もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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動く影

剣心、士道、左之助、宗次郎、狂三は今高台公園にいる。

狂三のとんでもない爆弾を落とされた剣心達はただただ叫ぶしかなかった…

 

「夫婦…!?おめぇら一体何があったんだよさっきの闘いの間に!」

「そ、そうでごじゃる!先程まで敵であったのに何故!?」

 

左之助が宗次郎と狂三に指を指して問うと剣心もまた左之助に乗っかった。しかし左之助も剣心も動揺しまくりである。剣心なんて動揺のしすぎで噛んでしまった…

そんな二人を見てか宗次郎は微かに笑いそして口を開いた。

 

「いやだなー、僕だって恋する歳ですよ?何も驚かなくても…」

 

宗次郎は相変わらず笑ったまま話している。

 

「いや、別に誰かを好きになったとかなら普通だが夫婦っておまえ…いくらなんでもブッ飛んでるぜ…」

 

左之助が宗次郎に返事を返すがやはり驚いているのかいつものような覇気がない。

 

すると、

 

宗次郎は剣心に顔を向けて声を掛けた。

 

「緋村さん…さっき僕が言った様に緋村さんや左之助さんもこっちの世界に?」

 

宗次郎はいつの間にか真剣な顔になっている。

また剣心も動揺を抑えて答えた。

 

「あぁ、恐らくそうでござろう…しかしそれよりも宗次郎。拙者は偶々鉢合わせたのではない…お主をあるところに連れていくために来たのでござる」

「あるところ?どういうことです?」

宗次郎は少し首を捻った。

「そこはラタトスクっていう組織でよ。主に精霊の封印をする為の組織だ」

左之助がいきなり剣心と宗次郎の会話に入って説明した。

 

「精霊?」

宗次郎は又しても首を捻った。

「そう、そこにいる時崎狂三もまた精霊でござる。お主も闘ったから解るでござろう?精霊は強大な力を持っている…そして精霊達はいつもこっちの世界に来ては人間達に襲われているのでござる」

「それを救うために精霊を封印すると?」

「そうでござる。流石、理解が早いでござるな」

剣心は少し頬を緩めるが宗次郎が1つ質問をしてきた。

 

「でも精霊を封印するって事はその精霊をどこかに閉じ込めるということですか?それならここにいる狂三は何処かにいってしまうと?」

少し宗次郎は剣心を睨み付ける感じで喋った。

「そんなわけねぇだろ。それじゃあ救うじゃなくて襲う様なもんじゃねえか。封印ってのはな精霊の力だけを封印して普通に人として過ごせるようにするんだ」

 

左之助が少し熱の入った様に宗次郎に話す。

「精霊の力だけを?どうやって?」

「それが少し普通にはいかねぇんだよな…そこにいる士道って奴だけがその封印をすることが出来るんだ」

 

左之助は士道を指差して説明するそして宗次郎も左之助の指差す方を見る。

「君が?」

「あ、はい。五河士道といいます」

「僕は瀬田宗次郎。宜しくねえっと士道さんでいいかな?」

「いや普通に士道でいいですよ…」

「じゃあ士道君で。僕の事も普通に宗次郎と呼んでね敬語も要らないから」

 

宗次郎は士道と一通りの話を終えると話を戻してきた。

 

「それでその封印の方法は?」

「デートしてデレさせてキスして封印するでござる」

「えっ?デ、デート?デレ?キス?」

 

宗次郎は少しテンパってしまった。無理もないさっきまで精霊とか封印とか強大な力とかかなり真面目な話だったのに封印方法がふざけすぎている。

 

「確かに変に思うだろうが本当でござるよ。今まで二人の精霊を封印した」

「あっ、そうなんですか…それで狂三の力も?」

 

宗次郎は又しても睨み付ける感じで喋った。狂三の話になると少し棘が生えるようだ。

「あぁ、だが確かにお主が嫌がるのもわかる。だから考える時間は充分にあげよう…それよりも宗次郎お主にラタトスクで働いて貰いたい」

「僕がですか?なんで?」

「さっき言った通り精霊は強大な力を持っている士道殿は只の人間…自分の身を自分で守るのは不可能でござる。それを拙者達が士道殿を守り他にもさっき言った精霊を攻撃する人間…ASTという部隊があるそれを足止めするのが仕事でござる」

「へー、そんな仕事があるんですね…それを僕に?」

「あぁ、どうでござる?拙者や左之助と一緒に闘わぬか?」

剣心のその言葉に宗次郎は心を燻られた。

 

ーー一緒に闘わぬか?ーー

 

あの緋村さんと一緒に?強い相手と一緒に闘える?

 

 

それだけで宗次郎には充分な理由だった。

 

 

「わかりました。その仕事、僕もやります」

宗次郎は剣心に握手の手を差し出した、

「ありがとう。勿論生活のお金はラタトスクが出してくれるでござるよ」

剣心は微笑みながら宗次郎の手を握った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから宗次郎と狂三は剣心達にラタトスクへと連れられ琴里と一通りの精霊やAST、空間震などの説明を聞いて宗次郎自身の話も琴里に話した。

 

勿論、志々雄の手下だったことも子供の頃の事件も感情欠落だったことも…全てを…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…」

琴里は今狂三の機嫌値と宗次郎の機嫌値の結果が出たのでそれに目を通していた。

 

やはり宗次郎は狂三を

狂三は宗次郎を思っているのは確かだった。

 

別に狂三が誰を好きになってもそれは自由だ。誰も否定はしない。でもそれでは狂三の霊力を封印することが出来ない。

 

狂三が士道に好印象を持っているのであれば話は別だ。

だがよくよく考えると確か狂三は士道に学校案内をしてもらっていたときに好意を見せていた筈…

 

もしかしたらいけるかも知れない。明日もう一度検査をしなくては…

 

それでもし好印象を持ち続けていたら後は狂三と宗次郎の間で決めてもらおう。

 

琴里はそう決めると一言呟いた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私もそろそろしっかりと思いださないと…5年前のあの火事の時の事を…」

 

 

 

 

 

 

 

 

~宗次郎&狂三side~

 

宗次郎と狂三は今ラタトスクが貸してくれた一軒家にいる。

 

宗次郎がラタトスクと契約すると直ぐにこの家を用意してくれた。殆ど設備は揃っていると狂三が言っていた。

 

宗次郎は取り合えず何がなんなのか分かっていなかった。

 

水道もそうだが風呂もそう、冷蔵庫という機械や電子レンジという機械もある。

どうやら琴里が今は20??年と言っていたのでおよそ150年程未来なのだろう…凄い進歩である。

 

「さて、これからは旅も良かったけどこの家で狂三と過ごしていこうかな…♪」

 

宗次郎は独り言を言うと布団に入って眠りにおちた…

 

因みに狂三は違う部屋で寝ていた。

 

 

~???side~

 

AST隊員が戦闘時に着けているワイヤリングスーツ。あれはイギリスに本社があるDEM(デウス・エクス・マキナ)という会社で作られている。

 

そしてそのDEMにはDEM専用のワイヤリングスーツがありそれを装着した魔術師(ウィザード)というのがいる。

 

そしてそのDEM社の通路を今二人の人が歩いていた。

男と女である。

「そう言えばプリンセスはどうなったのかな?」

男の方が女に話しかけた。

「4月10日以来こちらには現界していません。しかし最近妙な映像が…」

「妙?」

男が興味をもったのか聞いてきた。

「はい。先日のハーミット戦でのASTが録った映像です。この映像には4月10日にプリンセスが現界したときにいた男です」

女はそう言うと剣心を指差した。

「更にハーミット戦後の報告ではどうやら随意領域〈テリトリー〉を素手で壊した人間もいるとの報告です。そしてこの日以来ハーミットも現界しなくなりました」

「成る程…その二人の人間がプリンセスとハーミットの現界について関わっているのはほぼ明白だね…」

「はい。ASTによるとその映像に映っている男は緋村剣心、随意領域を素手で壊したのは相楽左之助という名前のようです」

「緋村剣心に相楽左之助か…ふふっ。少し調査してみようか」

男は妖しく笑うと女に命令した。

「頼むよエレン。エレン・M・メイザース。人類最強の魔術師よ」

そして女、エレンは男に頭を下げて答えた。

「わかりました、アイク」

 

そしてエレンは部屋から出ていきアイクと呼ばれる男は透明のガラスから夜景を見ながら呟いた。

 

 

 

 

 

 

「ふふっ、エレンを相手にどこまで戦えるかな?緋村剣心、相楽左之助よ…」

 

 




はい、今回はここで終わりです。

少し今回は多く書きました。更に前にメッセージを頂きましてそこに地の文を良くしたらもっと良くなると書いていただいたので意識したのですがあまり変わってないような
…?

まぁ、とりあえず話の説明をするとウェストコットとエレンを出しました。

そして先の話ですがエレンを剣心か左之助か宗次郎の誰と闘わせるか悩んでおります。

なので活動報告の方で意見貰えたら嬉しいです。宜しくお願いします!
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