もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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タイトルを中二病っぽく………


月夜に照されて…

「私は貴方のお嫁さん!」

 

いきなりだったこれを俗に言う爆弾発言と言うのだろうか…

 

「……おろ?」

剣心は目を点にしている中でお嫁さんと言うのはどんな意味だったのかを考えた。

 

確か、お嫁さんとは嫁と言う言葉を可愛くしただけであって……意味は 嫁 。

 

「えぇ……どういうことでござるか…」

もう驚きを通り越してしまった剣心は無になった様な口調で言った。

「だ、か、ら!私、耀ヶ谷千琥は!緋村剣心のお、よ、め、さ、ん!」

「いや、何故でござるか!?」

「だって、昔約束したからに決まってるでしょ!」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

朝から住宅地で大声を出してしまう剣心。何せ、そんな約束はした覚えがないし、昔はこの世界にいなかったのである。剣心の昔は最高で2年前。2年前にそんな約束をしているなら覚えてるだろうし、千琥は見ただけでもわかる美少女だ。簡単に忘れられる顔ではない。

 

「と、とりあえず…拙者は大学に行かねばならぬので…」

逃げる為に少し余裕がある様に出発したにも関わらずもう時間が無い感じを出している剣心にとって最悪な言葉が千琥の口から出てきた。

「大丈夫!剣心と私行ってる大学一緒だし、授業も一緒だから!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

ーーー………

 

 

それからの通学時間、教室までずっと剣心の腕に抱きついて来た千琥を見て他の生徒達は嫉妬の目を剣心に向けていた。

「千琥殿…御主はもう少し周りを見るべきでござるよ…」

ため息混じりで千琥に注意した剣心。

「もう千琥殿なんて他人行儀だなぁ~…千琥で良いよ」

「いや、千琥殿は実際他人では「千琥!」あ~!もう、分かったでござるよ!」

千琥のしつこさに負けた剣心だった。

 

その後、授業が有ったがその時は千琥も静かだった為助かった。

 

ーーー………

 

キョロキョロ……

 

「何処にもいないでござるな…?」

授業が終わると剣心は直ぐに千琥から逃げた。捕まったら厄介なことになるのは目に見えていた。

「よし…!」

居ないのを確認すると剣心は勢い良く飛び出した。

ドン!

「きゃ!」

剣心はぶつかってしまい女の子は尻餅をついてしまった。

「あ!すまないでござる…大丈夫でござるか?」

「あ、はい…此方こそすいません…」

「申し訳ないが急いでるのでまた!」

剣心は女の子に謝罪をすると直ぐに走り出した。

「あ!はい…」

女の子が返事をした時には剣心はかなり遠くまで行ってしまっていた。

 

「あ…これ…?」

女の子は落ちてしまったノートを拾っているとあるものを見つけた。

 

「鍵だ…きっとあの人のだ。どうしよう…」

「あ、そこの君!」

 

そんな時に声を掛けたのは千琥だった。

「ここを剣心が通ったはずなんだけどどこに行ったか知ってる?」

「え?剣心?あ、赤髪の人ですか?」

「そうそう!そいつそいつ!」

「その人なら今この道を走っていきましたよ」

女の子は剣心が走っていった道を指差した。

「ありがとう!」

「あ、あと!これを!」

女の子は千琥を引き留めて鍵を渡した。

「鍵?誰の?」

「その剣心って人のです…探しているなら見つけたら渡してくださりませんか?」

千琥は女の子から鍵を受けとると少しの間黙りこむと急に閃いたような顔をして女の子の前から去っていった。

 

ーーー………

 

「ふぅ………追ってきてないでござるな」

剣心は無事に逃げ切るとゆっくりと歩き出した。

「今日一日、とても疲れたでござる…しかしまだ昼前、これからどうするかな~…」

左之介の所に行こうかと考えたが左之介は今仕事中だ。

一人で居るのも何だし、奏の顔だけ見に行こうと決めた。

 

士道の家や宗次郎の家は剣心の家の最寄りから3駅だ。

剣心は最寄りの駅前のショッピングセンターで奏への玩具でも買っていこうと思い入った。

玩具を買い外に出ようと歩いていると前から二人の見たことのあるカップルを見つけた。

 

士道と折紙だった。

 

しかし、士道が死んでいる。いったい何をしていたのだろうか…

 

「二人ともこんな所でデートでござるか?」

剣心が士道と折紙の前まで来ると話しかけた。

「あ、剣心さん。そうなんですよ…でも、結構ハードで…」

何をしたらそんなにダウンするのかと聞きたくなったが恐ろしかったので止めた。

「師匠こそ何をしているの?」

「いや、師匠はもうやめろと…」

 

折紙はあれから少しして剣心の弟子を辞めた。

辞めたと言うより卒業した。

剣心が教える内容がなくなったのが理由だった。

それからも折紙は剣心の事を師匠と呼んでいる。もう師匠ではないのだから止めろと散々言ってきたがもうほぼ諦めていた。

 

「まぁ、良いでござる…拙者は今から宗次郎の所に顔を見せようかと思って奏への玩具を買いに来てたでござるよ」

剣心は手に持っていた袋を士道達に見せた。

「なるほど…宗次郎の所に行くんですね。奏ちゃんに宜しく伝えておいてください」

「分かったでござるよ」

 

その後、5分程話すと剣心は士道達と別れた。

別れた後、後ろから子供を作ろうとかまだ早いと叫んでいる声が聞こえたが無視した。

 

ーーー………

剣心はあれから何もなく宗次郎の家の前まで来ていた。

「ふぅ……良し」

ピンポーンと剣心の押したインターホンが鳴る。

 

「はーい」

そのインターホンに返事をして玄関から出てきたのは狂三だった。

「あら、剣心さん。来てくれたんですか?」

「いきなりで申し訳ない…少し顔を見たくなったのでござるよ」

「いえいえ、どうぞ上がってください」

狂三は門を開けて剣心を招き入れた。

「失礼するでござるよ」

少し廊下を歩きリビングに入ると宗次郎と奏が遊んでいた。

 

「あ、緋村さん。来てくれたんですか?」

「あぁ、奏の顔を見たくなってな」

宗次郎は奏と遊んでいるのを止めると奏も剣心に気付いた。

 

「ぁ。けんちん!」

奏は剣心を見ると手を動かして喜んでいた。やはり、1才でこれは成長が早かった。来年には歩いて話せているかもしれない。

「はいはーい。剣心伯父さんですよ~!」

剣心も奏を見て大はしゃぎをしていた。

「これ、奏へのプレゼントでござるよ」

剣心は奏に先程買った玩具を渡した。

「ぁ!おもちゃ!」

「良かったね~奏?」

「ぅん!」

玩具を見て大喜びの奏に代わって宗次郎が剣心に礼を言った。

 

ーーー………

それからしばらくして剣心は宗次郎達の家から出て家に帰っていた。

 

時刻は6時。いい時間だった。

家の前まで行く途中で剣心は鞄の中から鍵を探した。

「お、おろ?無い…」

剣心は鞄の中やポケット全てを探したが無かった。

「何で無いのでござる…」

仕方なく家の前までくると違和感に気づく。

 

電気が点いていた

 

「…………誰でござる?」

剣心は恐る恐るドアを開けた。

知らない靴があった。女性者の靴だった。

「琴里殿?」

しかし、琴里にしては随分とお洒落な靴だった。いつもそこら辺にある靴を履く琴里が剣心の家に来る為だけにハイヒールを履くとは思えなかった。

「では誰でござる…」

ゆっくりと足音をたてずに歩いていると匂いが漂ってきた。

良い匂い…生姜焼きだろうか?

それと同時に聞いたことのある声も聞こえた。

「ふふん!ふんふん♪」

「………」

何処からどう聞いても千琥の声だった。

 

剣心はドアを思い切り開けて大声で叫んだ。

 

「何で千琥!御主が此処に居るのでござる!」

その声の大きさにびっくりして振り向いた千琥だったが剣心と分かると笑顔になった。

「剣心お帰り~!晩御飯もうすぐ出来るからね!」

「あ、分かったでござる…って!そうじゃなくて!」

危うく流されそうになったがもう一度尋ねようとすると先に千琥が答えた。

「今日、大学で女の子に剣心の鍵を渡されたの落ちてたから届けてくれって。探して見つからなかったら大変だから先に家に帰ってる方が良いかな~と思って」

千琥はふふんと胸を張った。

「そうだったのか…それは助かったありがとう。しかし何故、晩御飯を?何故、裸でエプロンなのでござるか?」

「いやー!もう6時だったから剣心帰って来て作るのめんどくさいだろうと思って!裸エプロンなのはこの部屋クーラーないじゃん?暑いんだよ~…」

さっき、千琥が胸を張った時なんて凄かった。元々ナイズバディだが裸エプロンのため胸がその……凄かった。

「晩御飯はありがたいが裸エプロンは止めてくれ…」

「えー?仕方ないな~……もう……」

そう言って千琥は服を来てまた料理に入った。

 

それからしばらくして千琥が作った料理を食べていた。

味は中々の物で美味しかった。折角、人が美味しく食べているなかで千琥が朝に続いて二度目の爆弾発言をした。

 

「私、今日から此処に住むね!これからは剣心朝から夜まで一緒だね~!」

 

「…………え???」

 

 

~宗次郎side~

 

「ふぅ~……」

宗次郎も狂三のご飯を久し振りに食べてから帰路に着いていた。

「奏大きくなったな~。いつか子離れしていくんだろうな~……

そう言えば緋村さんご飯何食べたのかな?」

宗次郎は帰ってる途中にそんなことを考えていた。その時、

 

「人の心配よりも自分の心配をしたらどうです?」

 

「!?」

 

突如として上から剣を持った人が降ってきて宗次郎に剣撃してきた。

ギリギリでその攻撃を受け止めると敵は少し宗次郎から離れて構え直した。

 

「……いきなり誰?危ないじゃないか…」

宗次郎も抜いた剣を構え直す。

 

「……私は城宮悠仁。

 

DEM社のアデプタス6の者です」

 

「DEM?久し振りだね…いきなり何の用?エレンの敵討ちにしては遅いね」

 

「いえいえ、エレン殿は別に良いのですよ…今回は鳶一折紙の誘拐が目的です。私は只の邪魔者を引き受ける係りであって誘拐は他の者がしていますので…」

悠仁は月に照らされた顔で少し笑う。

「さて…目的を知ってしまったからには貴方は鳶一折紙を助けに行くでしょうからここで私が貴方を殺しましょうか…」

悠仁は構えた状態で剣を持ち直し突進してきた。

「…速い…………!」

宗次郎は悠仁の剣をギリギリで受け止めたが悠仁は宗次郎の空いているところに回し蹴りを入れて宗次郎を吹き飛ばした。

「がはっ…………!」

「まだまだ!」

宗次郎は壁に打ち付けられたが悠仁はそのまま宗次郎を追いかけてきて飛び斬りをしてきた。

「月光斬!」

その太刀は宗次郎の胸を斜めに大きく斬り付けた。

 

宗次郎の胸から大量の血が溢れだした。

 

「…………っ…………」

悠仁は顔を下を向き俯いてほぼ動いていない宗次郎を見る。

「エレン殿を倒したからどれ程の者かと期待していましたが期待はずれですね…」

そう言ってその場を去っていった。

 

 

ーーー………

 

 

その夜。剣心や左之介、士道や精霊達に二つの情報が入り緊急召集された。

 

一つ目は鳶一折紙の誘拐。

 

二つ目は宗次郎の瀕死だった。

 

 




最近、調子が良いです(笑)

もし僕が剣心で千琥が居たら大喜びです(笑)

あと、千琥がどんなイメージか分からない方へ

イメージ的には鞠菜のツンデレのツンが抜けたイメージでお願いします ⤵
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