ブルーアーカイブ 実績「楽園を信じる者」及び「闇の中で照らされて」取得RTA闇堕ちチャート 作:狐玄
――
信念を曲げるくらいなら、死ぬことを選ぶ。
――そう、したいと思っていたのに。
選べなかった。死を、恐れた。それはつまり結局のところ、自分が平々凡々だということの証明で。信念を諦め、数多の友人の信頼を裏切り、惨めに生きることを選ぶ卑しい存在。それが、
モナは、震える手で俯きながら契約書にインクを垂らす。
「契約は、絶対です」
「これで、あなたが犯罪者になるのは――もう誰にも止められはしませんよ?」
キヴォトスにおいて、契約とは『絶対』であり道理を捻じ曲げる『象徴』だ。外部の『大人』が、契約しなければ干渉できないように。本来不可能のはずのものを可能とする『約束』である。ベアトリーチェは、それが成されたことに笑みを浮かべた後、思い出したかのようにモナに向き直る。
「ああ、そうでした。きちんと、芽は潰しておかないといけませんね」
「これは……っ!」
そう言って彼女はモナの首の後ろまで手を回し、硬質な音を響かせる。驚いたモナがそれに触れれば、感じられるのは硬い金属のような手触りの首輪だった。
「ただの爆弾ですよ。普通のキヴォトスの住人なら耐えれるであろう威力ですけれど」
「……どういうこと?」
「あなたは自分の身体を不思議に思ったことはありませんか?他の生徒より怪我しやすいと思ったことは?」
「……」
「思い当たる節は――あるようで」
思い浮かぶのは、皆を庇って腹で受けた手榴弾。たしかに至近距離で爆発を受けたからといって、死ぬ一歩手前までの大怪我を負うのは可笑しいとも言えるだろう。考え込んでいると、不意にまた頬に手を添えられて顔を――いや、眼をベアトリーチェに覗き込まれていた。
「それに加えてこの瞳孔……これでは些か過剰となってしまうかもしれませんね」
「瞳孔……?」
「クク……実に興味深い現象が起きていますよ?」
黒服が、そう言って見せてきた鏡。そこには普段通りの己の眼……その中心に、白い点のようなものが出来ているのが微かに――しかし確実に見て取れた。
「これは……!?」
「……色彩、という名はご存じですか?」
「色彩……?」
「そうです。とは言っても、我々も知っていることはほとんどありませんが。理解も、疎通もできない不可解な観念……我々は、色彩をそのように認識しております」
唐突に語りだす黒服。こちらの反応など気にしていないかのように腕を組みながら、片方の手を顎に添えて考え込む。そこにあるのは実験結果に対する歓喜、それと――興味だろうか。夏休みに朝顔の観察日記を付けるが如く、黒服の気分は高揚しているのだろうことが分かる。
「それが、私の眼に?」
「いいえ、それは違うでしょう。色彩を直接、体内に入れた場合……ここまで自我を保っていることはないと思います。これはもっと微細な……そう、色彩の力――その欠片に触れた物質を体内に入れたことによる影響。その一端かと」
「それで……何が起きるの……?」
「コインの裏表のように……これまで表に現れていた
「崩す……?」
「ええ。その表現が一番適切だと思いましたので。崩れ落ちていく建物のように肉体は脆く……貧弱になっていくでしょう。なにせ、予想より怪我の具合が酷い。あなたの肉体の防御面はかなり弱体化したと思ってください。今はまだ大丈夫でしょうが……その内、キヴォトスの外から来た人のように、いずれ銃弾1発が致命傷に成り得ますよ」
「しかし、これの厄介な点は今のところ症状を止める方法も、遅延する方法も……見当も付かないという部分にあります。自然治癒することはなく、最終的には崩壊に至る――まるで、死の宣告のように歩み寄って来るそれを……『evanesce』と。そう呼ぶことにしました」
怒涛の単語の羅列に、少々頭が追いつかない。死にかけの怪我人ということを分かっているのだろうか?働かない頭をどうにか動かして分かったのは、体が弱くなって、今まで以上に攻撃を受けられなくなったこと。それと、遠くない未来に――死に至るということ。厳密には死ではないが、己が己でなくなるのは、死と同義だろう。もっとも、既に今の私は死んでいるようなものだが。モナはそう嘆息する。
既に己の芯は折れ。残っているのは死にたくないという感情のみ。それは死んでいることと何が違うのだろうか?
「それじゃあ、この爆弾は……」
「ええ、そうですね。……あなたの命は、私が握っている。そういうことです」
「……ッ!」
「くれぐれも、誰かに露呈することのないようにお願いしますね?」
契約で縛られ。その上でさらに保険を用意する周到さ。まるで蟻地獄に捕まったかのように抜け出せなくなっていく。ベアトリーチェの口調は丁寧だが、言外にバレれば爆破すると言われているのが分かる。分かりにくいように肌色で作られているので大丈夫でしょう、と黒服が言っているのが聞こえる。
「さて、それでは治療を行いますか」
そう言って取り出したのは、一本の注射器。透明な液体を包んでいるであろうプラスチックは、煙と炎舞い上がる今この状況では酷く頼りなく見えた。
「それは……」
「ただの活性化薬ですよ。その人が持つ回復力を底上げして、死から免れる薬です」
そっ……と腕を取られ、注射器を添えられる。服をまくる必要はない。腕の部分の服は既にボロボロで、そんなことをしなくても簡単に注射を行えるからだ。黒服は手慣れたように注射器の中身をモナへ打ち込んだ。薬品の境目がメモリに沿うように減っていき、体内へと流れ込む。
そして、その中身を全て打ち込み終わり、黒服が注射器を抜いた次の瞬間。
「あっ……グ……アァァアァァァァアアァァァアァァァァアッァァァァ!!!!!!!!」
はち切れんばかりの絶叫がその場に轟いた。全身を抱きしめるように体を押さえ、その場に倒れこむモナ。黒服とベアトリーチェは、それをただ、ただ眺めていた。
「アァァアアアアァァアァァ!!アァッ……!グッ、ごふっ……!ごほっ!!」
べちゃり、と不愉快な音が鳴り響く。粘ついた赤いゼラチンのようなそれは、まるで繭のように地面に根付いた。まるで毒でも盛ったかのような有様だが、それを咎める者はこの場には居ない。
「ハーッ、ハーッ、けほっ……ゲホッ……ガァ……!」
苦悶に満ちた顔で呻くモナ。脂汗を滲ませながら黒服を見れば、その視線に気付いたのか黒服は空になった注射器を軽く掲げながら口を開いた。
「おや、詳しい説明がご入用ですか?まあ私もそれほど詳しくないのですが。なんでも……関係ない所の治癒力も高めてしまい、収まるまで過剰に治癒された部位が他を圧迫し激痛が走るとのことです。効果が切れれば元通りになりますので副作用などはございませんよ。ご安心ください」
なるほど。今も走る激痛はそういうことか。一人、納得する。もしかしたら、これは裏切りの罰なのかもしれない。そんな馬鹿なことを考えながら、息を整える。息苦しくて、辛くて。そんな生活がこれから始まるのだろう。そう感じられるような痛みだった。それは仕方のないことだ。己が……弱かったから。対処することができなかったから。
しばらくして、怪我も大部分が治り痛みも落ち着いた頃。モナの耳朶を外から近づいてくる足音が揺らした。その数からして一人。今のモナは丸腰で、銃を撃たれても反撃できない。先程の話を鑑みて、いつでも物陰に隠れられるように腰を浮かせる。その様子で他の二人も気付いたのか、この場に居る三人の視線は足音の方へ向けられていた。
現れたのは深い青が印象的な鋭い目をした少女。その風貌はゲヘナ風紀委員とも、ヘルメット団とも違うことが分かる。一体誰だろうかと思ってモナが見ていると、その少女はこちらを一瞥した後ベアトリーチェの方を向いた。
「マダム、そろそろ外の連中が抑えられなくなります」
「……ふむ、想定より早いですね」
「ゲヘナの風紀委員が想定より多い様子です。それと、風紀委員長らしき姿も見えました」
「そうですか、目的自体は達成しましたし無理に対面することもないでしょう。帰りますよ」
「はい、マダム」
仮にゲヘナ風紀委員長と戦うには彼女が万全でなくては、とこちらを向きながら言い放ちベアトリーチェは踵を返す。
確かに今は走ったりするのは無理だし、万全な状態での下馬評ではモナはヒナと同格かもしれないと言われている。だが、果たして……モナは戦うことができるのだろうか。武器を向けられるだろうか。……いや、
「その状態では共に行動して追跡を巻くのは難しいかと。一度ご自宅に帰って頂き、後ほど合流することにしましょう。明日の夜までに、こちらまでお越しください。それと……こちらも持っておいた方がいいかと思われます。仮ですが護身程度にはなるはずですよ」
黒服が差し出してきたのは、地図と……拳銃。その地図のとある位置を指差す。モナが見たのを確認した後、書き残して置く訳にはいきませんからね、と告げながら黒服は地図をしまい込む。
それに何かを返すことも無く銃の方に目を移すと、まず目に付いたのは輝かしい程の銀色。光沢のある反射によって、光を失ったモナの顔が映り込む。見たくない、と言うように視線をずらせば、視界に映るのは拳銃にしては長いバレル。それは取り外しやすいように設計されており、携帯する時の邪魔になることはあまりないだろう。安全装置が機能していることを確認してバレルの穴を覗き込めば、その口径はマグナム弾のものだと分かる。マグナム弾は通常の拳銃と比べて反動は凄まじいものとなるが……常日頃から最大級の対物ライフルを撃っているモナにとってはなんら問題ないものだ。
「それでは、またお会いしましょう」
黒服も立ち去り、一人残されたモナ。渡された拳銃を腰にしまい、半壊した髪ゴムをゆっくりと付けた後、フラフラと立ち上がったモナはゆっくりとした足取りで外に歩き出していった。
外に広がる空には、まるで太陽が沈んでいくかのように夕焼けが落ちていた。
◆
ああ、どうしてこうなったのだろうか。ヒナは悔恨の念に駆られる。
急ぐその足は焦りを表すかのように激しく動き、それを見た周りの人々は機嫌を損ねるのを恐れるように道を譲る。それに思う所が無いわけではないが、今は少しだけそれがありがたかった。
これなら大丈夫かとモナにお願いした研究所の調査、その最中に研究所で大爆発が起きた。その情報を聞いた時、ヒナは激しく動揺した。なぜなら、あの日のことを思い出したから。モナが爆弾を抱え、大怪我をしたあの日を。あの爆弾であの大怪我なのだ。だとしたら研究所を包み込むような爆発の場合は――ヒナの背筋に、酷く冷たいものが走った。
丁度仕事の合間だったヒナは、すぐさま風紀委員に指示を出し研究所に向かわせる。ヒナ自身も思い浮かんだその怖気が走る想像を振り切るように走りだした。
「……どいて」
そして今、何故か現れた不良集団に足止めをされている。すぐさまあの子の所へ行きたいのに、行けない苛立ち。それを目の前の相手にぶつけていく。
無線の向こうでも足止めされていると報告を聞き、ふと疑問が湧き出てくる。
――何かが……おかしい?
こんなにもいきなり不良生徒がそこかしこで出てくるだろうか?記録上でも多発的にこのようなことが起きているのを見たことは無い。――偶然だろうか?いや、ありえない。
作為的なものを感じながらも、今のヒナにはその全てを薙ぎ払っていくことしかできなかった。通信ではどうやら不良の抵抗が激しく、研究所に着くのはヒナが一番になるだろうとのこと。その言葉通り、少しして研究所の前に辿り着けたのは未だヒナのみであった。
「……ここが」
見上げれば、研究所――だった場所。純白だった壁は見るも無残に崩れ落ち、灰と煤の色に染められている。研究所を彩っていた木々は鮮烈な紅葉を見せており、全身が赤い木々がそこかしこに生えていた。
それを撫でつけるように視線を巡らせたが、付近にはモナの姿が見えなかった。そのことに心臓の音が速くなるのを感じながら入ろうとしたその時、奥から向かってくる人影がヒナの視界に映った。
反射的に銃を構えたヒナだったが、その人影が誰か分かった瞬間に思わず走り出していた。
「――モナ!無事!?」
「ヒナ……ちゃん」
肩を掴み、顔を確認する。その時バランスが崩れたのか胸元に置いてあった手が外れ、その下にあったシャツがヒナの瞳に映り込んだ。そこには恐れていた赤い染み……それも、心臓のある位置に。
「……!!!モナ!!これ!!!」
「へっ……ああ、大丈夫、だいじょぶ……私のじゃないから」
そんな覇気のない声で返事をするモナの全身を触り、怪我がないか確認する。自分の目で見なければ、到底安心できそうになかった。折れた銃を力なく持つその腕は、いつものような元気さがなかったから……余計に。
「……そんな顔で言われても、安心できない」
「大丈夫……大丈夫だから!」
「……っモナ!」
そう言って逃げるように立ち去るモナ。ヒナはそれを追いかけようとしたが……叶わなかった。まるで天が追うのを許さないとでも言うように、入れ替わりで大勢の風紀委員が現れたからだ。
「委員長!こちらで暴れている――」
「確保した生徒たちの処遇を――」
「委員長――」
「委員長――」
足が、止まる。委員長としての責務と――友への心配。どちらを選ぶべきか……モナの顔が脳裏に甦る。それは、どこか無理をしてそうな……ヒナが初めて見る顔だった。彼女は何時でも笑顔だったから。そんな彼女が見せた苦しそうな顔。心配しないわけがない。けれど、この場を放って置く訳にもいかない。
悩んで、悩んで……ヒナは委員長としての仕事を選んだ。不安は、ある。けれど仕事を放ることは……ヒナにはできなかった。できなかったのだ。後で話を聞こう、と考え周りの風紀委員に指示を出す。願わくば、自分でも彼女の話を上手く聞けますように。そう祈りながら。
その不安が……最悪に近い形で実現することになるとは露知らず。
◆
モモトーク
「モナ先輩!?」
「ご無事でしたか!?」
「そちらの研究所が爆発したと」
「伺ったのですが」
「モナ先輩が無事なら構いません」
「お疲れでしょうし、詳しい報告は後日にしましょう」
「いえ、今はゆっくり休んでください」
「ではまた」
「はぁ……」
折れた銃と携帯を近くの床に捨て、ベットに倒れこむ。研究所を出た直後、ヒナに会うとは思っていなくて……モナは思わず逃げ出してしまった。ヒナに話しかけられると幸せで、嬉しくて、楽しかった……はずなのに。苦しかった、辛かった、悲しかった。どうしてか分からず逃げて、家まで帰ってきてしまった。報告をしていなかったのに気が付いて、イロハにモモトークで報告し、そのまま帰ってきたのだ。
寝返りを打ち、天井を見つめながら考え込む。その感情が何なのか、どうしてそうなってしまったのか。それを考えている内に、モナの意識は微睡みの中に落ちていった。
◆
……ここは、どこだろうか。ふわふわとした、真っ白な空間。ぼんやりと遠くなのか分からない白い壁を見つめていると、どこからか嘲るような、誘惑する悪魔の囁きのような……そんな言葉が、聞きなれないはずなのに、聞き覚えのある声で聞こえてきた。
――あなたに未来はない
……
――だから、もう諦めていいんじゃない?
それは……
――それとも、まだ気付いてないの?
何を……?
――あなたは犯罪者になるんだよ?
それが、どうしたの……?
――分からない?
――っ!!!
――それなのに……どうして
私は、私は……!
――どうして、
◆
「ッッッ!!……はぁ、はぁ……今のは……」
思い切り、飛び起きる。今のは、夢だろうか。得も言われぬ気持ち悪さに、胸の奥が焼けるように苦しくなる。胸に手を置けばじっとりとした寝汗と冷や汗が肌を包み、その気持ち悪さを倍増させていた。外に目を向ければ既に夜の帳が下りていた。
汗を吸った服を変える為、シャワーを浴びながら思考する。夢の内容――その最後の言葉を。
――どうして、
ああ、全く持ってその通りだ。どうしてそんなことに気が付かなかったのだろうか。裏切者。そう、裏切者なのだ。信じてくれた友人を裏切り、剰えその友人の職務に真っ向から対立しようとしている。そんな犯罪者が、どうして彼女と共に居れようか。どうしてのうのうと共に生きていこうと思えるだろうか。
「そっか……私は……もう……」
シャワーを止め、全身を拭き、予備の服に着替える。部屋に戻ったモナは、通知が来ている携帯に目もくれず荷物を纏めだした。荷物を纏めるスペースを確保するため、床に落ちていたもうガラクタである銃をどかした際に携帯がベットの下に滑り込んでいったが、モナがそれに気付くことは終ぞなかった。
持てる荷物を纏めた後。部屋の床に爆弾をばら撒き、ボタン一つですぐに起爆できるようにしておく。少しの間それを物寂し気に見つめた後、紙とペンを取り出し手紙を綴る。思うがままに書き殴り、書き終わった紙を二つに折り、重石のようにペンをその上に置く。
これが爆発で消えてなくなったとしても、それでもいいと思って。半ばヤケクソのように手紙を残したモナは、荷物を掴むと鍵もかけずに外へ出た。
「……さようなら」
私はここに居てはいけないから。だから、消えた方が良い。今少しだけ迷惑をかけるかもしれないけど、この罪悪感を抱えたまま……それを隠したまま生きるのは、私にはできないことだから。ごめんなさい。ごめんなさい。許して欲しいだなんて言わないけれど。
――どうか、私を
その日、二度目の大爆発がゲヘナに轟いた。
evanesce『エバネス』/(徐々に)消えてゆく、消失する、薄れるの意
色彩の力を受け、変質した神秘物質を取り込んだ事が原因で起こる病の名前。
瞳孔の真ん中――つまり目の奥が最初に白くなる。そして徐々にそれは拡がっていき、瞳孔の端まで到達した場合今度は虹彩の外側から白くなる。ゆっくりとしかし確実に進むそれは、死の宣告のようだ。最終的に目の全てが白くなった時、その生徒は
はい、ということでまだ続きます!サオリほぼ出てこねぇじゃん!!!次回ちゃんと挨拶すると思うからユルシテ……あ、黒服から渡された護身用の銃はウィルディ・ピストルという銃がモデルになってます。見た目で決めてる(確信)
それにしても良く叫んだねぇ。良薬は口に苦しだよモナちゃん。あっごめん口に苦しじゃなくて全身に苦痛だったね。まぁなんの不利益もなく治療できるとかそんな都合のいい話、あるわけないよね~~~!!!話の都合上、仕方ないとはいえ絶叫するとこミカかヒナに聞いて欲しかったな~。まあいいか、後でもっかい聞かせればええし!!!
そういえば闇堕ちしたモナとミカが会ったらっていう話思い付いたから投げとくね。時系列は連邦生徒会の所有物件襲撃後ってふんわり考えてる。
まず、ミカは目を疑うよね。油断して仮面とか外してたのかな?見つかっちゃったねぇ?モナちゃんは逃げようとするよね、わかる。でもミカの方が動き出しが早かったね。モナは確かにミカやヒナともやり合えるけど決して必ず勝てるわけじゃないもんね。というか、ステータス的には劣っている方だよ。極振りしてるから対抗出来る、駆け引きが出来る水準まで上げられてるんだ。勝ってる所は1個あればいい方だよ。
で、そんなミカに肩を掴まれて「モナちゃん!」って叫ぶんだ。いきなりそんなことするもんだから付き添いのティーパーティー構成員はビックリするよね。指名手配犯に躊躇なく近付くんだもの。元々仲良かったことも知らないだろうしたまげたろうなぁ。それで、冷や冷やしながら見守るんだけど、モナちゃんは会話を拒否しようとするんじゃないかな?モナちゃんはミカのやったことを知らないからミカがまだ光側に居ると思ってるんだよね。だからこんな犯罪に手を染めてしまった自分と一緒にいてはいけないと思ってるんだ。君たちお互い様だから大丈夫だと思うよ(他人事)
攻撃しようとするのもいいね。なんて言いながら攻撃するのかな?「来るな!」?「来ないで!」?「触らないで」?どれも良いなぁ〜。他の人から見たら捕まらないための攻撃だと思うけど、ミカからしたら衝撃的なことなんだろうな。長い間二人は仲良くしてたからミカはモナが捕まることを恐れてる訳じゃないって気付いたんだ。気付いてくれ。その上で攻撃されたことで拒否の意思を感じ取ってしまって愕然とするんだ。
で、攻撃は当たっても当たらなくてもどっちでもいいんだけど、攻撃されたからには付き添いのティーパーティーも黙ってはいられないよね。ティーパーティーの面々は次々と銃口を向けていくんだけどミカは思わず「どうして……どうして!!私たち、お友達じゃなかったの!?なんで、何も言ってくれないの!?……私にくれたこの髪留めも、あなたが応援してくれたあの言葉も、全部全部嘘だったの!?……ねぇ、答えてよ!!!」ってぶちまけてほし〜〜〜!!!阿鼻叫喚の嵐やでこんなん。付き添い全員宇宙猫になるやろ。知り合いだったことにも仲良さそうなのも唐突に知らされてビックリしてるんやろなぁ……笑う。
それに対してモナちゃんは思わず「嘘じゃない!!!」って叫んで欲しい。こうしなければいけない理由がある。でも、その理由を伝えることは叶わない。契約で縛られてるし、
当然、ミカに勝てる訳もなく。今度は地面に仰向けに寝かされてマウントポジション取られるんだけどミカはボロボロに泣いてモナの頬に雨を降らせて欲しいですね。それを見てさらに顔を歪ませるモナ。美しいですね……!ここでミカがモナの胸元の服をクシャリと両手で掴んで「お願いだから……教えてよ……!」って言うんだ。モナちゃんはこれに目を見開いた後、迷ったような表情をして、何度か口を開閉してゆっくりと目を閉じて覚悟を決めるんだ。目を開いた時には堕ちる前のモナの顔が戻ってきて、ミカはホッとしたように笑うんだ。それでモナは「実は……」っていう風に切り出すの。
で、ここで首の爆弾を起爆するワケ。口封じは基本だよね、分かるよベアおば。なんだァ……?てめぇ……狐玄、キレた!ベアおば許せねぇ〜〜〜!!!
赤い薔薇の花が目の前で咲いたミカちゃん可哀想……!いきなり爆発が目の前で起きたから顔を覆うんだけどモナちゃんのことを思い出して「っ!モナちゃん!!だいじょ……う……ぶ?」ってみるんだけどそこにはボロボロになったモナちゃんが。首に巻いた爆弾を起爆したら傷跡ってどんな感じに付くんだろうね。私知らないや。まぁいいか。それでボロボロのモナちゃんを抱えて「え……?モナ……ちゃん?……嘘、だよね。ねぇ……嘘だって言ってよ。目を開けてよ……!嫌……いや、いやぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁああぁっ!!!」って泣き叫んで欲しいな♡最後に叫ぶのは若干ミカの解釈と違うような気もするけど私は叫ぶミカを見てみたいんだ……!ミカはなんか自罰的な思考に行きそうだけどそれでもミカの泣き叫ぶ姿を、私は……見たいっ!!!