをする予定だったんだけど、リョウは今にも寝ちゃいそうだし、ギターヒーローは「人と話しすぎて疲れたので今日は帰ります」とのことだ。結束バンドなのに全然結束力が無い。………いや、そういえば、ギターヒーローは結束バンドじゃなくて「六苦ヒーロー」だった。
1人で打ち上げをしても仕方が無いので、溜息を吐いて明日の予定を立てようとした時、「STARRY」の玄関がバンッ!と開いた。見て見ると、そこには帰った筈のギターヒーロー。
「あ、ああ、明日からも来ていいですか!?」
「えっ!?こっちこそいいの?「六苦ヒーロー」は?」
「最近、キョ―くんドラマで忙しいので………あ、でも、最低週に一回は一緒に練習してます」
ど、ドラマ?ロックバンドじゃなかったの?それに、これ、もしかしてバンドの兼任がしたいってこと?確かに前例はある。けど、ギターヒーローの相棒は何処まで行っても私たちじゃくてキョ―くんだ。でも、それでも、またギターヒーローのギターを聞きたいと思った。ギターヒーローから「何か」を学べば夢にも近づけるし、一石二鳥だ。
「もちろん!これからもよろしくね!」
答えはとっくに決まっていた。
ぼっちちゃん(人たちに出会える幸運、きっと2度と無い。この縁を逃したらダメだ・・・・・・・・・!!)
本作の結束バンドでのぼっちちゃんの立ち位置は先生や先輩に近いです。
周りに合せる為にブレーキをかけてはいますが、ギターヒーローの本領発揮出来るので他のメンバーよりも一歩抜きん出たところに居るので。
推しの子要素どの位欲しい?
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仄めかす程度
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偶にゲストとしてキャラが出るくらい
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1人くらいはレギュラーに欲しい
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1回共演させるぐらいはしろ
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ガッツリ作品に組み込め