狂三編はじまるよ!
崇宮真那
折紙を弟子にしてからはや一週間。特にこれと言った出来事はなかった。
「折紙、今日は拙者夕食の買い物に行かなくてはならないので修行は無しでござる」
「問題ない。昨日までのメニューから自分なりのメニューを作ったそれを今日は家でする」
「そ、そうでござるか…」
相変わらず、何かがすごい。
折紙を弟子にしてから修行したメニューといえば筋トレやランニング、素振りなど大した事のないものばかり。ちょくちょく折紙にもっと為になる修行をさせろと言われるが特にないのが現状。
実際、自分自身剣術を習ってたら勝手に出来たと言うか剣術を習う前から運動神経は良かったのかもしれない。
だから、特に教えることがない。
「そ、それじゃあ…また明日」
「また明日」
そう言って剣心はスーパーに向かった。
~士道side~
家に帰った士道は剣心の夕食の材料がないとご飯を作れないので先に洗濯などを畳んだ。
すると、
ピンポーン
家のインターホンがなった。剣心か?と思ったが一応返事をする。
「はい?」
「あ、私崇宮真那といいやがります。五河士道さんは居られますか?」
「あ、はい。てか僕ですけど…」
士道は知らない少女にいきなり士道の名前を言われて困惑していたが一応自分だと名乗る。
「あ、あの少し話をさせて頂けないでしょうか?」
「あ、はい…」
まぁ、大人なら注意するがどうみても中学生前後だし危険も無さそうなので玄関に向かった。
~剣心side~
スーパーで買い物を済ませた剣心は帰路についていた。
「なかなか、安く手には入ったでござるな」
スーパーのチラシに載っていたミンチ肉なのだが何故か店のおばちゃんが蒔けてくれた。何故だろうか?
そんな疑問を掲げながらも家に辿り着いた剣心はドアを開ける。
「ただいまでござる」
……………
「おろ?」
いつもなら士道か琴里か十香か四糸乃が出迎えてくれるのだが誰もしてくれない。
士道が今日は先に帰ってる筈なのでいる筈だが……
と思った瞬間。
ギャーギャーギャーギャー!
リビングから数人の声が聞こえた。気配からして四、五人おそるおそるリビングのドアが開いていたので覗くとそこには……
「誰でござる?」
士道と琴里も十香と四糸乃がいた。ここまではいつもと変わらない。だが違う。士道に向き合ってる琴里の横に琴里と同じ位の身長の青髪の女の子がいた。
「士道!」「兄様!」
「「実妹か義妹かどっちがいいの!?」」「でいやがりますか!」
何やらこの一瞬のやり取りだけならあの青髪の女の子は士道の実妹らしい、そして実妹と義妹どちらが士道は好きかで争ってるっぽい。
だが、士道が五河家の養子なのは剣心も知っている。なら青髪の子はどこから兄だと分かったのか……
「少し失礼するでござるよ」
考えるのもあれなので直接聴きに言った剣心は
「お主は何者でござる?」
「ござる?私は兄様の実の妹でいやがります!」
何故だか実のと言うところを強く言ったなと思いながら単刀直入に聞いた。
「士道殿は五河家に養子で小さい頃に来た筈。御主は何故士道殿が自分の兄だと分かったのでござる?」
「それは……」
それから真那は士道との関わりをおしえてくれた。
そのあとも何処に住んでるかなどを聞いたが覚えてないとか訳ありだとかで教えてくれなかった。
だが剣心は気付いていた。
真那は折紙と同じ目をしている。つまり聖霊を殺す目をしていることに……
~???side~
少女は廃墟ビルの屋上に立っていた。
周りには幾つもの倒れた人の姿がある。
「さて、時間も十分に溜まったことですし……」
その少女の左目にある時計の針が動いた……
「士道さんもう少しでお会いできますわ……」
そう言うと少女は影に消えていった…
~???side~
少年は道に迷っていた。
「可笑しいな…僕は河原で寝てた筈なのに…」
水色の服を着て刀を帯びた少年は頭をかきながらそう言った。
ピピーピピー!
「こらー!そこの君!こんな時間になにをしている!」
「ん?あれは警察?何だろう…僕を捕まえようとしているのは分かっているから取り敢えず…逃げよう(笑)」
少年は追いかけてる警官との距離を直ぐに離した後
「ふぅー。やっと諦めてくれた…」
少年は草履を結び直してから顔を上げてこう言った。
「旅の途中で東京に来たから緋村さんに会おうと思ったのに…これじゃ何処かわからないや。取り敢えずどこか聞こうかな」
少年は笑いながらまた歩きだした。
はい。狂三編突入です。
あと剣心側のキャラも一人登場させました。
誰かな?わかるか(笑)
取り敢えず次も読んで頂けたら嬉しいです。
あと、しつこいですが感想お願いします ⤵