ブルーアーカイブ 実績「楽園を信じる者」及び「闇の中で照らされて」取得RTA闇堕ちチャート   作:狐玄

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 んぎ……仕事ぉ……うぅん……四月からは多少落ち着くはず……はず……



銀行「ゆるして」

 

「ほ、本業モナ……!?」

「なな、なんでここに……!?いやでもブラックマーケットですから居てもおかしくはないですけど……!」

 

 突然の邂逅に驚きを見せる面々。シロコは先生を庇うように前に立ち、間に割り入る。その陰でホシノも先生の傍に寄り、いつでも盾で庇えるよう構えているのが見えた。先生はその気遣いに感謝しながらも、シロコの肩に手を掛けた。

 

「ありがとう。でも、大丈夫だよ。シロコ」

「先生……でも」

「指名手配されてるんでしょ!?何かあったらどうすんのよ!」

「心配ないよ、セリカ」

 

 心配そうに憤慨するセリカであったが先生は気にも留めない様子であった。そうなることが無いと分かっているのか、それともそうなっても構わないのか。

 先生はゆっくりと足を踏み出し、モナの目の前に立つ。モナはそれまでの間、何をするでもなく先生のことを見つめていた。肩に掛けた銃に手を添えることも無く。

 

「やあ、モナ」

「先生は、私が何かするとか思わなかったの?」

「思わなかったかな」

「……なんで?それほど話したわけでも無いのに」

「まだ、何もしてないからかな」

 

 何故なら、何かされるのであれば既にやっている筈だ。ここはブラックマーケットで足も付きにくいし、何かするのなら最適の場所と言えるだろう。不意打ちできるのなら尚更そうしない理由がない。

 モナは一瞬だけ目を見開いた。彼女だけに見える先生の表情はどのようなモノだったのか。それは彼女にしか分からない。

 

「……先生って、不思議だね。普通は後ろの子たちみたいになると思うんだけど」

「そうかな?」

「そうだよ」

 

 仕方なさそうに溜息を吐いたモナは表情を緩める。それは極悪だと言われている犯罪者がするような表情には全く見えなかった。

 

「モナは……」

「ストップ、先生」

 

 その表情を見て、先生が口から出しかけた言葉は他ならぬモナによって止められた。見れば先程の穏やかな表情は形を変え、どこか困ったような表情が混ざっていた。

 

「先生は優しいね。こんな私のことも気にかけてくれるだなんて」

「――私は先生だからね」

「でも、私は既に道を踏み外した。もう、世界から消えない烙印を押されてしまった」

 

 彼女は俯き、目を伏せる。

 

「そんな落伍者のことを助ける必要なんてどこにもないんだよ、先生」

「それは違う」

 

 先生は、力強く声を出した。それは先生の信念の固さを示しているかのように。

 

「一度の失敗で全てが奪われるだなんてことはないんだ」

「先生……」

「きっとモナのことを理解してくれる人はいるよ。そして……私もそうありたいと願っているんだ」

 

 だから君のことを教えて欲しい。そう続ける先生に、モナは苦虫を嚙み潰したような顔を見せる。

 

「私は……私は……」

 

 眉間に皺を寄せ、苦しそうな声を絞り出すモナ。そして、一度目を閉じたモナは真っ直ぐとした面持ちで先生を見た。

 

「……言えないの。私は何も言えない」

「……そっか。()()()()()()()?」

「――うん」

「わかった。それじゃあ、話せるようになる時を待ってるよ」

 

 先生はそこで聞くのを中断した。というのも、これは彼女一人の問題ではないのだろうと思ったからだ。言わないではなく、()()()()。これが意味する所はただ一つ。彼女は第三者から縛られているということだ。

 このように彼女を縛れるということは調べるのも一筋縄ではいかない相手なのだろう。アロナには苦労をかけるが、まずはそこから暴かないといけないようだ。

 だけども――

 

「それで、先生たちは何をしていたの?」

「それは――」

 

 今は、アビドスの方も放ってはおけないだろう。

 

 

 ◆

 

 

「なるほど、違法戦車の出処ね……」

「そういうの、詳しいでしょ?」

「まあいくつか候補は知ってるけどさ……」

 

 話を聞いたモナは、腕を組み軽く首を傾げる。何せ、戦車を渡したのはモナ自身なのだから。退散したいところではあるが、ここで急に別れるのは怪しすぎる。

 

「仕方ない、案内してあげるよ」

「お~助かるね~」

「早速一つ目の候補に向かいましょう☆」

「私がいる意味って……」

「うん……なんかごめんなさいね」

 

 仕方なく、同行することを決める。なにやらセリカがヒフミに話しかけているがモナには与り知らぬところである。

 

 

「ここでもないか」

「次はあっちかな」

「そうだね……あれ?」

「どうかした?」

「たいやき屋さん……甘くていい匂い」

 

 しばらく歩いた後、数件候補の店を確認したものの一行は情報を露ほども手に入れることができていなかった。そんな彼女たちに屋台の甘い匂いは蜜蜂に対する蜜のような吸引性がある事だろう。

 

「そうだ!ちょっと一休みしてみんなで食べませんか?私がお金出しますので!」

「私は構わないよ」

「カードまた使うつもり?ノノミ先輩」

「いいんです!私が食べたいので☆」

 

 そういって店主から紙袋を貰うノノミ。出来立てのたいやきをみんなに配り、食べながら歩きだす。

 

「それにしても、こんなにも影も形もない情報ではないような気がするんですけれど……」

「……」

 

 意外と詳しい。モナはそう感じたことを表情に出さないようにしながら冷や汗を流していた。情報が無いのは当然だ。モナが直接カイザー理事から受け取って、直接不良たちに渡したのだから。その不良たちも便利屋が追い払ってしまったから、真実を知るのは相当困難だろう。少なくとも、今日中にはモナまではたどり着けないはずだ。

 

「え、こういうものじゃないの?」

「はい。ここでは犯罪に使われるようなことでも特段隠すことは無いんです」

「そうなの!?」

「まあそうだね。そこの銀行も盗品とか売りさばいてるし」

「銀行が!?」

「噂には聞いていましたが、本当なんですね……」

 

 その時、不意に辺りが騒がしくなる。それは殺気立っているというよりは、何かにおびえる小動物のようだ。

 

「なんだか騒がしいね~」

「これは……武装した集団?」

「ブラックマーケットで武装集団?……隠れた方が良いね、これは」

「そうなの?」

「うん、アイツ等は色々面倒なんだ」

 

 モナはそう言ってみんなを物陰へと押していく。隠れてからしばらくすると、綺麗に隊列を整えた集団が周囲を見渡しながら歩いて来た。画一的な装備に身を包んだ彼らは、一目で企業や軍といった高度な規律を思わせる雰囲気を持っていた。

 

「あ、あれはマーケットガード……!」

「あいつら、話通じないんだよねぇ」

「なんでそんな組織が治安を維持してるのよ……!」

「そういうのがまかり通る地だよ、ここは」

「うん……?あの車を護送してるみたいだけれども」

 

 シロコの言うように、マーケットガードはとある車を護送していた。それは現金を輸送するための車で、ホシノたち対策委員会とやりとりしている銀行員の車と酷似していた。その車はゆっくりと走っていき、先程モナが指した建物――闇銀行に入っていった。

 入り口近くで車を停めると、中から一人の銀行員が降りてきた。

 

「今月の集金です」

「今日はやけに早いな……?まあこちらとしては楽でいいが。では、こちらの集金確認書類にサインを」

「はい」

「……よし、じゃあ開けてくれ、今月分の現金だ」

「では私はこれで失礼します」

「ああ」

 

 その銀行員は何かの書類にサインを書くと、そのまま車のカギを手渡した。そして、それが終わるとそそくさとその場を離れ始めた。

 銀行員が振り返った時、アビドスの面々が思わずといった風に言葉を漏らす。

 

「あれは……毎月私たちの所に集金に来ている人!?」

「あれ、ホントだ」

「車もカイザーローンのものですね……今朝支払った時と同じ車です」

「か、カイザーローンですか!?」

「ちょ、声が大きい……!」

 

 驚いたように大きめの声を出すヒフミ。モナに咎められたヒフミは口を押さえ、マーケットガードの方を何度も確認してから小さな声を出した

 

「カイザーローンといえば、かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者です……」

「有名なの?悪事とか?」

「あ、いえ……カイザーグループ自体は犯罪を起こしてはいませんが。合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振る舞ってる多角化企業だそうです」

「しかし、トリニティの区域にもかなり進出しているので、生徒たちへ悪影響がないように『ティーパーティー』でも目を光らせています」

「ティーパーティー……あのトリニティの生徒会がねぇ」

 

 むむむ、と言っているかのような顔で唸るヒフミ。その中で、ふと気付いたヒフミはホシノへその疑問を送った。

 

「ところで借金とは……カイザーローンから融資を?」

「まあ元は私たちじゃないんですけどね……」

「アヤネちゃん、あの現金輸送車の走行ルートって調べられる?」

「少々おまちください……ダメですね、全てのデータをオフラインで管理しているようです」

「そういえば返済はいつも現金だけでしたよね。それはつまり……」

「私たちの支払ったお金がブラックマーケットに流れていた……?」

 

 愕然とするアビドスの面々。真面目に借金を返していたと思ったらブラックマーケットに犯罪資金を提供していたのだから、その驚きも致し方ないことであろう。

 

「ま、まだ確定したわけではありませんし……あの輸送車の動線が分かるまでは」

「あ、さっき集金確認の量類と一緒にサインしてましたよね。それを見れば証拠になりませんか?」

「おお、ナイスアイデアだねーヒフミちゃん」

「問題は書類が既に銀行の中ってところかな」

「そうですよね……他にいい方法は……」

 

 考え込むヒフミの横に一人の少女が立つ。というかシロコである。覚悟を決めたような彼女は、堂々とした立ち振る舞いでその場に居る全員に告げた。

 

「うん、他に方法はないよ」

「えっ?」

「うん?」

「ホシノ先輩、ここは例の方法しか」

「なるほど、あれかー。あれなのかー」

 

 ホシノに続いて、ノノミ、アヤネ、そしてセリカまでもがその一言だけで理解した。

 残された二人は何のことだかわからずに問いかける。

 

「あのう。全然話が見えないんですけど……あの方法ってなんですか?」

「なんだか嫌な予感……」

「残された方法はたったひとつ」

 

 そういって彼女はバッグに手を突っ込み、少ししてそれを抜き取り頭に被った。目と鼻と口の部分だけ空いているそれは、世間一般では覆面と呼ばれているものだった。

 

「銀行を襲う」

「はいぃぃ!?!?!?!」

「……わあ」

 

 その瞳は、どこまでも純粋であったという。

 





 巻き込まないよう必死ですねぇ……♡

 ところでMTRってあるじゃないですかぁ~(挨拶)
 看病されるけど努力実らずに看取られるって興奮しませんか?わたしはします。死にかけの時だけじゃなくて重い病気になって看病されてぇ~~~!!!いえまあ普通の風邪とかでもいいんですけどね。健康体なのでそんな機会中々訪れ無さそう。だったら死ねばいいじゃない?
 今回はモナちゃんの病気が進行したけど変異して穏やかに死んでいくパターンとしましょうか。美味しいですね。ベアおばは邪魔なので今回はどっか行って?(思考停止)

 いや待て……エンディング後の解放された後に良くならなかったバッドエンドルートということで処理すればいいのでは……!?(天才的な閃き)
床に臥せるモナちゃんのもとに足繫く通うヒナちゃん。忙しいのに時間があればモナちゃんの所へ行っている姿は健気でかわいいですね。あんまりにも一緒に居るのでこれはもう同棲なのでは?ボブは訝しんだ。
 エンディング後だからミカもお見舞いに来れるね。ヤバイ感情噴出しそうで興奮しちゃうじゃないか♡
 ミカとヒナが来るタイミング被って修羅場みたいになって欲しい気持ち、あると思います。やめて!私の為に争わないで!
 で、セナとか医療関係者がいないときに症状が悪化して逝くってワケ。ヒナは必死に見様見真似の救命行動するんだけど、どんどん弱くなっていく鼓動が取り付けられた機械越しからわかってどんどん焦っていくんだよね。あゝ無常。ミカ?立ち尽くしてるんじゃないかな。救命行動とか全然知らなそうだよね。そんなところも愛おしいよミカ……♡(n回目の偏見)
 荒い息をしながら、今わの際の遺言を言い始めるモナちゃんにヒナもミカも半狂乱になっちゃうね。せっかく元のように仲良くなれたというのにこんな最後になってしまうだなんて考えもしてないよね。二人とも仲良く発狂していて可愛いなぁ。
 あれ、もしかしてこの後また対立する?ミカが暴走してヒナに攻撃しそう。そして悲しいことにそれが知れ渡ってミカはまた陰口叩かれるしヒナは精神が死ぬし可哀そう……ワァ……!
 まあ先生いるならなんとかなるやろ!!(慢心)
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