新魔術開発したら魔術学院を追放されたったwwww 作:雫お嬢様
主人公の容姿を修正致しました。
よし、分かったでち。もう一度最初から説明するでち。
僕の名前はオーム。何処にでも居るような、ごく普通の魔術師でち。
嘘でち。僕は魔術学院ラピス=ラズリの
魔術の研究所という側面を持つスディオ教室に所属し、魔術の探求者として学ぶ日々。順風満帆に見えた僕の学院での生活は、実にあっけなく崩れ去ったでち。
ちょっと新種の魔術を開発しただけで異端の烙印を押されて学院から追放されてしまったんでち。頭の固い老害共がマジ許せねえでち。異端の証明として押された焼印がクッソ熱くて痛かったでち。というか押された焼印の跡、なんか蠢いてるような気がするのは僕だけでちか?
まあ、良いでち。今はそんなことよりも優先すべき事柄があるでち。具体的に言えば僕の目の前に居る三人の学友達のことでちが。
「……で? 何で学院を追い出された僕に着いて来たでち?」
「は? アナタの居ない学院なんて何の価値も無いからに決まってるでしょ?」
「感情クソ重」
「語尾が抜けてるわよ」
「でち」
呆れ顔で此方を見る、僕と瓜二つの女の子。彼女の名前はペンドラ。僕の双子の妹でち。
胸から下の露出がめちゃくちゃ多い改造制服を着用していて、野生の動物のような引き締まった肉体が丸見えでち。でもド貧乳でち。
ペンドラは武闘派揃いのドゥルム教室でも歴代最強の称号と共に『誘惑者の刃』の二つ名を戴いた、大太刀を使うクソ強魔術闘士でち。実は二つ名を決める会議に直接乗り込んで『ワタシはオームの為だけに刃を振るうの。下手な二つ名にしたら殺すわよ』と教授陣を脅しつけた、とかいう噂がまことしやかに囁かれているらしいでち。怖……。
「わ、私はペンドラ先輩が心配だったので同行するだけです。勘違いしないでください」
此方を睨みつける黒髪をポニーテールに結った女生徒。名前は確か……シルミ。おっぱいとケツが大きいレズビアンでち。
僕と同じスディオ教室所属で、魔術を液状化させた【魔術薬】の論文を書いていた記憶があるでち。うろ覚えでちが。
ペンドラの恋人らしいのでちが……以前ペンドラが『抜け出せなくなるくらいワタシに溺れさせた後で、目の前でオームとのぬちゃどろセックスを見せつけてあの子の脳を破壊したいわ』なんてとち狂ったことを言ってたから本当に恋人なのかちょっと怪しいところでち。
「ボクの理由は単純だよ~。そっちのほうが楽しそうだったから。それに、ボクとオームの仲でしょ~?」
この間延びした喋り方が特徴的な空色のゆるふわウェーブ髪のロリ……に見えるショタ。彼の名前はサン。
僕と同じ男の娘で、二人で【男の娘ヤリチンブラザーズ】略して【OYB】として名を馳せていたでち。若さ故の過ちでち。僕が『誘惑』なんて二つ名を付けられたのは相手が男でも女でも関係なくセックスしまくっていたことも加味されているような気がするでち。
見た目はただの可愛らしいショタでちが、彼は魔術の基本形となる原初の魔術師を起源とするプリミ教室、聖職者見習いが学びに来る治癒術専門のクペラ教室を掛け持ちしていたオールラウンダーでち。
近距離・中距離・遠距離に対応出来て、尚且つ回復もこなせる彼は一家に一人欲しい人材でち。着いてきてくれたのは正直有難いでちよ。
「それで、これからどうするつもりなの? オーム?」
「寮の自室も研究室の机も片付けられちゃったしね~」
「あてはあるんでしょうね? オーム先輩?」
「勿論あるでちよ」
こんなこともあろうかと、荷物を片付けられる前に研究道具や素材等のめぼしいものは
「と言うわけで、まずは魔術学院から北にあるサルマ聖国の首都に行くでち。僕の拠点に初めて入る時は、正攻法……というか、本来の正しい手順で入る必要があるでちからね」
「ああ。そういうこと。だから暇を見てあそこの生活環境を整えていたのね」
「う~ん? どういうこと~? 聖国に実家があるの?」
「まあ実家みたいなもんでち」
「……? いまいちはっきりしませんね。何か隠していませんか?」
「行ってみれば分かるでちよ」
僕はそう言って歩き出す。すぐ隣にペンドラが並んで歩き、サンとシルミが後ろから着いて来る。
こうして、僕達の長い探求の旅が始まったでち。これからいったい何が起こるのか……それは正に、神のみぞ知るでち。
■■■
【速報】神の誘惑、オームが追放されるwww【驚愕】
1:名無しの学徒
これマジ?
2:名無しの学徒
マジらしいな
3:名無しの学徒
今日の朝食の席で教授がお知らせしてくれたわよ
4:名無しの学徒
複数人の教授や用務員も言ってたしガチ情報だろうな
5:名無しの学徒
ワオ!ビッグニュースじゃないか!
6:名無しの学徒
マジかよ残念だな
7:名無しの学徒
何で追放されたんだ?
8:名無しの学徒
私、彼と同じ研究室だったんだけど
新しい魔術を開発したから、らしいわ
9:名無しの学徒
新しい魔術!?
10:名無しの学徒
それ詳しく
11:名無しの学徒
マ?
12:名無しの学徒
分かるように説明して、どうぞ
13:名無しの学徒
14:クラスメイト
一度彼に見せて貰ったんだけど、紫色の霧を散布して対象を眠らせる魔術みたいよ
外傷は一切与えないで、ただ眠らせるだけ
15:名無しの学徒
紫!?!?
16:名無しの学徒
あっ……(察し)
17:名無しの学徒
(青色以外の魔術光は)いかんでしょ
18:名無しの学徒
こーれは異端ですわ
19:名無しの学徒
なぁ、お前ら
青輝石って俺ら自身の魂を具現化して、杖の材料と組み合わせて手作りするじゃん?
20:名無しの学徒
学院に来て最初に行う儀式だよね
21:名無しの学徒
実質入学試験だろ
22:名無しの学徒
それくらい全員知ってるわ
23:名無しの学徒
じゃあさ、魂を具現化した石が青以外だったら、ソイツの魂が濁ってるってことになるのかな?
24:名無しの学徒
それは……
25:名無しの学徒
おい、やめとけ
26:名無しの学徒
その話題は危険なのではありませんか?
27:名無しの学徒
そうだよ(便乗)
28:名無しの学徒
誰かオーム卿の石、見たことある奴居る?
29:名無しの学徒
あるよ
青だった
30:クラスメイト
彼の名誉の為に言うけど、間違いなく青だったわ
31:名無しの学徒
あいつの杖は青だったぞ
32:名無しの学徒
そもそも青じゃないやつが二つ名贈られるわけないだろうが
33:名無しの学徒
そうだよな
すまん
34:名無しの学徒
でも、魔術の種類によって色が変わるなんてこと、実際にあるのか?
35:名無しの学徒
知らん……
36:名無しの学徒
分からん……
37:名無しの学徒
そもそも考えたことも無かったわそんなこと
38:名無しの学徒
……やっぱり『赤の魔術師』を連想しちまったのかね、教授達は
39:名無しの学徒
可能性は、あるよな
40:名無しの学徒
伝説によると、赤い輝石の杖を使って術を使ってた、って……
41:名無しの学徒
確か当時の魔術教授の一人だったんだよな
42:名無しの学徒
……石の色を変える方法がある……?
43:名無しの学徒
この話止めね?
44:名無しの学徒
賛成
45:名無しの学徒
この話はやめよう!はい!やめやめ
46:名無しの学徒
そうだよ(賛成)
47:名無しの学徒
じゃあ何の話題を出すんだよ
48:名無しの学徒
スレ落とすか?怖いし
49:クラスメイト
なら、話題を出すついでに聞きたいことがあるのだけれど
50:名無しの学徒
お?どうした
51:名無しの学徒
何?
52:クラスメイト
ぶっちゃけ、この中で彼と懇ろになったことある人、どれだけ居るのかしら?
53:名無しの学徒
おいバカやめろ
54:名無しの学徒
セックス!!!!!(クソデカ声)
55:名無しの学徒
ち、違う……俺はホモじゃない……ホモじゃないんだ!!
56:名無しの学徒
酷い……事件でしたね……
57:名無しの学徒
気持ち良かったです(初等部並みの感想)
58:名無しの学徒
彼氏のより太くて、長くて……♡
59:名無しの学徒
黙れ!(声だけ迫真)
60:名無しの学徒
うっ……ふぅ……
61:名無しの学徒
おい!オームっ!
62:名無しの学徒
阿鼻叫喚で草
63:名無しの学徒
あーもう滅茶苦茶だよ(呆れ)
【睡眠の霧】
神の誘惑、オームの古い魔術。
薄紫の霧を散布し、触れたものを眠らせる。
対象に一切の外傷を与えない魔術。だが、それこそが神の誘惑たる所以である。
争いなんてしなくても良いのでち。さあ、安心して眠るでちよ。
文章の行間を空ける方と、行間を詰める方。どちらが読みやすいと思いますか?
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