横須賀鎮守府物語   作:時津風零斗

17 / 19
016 利根型重巡洋艦一番艦利根

氷川丸二号病室にて・・・

 

吹雪

「大丈夫ですか?」

 

利根

「あぁ、なんとか大丈夫なのじゃ・・・」

 

ベットで横たわる利根の周りを、吹雪と足柄が付き添っていた

 

足柄

「もうすぐ提督が来るからちょっと待っててね」

 

利根

「わかった・・・すまぬのぉ」

 

部屋で会話していると・・・

 

??

「うおりゃあああああああああ!!!」

 

ドゴォオオン!!!

 

部屋の外で誰かの大きな声がしたと思ったら爆発音に似たような音が響いた

 

利根

「な?何事じゃ?」

 

足柄

「さ、さぁ?吹雪ちゃん、見てきてくれる?」

 

吹雪

「了解しました!」

 

そう言って吹雪は敬礼して外に出た、すると・・・

 

吹雪

「し、司令官!?何してるんですか!?」

 

時津風零斗

「い、いや・・・階段から落ちただけだ・・・ところで利根さんは?」

 

吹雪

「病室です、会う前に司令官の怪我を先に・・・」

 

時津風零斗

「いや、先に会う・・・色々と聞きたい事があるし・・・」

 

そう言って零斗が病室に入って来た

 

時津風零斗

「お加減はどうですか?利根さん」

 

利根

「その言葉・・・そっくりそのまま撃ち返すのじゃ」

 

入って来た零斗は、頭から血が出ていた

 

時津風零斗

「ああ、大丈夫ですよ、私は血の気が多いですからね」

 

足柄

「いやそう言う事じゃなくて・・・」

 

時津風零斗

「改めて自己紹介させていただきます、日本国海軍、横須賀鎮守府所属の時津風零斗少佐です」

 

利根

「利根型重巡洋艦一番艦の利根だ、まずはお主に礼を言わないとのぉ」

 

時津風零斗

「いえいえ・・・利根さん、さっそくですが本題に入ります、あなたは何処所属の艦娘だったんですか?所属が分かれば送り届けてあげますよ?」

 

零斗がイスに座って利根に聞いた、だが・・・

 

利根

「それがのぉ・・・覚えておらんのじゃ」

 

時津風零斗

「覚えてない?」

 

利根

「うむ・・・気づいた時にはあの地下にいたのじゃ・・・何故か大きな怪我をしていてのぉ・・・」

 

そう零斗と利根が話している時に・・・

 

イーグルアイ

「やっと追いついた・・・」

 

筑摩

「提督・・・確か船尾側にいましたよね・・・?」

 

イーグルアイと筑摩が病室に入って来た

 

時津風零斗

「遅かったなイーグル?」

 

イーグルアイ

「お前が早すぎるんだよ・・・」

 

筑摩

「ここの病室まで約300メートルあるのにすぐ見えなくなったんですから・・・」

 

時津風零斗

「ごめんごめん・・・」

 

筑摩

「利根姉さん?傷の具合は大丈夫ですか?」

 

利根

「うむ、この船の妖精たちのおかげで痛みがなくなったぞ」

 

筑摩

「それはよかったです」

 

時津風零斗

「さて・・・利根さん」

 

2人がそう話している所に零斗が話に入って来た

 

利根

「なんじゃ?」

 

時津風零斗

「あなたの意志にもよりますが・・・私の鎮守府に来てもらえませんか?」

 

イーグルアイ

「言うと思ったよ・・・」

 

イーグルアイが呆れた顔をしてそう言った

 

時津風零斗

「私の鎮守府にはまだ戦力がそろっていない・・・あなたが加われば・・・配属されてすぐ出撃とはいきませんので安心してください」

 

筑摩

「利根姉さん、どうしますか?」

 

筑摩が利根に聞いた、利根は無言になったが返事をかえした

 

利根

「・・・吾輩は時津風零斗少佐の鎮守府に配属されたいのじゃ、この命を助けてくれたのだから恩返しがしたいのじゃ」

 

時津風零斗

「わかりました、本日よりあなたは私の鎮守府の一員です」

 

筑摩

「また一緒に戦えますね利根姉さん」

 

利根

「うむ、よろしく頼・・・」

 

利根が最後まで言おうとしたその時・・・

 

ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!!

 

爆発音とともに突然船体が大きく揺れた

 

イーグルアイ

「な!?何だ!?」

 

アナウンス

「警報!深海凄艦の艦隊が接近中!空母、戦艦を伴う艦隊と認む!各員戦闘用意!!!」

 

時津風零斗

「なにっ!?」

 

次回へ




ご意見ご感想お待ちしております
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。