青春ラブコメ憂鬱譚   作:FAN男

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ああ、なんて羨ましい


二十二話 その結果、彼と少女は少しだけ前へと進み出す 後編

 燃え盛る巨大な炎を囲んで、小学生達が互いに歌を歌っていた。歌の内容は知らん。

 俺は小学生から中学生にかけて、キャンプファイヤーのようなイベント事はやった記憶がない。

 何しろ林間学校だの自然教室だのは全て雨だったからな!それどころか中学の時は、課外授業は修学旅行含めて何かしらかつどこかしらで雨が降った。教師の内一人に物凄い雨男がいたのが原因だったのは、三送会でその先生がスピーチした途端に雨が降った事で初めて知った事だ。まあ知らなかったのは俺だけで、他の生徒からしたら結構有名だったそうだが。

 だから、俺にとっては人生で初めて見るちゃんとしたキャンプファイヤーだった。俺も当時体験出来ていたらきっと楽しかっただろう。もう二度と、できない事だが。

 歌い終われば、次はようやくフォークダンスの時間だ。男女ペアを組んでやる奴だな。そう、比企谷や材木座のような男は忌み嫌う、アレだ。

 手を取り合って踊り出す小学生達。しかしその中に鶴見達の班はいなかった。

 辺りを見渡してみれば、彼女たちは端の方にいた。

 端の方で、相変わらず鶴見とその他と言った感じで別れていた。しかし不思議な事に彼女たちは、何やら言葉を交わしていた。何を話しているのかはこちらでは分からないが……。読唇術が使えれば話は違っただろうが、そんな魔法みたいなことは流石に無理だ。

 しばらく会話をした後、彼女たちは、再び鶴見とその他という形で別れて鶴見の元を去っていった。

 

「……アレで、何か変わったんかね」

 

 隣でポツリと比企谷が呟く。

 

「さてな」

「……俺は、自分が変わったって、周りは変わんねぇと思ってる」

「……そうか」

 

 比企谷の言葉はきっと誰に言った訳でもないのだろう。いつもの独り言と言えば、それまでだ。ただ、その妙に真剣味の帯びた声色を独り言として流すには、少し比企谷の本音が存在しているように聞こえた。

 故に素っ気ない返事でも、続きを促す意図も込めて返答をする。比企谷ならば察してくれるだろう。

 

「……でもよ、留美は自分から選んだんだろ?変わるって」

「どうだろうな?傍から見たら誘導していると言われるかもしれんぞ。コーヒーの素晴らしさで彼女を釣ったと言われたら、俺は何も反論ができんからな!」

「ただのお前の主観じゃねぇか……まあそれでも、他人や周囲に流されず、自分で択を選びとるってのはなかなか難しいもんだ」

 

 一人で生きることを選択した比企谷だからだろうか。その言葉には確かな説得力がある。

 

「体験談か?」

「別に何かあったとかそんなんじゃねぇけどさ……ただ思うんだよ。その上で、前に進むことを選んだなら、きっとそいつは本物なんだろって……」

 

 俺に対してというよりも、自分に対して言っているようなそんな台詞を比企谷は吐く。

 本物、か。また、難しい言葉を使うな。抽象的過ぎて何が言いたいのやら。

 以前、比企谷がこの部活に来ることになった作文とやらを読ませてもらったが、確か始まりの文は『青春とは嘘であり、悪である』だったかな。

 それを加味して考えるのであれば、比企谷は嘘を嫌うという事でいいのだろうか。よく分からないな。

 比企谷の言葉に頭を悩ませていると、彼はよっこらせと言いながら立ち上がった。

 

「……やることないから平塚先生探してくるわ」

「平塚先生ならあそこだぞ」

「思ったより近いな……サンキュー」

 

 俺が平塚先生の方へと目線をやると、比企谷は誠意のない感謝をした後、相変わらずの猫背のまま歩いていった。

 あれでは間違いなく将来、腰やら曲がった背で悩むことになるだろう。目は腐り落ち、腰は曲がり、頭部は特徴的なくせっ毛以外抜け落ちる。あゝ無情。比企谷の将来に幸あれ。

 等と勝手に比企谷の将来を哀れんで手を合わせていると、小学生達はフォークダンスをやめて解散していた。

 すると、鶴見が当たりを伺うようにキョロキョロとしながらこちらへと走ってきた。

 

「……実さん」

「どうした、もう解散だろう。さっさと戻った方がいいぞ」

「少しだけならバレないよ」

 

 鶴見は俺の陰に隠れるようにして立つ。先生にバレないようにという意図があるのだろうが、逆に目立つと思うんだがその位置。

 そして少し声を落として喋り始めた。

 

「なんか、『何で助けたのよ』って言われた」

「ほう、なんて返したんだ?」

「別に、助けたいと思ったから助けただけって」

「キザだな」

 

 鶴見は俺の言葉の意味がわからなかったのか、少し首を傾げた後、言葉を続ける。

 

「後、なんかお礼も言われた。これは別の子だけど」

「……そうか」

「……お礼なんかしてもらっても、困るのにね」

 

 鶴見はそう言って、少し照れ臭そうに、自身の長い髪をクルクルといじる。どうやら満更でもないらしい。

 恐らく、さっきの遠目でしか観察できなかった彼女達の会話の内容は、彼女が今話したそれのようだ。

 

「……だって、実さんが仕組んだことなんでしょ?」

「やはり気づいていたか。と言っても考えたのは比企谷だがな」

「別に誰が考えても一緒でしょ。共犯者ってやつ。それに正直余計なお世話。私たちの誰かが先生に告げ口したら、実さんたちもヤバかったんじゃないの?」

「ぐうの音も出ないな」

 

 確かにその通り、彼女たちの一人でも小学校側の教師に今回の件を報告されていたらかなり危なかった。

 しかし今、我々に何もないということは彼女たちは一人も、先生に伝えることはなかったのだろう。

 

「……まあ、誰も言う気ないみたいだし、いいんだけどさ」

「運が良かったとしか言いようがないな。その点は感謝だ」

「やっぱ、実さんって結構バカだよね…………ね あのさ……これで何か、変わるのかな」

 

 鶴見は上目遣いで、少しだけ不安そうな表情で瞳を揺らしながらそう問いかけてくる。

 さて、俺はどう答えるべきか。簡単に慰めの言葉をかけるならば用意だ。しかし彼女は敏い。きっとバレるに違いない。しかしここで現実を告げるというのも、味気ない。

 ああ、そうだ。その前に確認することが一つ。そろそろ広場に小学生も少なくなっできたし、手短に行こう。

 

「あのガキ共のうち一人でもいいんだが……こう、視線を下に向けていたり、申し訳なさそうな顔をしている奴はいたか」

「え?……いた、と思う」

 

 それはつまり、助けられた事によって彼女達の仲に罪悪感を覚えた人間がいるということだ。

 彼女たちは、もう小学生六年生とは言え、まだガキだ。きっといずれ、良心の呵責に耐えきれない奴が出る。それはいずれ鶴見を無視し、仲間外れにしている時、しかして無視できない大きな心の声となって邪魔してくることだろう。本当にこんな事をしていていいのか?彼女は自分たちを助けてくれたのではないか?とな。

 これが高校生なら、利用するという考えも浮かぶかもしれないが……小学生とはある意味で単純だ。その単純さが、悪に転じる事もある。ならば、善にだって転じないわけがない。助けられた事に恩を感じる事だってあるだろう。

 ならば変わることだってあるはずだ。けれども直ぐに仲間外れが元に戻るなんて訳じゃない。孤立していた影響は出るだろうし、いじめられていたという事実は消えない。

 だがそれでも、ゆっくりと確実に。変化の兆しは出るはずだ。

 

「ならば、変わるさ。間違いなくな」

 

 俺の言葉に、鶴見はぱぁっと顔を明るくし、そしてそれを恥ずかしく思ったのか、スンと真顔になったあと、しかし抑えきれなかったのか小さく微笑んだ。

 

「そう……私、そろそろ戻らないとだから」

「ああ、また連絡しろ」

「うん」

「ああ、それと母親とはちゃんと話せよ。コミュニケーションは大事にな」

「うん。それじゃまた連絡するね」

 

 鶴見はそう言って踵を返し走っていく。そうして結構な速さでもう殆ど見えない小学生たちの列へと戻って行った。

 俺はそれを眺めていると後ろから声がかかる。

 

「……あなたは凄いわね」

 

 雪ノ下だった。しかも俺に賞賛の言葉を投げかけてきた。……この女、まさか偽物か?

 

「なんだ?冗談か?」

「失礼ね、これでも結構本気で褒めているのよ」

 

 雪ノ下はクスリと笑う。

 それはいつもの様に、嘲るようなものではなく、ふんわりとした柔らかなまるで、たんぽぽのような笑みだった。

 しかしそれは一瞬で、すぐに何時もの冷たい氷のような顔に変わってしまったが。

 

「あなたの行動によって鶴見さんは変わったわ。比企谷くんの作戦が完成する前に、彼女を虐めていた人を助けた」

「仮にそうだとしても、選択したのは鶴見だろう?」

「けどその選択肢を増やしたのはあなたじゃない。比企谷くんのお膳立てがあったのも事実なのだろうけれど……それでも、誇っていいと思うわ」

 

 先程とは打って変わって、今度は頬を赤らめながら少し目を伏せてこちらを賞賛する雪ノ下。

 俺はその言葉に対してむず痒さと、普段見れない雪ノ下のレアな姿に非常に困惑しながらも、矢継ぎ早になんとか言葉を紡ごうとする。

 

「ほ、ほう……なるほど。これが最近流行りのツンデレというやつか。なるほど。いや参考になった、故にもうそういうのはいいぞ雪ノ下。今度は是非比企谷辺りにやってやるといい!きっと喜ぶぞ」

 

 雪ノ下がピシッと固まる。紅潮していた頬は段々と冷たさを帯び始め、ここら一体も何故か肌寒さを感じてくる。凍てつく視線はまるで俺を穿って貫くよう。

 俺は不味いことを口走ったことを察した。

 

「………………キャンプファイヤーの中に放り込まれたいようね。ちょうど消化する必要があるものね?自らそれに志願するなんていい心掛けね。いいでしょう。その心意気を買ってあげる。少し待って貰えるかしら、今から人を呼んでくるから」

「待て、冗談だ。そんな本気の目をして人に声を掛けようとするな。だから待て、俺が悪かった……!」

 

 雪ノ下が何やら花火を持って近づいてきた由比ヶ浜達に声を掛けに行こうとつかつかと歩いていくのを見て、咄嗟に止める。非常に情けない話だし、そもそもの原因は俺の言葉だが、流石にそんな本気の目で歩かれては困る。俺もこんな所で死ぬ訳にはいかんのだ。何しろまだ何も約束を果たしていない!

 と言ったところで、雪ノ下は振り向く。実にしてやったりと言わんばかりの嘲笑を向けてくる。

 

「私も冗談よ。少しは意趣返しができたかしら」

「……ああ、腹一杯だとも」

 

 頬を伝わる嫌な汗を拭ってから、俺は何とか皮肉で返そうとするが、無駄に焦ったせいか、そんな遊びもない言葉で返すので精一杯だった。

 

「花火、やるみたいよ。あなたも参加したら?」

「うん?」

 

 俺はそれに少し迷う。正直寝たい。眠いし、何より疲れた。先程の肝試しで神経をすり減らし過ぎたのだ。

 だがまぁ、一夏の思い出という点では、参加する価値はある。きっと、もう経験することはないのだから。

 

「まあ、折角だ。これも思い出というものだろう」

「あら、以外ね。てっきり断るかと思った」

「折角だと言っただろう?そこまで空気の読めない男ではないぞ。俺は」

 

 そう言うと、雪ノ下は少し目を伏せて口を開く。

 

「知っているわ。あなたが思ったよりも周りを見ていることも、気遣っていることも。平塚先生から監督役を命じられるのも納得ね」

「……やけに俺のとこを褒めるじゃないか。明日は雨でも降るのか?」

「ええ……そうね。雪でも降るんじゃないかしら」

 

 雪ノ下はそう言って、一瞬空を見上げた。

 

「だから、私は───」

「ゆきのーん!みのるーん!一緒に花火しよ!」

 

 由比ヶ浜が花火セットをもってこちらに声をかけてくる。少し向こうを見れば、比企谷も暇そうにヘビ花火を見ていた。

 しかしなにか雪ノ下が言いかけていたような気もしたが……気のせいだろうか。

 

「……行きましょうか」

「そうだな」

 

 雪ノ下の表情は、由比ヶ浜に対する微笑ましさしかない。やんちゃをする娘を見る母親のような表情だ。

 先程、一瞬雪ノ下から強烈な感情が見て取れたのだが……いや、気の所為だろう……気の所為、ということにしておこう。

 俺はそう頷いて、既に花火をいくつかつけて、火薬臭くしかも一層騒がしくなっている由比ヶ浜達の方へと、向かうのだった。

 あいつ、右手左手に四本ずつ花火持って、しかも振り回すだなんて怪我したりしないだろうな……。帰る前に火傷で病院へ、なんて流石にごめんだぞ。

 

 

 次の日、無事林間学校も終わり、朝食の後、帰路に着いた俺達は、我等が総武高校前まで帰ってきていた。

 帰りの車は恐らく一番最初に寝落ちしたと思う。何しろほとんど会話した記憶がない。

 しかし寝覚めはあまりいいものじゃなかった。隣に小町さんがいたのが特にな……。

 彼女には申し訳ないが、今回の林間学校でかなり苦手意識を覚えてしまった。周りをよく見て、気を配れて、一色を思い出す笑みを浮かべる。

 それは、まるで妹みたいで。憂鬱になる。

 とにかく、隣の二人を起こした後、車から出れば時刻はおよそ昼頃。

 陽射しは燦々と大地へと注ぎ、アスファルトがそれを照り返す。気候は高音多湿と言ったところだ。まさに都会の夏。これぞ現代のコンクリートジャングルと言ったところだ。最悪だ。返してくれ。

 数時間前までは感じていた高原の清涼な空気がもはや懐かしさすら覚える。肺に入る空気は排気ガスやらなんやらで汚染されていると言うが、俺は今まさにそれを身をもって実感していた。

 ああ、神よ。もし生きているのであれば、俺を自然に返してくれ。返してくれないならば再度掃き溜めの中に沈んで行くがいい。アイルビーバック。いいや二度と戻ってくるな。

 ワンボックスカーからそれぞれ荷物を下ろし、帰りの支度を済ませる。

 

「みんなご苦労だったな。家に帰るまでが合宿だ。気をつけて帰るように。では解散」

 

 何故かドヤ顔で解散を告げる平塚先生。もしかしたら前もって考えていたのかもしれない。

 

「小町買い物して帰ろうぜ」

「あいあいさー」

 

 それぞれ帰路につこうとする。比企谷兄妹と雪ノ下、由比ヶ浜と戸塚というペアで帰るそうだ。俺は学校から家が近いのでこのまま徒歩である。

 しかし一人で帰るとなると少し荷物が多いな。正直帰りも平塚先生が家まで送ってくれるかと思ったが、何でも学校でやることがあるらしい。そう上手い話はないもんだ。

 休み休み家まで歩く必要がありそうだな。早めに帰ってしまおう。

 

「俺は先に帰るぞ」

「うん。ばいばい」

「ええ、さようなら」

「ではな。奉仕部関連で何かあったら連絡してくれ」

 

 皆と挨拶を交わし、一足先に帰ろうとしたそのタイミングだ。俺たちの前に黒いハイヤーが静かにスーッと止まった。

 やけに高級な車だな。この場には些か、いやかなり不釣り合いだ。こんな車なかなかお目にかかれるものじゃない。

 運転席には初老の男性が座っていた。後部座席はスモークガラスとなっていて、中はよく見えない。

 車のボンネットは磨き抜かれており、新品と見間違うほどに傷一つない。さらに先端にはボンネットマスコットが着いている。模しているのは女神像か何かだろうか。

 見れば見るほど場違いな車だ。総武高の前に止まったということは、ここの学生の関係者か?ウチにそこまで金持ちの生徒がいたとは聞いていないが───いや、いたな。

 俺が雪ノ下を見るのと、運転席から降りた初老の男が後部座席を開けるのはほぼ同時だった。

 

「はーい、雪乃ちゃん」

 

 中から出てきたのは、その顔に見覚えがあるような女。薄ら寒さすら感じる微笑みを湛えた雪ノ下にそっくりな女だった。

 真っ白なサマードレスに身を包んだ身なりの良い女は、他の人間は歯牙にもかけず雪ノ下へと笑いかけた。

 

「姉さん……」

 

 どうやら雪ノ下の姉らしい。

 ならまあ、問題ないか。暑いし俺は帰るとしよう。

 

「平塚先生、お疲れ様です。ぼくはお先に失礼します」

「……ああ、ではな」

 

 ワンボックスカーに背中を預け、タバコを口に咥えながら紫煙をくゆらせる平塚先生はいつものような快活さはなかった。その目は雪ノ下姉の方へ向けられている。

 まあ確かに雪ノ下の姉は見るからに厄介そうな雰囲気を感じるし、平塚先生が警戒するのも納得だろう。ともあれあの女から興味を持たれる前に退散させて貰うとしよう。

 むう……しかし前にどこかで会ったような。なんだかデジャブだなこの感覚は。

 とにかく雪ノ下姉が由比ヶ浜に絡み始めたのを見て俺はそそくさとその場から去る。

 空を見上げれば、注ぐ日差しは未だ眩しく、喧しい蝉の声は止まることを知らない。うだるような熱気が肌を焼く。まだまだ夏は始まったばかりだ。

 キャップを深く被り、タオルを首からかければ、俺はその場から逃げるように歩を早めるのだった。

 




というわけで、林間学校編終了です。
次回、家庭訪問

皆様アンケートをお答え下さり誠にありがとうございます。
どうやら気になるという方が多いようなので、明日アンケートを締め切った後、次回後書きにて主人公の容姿を挿絵込みで詳しく説明しようと思います。

主人公の容姿詳しく知りたい?

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