原神世界に転生したから推しと仲良くなりたい……あれ?なんかいろいろ違くない? 作:妄想アイス
お待ちいただいている方がいらっしゃられることを願い、こんなバカな二次創作を執筆しております。
妄想アイスと申します。
言い訳ならあります。Vtuberに推しができただけです。
全力で推し事に勤しんでおりました。
あと、大学生になったことです。
慣れない環境の中、上手く執筆が進まなかったのですが、深夜テンションでなら少しは進むことに気づきました。
というわけで、現在GWです。
最初から最後まで生活スタイル爆乱れでお送りしております。
それと、『ベリアルの使用武器』に関してのアンケートなのですが、申し訳ありません。
盛大に自爆しました。
一番下の選択肢はネタのつもりだったんですが、思いのほか伸びており、びっくりしてしまいました。
そして、結論として、多分書けないです。
すいません、ホント。
選んでくださった方々には申し訳ないのですが、ベリアルの使用武器に関しては次点の片手剣を採りました。
もしかしたら途中で武器とか関係なくなる時があるかもしれませんので、それでどうかご容赦を。
それでは、どうぞ。
「「……」」
き、気まずい。
まさかディルックが女の子だったなんて……。
いやいやいやいや。
ゲームでは男だった旦那が女になってるなんて思わないじゃん。
いや、そんな現実逃避なんてしてないで……。
というか女を男と間違えるってもしかしてじゃなくてもかなり失礼だよな。
と、とにかくまずは全力で謝らないと……、
「おぉ。なかなかビミョーな雰囲気になっているじゃないか。私が寝てる間に何があったんだ?」
「「!」」
そんな停滞しまくった空気を払ったのは、俺が初めて聞く独特な声だった。
声のした方向に目線を転じれば、そこには紺色の髪で右目を隠した褐色肌の少女(いや、幼女か?)がいた。
あれ?眼帯はしていないのか?
「お前が義姉さんの言っていたベリアルか。はじめまして、私はガイア。よろしく」
「あ、あぁ、うん。はじめまして。知ってるようだけど、俺はベリアル・グンヒルド。前は部屋にいたって聞いてるけど、もうモンドには慣れたのか?」
「はははっ、あぁ、もう自由に外に出かけてもいいくらいには問題ないさ。むしろ今は周りが知らないものばかりで興奮しっぱなしなんだ」
「そりゃよかった」
その声は、ゲームで幾度も聴いていたガイアのものだった。
子供の時はこんな声だったのか。
女の子になってるし、もととは違う可能性ももちろんあるが。
ていうか、ずいぶん大人びてるな。
ほんとに子供か?
「さてさて、自己紹介も済んだことだし、何があったのか聞かせてもらおうか?」
と、ようやく話題が進み始めて心の中でホッと安堵した瞬間、可愛らしい笑顔を暗くして俺が今一番聞かれたくないことをさらりと聞いてくるガイア。
勘良すぎじゃね、お前?
うわっ、どうしようか。
俺がディルックのことを男だと思ってたと素直に言えばいいんだろうけど、幼ガイアの放つ雰囲気がすっごく怖いせいでビビッて言えねぇ。
齢10歳程度の幼女相手に中身30間近が情けないことこの上ないけど、下手なこと言ったらガチで殺されそうなオーラを放ってるんだよ。
しかも笑顔だぞ、笑顔。
睨めつけられてるんじゃなくて、目が一切笑ってない満面の笑顔で迫ってくるんだ。
笑顔は相手を脅すための表情だって漫画とかラノベとかで見て笑い飛ばしてたけどマジだったのか。
「なあ、ベリアルさん?」
「は、ははは、はいい!?」
「黙ってちゃなにも分からないだろ。もう一度聞いた方がいいのか?お前は、私が寝てる間に、義姉さんと何を話していたのか、私に聞かせてくれないだろうか?ほら。さっきも言った通り私は寝てたから、話についていけないかもしれないだろう?そういうのは寂しいからな」
「そそそ、それはですね、はい……」
やべえええええ!!!
クッソ怖えええええええ!!?
傍から見ればただ可憐な女の子が仲良くしたいと言ってくれてるように聞こえるが、俺からすればキレた豹が迫ってきてるように感じる。
なるほど、昔のラグヴィンド義兄弟(今は義姉妹だけど)はホントに仲良かったんだな。
ディルックの様子が少しおかしいだけでここまでの威圧を向けられるとは……。
(え?これマジでどうすりゃいいの?土下座でもすれば許してもらえるかな???)
そんな風に本気で年下の女の子に対して渾身の土下座を披露しようかと考え始めた矢先、救いの女神が現れてくれた。
「や、やめるんだ、ガイア!」
「ん?あぁ、どうしたんだ、義姉さん?」
そうディルックちゃん様だ。(ちゃん様ってなんだよ……)
救いの女神ディルックは、あたふたしながらも、小鹿のように震える俺をかばい、
は? 尊すぎか? なんか心臓止まってしまいそうなくらい尊いんだが????
別に俺は百合が好きってわけでもない。
けどさすがに絵になる美少女同士が目の前で仲良しされると、陰キャオタクは供給過多で浄化されて灰になるんだよ!!
……つーか俺がここにいるの、すっごい場違いに感じてきたな。
なーんせ前世の俺は学校以外は部屋に引きこもってゲームばっかりしてたクズだったから。
成績は下の上くらいで落第をするほどでもなかったが、口が裂けても良いとは言えないくらい。
人との関わりは最低限で、唯一いた友達とも初めて会ったのはネトゲだったくらいだ。
学校に行ってたのも、引きこもるとクソ親父が殴ってでも行かせようしてくるからいやいや行ってたんだし。
ああ、そうだ、親父だ。
あのクソ親父のせいで俺は人生に希望を持てなかった。
別に貧乏だったわけじゃない、むしろそこそこ裕福な方だった。
けどあのクソ親父ときたら……自分の思い通りにいかなかったら癇癪を起こすわ、うんざりするほど長い無駄話をこっちがガチ泣きするまで垂れ流してくるわ、聞いてるこっちが爆笑しそうな妄想を本気で言ってくるわ。
あんな人生に全く貢献しそうにない無駄な妄言がいったいどこからあふれ出て来たっていうんだろうな?
「お前のことを考えてやってるんだ」なんて言ってたが、もうあれは『洗脳』だったよ。
小さなころからずっと同じことを聞かされて耳どころか心まで腐らされて。
おかげで俺は特定の人に関して無条件で嫌悪感を抱いちまってた。
そして俺はそんな自分が大嫌いだった
そんな結果をもたらすものが俺のためになるって?
どの口がと嘲笑ってやりたかった。
…………はっ、アホらしい。
こんなの考えて何になる。
俺の父親は
もう俺はアイツから解放された。
けど流石に……熟成された16年モノのトラウマはそう簡単に消えるようなもんじゃないんだよなぁ。
はははっ。
「えっと……ベリアル、さっきからどうしたんだ?ぼーっとして」
「うーん、分からないな。おーい?ベリアルさーん?」
「あ、すまん、なに?」
っと、いけないいけない。
前世のことを思い出して、つい自分の世界に入り込んじまってた。
そうだ、俺はもう
ひ弱で、臆病で、惨めで、身勝手な『■■■■』じゃないんだから。
だから俺はこの『原神』の世界で、変わるんだ。
できるわけないと、心が悲鳴を上げるが、そんなのは無視してやる。
前世の俺は挑戦することすらしていなかったから。
まだ……なにもやってないんだから!
――――――――――――――――――――
「ベリアルさん、今度はこっちだ」
「体力ないな。君もしかしてずっと家の中で本読んでるんじゃないか?」
「お前らが体力お化けなだけだろ!?俺けっこうな頻度で外出てるし!」
その後、気分転換に子供らしく外に出て、鬼ごっこに興じているわけなのだが……。
いや、体力あり過ぎじゃね、こいつら?
俺も前世と違ってそれなりに外に出て駆けまわってたのに全然追いつけない。
やっぱりまだまだ中身が家でずっとゲームしてた転生前とそんなに変わってねーのかな。
……そうだとしても、やるんだ。
そんな小さなネガティブな心に負けて、諦めてどうする。
俺は高校デビューならぬ『転生デビュー』するんだよ!
まずもっと体力つける。
未来がどうであれ、できるだけ強くなっといたほうがいい。
なんせ、旅人がこの世界に来ることは変わらないだろうし、たとえ来なくてもトワリンがこの国を襲うんだから。
二つ目にもっとこいつらと仲良くなる。
俺は彼女とかいたことない。
挑戦しないタイプだった俺は、女子へ向けるものが恋愛感情に発展することすらなかったんだ。
誰かを好きになるってどういうものなのかすら知らない。
だから、今世では……なんてのは半分冗談で。
まぁ、ちょっとそれっぽいこと言ってみたけど、それは『ちょっと興味あるくらい』で、本当は『推しと仲良くなりたい』というだけ。
あ、ちなみに親友は昔彼女いたらしい。なんでや。
まぁ、理由なんて最初はどうでもいいのでも構わない。
自分が一生懸命になれるなら。
モンドじゃ、ディルックとエウルア。
あと、ウェンティやベネット、ミカにも会いたいな。
まずこの二人だ。
モンド、璃月、稲妻……は、まあ好きなキャラが特にいないので余裕があったらでいいとして、スメールの三国で大好きだったキャラたちに会いたい、仲良くなりたい。
それに、リリースされてなかったフォンテーヌ、ナタ、スネージナヤ、カーンルイア跡地にも行ってみたい。
つまるところ、目指すべきは冒険者だな!
よし、やる気出てきた!がんばるぞ!
とりあえず今は……、
「ほら、どうしたんだ?ベリアルさん、息が絶え絶えじゃないか」
「さっきからずっとベリアルが鬼のままだぞ!このままだと僕たちの勝ちだな!」
「ぜ、絶対捕まえてやるぅぅぅうう!!!!」
動きにくそうなドレス型の服着てるのに何故か平気で俺より上の身体能力発揮してる美少女二人にタッチしてやる!!
――――――――――――――――――――
そして、そんな楽しい邂逅から数日経った日のトレーニング後……。
「ベリアル、あんた騎士団に入りなさいな」
「は?」
わが母、フレデリカ・グンヒルドより、そんな一言が下された。
…………………………………は?
重い、重いよ、こいつの内面。
なんで最近の僕の作る主人公ってこんなに親がクソなんだろう?
いやまあ、僕のクソ親父に対しての感想をやんわりとしただけなんですけどね。
つまりまあ、6割がた僕の愚痴ですすいません。
後の4割は創作です。
というわけで本編で抜けたベリアルトラウマ発揮中の義姉妹の掛け合いをここに載せておきます。
赤「僕は別にひどいことを言われたわけじゃないから落ち着いてくれ」
紺「へぇ、そうなのか。じゃあ、なんて言われたんだ?」
赤「う、そ、それはその……」
紺「ん?」
赤「か、可愛いって……褒めてくれたんだ……///」
紺「……おっと?」
……我が夢はかなった。
わけじゃないんすよねぇ。
まだ10歳前後じゃ若すぎるでしょ。もっと成長してからじゃないと。
いろいろと柔らかくなってからが本番ですよ(最低だよな)
まあいいんですよ。
どうせここには僕の性癖を1200%詰め込みまくってんですから。
それと稲妻好きな方々にはちょっと申し訳ない。
諸々の理由でベリアル君を稲妻には行かせられない。
ではでは何かおかしなところがあったら容赦なくご指摘いただけると嬉しいです。
速攻で修正するんで。