同時進行で書いてる東方の二次創作のアイデアが浮かびませんでした。
そんな時に思いついたシナリオ第二話。お楽しみください。
今日は出勤の筈なのにまだ宮薙さんが来ない。
まだ昨日の報告書も書かれていないらしい。
昨日歩いて帰らさせたのが悪かった?
いや、残存勢力は既に掃討した筈だ。
もう出勤時間を1時間過ぎている。
少し呼びに行ってこよう。
◇◆◇◆
カーテンの隙間から日差しが差し込んできている。
もう朝なのか?昨日は何したんだっけ…
ふと隣を見ると、隣に女性が寝ていた。
「げっ…」
ガチ恋距離にルアーが寝ている。
こいつ何でここに居座っているんだ。
まず起こさないと。
「おい、起きろ。こんな所で何してるんだ。」
「うーん、おはよ…」
天使のような笑顔を見せてくるルアー
こいつ昨日の事忘れてるのか?
家に送って貰ったのは感謝しているが、居座れとは言っていない。
それにしても、こんな状態で居たらいつ誤解されるか分からない。
「ほら、布団から出ろ。俺の布団だぞ。」
「え〜嫌よ〜私一応夜行性なの。寝させなさいよ。」
「駄目に決まってんだろ。送ってくれた分のお金は返すから、どっか行ってくれ。」
「あら、貴方昨日の話覚えて無いの?言ったわよ。『貴方は私の眷属になる』って。」
「そんなのお前が一方的に言っただけだろ。なる訳ないだろそんなの。」
「そんな事言わずに、ね?何でもしてあげるから〜!」
そう言ってルアーが突然抱きついてきた。
「なっ!?何してんだお前!離れろ!」
すると、ガチャリと扉が開く音が聞こえた。
昨日鍵掛けなかったのか?
この状況を見られると拙い。
どうにかしてこれを抜け出さないと。
力を入れて押し返そうとする。
そして、ルアーに覆い被さるように倒れ込んでしまった。
「あら、大胆ね?」
そんな事を言うルアー。
恐る恐る扉の方を向くととんでもない物を見た顔の御崎が。
急いで弁明する。
「いや、これな、しょうがなかったんだ。不可抗力だったんだ。」
「弁明もなにも意味ないでしょう。今実際現場見てるんですから。」
「それが不可抗力だったんだって。」
「お楽しみになるのは自由ですけど、仕事はしっかり来て下さいね。無断で休まれると大変ですから。
あと、早く報告書提出して下さいね。」
「え、もうそんな時間なのか?」
「何言ってんですか。もう9時過ぎてますよ。来るなら早く来てくださいね。」
「分かった。すぐ行く。」
「彼女さんは?」
「あれは彼女じゃ無い。何か眷属にするとか五月蝿く言ってくるんだよ。」
「眷属にするって…ちょっと面白そうですね。」
「おもんないだろ。」
「じゃあ私帰りますね。新しく任務が来るかも知れないので早く来て下さいね。」
「はいはい。」
「じゃあ、待ってますよ。支配欲のある変態さん。」
「ちょっと待て何だその名前。」
そういって扉がガチャンと閉じた。
この会話の中に変態呼ばわりされる要素が何処にあったんだ。
それより早く仕事に行かないと。
「ご飯は抜きでいいか。」
「あれ、私のご飯は?」
「出てかないのか?」
「当たり前じゃない。これからここは私の家よ。」
「俺の家だがな。」
「それで、私のご飯は?」
「はあ…じゃあ味噌汁とお米だけ作ってやる。
それ以外に食べたいなら冷蔵庫に食材があるから自分で作るんだ。」
「そこまで大食いじゃないから大丈夫よ。」
それから味噌汁とお米を炊いた。
お米は冷凍庫で凍らした物を解凍した物で、
味噌汁の具材はほうれん草と豆腐、あとなめこだ。
出来た食材を食卓へ持っていくと、キラキラした目でご飯を待っているルアーの姿があった。
「待ってたわよ。」
「味は保証しないぞ。」
そう言って味噌汁とお米を机に置く。
ルアーは箸を持って頂きます。と言い食べ始めた。
「食べ終わったらキッチンの流し台に置いとけよ。
俺はもう行かなきゃなんないから。」
「分かったわ〜」
そう言って部屋を出る。
押し倒してしまったタイミング…なんか仕組まれてたような。
もしかしたらあいつ凄い策士だったのか?
そんな事を考えながら車のドアを開ける。
セドリックの39年型、両端のヘッドライトに機関銃が四門載っている。
ボディーとガラスは防弾、あと後ろに手榴弾、煙幕、撒菱が出る場所がある。
まんまボ◯ドカーだと思った人は多分幻覚を見ている。
そんな車に乗って職場に向かう。
1時間程走って着いたのはある県の山奥、ベルサイユ宮殿を小さくしたような洋館だ。
扉を開けて入ると、まず最初に検閲がある。
そこには顔の整った低めの身長の銀髪少年が居た。
検閲を担当しているのは
こいつには色々あるのだが、また今度にしよう。
「遅ようございます。宮薙さん。お楽しみになるのは良いですが、仕事には来ましょうね。」
「あれはとはそんな関係じゃない。それに仕事に来れなくなったのは寝坊したからだ。」
「ありゃ、貴方のような人が寝坊なんて珍しいですね。」
「何故か昨日の任務の後凄い疲れたんだよ。」
「それはお疲れ様でした。」
「何か任務はあるか?」
「“きょう”は基本的に無いですね。ゆっくり出来ると思いますよ。」
「そうか…分かった。」
そう言って検閲を終えた荷物を受け取り、先に進む。
そこには、エントランスがある。
そこにはソファが8つ、机も同じ数置いてあって、人々が座ったりしていた。
ソファに座っている一人の眼鏡を掛けた女性が話しかけてくる。
「おはよ〜。」
「おはよう。」
「報告書書出すのよ〜」
「分かってるよ。」
「怒られるのは私なのよ?早く出してね。」
「分かってるって。」
この人は俺の上司の
純粋な力量で言えば俺の方が強いが、彼女は能力がある為、
正直言って勝つことは難しい。
◇◆◇◆
ここで突然!宮薙の就職している所は一体何処なのか!
どうも!異世界管理神の
私の事は今は秘密だけど、いつかは教えてあげよう!
それで、宮薙が就職している所は『第二研究院』という秘密組織だよ!
聞いたことがあるという人は、きっと幻聴だね!
この組織は元々戦前日本が作った研究組織で、秘密兵器などを開発していたよ!
戦後になってから組織は解体され掛けたけど、その技術力で諜報組織として復活、
戦後暫くはアメリカと協力して様々な汚職を暴いたんだ!
現在は諜報任務は勿論、研究部門が秘密裏に復活、
今は何か危険な研究をしてるみたいだけど、
私達の存在に気付いた時はサクッと潰しちゃおう!
そんなちょっぴり危ない第二研究院に宮薙くんは勤めているんだ!
以上!解説のゼウスちゃんでした!
◇◆◇◆
エントランスの奥の階段を登り、そこから更に奥にある階段を3階まで上がって、
『305』という表札の掛かった扉を開く。
「お、来ましたね。」
「そりゃ来るに決まってるだろ。」
「来ないと思ってました。てっきりそのままバックれるかと。」
「白銀にあの事お前言っただろ。あいつあんな顔して
「ちゃんと口止めしたんでしょう?なら大丈夫ですよ。」
「あ。してない。否定はしただけだ。」
「じゃあもう情報漏れてますね。少なくとも『女性と同棲を始めた』ていう事は確実に伝わったでしょうね。」
「話したのお前だろ…あ、これ報告書。昨日スマホで書いたから印刷して来た。」
「出しときますね。」
「ありがとう。」
基本的に書類は全部御崎に任せている。
頭がよく回るからそういう仕事が得意ならしい。
「そういえば、部隊班が今度調査に行くみたいですよ。」
「何をだ?」
「確か、人工の獣人を研究している所を襲撃するみたいですよ。」
「獣人、ねぇ…ケモ耳か?」
「そんなもんじゃ無いですか?」
「行くのはどうやら白銀さんの部隊らしいですよ。」
「へぇ〜あそこの部隊たしか1番強かったよな。」
「そうですね。そこまで危険がある。って事ですかね。」
「獣人だろ?別に特別な力は持ってないんじゃ無いか?」
「危険なのは獣人じゃなくて、『失敗作』らしいですよ。」
「『失敗作』?」
「はい。人体との合成に失敗して、見境なく襲うモンスターになった物が居るみたいです。」
「ふぅん…」
その時、電話が着信を受けた。
「はい。こちら305号室。…はい。了解しました。」
「何の要件だった?」
「さっきの襲撃の話、私達も行くようですよ。」
「え゛」
昨日の不運から、また不運が舞い込んできた気がした。
早すぎる新たな同居人との出会いまで、残り30時間。
最初の言い訳、半分嘘です。
次ももしかしたら遅れるかもしれません。