もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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Good bye

宗次郎と狂三の周りに光が発生しエレンは中で何が起きているか解らなかった。

 

~宗次郎・狂三side~

「この光りは…?」

宗次郎は自分達の周りを囲う光を見つめる

「私にもわかりませんわ…」

狂三もまたその光を見つめた時だった

 

突如として宗次郎達の目の前の空間が歪み大きな光を更に放った。

「…!?」

 

宗次郎は目を霞ませて前を見るとそこには知らない女の子が宙に浮いていた。

 

「…」

その女の子はただ宗次郎達を見つめ続ける

「…君は?」

宗次郎が女の子に問い詰めると女の子は1拍おいてからその口を開いた。

「今は教えるときではないわ。でももうすぐで分かる筈よ…そして貴方と緋村剣心と相楽左之助が此処に今存在する理由も…」

そう女の子が告げると宗次郎は再度尋ねた

「本当に君は何者?精霊なの?僕たちの事をなんで知ってるの?」

「…そうね。私は精霊と言うのかしら?それとも神と言うのかしら?分からないわ…でも、確かに言えることはあるわ…それは、私は…あ、…な…たの……」

女の子は何かを告げようしているところで姿を消した。というよりも消えてしまった。

「…今のは…」

宗次郎は女の子がいた場所を見つめながら呟いた。

すると狂三に声を掛けられた。

「宗次郎さん。確かにあの女性が何者なのか気になりますけどそれよりも先にエレンさんを倒すのが優先では?」

宗次郎はその言葉を聞くと笑みを返して狂三に言った。

「狂三試したいことがあるんだ…」

 

~エレンside~

エレンは突如発生した光をただ見つめていた。

(あの光が発生した瞬間に瀬田宗次郎と時崎狂三の反応が消失した…あの光はなんなのでしょう…?)

そんな事を考えている内に光が弱まり中が見えてくるようになる。

勿論そこには宗次郎と狂三の姿がある。

「ようやく出てきましたか…何をしていたか分かりませんが此方も貴方達が何かしている間にこの〈カレドヴルフ〉の刃も大分と温まりました。では、やりましょうか?貴方達がさっき言った戦争〈デート〉とやらを!」

エレンは随意領域の範囲を一気に広げ宗次郎と狂三のいる場所の一歩後ろまでを随意領域とした。その幅およそ10メートル。

「さてこの随意領域にいる間は私の庭ですよ?」

エレンはカレドヴルフを持ち直すと此方に飛んできた。

「狂三…」

「ええ…もう配置は済みましたわ…」

狂三は持っている銃を飛んできたエレンに向けて発射した。

「刻々帝!7の弾〈ザイン〉!」

「甘い!」

エレンはその弾をカレドヴルフで弾いた。すると、

「!?」

エレンの体はその場で固まった…

 

しかし、

「くっ!」

直ぐにその能力は解けてしまった。

「危ないですね…随意領域を広げてなければ完全に終わってました。もう貴方の弾は弾きません…全て避けて見せます」

「そうですの…」

狂三は嬉しそうに答える。が、エレンはその光景に違和感を覚えた…………

何かがない…

狂三と共にいた筈の敵…

 

「そうです…!瀬田宗次郎は……!?」

「もう遅いよ」

エレンが周りを見渡そうとした瞬間に宗次郎の声が聞こえた…

宗次郎はエレンの上にいた。そのままエレンに向かって刀を向けて落ちていく。

「……でもまだまだです!」

エレンは目を大きく開くと同時に宗次郎の体は固まってしまった。

「………」

しかし、さっき固まってしまったときとは違い表情も何も変わらなかった

「さて…まずは貴方から殺しましょうか…」

エレンはゆっくりと落ちてくる宗次郎の心臓を目掛けてカレドヴルフを突いた。

「引っ掛かったね…」

宗次郎はエレンの刀を空中で体を捻り避けるとそのままエレンの胴体を斜めに斬りつけた。

「かはっ…!」

だが宗次郎達はそれでは終わらなかった…

「狂三!」

「はい!」

狂三が返事をすると同時にそこら辺の影の中から多数の狂三が現れた…およそその数100…

分身体の狂三達は一斉に銃をエレンに向けて発射した…勿論エレンは宗次郎によって傷を貰った直後であるから避けることは出来ない…

 

そのまま無惨にも100発以上の弾がエレンを直撃した…

 

エレンは数多の銃弾を受けると当たり前でその場に崩れ落ちた。

「な、なぜ…瀬田宗次郎…貴方が動けるのです…」

血まみれになったエレンは宗次郎を睨み付ける

「私が説明いたしますわ」

そう言って狂三は宗次郎の横にまで歩いてきた。

「まず仕掛けをしたのは先程の光の中で…ですわ。私の八の弾〈ハット〉で分身体を予め造り命令いたしました。宗次郎さんが貴方を斬った瞬間に影から現れて撃てと…ですが貴方はまだ疑問に思ってるでしょう?何故貴方の随意領域の能力が聞かなかったのか…それは一か八かの賭けでしたが成功しましたわ…それは貴方が私の7の弾〈ザイン〉を食らって時間停止したときですわあの時に宗次郎さんは瞬時に上まで飛びました…そして貴方が宗次郎さんの存在気付くよりも私に避けると宣言した時よりも早くに私は四の弾〈ダレット〉を宗次郎に発射しました。しかし弾の飛んでいくスピードをかなり遅めて…そう。貴方の随意領域で唯一解除する方法それは攻撃を受けること…だから貴方が宗次郎さんを刺す少し手前で当たるようにした…そして

無事に当り宗次郎さんは動けた…と言うことですわ」

狂三は長い説明を終えると自分の分身体を影の中に消した。

「しかし、そんな奇跡が起こるなんて…有り得ません…」

エレンは歯をくいしばり地面を手で叩いた。

「そうだよ…全ては君が7の弾を受けて、宙にいる僕の体を拘束して落ちてくるの待ったのが勝った理由さ…奇跡は待ってたら起きないんだよ…起こそうとしない限りは絶対に起きない…」

「…そんなの…詭弁です。それにまだ勝負は終わってません…まだ、死んでない…」

エレンは側にあったカレドヴルフを掴みそれを杖にしてヨレヨレながらも立った。

「君は死ぬまでが勝負だっていうの?」

「えぇ…生きるか死ぬか…それだけです…」

宗次郎はその言葉を聞くと目を瞑りやがて静かに口を開いた。

「狂三…彼女に四の弾〈ダレット〉を撃ってあげてそしてそのまま左之助さん達の増援に向かってくれない?」

「え?それって…」

「うん。彼女の望むからね…生きるか死ぬかの戦いを…」

そう言って宗次郎は狂三に笑顔を見せる

「分かりましたわ……刻々帝。四の弾〈ダレット〉……」

狂三はエレンに四の弾〈ダレット〉を発射させるとそのまままだ爆発音のする方へと足を進ませた……

「宗次郎さん……必ず戻って来てくださいまし…剣心さん達と待ってますから…」

そう言うと狂三は剣心達の元へと向かった。

 

「うん……必ず戻るよ」

 

宗次郎は刀を持ち直すとエレンを見た

「さて、これでいいんだよね?」

「はい…ですが私の傷を癒して良かったのですか?さっきのままの方が貴方には有利だった筈…」

エレンもまた刀を持ち直しながら答える。

「そんな勝ち方は好きじゃないんだ…それに無駄話もよさない?早く終わらせようよ…」

「そうですね…ここは一騎討ちで…」

お互いエレンが言い終えると構えを取る…

少しの間、静かな時間が流れる。聞こえるのは爆発音だけまだバンダースナッチとの戦いが向こうでは終わってないのだろう…

そんな事を考える宗次郎とエレンの間にバンダースナッチの爆発で飛んできた石が落ちてきた。

 

コロン

 

「…!」

「………」

エレンがその石が落ちてきたと同時に宗次郎に向かってくる。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

そしてエレンは宗次郎に跳び斬りを打った。

そして宗次郎もまた低く構えて下から上へと剣を振った。

その時に、宗次郎は呟いた…

 

「君のお陰で色んな考えを持つことが出来た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう……」

 

 

 

 

宗次郎の刃がエレンの心臓部分を深く大きく斬りつけた……

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