原神世界に転生したから推しと仲良くなりたい……あれ?なんかいろいろ違くない? 作:妄想アイス
初めてです。下手なのはご了承ください。
第一話 あ、記憶戻った
高校生最初の夏休みが始まる日。
息を切らせてダッシュで家に帰ってきた俺は、待ちきれないという風に一人暮らしをしているマンションに飛び込んだ。
二段飛ばしで階段を駆け上がりながら、かなり前から決めていた夏休みの過ごし方を頭に浮かべて、さらにテンションが上がっていく。
そう、俺は前から決めていたのだ。
この日が来るのを心待ちにしていた。
この夏休み、とにかく『原神』をプレイしまくることを!
何をばかなこと言ってるのかって?
でもしょうがないだろう!?
まだはじめて二か月もたっていないが、俺はこのゲームにはすっかり魅了されていた。
どこが面白いかって?
すまんがそれを俺の語彙力で表現することなど不可能。
むしろ運営さんに失礼というものだろう。
『原神』の面白さを知りたいなら直接やってみてくれ!
まあ、もうやっている人が大半か。
俺がプレイし始めたのかなり遅かったからなぁ……。
…というわけで、昨日中断してしまった送仙儀式の続きをやっていくか!
たしか凝光さんのとこに行けばいいんだったな。
よっしゃぁ!やりまくるぞぉ!
――――――――――――――――――――
「う、気持ち悪い」
『やっぱりかー』
あれから一週間後。
俺はものの見事にダウンしていた。
プレイしている最中は気づかなかったもんだが、一回やめるとマジで負荷がすごかったな。
まさか、ベッドから動くことすらできないとは…。
『おーい、大丈夫かー?』
スマホから聞こえる声の主は昼でも深夜でも必ずログインしていた俺に、さすがに心配になったのか電話をかけてくれた親友だ。
もちろん彼も『原神』プレイヤーで、俺に布教した張本人でもある。
「うう、まだ樹脂が残ってるのに…」
『いやいや、さすがに死ぬぞ』
くっ、まだローデシアとか無相の草とか周りたかった。
「やばい、むっちゃ頭痛いし眠い。ごめん。次起きるの明後日かも」
『いいっていいって、むしろ休め。やりすぎは身体に毒だぞ。起きたら電話しろよ。一緒に秘境巡りしてやるから』
「おー、たのむ。じゃなー」
『バイバーイ』
ピロンと電子音が鳴り、通話が切れる。
あぁ、本当にいい友達だ。キャラ強いし。
つか眠い、死にそう。
さすがに一週間ぶっ続けたのはやりすぎだったか。
あ、意識が遠のく。
「起きたら……すぐ……連らうしえ……ま ブツン。
――――――――――――――――――――
「……ア………アル……ベリアル!」
「はい!?」
おう、寝てた?
目を開けたらすぐそこに眼鏡をかけた温厚そうな男性が映る。
「よかった。無事だったんですね」
「あ、うん。心配かけてごめんなさい。“父さん”」
周りを見ると本が散乱していて、本棚が横倒しになっている。
あぁ、そうだ。
いきなり本棚が倒れてきて頭を打ったんだった。
「たんこぶができる程度で済んでよかった。念のため休んでいなさい。部屋までは運びますから」
「うん」
でも男性、いや父さんがかばってくれたし、重た~い本が頭に当たったくらいで済んだ。
父さんは頭を打った僕……俺を心配してベッドまで運んでくれた。
「はい、着きましたよ。勝手に抜け出したりしないでくださいね」
「そんなことしないよ」
父さんは俺のその答えに苦笑しながら打ったところを避けるように頭をなでてくれる。
時間帯は朝、ちょうど仕事に出かける時間だったのだろう。
安静にと念押しした父さんは部屋にあった机から絵本を持ってくるとそのまま出て行った。
父さんが出て行ったことでようやく静かに思考することができて、最初に思うことは一つ。
『俺、テイワットに転生してるじゃん』
さっき頭をぶつけたせいで前世の記憶がよみがえった。
前世での死因はおそらく何日も『原神』をプレイしまくったせいだろう。
限界を超えた末に過労死?したんだと思う。
いや、バカじゃん。
もう少し自重すればよかった。
あ、ちなみになんで『原神』に転生してることが分かったかというとですね。
「にぃに、だいじょうぶ?」
今まさに扉からひょこりと心配そうに顔を出している小さな子の名前が『ジン・グンヒルド』だからです。
あ、ちなみに俺の名前は『ベリアル』ね、『ベリアル・グンヒルド』。
そんなことより俺の妹が可愛すぎるんですけど????
やっちゃったよ。
いいのかな、これいいのかな?
あと原神キャラの年齢決まってないの不便。
ガイアの性別はどっちがいい?
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元のままがいい
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そこは変えろよ