もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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三週間程忙しかったので投稿出来ませんでした。

また始めていきます!


還るのは愛知る者と知らぬ者

「あなたは?」

狂三はその場に立っている男に聞いた。

すると男は持っていた刀を鞘に納めて、多数の屍の上に立っていたがそこから下りてこちらに向かってきた。

「俺は志々雄真実…この地獄の王だ」

「地獄の王…」

狂三は志々雄の言っていることにいまいち理解できずに只呟いた。

志々雄は狂三の所まで来ると少し笑いを浮かべながら口を開いた…

「何故こっちにきた?てめぇはまだこっちに来るような感じじゃねぇぞ?」

その質問に狂三は少し顔を俯けたが少しすると顔を上げて志々雄に答えた。

「ある人を守るために死んだのですわ…敵がいきなり刃を刺してきたのでわたしはそのある人を庇い…」

「……ほう。そのある人ってのは誰だ?」

「私の大事な人…その人のためなら何でも出来る…そう思える程大事な人ですわ」

狂三は暗くしていた表情を宗次郎の事になると顔を赤らめて嬉しそうに話した。

「…そうか。随分と愛されているようだなあいつは…」

狂三は志々雄が何を言っているのか聞き取れずに何か言ったか?と聞いたが何もないと言われた。

すると志々雄は狂三の喉元に剣を当てて聞いてきた。

「お前はもう一度向こうに帰れるのなら何をする?」

狂三は一瞬だけ戸惑ったが直ぐに答えた。

「もし帰れるのなら…わたくしはもう一度わたくしの大事な人とともに歩みたいですわ…」

すると志々雄は軽く笑うと言った。

 

「いいだろう…もう一度だけチャンスをお前にやるよ…だけど少し俺の手伝いもしてもらうぞ…」

「手伝い?何をすれば…」

「そんな難しい事じゃねぇよ…おまえは向こうに帰ったときに俺を召喚してくれればいい」

「召喚?」

狂三が首を傾げると志々雄は手に小さな炎を発生させてそれを狂三に渡して来た。

「これを向こうに着いたら誰かに埋め込め…生きてるやつでも死んでるやつでもなんでもいい。とりあえず埋め込め」

「わかりましたわ…」

狂三は頷くと小さな炎を手にした。

「それと…てめぇの言ってる大事な奴は眠らせるなりどっかに行かせるなりしてくれ。そいつに俺を会わせるな。わかったな?」

「えぇ、わかりましたわ」

 

狂三はその後地獄の入口と呼ばれる場所に来て元の世界に戻った。

 

 

 

~宗次郎&エレンside~

宗次郎が剣を降り下ろしエレンに当たると思った瞬間に宗次郎は自分の横から何かが突撃してくるのがわかった。

宗次郎はその場からジャンプをしてその突撃を避けた。

「何するんですか?緋村さん?」

宗次郎は突撃してきた剣心を睨み付けるように見て言った。

「宗次郎元に戻れ…今のお主は見ていて見苦しいだけだ…」

「そんなの分かってますよ…でも狂三を失ったんだ…今だけは悲しまさせて下さいよ」

「悲しいのは拙者も分かるし悲しめばいい…でもだからと言ってエレンに死をもって償わせるのはおかしいのでは?」

「何もおかしくありません…もう僕の手がどれだけ汚れても誰も気にしないし…」

「それでも狂三殿はこれからもずっと宗次郎には今までの宗次郎で居てほしいのではないのか?」

「…………でも…でも…!」

「お主の気持ちはわかる…けどもしそれでエレンを殺すと言うのであれば拙者はお主が解るまで戦おう…」

剣心は逆刃刀を持ち構えて宗次郎を睨んだ。

「………分かりました…殺すのはやめます」

宗次郎がそう言い目を瞑った瞬間にエレンは逃げ出した。

「なっ………!」

剣心はエレンを追いかけようとしたがその前に宗次郎が追いかけていった。

その際に宗次郎は…ぽつりと小さな声で剣心に言った。

「大丈夫です。殺しはしませんから…」

 

剣心は宗次郎も去っていった後にふと思った。

(最後のあの宗次郎の笑顔はいつもと変わらぬ気配だった…どうやら大丈夫だ…)

剣心は笑みを浮かべて琴里と狂三の居るところに戻った。

 

剣心は狂三の体をもう一度見たがやはり傷口がかなり深い。時間も少し経ちすぎた。

 

「すまぬ………狂三殿」

 

剣心がそう謝ると同時にだった。

 

 

 

 

 

狂三の指が微かに動き…更に

 

 

 

 

「ぅっ…………」

 

 

 

 

声を洩らした………

 

 

 

 

 

 

「狂三殿!聞こえるでござるか!?」

剣心は声を洩らした直後に狂三に聞いた。

「狂三!返事をしなさい!」

琴里もまた剣心と同じように狂三に言った。

「…ぅぅ………!わたくしは…戻ってきたのですね…」

狂三は少しボケていたが直ぐに地獄から戻ってきたのを理解した。それと同時に狂三は辺りを見渡して宗次郎を探した…

「宗次郎さんは…?」

狂三は剣心に聞いた。

「宗次郎はエレンと戦っているでござるよ…でも宗次郎は大丈夫でござる。今の宗次郎は絶対に勝てる」

剣心は少し笑みを交えて答えた。

すると狂三も笑みを浮かべながら言った。

「当たり前ですわ…何せ宗次郎さんですもの…」

 

狂三はその後何かを思い出したのか辺りを見渡した。

そして顔を俯けているハーメルンの所に行くと銃を取り出した。

「!?狂三殿何を!」

「大丈夫ですわ。殺すわけではないので」

すると狂三は銃口から炎を出した。先程志々雄に渡された炎だ。

「…!あぁあぁぁぁぁぁぁ!」

ハーメルンは自分の中に炎が入ってくるともがき苦しみだした。

その後、ハーメルンの体は炎で包まれた。

 

しかし、炎の中に居るハーメルンの体が大きくなっていた…

 

更にハーメルンは炎の中で立ち上がるとこちらに歩いてきた。

 

「…ぁぁ………久し振りだな。こっちの世界は………

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁ………?抜刀斎?」




今の所は志々雄VS剣心は予定ではありません。
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