東京リバースギフテッド   作:とぅりりりり

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迷走(ここはどこ)

 

 

 

 水に落ちたと思ったら地下の貯水用のエリアだったらしく、俺はなんとか水から出るが薫さんがとても苦戦しており手を貸しながらようやく二人とも自ら這い出た。

 

「あのクソ犬娘のせいで……」

「ほんとすいません。あとで言っておくので……」

 

 二人揃って全身ずぶ濡れで体を少し揺らすだけでコンクリートの地面に水滴が染み渡る。

 この場所から移動して椛と合流しようと考えていると薫さんが右手で水によって張り付く髪をかき上げながら吐き捨てる。

 

「はぁ……はぁ……! 筋力も体力も落ちている……!」

 

 声にはガチの疲労が滲んでいる。どうやら女になったせいで弱体化しているようで、左腕の義手の重みで水中で動きがうまくできなかったことにようやく気づいて申し訳なさが増した。

 しかもこう……胸部装甲がかなりデカイからそれもしんどそう。全体的に脂肪が増えていそうなので諸々の勝手が変わるだろう。

 

「身体強化はしてないんですか?」

「しているに決まってるだろ。男のときと基礎が違うから、今までと同じ強化度合いだと色々不足なんだ。さっきの雑魚の相手のときもそうだ」

 

 ああ、そうか。同じ強化量を前提とする条件だったら素で鍛えているほうが強い。そしてそれは性差も当然反映される。

 薫さんが今までの身体強化をしても肉体のスペックが女になったことで大きく落ちているからああやって身体強化している男に打ち負けることも出てしまうと。

 そう考えると結構重い呪いなのか……?

 

 こういうとき、あの傘女とかいう初手例外が脳裏をよぎるの、ノイズなので嫌だなぁ……。あいつ女だと思いたくない。反転しても絶対強化(バフ)じゃん。

 

 追手の気配がないか警戒しながら移動していると、椛がひょっこり奥から顔を覗かせる。

 あいつは初対面のときのループのときも感じていたが気まぐれで行動する分、何をしてくるかわからないのが味方だとしても厄介すぎる。

 どうにか大人しくしてくれないものか……。

 

「ごはんあった、ごはん」

「ん?」

 

 そう言いながら示したのは生活感のあるアパートの一室のような場所。

 というか多分まんまアパートみたいな場所だろう。

 小さい冷蔵庫や衣装棚、トイレと一緒のユニットバス。

 ただ、生活感はあるものの、普段から生活をしているという感じではない。コンロ周りや風呂場の様子からしてしばらく戻ってきていない気配がする。

 

 椛は収納スペースにあったカップ麺を両手に抱えてじっと俺を見てくる。

 

「椛……これは泥棒だから駄目」

「どうして……」

 

 どうしても何もないんだけど、椛は見た目や知能こそは成長しているが情緒や善悪が未発達なんだろう。

 根気よく……諭していくしか……。

 

「ちょうどいい。シャワーでも借りて行くか」

「大人が真っ先に倫理観を投げ捨てていく……」

 

 薫さんが躊躇せずに風呂場を見て手袋を外す。一番咎める側だろうに。

 

「こんな場所に住んでいるやつに倫理観なんぞあるか。だいたい、鍵も閉めずに長いこと放置している危機感のなさのやつにはいい薬だろ」

「そうかな……そうかも……」

 

 俺もシャワーを浴びるほどでもないが着替えたい気持ちはさすがにある。だが替えの服とかないだろうし、と諦めていたらこの二人はこうだよ。

 うーん……。

 

「そもそもここ、個人が住んでる住宅じゃないと思うぞ。大方、セーフハウスか拠点だろう」

「なぜその言い訳で勝手に使ってもいいという判断になるんですかね」

 

 薫さんはもう聞いてない。タオルを拝借してシャワーを浴びにいった。

 俺はカップ麺を食べたがる椛を制して潔く棚を漁る。

 確かにここに普段から人が住んでいる感じはしない。着替えになりそうなものも新品というか袋詰めされているのばかりだ。

 カップ麺も賞味期限がかなりギリギリだし。

 

 ……いっかぁ。

 

 他のが微妙だったので大きめの衣装箪笥を開ける。すると一つだけ、一式揃ったスーツを見つけて、タオルで水気を拭いてからそれに着替えた。

 ついでに、椛がまだ?という目をしていたのでお湯を沸かしておく。椛がカップ麺を抱えながらお湯が沸くのを待っている裏で着替えを済ませる。

 ちょうど着替えが終わった頃、薫さんが頭だけひょっこり出して聞いてくる。

 

「なにか着替えになりそうなものないか? お前が着れるものがあるなら今の僕も着れるだろ」

 

「えーっと……」

 

 

 実は俺がスーツしか選べなかったのにはわけがある。全体的にサイズが……小さい。俺が着れそうなまともな服がスーツだけで、まともじゃないならそれなりに候補はあった。

 なんかすごい背中が開いたドレスとか生地がうっすい布。けどこんなの着るのはなぁ、と他の棚を開くと比較的マシそうなものを見つける。

 

 セーラー服。

 

 いや、セーラー服ではあるのだが、ちゃんとしたものではない。なんというか……安っぽい。半袖に水色というパステルカラーは制服なのに制服感が薄い。

 そう、これはつまり……いわゆるいかがわしいタイプのコスプレ用だ。多分。

 

「……おい」

 

 差し出したセーラー服に薫さんがゴミを見るような目で見てくる。シャワーで眼帯外しているからか、眼帯で隠れていた目の傷が見えて声だけで怖い。

 

「でもこれくらいしか」

 

 俺の言い訳に薫さんが一旦引っ込んでから体を拭いて出てきた。あぶねぇ、元男だとわかっていなかったらヤバかった。義手の方に目がいったのも救いだったかもしれない。

 

 棚を漁る薫さんがゆっくりと俺を見る。

 カップ麺にお湯をそそいで蓋をし、椛に3分待てと言ってから薫さんに向き直る。

 

「……なんですか?」 

 

「脱げ、時葛」

 

「なんで!?」

 

 めちゃくちゃ真剣な顔で告げられて面食らう。

 俺の着るものがなくなるんだけど?

 

「お前、服、脱ぐ。僕、それ、着る。お前、コスプレ、着る。ヨシッ」

 

「なんもよくないんですけど?」

 

 今俺が拝借したスーツは元の薫さんじゃそもそも小さいが、今の薫さんならサイズは合うだろう。いや改めて考えるとこの人、女になってもデカいな?

 下手な女物より男物のほうがちょうどいいまである。

 

「なんだ? お前はまさか僕がキッッツイコスプレしている姿を見たいのか? お前が着たらネタで済むが今の僕が着たら最悪だろうが」

 

「ああ……アラサーで制服はさすがにキツイっすね……」

 

 薫さん、色々とデカいからこの制服コスプレを着たらなにもかもが目に毒だろう。

 いやでも俺が着るのも嫌だわ。

 

 

「ふー……わかりました……じゃあ、じゃんけんで決めませんか?」

「却下。お前異能使うだろ」

「ツカイマセン、ツカイマセン」

「やかましい。その服よこせ」

「嫌です。薫さんの変態」

「あ? ここまで誰のおかげで無事でいられると思っている?」

「そういうこと言うから素直に感謝できないんですけど」

「ガキなんだから大人の言う事を聞いておけ。一生に一度くらい女装する機会はあって今がそれだと思えばいいだろ」

「いや女装とかしたくないんですけど。薫さんはしたことあ……いやぁ、普段女装みたいなことしてましたっけ」

「あれは女装じゃない。お前はゲームで女主人公選んだときにかわいい見た目にしたいとか思わないのか? アレと同じだよ」

「俺、ゲームで性別選べるときは男しか選んだことないすけど……」

「は? お前男なんてだいたい服のバリエーションも髪型のバリエーションも少なくてイマイチだろ」

「だって女だと自分の操作してる感じがしないっていうか……」

「なんの話してんだ僕ら」

「ゲームの男女選択の話?」

「違うわ。お前が僕に服を差し出すって話だよ」

「しれっと差し出す前提にすげ替えるのやめません?」

 

「まだやってんの?」

 

 椛が3分経ってラーメンを食べていた。マジで無駄な言い争いに時間を使っている。多分今までで一番時間を無駄にした自信がある。

 

 

 

 

 

 結局薫さんが着た。椛が食べ終える間も問答を繰り返し、結局薫さんが……先に着替えを確認しておかなかったのが悪いということで決着した。

 

 

 俺は……何も言えなかった。

 

 

 なにせそもそも背が高いからフリーサイズだったとしても若干サイズが小さく感じる。しかも胸がデカいせいで押し上げられて少し腹が見えている。

 キッツ……なんて言ったら今度は俺が地面とお友達にされる。

 かと言って似合うなんて言おうものなら壁の模様にされる。

 正解は……何も言わないことだと察した。

 

「動きづらそう」

 

 椛の率直なコメントは純粋そのもので、なんというか……いたたまれなくなった。シンプルな感想かつ機能性の話だから、薫さんも何も言ってこない。

 

 

 閑話休題(それはさておき)

 

 

「にしてもどうしたらいいんだか……」

 

 俺たちを追ってくるチンピラたちは最初に俺を殺しに来たあの嗣吉という男の差し金だと見ている。

 直接対面したらほぼ負け確くらいに思っておかないと危険だろう。

 

 あの追手や監視に気を配りつつ、結依たちの居場所を探す……かなりきつい。

 直接ボコして解決できれば早いが、薫さん頼りだってどこまでいけるかわからない。そもそも嗣吉とかいうやつ、椛が反応するよりも早くに俺を殺しにきた。多分……椛よりは上なのは確実だろう。

 

 相変わらず最初の方は情報が少なくて判断に迷う。

 

「とりあえずは全体図の把握じゃないか?」

 

 薫さんがセーラー服姿であぐらをかいている。いや、確かに女らしい姿勢とか正座されても反応に困るけどその丈でそれはちょっと……。

 が、見た目はともかく全体図のことは戦闘になる前から気になっていたことなので一理ある。

 現状、今ここがどこかもよくわからない。敵の根城がどこかもわからなければ、どこの道がどう繋がっているのかもわからない。

 というかこれ紙の地図じゃわからなくないか? 逆に混乱しそう。

 

「異能者がボス以外にも存在している以上、なんらかの手段や方法で相手はこの町を把握している可能性は十分にある」

「誰かの能力とかってことですかね」

「あとは、霊具とかだな。なにも対策なしってことはないだろう。じゃなきゃ梅田駅の方が攻略が簡単だ」

 

 ダンジョン扱いされているが実際それくらいややこしい場所だ。

 さすがに、あんなふうに我が物顔しているチンピラたちが自分たちのホームで迷っていたらクッソダサいし、やっぱりなにかしらあるだろう。

 といっても、俺たち部外者にそれを教える住民がいるかも微妙そうだ。最初の時、串焼きを売っただけのおじさんすら殺された。関わりたくないと思う人がほとんどだろう。

 

「手っ取り早いのは適当なチンピラをとっ捕まえて尋問するとかだな。ついでに服も奪う」

「それは完全に私情ですよね」

 

 服は……薫さんが必要なだけ……。

 

「ソーマ、全部食べた」

「うん。そういうときはごちそうさまって言うんだぞ」

「ごちそうさま」

 

 とりあえずは椛の腹も膨れたようなのでぼちぼち移動を考えよう。

 

「……本当にこの格好で移動するのか? 正気か? いいのかお前は。後ろにこの痛々しいセーラー服姿の29歳がいて耐えられるか?」

「そう言われると正直辛いです……」

「じゃあ服寄越せ」

「それはもっと嫌です……」

 

 またこうなってくると延々と終わらない口論が始まるので早々に打ち切って玄関を開けようとして、取っ手を掴む前に扉が開いた。

 

 そこには俺たちを見てぼけっとしているチンピラがいた。

 

 

「うわ――――ッ!?」

 

 

『わ――――――――ッッッ!?』

 

 

 まさかこのタイミングで人がくると予想しておらず、思わず声を揃えて叫んでしまった。

 

 慌てて部屋に引きずり込んで取り押さえ、周辺に仲間がいないかだけ確認する。

 

「椛! お前警戒してたんじゃなかったのかよ!」

「ごめん。ご飯食べてたら忘れてた」

「いいよ、俺も何も言わなくてごめん!」

 

 俺が椛に改めて周辺の人の気配を探ってもらっている横で、薫さんがチンピラを抑えながら低い声で問う。

 

「おい、ここはどこだ?」

 

「て、てめぇらさっきの逃亡者――」

 

「質問されたこと以外の答えをするんじゃない」

 

 暴れるチンピラの腕からパキッと嫌な音がする。

 チンピラが大声を出さないように口をふさぐが、それでもまだ暴れる気力はあるようだ。

 

「はぁ……一度しか聞かないからよーく考えて発言しろ。砦郷町の地図か迷わず移動するための方法は存在しているか?」

 

 薫さんがそう聞いてから塞いでいた口を解放する。が、チンピラは求めていた答えは返さなかった。

 

「んなもん知ってても教えねぇよ! お前らにわかるわけ――」

 

「あるにはあるんだな。もういい」

 

 これ以上時間をかけるのは無駄と判断したのか、薫さんはチンピラを強めに叩いて気絶させ、それから力の抜けた男の服を剥ぎ取った。

 

 羅生門の下人もびっくりなスピードで追い剥ぎしてるよこの人。

 哀れ老婆……ならぬ男は服を奪われて気絶したまま放置された。

 

「さっきのよりはマシだな」

 

 ワイシャツとスラックスを着て、少しだけ裾や袖をまくる薫さんは片手に見慣れないものを持っていた。

 

「なんですか? それ」

「恐らく、この場所専用の霊具だな」

 

 球体に描かれているのは方角だろうか。一見するとコンパスを球体にしたものがくっついた手のひらに乗るくらいのそれは青緑色の光とともに立体的な図形……のような映像を映す。

 砦郷町は住んでいる人間ですら迷うような場所。縦横無尽に広がっていて全域を把握している者はいないという。

 薫さんがそのまま少しいじってみると、図形にはおおまかなエリアや重要そうな施設などの記載があった。

 恐らく、砦郷町の地図だ。

 

「なーるほど。この町での案内具か。霊力がなくても見るだけなら可能みたいだな」

 

 非常に重要なアイテムなんじゃないか、これは。恐らくあのチンピラ集団や上のやつらはこういう案内具を所持しているのだろう。

 霊力がなくても使えると薫さんは言うが、薫さんが霊力を込めるように少し何かを試している。

 うっかり壊したりしないだろうか。貴重な情報源なのに。

 

「大丈夫ですか?」

「はっ、この手の霊具の扱いに関しちゃそれなりに自信がある。霊力があるやつはもっと詳細が知れるなこれは」

 

 霊力を込めたことで、検索バーのようなものが映像に表示される。

 が、文字入力をするわけでもなさそうだ。

 

「……異能者の位置情報」

 

 しばし悩んだ後に薫さんはそう呟くと球体がチカチカと輝いて、10秒ほどで地図に赤い点がいくつも表示された。

 薫さんの呟きに反応したのであれば、この赤い点は異能者ってことになる。

 俺たちの位置を示しているであろう場所に、3つの赤い点が表示されている。この周囲には異能者はいないようだ。

 

「霊力に反応して一定区間のスキャンか。となると、捕まっている異能者探しは難しいかもしれない」

「そうなんですか?」

「異能者用の拘束具があるだろ? あれをつけると霊力が封じられるからこのスキャンに引っかからない可能性がある」

 

 だとすると結依や吉田さんたちの居場所はここに表示されていない可能性がある。さすがにそううまくはいかないか。

 

 そういえば、一つ気がかりなのが和泉さんのこと。和泉さんが捕まったとかそういう情報が今のところ一切ないんだよな。

 もしかしたらこの町にいるかもしれない。だとすれば合流したいところだ。

 

「この地図、特定個人とかを探すことってできないんですか? 例えば……吉田嗣吉って人とか」

「それは無理だな。特定個人のスキャンはこの霊具を作成した時点で登録がされているとかでもない限りは難しい。せいぜい異能者と人間でわけるくらいだな」

 

 とすると、地図で動きがない1人だけの異能者。特に周囲に他の異能者がいないのがいれば――

 

「ここ、近いですし移動してみましょう」

 

 今いる場所は居住区7番地。ここからしばらく移動して上の方に1人だけの異能者がいる。

 元々の住民かもしれないが……もし仮に元々の住民だったとしても敵じゃなければそのまま逃げるか倒せばいいだろう。

 

「はぁ…………まああんな服じゃないだけマシか」

 

 薫さんは普通の服を着たからか、さっきまでよりは落ち着いており、特に理由も聞かずついてきてくれるようだ。

 

「椛、念のため周辺警戒頼む」

「あとでご飯食べさせてね」

 

 椛が小指を差し出してきたので指切りを求めていると察して、あとがいつになるかもわからない約束をしながら探索の旅へと出た。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 和泉は”2階”にいた。

 

 戦闘はしていない。ただ、ほんの少し『本気』を出したにすぎない。

 

 和泉を見上げる男女問わない砦郷町の住民たちは和泉を見る目が常軌を逸しており、完全に洗脳状態に近い。

 

「はー……」

 

 自分の能力の真価を自分で目の当たりにし、和泉は眉間を抑える。その仕草すら、和泉の能力にかかった者にとっては魅力的で、目が離せない。

「君たちは僕のことを誰にも告げない。約束、できるね?」

 

『はい! 和泉さま!』

 

 まるで信者のように迷いなく言い切る十数名を超える男女に和泉は舌打ちする。

 

 ――【魅了】を使うとこうだから嫌なんだ。

 

 和泉の魅了をもろに浴びた住民たちは、最初こそ和泉を捕まえようとしたり、通報しようとした。が、魅了を浴びてしまえばこれだ。よほどの精神力か対抗策がなければ並の人間は逆らえない。

 この能力の一番の欠点を和泉が挙げるとしたらこう言うだろう。

 

「気分が悪い」

 

 他人の意思すらも捻じ曲げるほどの魅了。もはや洗脳に近いと言っても過言ではなく、その魅了ということは自分に性的な好意を持つことも多い。

 それが男女問わず。自分が望んでいなくても向けられるその視線が気持ち悪くて仕方なかった。

 

 それでも、それをしなければならないような状況だった。

 

「……田吉はどこにいるんだか……」

 

 既に魅了した者たちから聞き出した情報を元に、現状はある程度掴んだがわからないことも多い。

 砦郷町の地図になる案内具は今、嗣吉の部下たちが独占していて、魅了した住民の中には持っている者がいない。

 

「とりあえず……適当な相手見つけて奪うしかない、か……」

 

 和泉は考えながら綜真のことも思い出す。もし彼がこの場に来ているなら、味方がいても1人くらい。その1人も椛くらいだろうと読んで、あまり地上から離れない方がいいだろうと考えていた。

 

 

 

 ――お互いの読みが完全に行き違っていることを綜真と和泉は後に知る。

 

 

 

 

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