Fate/Grand Rider   作:けーやん

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仮面ライダーギーツ24話で仮面ライダーケケラ&キューンが初登場しましたが……仮面ライダーと言うよりライダーの相棒モンスター感が強い見た目にビックリしました。

そして25話で道長の新衣装と【バッファ レイジングフォーム&コマンドフォーム ジェットモード】が初披露されましたが、ベロバコーデによってよりロックさが増した道長がカッコよかったです!

リバイス外伝作品の『ライブ&エビル&デモンズ』を動画コンテンツで視聴しました。一言で言うと、これぞリバイスって感じで良かったと思います。
令和ライダーのVシネって後味が悪いイメージがありましたが、今作のは安心して観れました(大体がゼロワンのVシネが原因)

今回は模擬戦【後編】です。


episode 10.5-③

「フンッ!」

 

「クッ!?」

 

 デネブは【ゼロガッシャー】を大振りしながらマシュに攻撃をする。スピードを活かした来太(ゼロノス アルタイルフォーム)とは対照的なパワーを活かした一撃の衝撃にマシュは必死に耐える。

 

投影、開始(トレース・オン)

 

 そんな中でエミヤが何か呪文を唱えると、空中から数本の剣が出現する。

 

「ライタ、避けて下さい!」

 

「遅い」

 

 アルトリアの警告を無視するかの様にエミヤが言い、空中の剣がゼロノスへ目掛けて射出される。

 

『デネブ!』

 

「了解!フンッ!」

 

 デネブを振り向くと両肩部のキャノン砲から光弾【ゼロノスノヴァ】を発射させ迫り来る剣を撃ち落とされ、剣は地面に突き刺さる。

 

『冬木市でも見せた剣の召喚……やっぱり、アレがエミヤさんの能力か』

 

「だけど短剣と言い、何でアーチャーなのに剣が出せるんだ?」

 

「ほお?どうやら前の特異点とやらで既に私と戦った事がある様だな」

 

 地面に突き刺さった剣を見る来太とデネブにエミヤが訊いた。そして、モニター越しでエミヤの剣を観ていたダ・ヴィンチが気づく。

 

『なるほどね。二振りの短剣と言い、アーチャーにしては変わった戦い方をしていると思ってはいたが、先程の複数の剣を出現させる時に言った呪文……エミヤ、君のその能力は投影魔術だね?』

 

『投影魔術だって!?』

 

『あり得ないわ!?セイバーの聖剣と打ち合える上に長時間持続させれるなんて!?』

 

 ダ・ヴィンチの推測に魔術知識のあるロマニとオルガマリーが信じられない表情で驚愕する。そんな中、魔術知識が無い立香は首を傾げる。

 

「投影魔術?」

 

「はい。グラデーション・エア……オリジナルの鏡像を魔力で物質化させる魔術の事です。ですが、本来は失われたオリジナルを数分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術であり、外見だけのレンタルですので本来のオリジナルとよりも脆く、長く実体化させる事は出来ない筈です」

 

 マシュが立香に投影魔術を説明すると、エミヤは一息吐いて頷く。

 

「その通り、流石は万能の天才と言った所か。確かに私が使っているのは投影魔術だ。魔術の知識がある君たちなら知っているだろうが、本来の投影魔術は儀式で道具が足りない際に間に合わせで用意する等の目的くらいにしか活用出来ない効率の悪いモノだが、私の投影は少し異質でね。刀剣に限定すれば宝具だろうと模倣も出来るし、長時間の実体化が可能だ」

 

『つまり君は生前弓兵ではなく、魔術師だったって事かい?宝具級の武具を投影出来る英雄なんて私でも知らないけど』

 

「生憎、私はセイバーの様な名の知れた英霊では無い……そもそも、真っ当な英霊ですら無いのだからな。まあ、その点に関してはそこのライダーにも当て嵌まる事だろうが」

 

 何処か棘のある言葉を言うエミヤに、来太は疑問を抱く。

 

『さっきからエミヤさんに皮肉言われてるけど、俺嫌われてるのかな?』

 

「エミヤ、来太が何かしたのなら俺も謝る!すまなかった!来太もそう思っている!」

 

『いや、何かした覚えが無いから俺はそう思っていないよ。デネブ』

 

 頭を深々と下げて謝罪するデネブに来太はツッコミを入れる。その光景に立香たちは何とも言えない表情になる。

 

『まあ、切りが良いしここ迄にしようか。それに、来太には説明して貰わないといけない事もあるしね』

 

『あー……分かりました。デネブ、変身解いて良いよ』

 

「うん、分かった」

 

 来太の言葉に頷きデネブは【ゼロノスベルト】から【ゼロノスカード】を抜き取る。するとカードは蒸発する様に消滅し、ゼロノスの変身が解除され来太とデネブが姿を現す。

 

 こうして、来太たちの模擬戦は終了した。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「改めて紹介します。彼はデネブ。俺の相棒で家族です」

 

「デネブです。どうぞよろしく」

 

 模擬戦を終えてシュミレーションルームから出た来太は立香たちにデネブを紹介すると、デネブも挨拶をして1人1人に飴を配り始める。

 

「デネブキャンディだ。これから仲良くしてくれると嬉しい」

 

「わあ、飴だ!しかも懐かしい感じのヤツでイラスト付きだ!?ありがとう!よろしくね、デネブ!」

 

「これが飴……実物を見るのは初めてです。ありがとうございます」

 

「フォウ!」

 

「甘いモノは大歓迎だよ、ありがとう」

 

「これはこれはご丁寧に」

 

「それより何処から出したのよ、その飴」

 

「ありがとうございます。戴きましょう」

 

「すまないが、私は結構だ」

 

 エミヤ以外デネブから飴を受け取る面々に、来太は説明を続ける。

 

「デネブは俺の力の一部みたいなものでして、必要な時に実体化します。それと、今朝の朝食で和食を作ったのもデネブです」

 

「え!?そうだったの!?」

 

「うん。口に合ったか?」

 

「凄く美味しかった!」

 

「そうか、気に入ってくれて良かった。それならこれからも作ろう。中華も作れるぞ」

 

「本当!?う〜ん、けど来太の作る洋食を食べてみたいしなあ」

 

「藤丸さんが食べたい方で良いよ」

 

 どちらにするか迷う立香にオルガマリーは眉を吊り上げる。

 

「話が脱線してるわよ。それより、佳面来太。彼みたいな存在が他に居るの?」

 

「はい。他にも色々居ます。デネブみたいに一緒に戦ってくれたりしますね」

 

「使い魔の様なモノなのかな?改めて不思議だなあ、君は」

 

「やっぱり調べさせて欲しいなあ!良いよね?!」

 

 目を輝かせながら訊くダ・ヴィンチに、来太は苦笑しながら答える。

 

「モラルに反するモノで無いなら」

 

「OK!優しく調べるよ!ダ・ヴィンチお姉さんとの約束さ!」

 

「お姉さんって……君は中身()だろうに」

 

 

「「「え!?」」」

 

 

 ロマニの爆弾発言に来太・立香・マシュが驚愕する。しかし、当のダ・ヴィンチ本人はキョトンとした表情をする。

 

「あれ?言って無かったかな?」

 

「言ってませんね……」

 

「まあ、驚くよね。レオナルドは自分の描いた作品であるモナ・リザがお気に入りでね。理想の美である"女性"になるのは当然の帰結なんて考える程の変人さ」

 

「当然だろう?私の作品は全て美しいモノばかりだ。なら外見も美しい姿にするのも当たり前じゃないか」

 

「その思考がおかしいんだって」

 

「何だと〜〜〜?ロマニのくせに生意気だぞ!」

 

「ぐえ!?首を絞めないでくれ!幾らキャスターだからってサーヴァントの腕力で絞められたらインドア派の僕の首はポッキリ折れるんだけど!」

 

(仲が良いなあ、この2人)

 

 取っ組み合いを始める2人を見て来太はそう思うのであった。




次回から【第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン編】が開始します。

次回変身する仮面ライダーのヒントは「悪魔」です。

清姫の安珍は……?

  • 藤丸立香
  • 佳面来太
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