もし緋村剣心がデートアライブの世界に行ったら   作:こうけー

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2年経ってるから強くなってるよ!


居場所

「久しぶりでいやがりますね兄様…」

 

士道達の目の前に居たのは士道の実妹の崇宮真那だった。

 

「何で真那!お前がここに居るんだよ!?」

 

士道は状況を理解できていなかった。何せ真那と会ったのは2年前。それからは音信不通でどうなっていたのかも分からなかった。

 

「真那…やっぱりDEMに居続けたのね…」

「えぇ、そうでいやがりますよ。そちらこそまだ精霊保護を続けてるんでいやがりますか」

「まぁね」

 

慌てる士道に対して琴里は落ち着いた様子で真那と話している。

 

「琴里お前知ってたのか真那の事?」

「えぇ…2年前からね。それでも2年したら自分の状況を理解してDEMから抜けてくれると思ってたのだけれど」

「自分の状況?」

 

琴里の話の中にあった奇妙な言葉。琴里は一拍置いて真那の方を向き口を開いた。

 

「彼女。崇宮真那は大きな魔力処理をされているわ。今日までの観測で言うと盛って後1年…」

「!?」

真那がDEMに居たときの驚きよりも今の話は士道を明らかそれ以上に驚かせた。否、驚きと言うよりも悲壮な顔をさせた。

 

その時、真那が思いもよらぬ事を言った。

 

「やはりそうでいやがりましたか…」

「…!?貴方!知っていながらDEMに居続けたの!?」

「はい…でもそれは少し違います。知っていたのではなくかもしれないと思っただけでいやがります」

「それでも身体に異変を感じたんでしょ!?何で抜けなかったの!」

 

琴里の怒声の様なものが小さな部屋をこだました。真那は少し顔を俯かせてペンダント開いた。

それは幼き頃の士道と真那が写った写真のペンダント

 

「私を拾ってくれたのはDEMでした。私は恩を返さなければならない…それを考え続けていたから抜けることが出来なかった。もしかしたら本当は利用しているだけかもしれない…それでも確定したわけではなかった…だから居続けた。でも…」

 

 

真那は指をパチンと鳴らす。すると真那の後ろにある大きな扉に付いている錠が消えた。

それはルールとしては相手を倒したときに無くなる物

 

「本当に利用していたならばもうDEMに居続けるつもりはありません…私の降参としやがります」

 

真那は降参の素振りを見せた。

 

「さて…これで私はまた路頭にさ迷う日々でいやがりますねね~。これからどう…「真那…ラタトスクに来なさい」ーーえ?」

 

真那の話に割り込んだ琴里の話はラタトスクへの勧誘。確かにラタトスクなら路頭にさ迷う生活をしなくてもいい。魔力処理の改善だって出来るかもしれない…そう考えた士道も琴里に続く。

 

「そうだぞ真那!俺達の元に来いよ!」

 

「でも…迷惑じゃ…」

「誰が迷惑がるのよ…ここにいる剣心も左之介も耶倶矢も夕弦も狂三も…士道も私も誰一人貴方を拒絶なんてしないわよ」

 

「そうでござるよ真那殿」

「何かわかんねぇけど仲間になるんなら良いんじゃねぇか?」

「指摘。左之介は話を聞いてなかったのですか?」

「う、うるせぇ!」

「ふっ…どれだけの過去を持とうとこの八舞耶倶矢はお主を拒絶などせぬわ!」

「そうですわよ…真那さん」

 

「…皆さん…ありがとうございます」

 

真那は頭を深く下げた。皆は喜び合う中で士道は気づいた。真那の足元に涙が落ちていくのを…

 

「…今まで無事で良かったよ真那」

「兄様…」

 

士道は泣いている真那の頭をポンポンの叩いた。真那も顔を上げた。

 

「兄様?」

「ん?何だ?」

 

 

涙を拭き笑顔を見せてーー

 

 

 

「真那は今は凄く幸せです!」

 

太陽に匹敵するような眩しい笑顔を見せた。

 

 

ーーー………

 

その後、真那はラタトスクに移動させた。その別れ際に今回の敵の事を教えてくれた。

 

ーーー………

 

『まず次の部屋の相手は岩丈岱と言うアデプタス9でいやがります。顕現装置や随意領域は使ってきやがりません。しかし、DEMの新しい武器【鋼撃】を使ってきます。この武器の特徴は格闘家に装備させて爆発的な攻撃力やスピードを与えるものでいやがります』

 

ーーー………

 

「よっしゃ…腕が鳴るぜ!」

 

岩丈岱の開いては左之介が自分から立候補した。格闘家擬きなら喧嘩屋が買ってやると言うことを聞かなかったからである。

 

「じゃあ、行くわよ」

「おう!」

 

琴里が扉を開けるとそこには大男が立っていた。

 

「ほう!ベイリーも真那もヤられたのか!次は誰だ!?強い奴を出してこい!」

 

「てめぇの相手はこの俺だー!」

 

岱は大声で前に歩み出てきた左之介を見ると少しニヤリとする。

 

「ほう?てめぇが相手か…確か 相楽左之介だったか?」

「よく知ってるじゃねぇか…岩丈岱だったか?」

「そうだぜ!」

「そうか!」

 

この件を見ていた剣心達は思っていた。

 

((((((馬鹿が二人………))))))

 

 

「さて………じゃあやろうじゃねぇか左之介!」

 

「掛かってこいや岱!」

 

岱の装置していた鋼撃と呼ばれる物が光ると岱は剣心や宗次郎と同じくらいの速さで左之介に突撃してきた。

 

「おらぁ!いきなりで悪いがこれで終わりじゃぁ!」

 

岱が更に腕に付いていた鋼撃も発動させパンチを繰り出してきた。あのスピードに加えて腕も加速しかなりの筋肉。食らえば骨が折れるなんてものでは済まないだろう。

 

「死ねぇ!相楽左之介!」

 

 

だが、左之介は何も言わず腰を低く下げる。

 

「ぬるいんだよ岩丈岱!俺に真っ向勝負挑むなんて千年早いぜ!」

 

岱のパンチを左手で受けとめると岱の重心をぐらつかせて顔目掛けて左之介もパンチを繰り出した。

 

「二重の極み!!!」

 

顔面にモロに食らってしまった岱はそのまま一番奥にある大きな扉を吹き飛ばし壁にもう一度ぶつかると止まった。

 

「………………」

 

しかし、岱の方は意識がなく。白眼を剥いて倒れた。

 

 

「へっ!この2年間で俺は強くなったんだよ!変な物使って勝つ奴に負けるかよ!」

 

 

 

岱と左之介の勝負が始まってからここまででおよそ10秒だった…

 

 

 

相楽左之介VS岩丈岱

 

勝者 相楽左之介

 

 

 

 

 

 

「「「「マジで………?」」」」

 

「流石、左之介。一瞬でござるな」

「へへっ…ずっと鍛えてたからな!」

 

 

「尊敬。やはり左之介は強いしカッコいいですね」

「そうだろ!俺はお前と穣之介を守るために強くなったんだからな!」

 

 

 

~悠仁side~

「岱もやられてしまいましたか…では、私の番ですね…」

 

座っていた椅子から立ち上がると入り口のほうを見た。

 

 

 

「そうでしょう?瀬田宗次郎?」

 

悠仁が見ている方から人影と足音が近づいてくる。

誰かも分かっていた。瀬田宗次郎。昨日、自分が斬った相手だ。

 

「死んだと思っていたのですが…折角、生き長らえた命を捨てに来たのですか?」

 

段々と足音は大きくなり足元が見えてくる。それと同時に何かが飛んで来た。

 

「おっと………危ないじゃないですかこんな物騒なものを投げてわ…」

 

宗次郎の愛刀。菊一文の刀だった。

 

その剣は悠仁のすぐ横を通り抜け壁に突き刺さった…

 

「少しばかり挑発したつもりだよ」

そう言いながら壁に刺さった剣を抜いた宗次郎を見て悠仁は感じた。

 

(………昨日よりも剣気が高い…)

 

 

 

「どうやら昨日よりは楽しめそうですね…!」

「まぁね…とりあえずヤられた分は返すよ!」

 

悠仁と宗次郎がお互い走り近付く…悠仁の月螺と宗次郎の菊一文がぶつかり合う。その衝撃音は凄まじく、そして二人の周りには大きな衝撃によって地面にヒビが出来た。

 

「…ふふ。瀬田宗次郎…エレン殿を倒しただけはありますね」

「それはどうも…けど君は分かっていないな~」

「?ーー何をです?」

 

 

悠仁の怪訝そうな顔を見ると口端をニヤつかせると刀を思いきり地面に突き刺した。その直後、宗次郎が突き刺した場所から悠仁に向かって地割れの様に地面が崩れ落ちていった。

 

「!?」

 

ギリギリの所で墜落を避ける悠仁に対して次は刀を何もないところで振った…すると、その直後悠仁の腕から少し血が出ており見ると服が刃物で斬られたような痕を残しているのに気がついた。

 

「何もこの2年何もしてなかった訳じゃないよ…この力を見せるのは君が初めてだよ。極力使いたくなかったけどやるしかないよね!」

 

宗次郎は悠仁に掛かってこいと言う意味の素振りを見せた。その時、悠仁の額にはいつぶりかの冷や汗が流れていた…

 




たまにはこんな風に瞬殺バトルも有りだと思ったんですよ…


話は変わりますが、千琥編が終わった後、美九編の間に
凛祢編か或守編どちらかをやりたいと思っています。活動報告の方によろしくお願いいたします…
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