まほ「前作を投稿した当日に来るな」
エミ「本当それなんですよね」
まほ「はい、ということでせっかくのクリスマスを直前にして、大ニュースです」
・DeNA濱口⇔ソフトバンク三森 交換トレード
エリカ「なんだこのトレードは……結構な有名どころ同士で仕掛けましたね」
小梅「ついこの前まで普通にスタメンだった三森さんが……」
まほ「ということで、このトレードの目的、と思われるもの。またトレード全体の所感について話していくぞ」
エミ「手短になるんで、そこんところよろしくお願いします」
濱口投手(大卒プロ7年目)
まほ「イメージ論だと谷間とか先発足りない時の先発としては期待値が高い。一方で入団後数年以外は、表ローテバリバリ張ってたら投手事情を心配するくらい、かな」
エリカ「横浜名物左腕ドラ一の系譜の1人ですね。初年度に新人特別賞も受賞しています。横浜ファンの内容見るに、当日の調子次第、ガチャ要素の強めな投手だそうで」
エミ「落ちる球もあるし、三振取れるけど四死球も多め。これは左の石川さん?」
まほ「やはり先発での経験、そして実績を考えれば、規定到達経験こそないとはいえそうそうトレードされる選手とも思えない。だがあえてトレードしてきた理由を考えてみる」
・トレードの目的
小梅「褒められるところで言いますと、投手陣が手薄であるのをフロントが自覚しているところですか。現役ドラフトでの上茶谷の獲得に続いて、ですし」
まほ「特に今年のオフ濱口はリリーフへの転向を宣言していたからな。ホークスも左腕先発は三浦瑞が抜けたとはいえ、モイネロ、大関、前田純、松本晴、さらに前田悠といることから、最優先事項ではない」
エミ「一方リリーフ左腕は来年1軍なのはヘルナンデス、長谷川、田浦辺りでしょうか。ヘルナンデスは勝ちパターンでしょうし、長谷川は奪三振率に課題。田浦も怪我の回復が思わしくなさそうなので、こちらの方が優先度高そうです」
エリカ「その下の左腕、アルメンタ、大野、木村大、大城まで世代が開くから、単純な数も不足気味なのよね」
小梅「となると高い奪三振率を活かして、ホークスでもロングも見据えたリリーフ起用になるんでしょうか。日本シリーズのリリーフ左腕事情を考えると、確かにチーム内で貴重な存在になりそうです」
まほ「端的に言うと投手陣の補充、かつ左腕で奪三振率が高い選手の獲得が目的と見ていいだろう。三浦瑞を切った流れとも一致するし」
・三森の放出
まほ「……対価が三森じゃなければ、それか濱口があと2歳若かったら、本当の手放しでバンザイできたんだがな」
エミ「2022年、2023年は十分セカンドのスタメンと言って良い成績でしたし、1年ケガしたらトレードとは……」
エリカ「セカンド守備は2023年こそ平均レベルだったけど、その前はプラス稼げていたわけだし、かつ打力も.250に数本打てるパンチ力は持っている」
小梅「あとは何より周東選手にも劣らない機動力も武器ですね。1塁到達タイムだとほぼ変わらないどころか、むしろ速い年もありますし」
まほ「懸念点で言うと、まず今年2回骨折で離脱している。これまでも怪我での離脱は多い選手だ。基本大丈夫と思いたいが、去年の時点でも守備は一昨年より悪化していた中で、今後1軍のセカンドとしてどこまで守れるかがわからん」
まほ「あとは2軍成績は今年の打低環境考えたら十分なんだが、ヒット36本でホームラン1本は、少し長打力に不安を覚えるな。その辺の怪我の影響が今後出てくると踏んで、トレードに踏み切った側面はあると思う」
エミ「その博打外しそう」
まほ「また、注目するポイントがもう一つあるな」
小梅「三森の放出について、GMが『三森はちょっと出場機会があまりないというところもあった』と言ったところですね」
まほ「そう。セカンド本職でファースト、サード、外野両翼、下手したらセンター守れて、かつ先に述べた実績のある三森について、『出場機会があまりない』とまで話すわけだ」
エミ「なんとなく来年の選手の使い方について、見定めている気がします」
まほ「まず言えそうなのがこれだろう」
・1軍セカンドは、牧原に何かあったら廣瀨かダウンズでほぼ確定
・2軍セカンドで山下の積極起用
エリカ「牧原も年齢考えるとどこまで固定できるかわからないですからね」
小梅「今年も牧原、三森が両方離脱した時に廣瀨がいなかったら……と想像するだけで、身の毛がよだつ思いがします……」
まほ「ダウンズ、廣瀨にかかる期待の大きさがうかがえるな。もちろん他の川瀬、野村勇とかにもチャンスが回る可能性もあるが」
エミ「そして2軍セカンドだと、廣瀨が試合数多くて、他も三森、仲田と抜けた選手が大半を占めます。となると、穴を埋めるのは新戦力か、育成から上げるか、になるのは自然です」
まほ「そこら辺の中だと西尾とか勝連、桑原とかに守らせることもあるかもだが、やはりWLでの使い方を見ても山下の期待値高いんだろうな……と思っている」
まほ「続いてはこれか」
・ファースト、サード守れる選手の価値アップ
小梅「そりゃ吉田賢吾と三森両方放出して、かつ今年のドラフトは二遊間メインですからね。特に山川DHの時のファーストが、中村晃か正木か石塚か……」
まほ「2軍だとまず石塚、リチャード。ただそれ以外で次にパッと埋められそうな選手に困る。佐倉とかが目立ったら面白いかもだが」
エリカ「サードも井上、リチャードはいますけど、その下は確かに……となりますからね」
・センターの次世代、すでに決めてる?
まほ「周東が何かあった後のセンター、現状だと守備を少し捨てて正木と柳町、守備は良いけど打撃に課題の佐藤直、緒方とかになる。だがそれでも打撃、守備を両立し得るセンター三森のオプションを捨ててきた、ってことだ」
小梅「確かに周東も元々はセカンド、サードの選手だったわけですし、三森もあの足があって平均以下のセンター守備になるとは、現状データがないとはいえ正直考えづらいですね」
まほ「庄子センターコンバートは可能性としてあるかもしれんな」
・次世代外野は佐藤航、重松と大泉
まほ「外野の次はここら辺をどんどん使いたいよな」
エミ「ただ重松もセンター守備はプラス出ないと思うんですよね。両翼候補が渋滞していたのも、三森放出の一因ではあるかと」
エリカ「そういえば横浜にとっての三森はどういった役回りになるんでしょうか。横浜も内野のUTなら柴田とか京田とか林とか、数は揃っているイメージですが」
まほ「正直横浜については語れるほどじゃないから、横浜のデータ班に来てもらったぞ」
アッサム「失礼いたします。横浜のデータ班です」
小梅「本当にデータ担当だった」
アッサム「今回の三森選手の獲得。確かに内野UTとして被る選手は多くいます。ただ彼らとは大きく一線を画す要素が、三森選手には三つあります」
アッサム「ここでは内野UT枠を、林、柴田、京田、知野、石上辺りとします。一つ目は、やはり期待できる打撃が格段に高いということです」
アッサム「シーズン100試合以上出場で、7〜8本のホームランを狙えるラインはこの中にはいません。この役回りの打撃貢献を、サブ要員に期待できるとなると、打線の回し方も変わってきます。特に宮崎がシーズン通して活躍するのに限界を迎えていますから、サードをそこまでスケールダウンさせずに代替可能なのも大きいです」
まほ「確かにサード宮崎がいないと、京田とかになってたわけだしな。あとはセカンド牧をファーストに回して、セカンドに入れれば、牧の休養にもつながる」
アッサム「続いて二つ目は、先ほど上げた面々より盗塁が期待できる点です。あの中ですと、林の6盗塁が最多でした。代走で盗塁→そのまま守備など戦略の幅を広げてくれます」
アッサム「そして最後の三つ目は、外野オプションがあることです。内野UT枠の選手は全員外野オプションがありませんから、外野サブと兼任させることで枠をひとつ空けられます。代打を増やすなり、若手を使うなり、ベンチが使える手段が増えますね」
まほ「だそうだ」
エミ「三森にもチャンスが増えるなら、それはそれで良さそうですね」
まほ「はい、ということでトレードの総評に入るぞ」
小梅「ここまで見た限り、両者共に要望には合致してますし、メリットはありそうですが」
まほ「ただ、前にも述べた通り年齢差があること。あとは濱口は順調に1軍登録されると、来年FA権を獲得する。年俸で見ても確実にCランクだ」
エリカ「それってFAで出ていかれるフラグでは?今年の石川とか、Cランクは抜けられるイメージありますけど」
まほ「九州出身だし出ていかない、との声もあるが、それでも年俸増、複数年契約などで将来的な編成の自由度を下げてしまうことも考えられる。そこを加味すると、濱口が欲しかったのもわかるが対価で良いのを渡し過ぎた……感が否めない」
エミ「三森も間違いなく良い選手ですし、そしてまだまだ若い選手です。横浜で大きく花開いて欲しいと思います」
まほ「それで、外国人野手の補強はまだですか?」
小梅「ウォーカー切ってジーターしか残ってないんですけど」
エミ「てかウォーカー優勝旅行来てたのホンマ草」