もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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明日から少しの間更新できなさそうなので連日更新しておきます


IFストーリー(エピローグDEM編)
入れ替わった二人


 

夕弦が退院したのは左之介と再会してから2日後の事だった。

 

「やべぇ!遅れちまうぜこのままじゃあ!」

左之介は焦っていた。その訳は夕弦とのデートに遅刻しそうになっているからである。

「くそぉ!何でこんな日に限って腹を壊しちまうんだよ!」

 

~遡ること30分前(AM 9:25)~

 

「よっしゃ!準備万端だせ!」

夕弦との待ち合わせは10時だが左之介も男である、女を待たせるなんて事はしたくなかったので15分前に着くように出発するつもりだった。

「腹痛ぇな…まだ時間まで十分あるしトイレだけしとくか…」

 

しかし、腹痛は中々治らず出発したのは45分頃。

ギリギリ時間通りには着くことは出来るが夕弦を待たせてしまっては少し顔がたたない。

 

そういう訳で左之介は走っていた。

 

そう言って曲がり角まで来たときだった…

 

~狂三side~

 

「~ふんふん 」

狂三は宗次郎とのデートを約束していた。一緒に住んでいるのにバラバラに出発しているのはデートっぽくしたいからだった。宗次郎は先に出発しており狂三はそれより10分程遅れて出発した。

「今日はどこに行くのでしょうか…楽しみですわ 」

 

浮かれていた狂三が曲がり角まで来たときだった…

 

 

 

 

 

ゴチン!

 

「いっで!?」「あぅ!?」

左之介と狂三はぶつかってしまった。

 

「いてて…悪いな急いでたもんでよ…」

「いえいえ、此方こそ浮かれていたので…」

そう言って二人とも顔を上げる。

 

「「……え???」」

二人の前には自分の顔があった。

 

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 

~5分後~

 

「とりあえずお互い待たせているのですからそちらを優先しましょう…」

「あ、あぁ…そうだな…」

聞いてるだけなら分からないが見てみると大男がお嬢様言葉を使い、お嬢様の様な女の子が乱暴な言葉を使っているのだ。

 

「と、とりあえず今日一日はお互いバレずに過ごしましょう…その後に琴里さんに相談しましょうか」

「よ、よしそうだな…」

 

そして二人は別れて目的の場所に向かった。

 

 

~夕弦side~

 

「不満。遅いですよ左之介」

左之介が着いたのはそれから5分してからだった。5分遅刻である。

「はぁはぁ、申し訳ありませんわ…」

「!?困惑。どうしたのですか左之介?口調が変ですよ?」

「あ……」

つい左之介(狂三)は何時もの喋り方をしてしまった。

(い、いつもって左之介さん、どんな喋り方でしたっけ…?確か……)

 

「い、いや~、走ってる間に頭が可笑しくなっちゃったのかもな~…はは」

「…?苦笑。そうですか…とりあえず行きませんか?」

「え、えぇ…じゃなくておう!」

「???」

 

 

~宗次郎side~

 

「……あ!おーい狂三~!」

狂三(左之介)は遠くで手を振ってる宗次郎を見つけると走った。

「……!?」

宗次郎は狂三の走り方に驚いた。いつもならスカートを摘まんで小走りに走ってくるのに今の狂三はスカートを摘ままず更にがに股走りである。

「はぁはぁ、待たせたな宗次郎!」

「!?」

宗次郎、またしてもびっくりである。

あの、お嬢様言葉の狂三が乱暴な言葉使いだけでなく自分を呼び捨てにしているのである。

「え、えっと…どうしたの狂三?変だよ?」

「あ?あ……」

(やっべ!やっちまったよ!何時もの話し方で話しちまった!)

「あ、え、えと…も、申し訳ありませんです…わ?」

「何で疑問型なのさ…」

少し困惑している宗次郎だったが、

「こんなことしててもあれだし、行こうか」

「お、おう!じゃなくて、えぇ!」

「???」

 

~左之介(狂三)・夕弦side~

二人は映画館に来ていた。

「質問。どれにしますか左之介?」

「そうですわ…じゃなくてそうだな……これとかどうだ?」

そう言って左之介が指差したのは恋物語系だった。

「驚愕。左之介がこういうもの選ぶとは…嵐でも来るのではないでしょうか(笑)」

「う、うるせぇ……!そんな訳ねぇだろ!」

(あぅぅ…こんな乱暴な言葉初めて使いましたわ…)

 

映画が始まると喋ることも無いため無事に終わった。

 

「満足。良かったですね左之介」

「えぇ…じゃなく…あぁ!そうだな!中々良かったんじゃねぇか?」

「???」

(疑問。どこかで聞いた喋り方をたまにしています…誰の喋り方だったでしょうか…?)

 

 

~狂三(左之介)・宗次郎side~

 

二人はお腹が少しすいていたのでファミレスで早めの昼御飯にしていた。

 

「そうだな~…どれにする?」

宗次郎は狂三に聞いてきた。

「そうだなぁ~…これとかどうだ?」

「え……」

宗次郎またまたびっくりである。口調もまた荒くなり選んだメニューがキングサイズのハンバーグとグリルチキンだった。

(日頃少食な狂三がいきなり僕より食べる様になってるよ…)

「そ、そう?それがいいならそれで……」

「おう!じゃねぇや……えぇ!」

(くっそ~!慣れねぇぜこんな気持ちわりぃ言葉なんかよ!)

 

それから15分程して料理は届いたが普通のハンバーグを食べていた宗次郎と同じくらいでキングサイズのハンバーグとグリルチキンセットを狂三(左之介)は食べ終えてしまった。

 

 

~左之介(狂三)・夕弦side~

 

それからもブラブラと店を回ったりしていたが左之介(狂三)の行動は可笑しな所が幾つもあった。

 

「疑問。左之介体調が悪いのですか?早めに解散しますか?」

「え?そ、そうだなぁ…」

 

(ここで別れたら確かにバレずに終えることが出来ますが…夕弦さんにとって折角のデート…どうしましょうか…)

考えた結果、

「あと30分くらいしたら帰るか…」

「了解。わかりました」

 

 

~狂三(左之介)・宗次郎side~

 

こちらも店を回ったりしていたが幾つも不自然な所があった。

(このままではバレちまうな…。早めに終わらせるか?コイツらなら別に大丈夫だろ…)

 

「すみません。宗次郎さん私、今朝から体調が優れなくて…」

「え?そうなの?朝は元気だったのにね…じゃあ、早めに切り上げる?」

(よっしゃ!ビンゴだ!)

「えぇ…申し訳ありませんわ」

「いやいや、良いよ!体調の方が大切さ」

(宗次郎…おめぇいい奴だな…)

 

 

それから少しして左之介(狂三)と夕弦も解散したので左之介(狂三)と狂三(左之介)は公園で合流した。

 

「どうだった?バレずに終われたか?」

「え、えぇ…なんとか…」

「何時になったらもとに戻れるんだ…」

「そうですわね…もう一度ぶつかってしまった場所でぶつかるのは…」

左之介(狂三)が冗談半分で言った提案に狂三(左之介)は…

「それだ!ナイスアイデアだぜ!」

「え?本気で行ってますの?」

「やってみなきゃ解んねぇだろ?」

「え、えぇ……」

 

 

 

二人はそういう訳でぶつかってしまった場所に来ていた。

「じゃ、じゃあ行くぜ?」

「え、えぇ……」

二人とも唾を飲み込むと曲がり角目掛けて走っていった。

そして曲がると同時に……

 

ゴチン!

 

「いっで!?」 「あぅ!?」

 

ーーー……

 

 

「いやー、戻れたな!」

「えぇ…痛みを受けながらですけど…」

 

あのあと、無事に戻ることが出来た二人だった。

 

「とりあえず一気に疲れが出てきたぜ…」

「そ、そうですわね…帰りましょうか…」

 

そして、二人は各々の帰路に着いた。

 

 

 

~左之介side~

「ふぅ……ん?」

ポケットの中に何やら紙が入っていた。

「何だこれって……え!?」

それは夕弦と見た恋物系の映画のチケットだった。

「こんなの見てたのかよ…うげぇ…恥ずかしいぜ…」

この後、夕弦に意外と乙女な所もあるのですねとからかわれたのは別のはなし。

 

 

~狂三side~

「ただいまですわぁ~……」

狂三は玄関を開けるなりその場に倒れ込んだ。

「お帰り~って狂三どうしたの?」

「とても疲れましたわ…」

(あ、いつもの雰囲気に戻ってる…良かった)

 

「とりあえずご飯作ってあるから食べよ!」

宗次郎は狂三を起き上がらせるとリビングに来るように促した。

「こ、これは…?」

狂三が部屋に入り見た料理はいつも二人で食べてる量の何倍もあった。

 

「いや~…狂三があんなに大食いと思ってなかったよ。何時も僕の量に合わせて作ってくれてたんだね…でも大丈夫!僕ももっと食べて強くなるからさ!」

宗次郎は手を胸にドンとぶつけて笑っていた。

「え、いや…あの、こんなにも……」

「さぁ!食べよ食べよ!」

「あ……はい…」

 

 

この夜、狂三が体重計に乗るとかなり増えていたのは秘密。

 




はい、IFストーリー1話目終了です。この入れ替わりシチュエーションって書くの難しいですね…オチとか考えても全然出て来ませんでした…(泣)

予定変更になりましたので活動報告の方に目を通していただくとありがたいです。迷惑をお掛けして申し訳ありません…
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