~ラタトスクside~
琴里は剣心と左之助を呼び出した。
「どうしたでござるか?」
剣心が琴里に問いかけると琴里は真剣な顔で言った。
「この映像を見て」
琴里は自分の目の前にあるスクリーンを指差した。
「これは…」
剣心がその映像を見て目を開いた。
「なんでこいつがこっちにいるんだよ…!」
左之助もまた驚いている。
すると琴里は
「やはり貴方達の知り合いのようね」
と言った。
続けて琴里は説明した。
「貴方達の知り合いのこの男が戦っているのは精霊の中でも最重要警戒対象の〈ナイトメア〉という最悪の精霊よ」
「ナイトメア…最悪の精霊」
「しかもこのナイトメア。剣心、あなたのクラスに転校してきた時崎狂三なのよ」
「やはりそうでござるか…」
剣心は映像に映っている狂三を睨みながら答えた。
「更にこの男ナイトメアを相手に圧勝したわ」
「へぇーやるじゃねえか。こいつも」
左之助は笑っていた。
「それはそうでござろう。こやつは瀬田宗次郎…天剣の宗次郎と呼ばれた男でござる」
「天剣の宗次郎?」
琴里が首を傾げる。
「あぁ、戦ったことがあるが刀を折られたり背中を斬られたりと中々厄介でござったがこの宗次郎はこれまでより遥かに早くて強い…」
「だな…」
左之助も頷く。
「ちょっと待って!?剣心、あなたが斬られたの!?」
琴里はまさかという顔でこっちを見た。
「あぁ、だが今はもう恐らく敵ではないでござる。それに琴里殿は拙者達を狂三の元へと転送するために呼んだのでござろう?」
「えぇ、そうよ。説明するわ」
琴里はこほんと一拍置いてから話した。
「まずは士道と時崎狂三を会わせるわ。そしてその時の士道の護衛これが一つ目の仕事よ。二つ目はその宗次郎っていう男のラタトスクへの勧誘。この二つね」
すると、剣心と左之助は
「承知したでござる」
「おうよ!」
と頷いた。
「じゃあ、転送するわよ?士道にも話は言ってあるし待たしてるから」
そう言われて剣心と左之助は部屋を後にした。
~宗次郎&狂三side~
宗次郎のプロポーズを受けて承諾した狂三は今木の下で狂三の宗次郎に斬られた傷を治している。
「いやーごめんね?結構深く斬っちゃって…急所は外したんだけど…」
「いえ構いませんわ…」
宗次郎はハハッと笑い狂三はフフッと笑う。
「さて宗次郎さん突然ですが聞きたいことがあるんですけど…」
狂三は包帯を巻いてくれている宗次郎に話しかけた。
「ん?どうしたの?」
「先程の私との戦いで私は7の弾を打ちました。あの弾はその弾に触れた者の時を止めるという効果ですの。しかし貴方は普通に動いた何故ですの?」
確かに狂三は先程の戦いで7の弾を発射して宗次郎の時を止めて宗次郎の額に弾を発射した。しかし宗次郎はその時にはその場にはおらず背後に回り込まれていた。
狂三はずっと気になっていたのだ。
「あぁ、あの弾かい?あれは風圧で止めたんだよ」
「風圧?」
「うん。狂三と戦っていた時に狂三が自分には4の弾の傷を癒す能力があるって言ってたからあの時計盤から入ってきた弾にはそれぞれ能力があると思ってね」
宗次郎は包帯を巻きながら説明した。
「すごいですわね…」
狂三もまた呆れた様に言った。
「さてこれで終わり。包帯は巻けたよ」
宗次郎は狂三から離れて手を叩いた。
「ありがとうございます宗次郎さん」
狂三は頭を下げた。
その時
宗次郎が
「来る…」
と言い突然構えた。
「え?」
そして木々のなかから現れたのは
剣心と士道と左之助だった。
「緋村さん!それと…左之助さん?でしたっけ?」
「おう。そうだ」
左之助は少し不機嫌気味に答えた。
「士道さん…」
狂三は士道に目を向けていた。
「狂三…」
士道も狂三を見つめた。
そんな中、剣心は
「宗次郎お主もこっちに来ていたでござるか…」
と言った。
「はい。元々緋村さんに会いに東京に寄ったんですが途中で意識が切れてこの世界に…そしたらさっき狂三と会いまして…」
宗次郎は相変わらず笑っている。
すると左之助が言った。
「狂三なんて随分と親しげじゃねぇか…何かあったのか?」
すると狂三が答えた。
「これはこれは申し遅れましたわ、剣心さん、士道さん、そして左之助さん。私は時崎狂三改め瀬田狂三と申します」
「「「えっ…」」」
剣心、士道、左之助の三人の声が重なった。
実はそうなんですよーと宗次郎が言ってるが三人には耳に入ってきてなかった。
『「「「えーーーー!?」」」』
剣心と士道と左之助の声が深夜の森に響いた。
そしてインカムからも琴里の声が聞こえた…
狂三をデレさせたのは良いけど琴里の精霊シーンをどうやって出そうか悩んでます。