総力戦【中編】です。
※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。
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来太が殿となってアーチャーの足止めをしている中、立香たちは洞窟を進み続け、遂に大聖杯の前に辿り着いた。そして大聖杯の膨大な魔力量に、サーヴァントのマシュとキャスター、魔術師のオルガマリーは勿論、立香でさえかつて無い程の圧迫感を感じていた。
「これが大聖杯……超抜級の魔力炉心じゃない……なんで極東の島国にこんなものがあるのよ……」
『資料によると、制作はアインツベルンと言う錬金術の大家だそうです。魔術協会に属さない、
「悪いな、お喋りはそこまでだ。奴さんのお出ましだぜ」
キャスターはオルガマリーとロマニにそう言って上を見上げれると、大聖杯の直ぐ傍には黒い甲冑を身に纏った騎士が立香たちを見下ろしていた。
「────」
「……なんて魔力放出……あれが、本当にアーサー王なのですか……?」
彼女の華奢な身体から途轍もない魔力によるプレッシャーにマシュが全身を強張らせながら訊く。
『間違いない。何か変質している様だけど、彼女はブリテンの王、聖剣の担い手アーサーだ。伝説とは性別が違うけど、何か事情があってキャメロットでは男装をしていたんだろう。ほら、男子じゃないと王座にはつけないだろ?お家事情で男のフリをさせられたんだよ、きっと。宮廷魔術師の悪知恵だろうね。伝承にもあるけど、マーリンはホント趣味が悪い』
「ドクター……何かいつも以上に喋るね」
「フォ、フォウ!」
急に饒舌になったロマニに立香が驚く。フォウはロマニの言葉に賛同するかの様に何回も首を縦に振った。
「そんじゃあ、手筈通りに行くぞ。奴を倒せばこの街の異変は消える。いいか、
「────ほう、面白いサーヴァントが居るな」
するとセイバーが
「なぬ!?テメエ、喋れたのか!?今までだんまり決め込んでやがったのか!?」
「ああ。何を語っても見られている。故に
セイバーは表情一つ変えずにキャスターに向かって言った。そんなセイバーにキャスターは鼻で笑う。
「ハッ、そうかよ。なら今度こそオレとも楽しく行こうじゃねえか、セイバー。悪いがこっちは2人で行くけどよ、これも戦いだからな。恨むなよ」
「なに、気にするなキャスター。手数で勝敗を決めるのも戦いでは良くある事だ……だがキャスター」
セイバーは冷笑しながらキャスターに言う。
「
「何?」
『ッ!?皆!気を付けて!
ロマニが警告すると同時に立香たちの前に
「◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️◾️───!!」
そして、洞窟全体が振動する程の咆哮と共に、ソレの正体が判明する。
ソレは巨人と見紛う程の巨躯で、全身がまるでギリシャ彫刻の様な肉体、そしてセイバーにも劣らないプレッシャーを放つ男性だった。彼はアーチャー以外に残ったセイバーの手駒であるサーヴァントバーサーカーであった。
「嘘でしょ───何でバーサーカーが居るの!?」
『キャスターの話では此方から何もしなければ襲って来ない筈だ!なのにどうして!?どう言う事なんだキャスター!?』
突如のバーサーカーの登場に驚愕するオルガマリーとロマニに、キャスターは苦虫を噛み潰した様な表情をしながらバーサーカーを警戒する。
「おそらくセイバーが力尽くで手懐けやがったんだろ……悪い、オレの完全な読み違いだ……どう言う事だセイバー、何故バーサーカーを手懐けた?」
「なに、特に理由は無い。館で石像の様に立ち尽かせるには惜しいと思って手駒にしただけだ……と言っても、躾の為に
セイバーに意趣返しされて、キャスターはチッと舌打ちをする。そして直ぐに立香の方へ視線を送る。
「悪い藤丸、作戦変更だ!俺がバーサーカーの相手をするからお前とお嬢ちゃんはセイバーを頼む!」
「ッ!?……分かった。バーサーカーはお願いね、キャスター!」
覚悟を決めた立香の言葉に、キャスターはニヤリと笑う。
「応よ!任せときな、
キャスターはルーン魔術による火球でバーサーカーを牽制して立香たちから離れる。バーサーカーもキャスターを追い掛ける。そして、立香たちはセイバーと対峙する。
「やはり───面白い。
そう言ってセイバーは地面に突き刺した黒い聖剣を持ち上げ、剣先を立香たちに向ける。
「構えるが良い、名も知らぬ娘。その守りが真実かどうか、この剣で確かめてやろう!」
「来ます──マスター!」
「うん、一緒に戦おう!」
「はい!マシュ・キリエライト、出撃します!」
そして立香とマシュのふたりはセイバーとの戦闘を開始する。
◾️◾️◾️◾️
「ハッ!」
立香たちが戦闘を開始する一方、来太もアーチャーと戦闘を続けていた。アーチャーが放つ矢や、突如アーチャーの背後から出現する大量の剣を【マグナムシューター
場所も洞窟入口ではなく冬木市にある寺へと移動していた。
「ガラ空きだ!」
アーチャーは上空へ跳躍すると、右手から黒い剣が現れ弓を構える。すると黒い剣の形状が捩れた矢に変化する。そしてアーチャーは矢を来太へ放つ。
『RIFLE』
来太は【マグナムシューター
『MAGNUM』
【マグナムシューター
「ハッ!」
『MAGNUM TACTICAL BLAST』
銃口からアプルーバルリボルバー型のエネルギーを込めた強力な弾丸を発射され、矢とエネルギー弾が交差した事で空中で大爆発が起こる。そしてアーチャーは着地すると来太を睨み付ける。
「その銃、ライフルにもなるのか……貴様、本当にライダーか?アーチャーに転職した方が良いんじゃないのか?」
「これでもライダーだよ。まあ、この姿の間だけアーチャーだけど。そんな事より、良い加減遠距離で撃ち合っても決着つかないからやり方を変えようか」
来太はそう言うと鍵盤とスクラッチを模したパーツが備わったアイテム【ビートレイズバックル】を取り出し、【デザイアドライバー】の右側に装填する。
『SET』
【デザイアドライバー】からはアイテムの認証音声が鳴ると、来太の傍には『BEAT』のロゴが出現し、【デザイアドライバー】から待機音声が鳴り響く。来太は【ビートレイズバックル】の3つの鍵盤型音楽再生装置【セレクトケンバーン】を押すと3つの音声が鳴り、今度はディスク型操作盤【Dスクラッチャー】をスクラッチする。
すると【ビートレイズバックル】からカラフルな音符が大量に出現し『BEAT』のロゴを包み込むと、『BEAT』のロゴはイコライザーの意匠がある胸部装甲やスピーカーが配置された肩アーマー、腕部にエフェクターとしての機能を持つ装甲に姿を変え、【マグナムフォーム】のアーマーと入れ替わる様に来太に装着される。
『BEAT』
『READY FIGHT』
白を基調とした【マグナムフォーム】からシアンとマゼンタを基調とした形態【ビートフォーム】に変化した来太にアーチャーは警戒を強める。
「姿が変わっただと……?」
「驚くのはまだ早いよ」
『BEAT AXE』
『FUNK BLIZZARD』
来太は【ビートアックス】に搭載されたドラム型調律装置【エレメンタドラム】を3回叩き、ギター型武器【ビートアックス】を構えるとピック部分【ストラムレバー】を掻き鳴らし、ファンキーで軽快なサウンドが特徴の音楽が鳴り響いた。
「ハアッ!」
そして来太は【ビートアックス】を持ち替えてマゼンタカラーの刃【Vエッジ】を地面に叩き付け、弦に備わっている入力装置【インプットリガー】を押す。
『TACTICAL BLIZZARD』
冷気に変化した音が来太とアーチャーを包み込み氷のドームが展開される。
「……成る程、周囲を取り囲む事で空間を制限した訳か」
「そう言う事。言っておくけど、この氷のドームは生半可な攻撃じゃ壊れない。此処から出るには───」
「私か貴様、どちらかが倒れない限り脱出不可能と言う事か。簡単な話、貴様を倒せば良いだけの事だろう?」
状況を理解したアーチャーの左手に握られた弓が消えると黒と白の二振りの短剣が出現し、アーチャーはそれらをそれぞれ持って構える。その姿に来太は思わず口にした。
「二刀流って……貴方アーチャーだよね?人の事言えないじゃないか」
「なに、アーチャーも時には剣で戦う事もあるだろうさ。唯弓を撃つだけしか出来ないと思ったのは貴様の先入観だ」
「まあ、それもそうか」
来太は皮肉を言うアーチャーに同意しながら【ビートレイズバックル】を取り外し、今度は肋骨型の扉を模したカバーパーツが覆い被さったアイテム【ゾンビレイズバックル】を【デザイアドライバー】に装填する。
『SET』
【デザイアドライバー】からはアイテムの認証音声が鳴ると、来太の傍には『ZOMBIE』のロゴが出現し、【デザイアドライバー】から待機音声が鳴り響く。来太は【ゾンビレイズバックル】に搭載された鍵【ウェイキングキー】を捻ると扉パーツが開き、オレンジ色の爪をしたゾンビアームが出現する。
すると【ゾンビレイズバックル】から毒々しい液体が溢れ出し、『ZOMBIE』のロゴが溶解すると、肋骨状の模様が浮かぶ装甲とトゲの生えた肩部、左腕部には巨大で鋭利なオレンジ色の爪【バーサークロー】が特徴のアーマーに変化する。そして【ビートフォーム】のアーマーと入れ替わる様に来太に装着される。
(GRAB! CLASHOUT!)
『ZOMBIE』
(Wooooo……)
『READY FIGHT』
「今度は随分と禍々しい姿に変わったな。宛らバーサーカーの様だな」
「まあ、強ち正解かな!」
『ZOMBIE BREAKER』
毒々しい紫色を基調した形態【ゾンビフォーム】に変化した来太は右手にチェーンソー型武器【ゾンビブレイカー】を構えてアーチャーへ突進する。
「ハアッ!」
「フッ」
高速回転する鎖鋸と二振りの短剣が衝突し、両者の刃の中心から火花が飛び散る。すると、アーチャーの短剣がドロドロに溶解されていく。
「何!?」
「ハアッ!」
来太は【ゾンビブレイカー】で溶ける短剣を両断し、アーチャーの胴体を斬り付ける。アーチャーは咄嗟に後ろに後退して致命傷は免れたと思ったその時、アーチャーの身体に異変が起きる。アーチャーは全身の力が抜ける様に足元がおぼつかない状態へ陥る。
「これは……毒か!?」
思考が上手く纏まらない状態になりながらもアーチャーは自身に起きた現象を理解した。その隙に来太は【デザイアドライバー】を180°回転させる。
『REVOLVE ON』
認証音声が鳴るとバックルの機能が逆転し、丸い装置が出現して来太は空中で180°回転する。すると上半身と下半身が入れ替わり、上半身に装着された【ゾンビフォーム】のアーマーは下半身用の形状へと変貌する。
「これで決める」
来太は【ゾンビレイズバックル】の【ウェイキングキー】を回して必殺技を発動する。
『ZOMBIE STRIKE』
すると『ARCHER』『EMIYA』と刻まれた大量の墓石のエフェクトがアーチャーを囲み逃げ場を塞いだ。
「ハアァァ!!」
そして来太は疾走し、アーチャーに向かって回し蹴りを叩き込む。蹴りを直撃したアーチャーは地面に転がりながら氷のドームを突き破る。
「此処まで……か……すま……ない……セイバー」
アーチャーはその場に居ないセイバーに詫びの一言を言うと身体が光の粒子となって消滅する。来太はアーチャーの居た場所を暫く見つめ、踵を返す。
「急がないと」
『REVOLVE ON』
来太が【ゾンビフォーム】から【ブーストフォーム】に変える。すると空中から赤いゲートが出現し、中から赤い狐【ブーストライカー ギーツモード】が飛び出して来た。
『BOOSTRIKER』
「お願いね、コンちゃん」
来太がそう言うと、【ブーストライカー ギーツモード】は一声鳴いて【バイクモード】へ変形する。来太は【ブーストライカー】に跨り、大聖杯の場所でセイバーと戦っているで立香たちの元へ向かうのであった。
【仮面ライダーギーツ ビートフォーム】
クラス:キャスター
固有スキル
陣地作成:B
道具作成:C
保有スキル(追加付与)
円舞絶奏:B
音楽神の加護(偽):A
勇気のメロディー:A(味方全体の攻撃力強化&弱体化解除&状態異常解除)
【仮面ライダーギーツ ゾンビフォーム】
クラス:バーサーカー
固有スキル
狂化:E
保有スキル(追加付与)
戦闘続行:A
怪力:B
バーサークロー:A(攻撃に毒状態を付与&"中"確率で敵単体にスタン状態付与)
次回「総力戦【後編】」です。
ジャックポットでフィーバーします。
※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。
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特異点F終了後、カルデアに召喚されるサーヴァントは……(投票の多い2騎までとします)
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