機動戦士ガンダム 祝福されし子と7人の魔女   作:ケンヤ

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44話

ルーカスがアスティカシアの理事長の座を義父のデリングから引き継いで1年が経った。

 10年ほど前にアスティカシアをテロリストから守った英雄であることをべネリットグループの広報が宣伝していた事もあり、ルーカスが理事長として着任することは生徒たちの士気を高める結果となり全体的に成績も上がる事となった。

 

「何かトラブルか」

 

 学園フロントから出張の帰りの小型艇のブリッジでオペレーターが通信し、暇を持て余していたルーカスが尋ねる。

 

「それが人が流されていると格納庫から……」

「人? この宙域で戦闘や事故があったって報告はないんだろ?」

 

 どうやら小型艇の格納庫の方からそのような報告が来ているらしい。

 ブリッジのメインモニターに映像が映し出される。

 

「確かに人の様にも見えますが……」

 

 小型艇の艦長も映された映像を見るが、ノーマルスーツを来た人だと言われればそんな気もするが、小型艇との距離もあり映像も荒く見分けがつきにくい。

 ルーカスのいうようにここ数日の間にこの辺りで戦闘や事故が起きてはいない。

 起きているのだとしたらその時に放り出された人だという可能性はあるが、そんな報告は受けてはいない。

 この近くにあるフロントは学園フロントくらいで、そこで何らかの事故があったのであれば学園が救助の為に動いでいるはずだ。

 

「ん? あれは……そういう事か」

 

 ノーマルスーツの人物らしき物はぐるぐると回転しており、ルーカスは一瞬何かが見えた。

 だが、それだけで十分だった。

 

「出してやれ。大至急だ」

「え?」

 

 ルーカスの指示にオペレーターは一瞬首をかしげるもルーカスの判断に逆らえる訳もなく、艦長に視線を送ると艦長も同意見のようで頷く。

 オペレーターは格納庫の方に発進許可が出た事を伝えて積んでいたモビルスーツの発進準備に入る。

 すぐに小型艇に積んでいたモビルスーツが出ると漂流している人の方へと向かう。

 

「あのモビルスーツ。そういえば今日だったか。シン・セーの新型機が来るってのは」

 

 ルーカスは小型艇から出たモビルスーツを見ながらつぶやく。

 今まで忘れていたが、シン・セー開発公社が開発した新型モビルスーツ、エアリアルが学園に運び込まれる予定になっていた。

 この小型艇はルーカスはアスシカシアに最も早く着く宇宙船として無理やり乗り込んだもので、元々はエアリアルを搬送するために学園に向かっていた。

 

「さてと、出迎えないとな」

 

 ルーカスは席を立つと格納庫に向かう。

 エアリアルを出して少しすると漂流者を無事に救助したという知らせが入った。

 漂流者はケガも無く元気ともだ。

 それからしばらくするとエアリアルが小型艇に戻ってくる。

 格納庫に戻ったエアリアルのコックピットのハッチが開くと中からノーマルスーツの人物が飛び出してくる。

 格納庫の出入口を目指しているようだが、ルーカスは先回りする。

 

「ミオリネ。どういう事だ」

「げっ……何で」

 

 漂流者は学園にいるはずの妹、ミオリネであることをルーカスは荒い映像の中でチラリと見えたヘルメット越しで気づいていた。

 逃げようとするミオリネの腕を掴む。

 

「放してよ!」

「取り合えずこっちにこい!」

 

 何とか腕を振り払おうとするも腕力に差があり逃げる事も出来ずにミオリネはルーカスに連れていかれる。

 そのままルーカスに割り当てられた個室まで連れていかれる。

 

「放してってば!」

 

 個室に連れて来れられるとミオリネの腕を掴んでいた手の力が緩みルーカスの手を振りほどく。

 

「で、何であんな所に?」

「……散歩よ」

 

 ミオリネは心底嫌そうに答える。

 昔はルーカスに懐いていたミオリネだったが、成長すると共に過干渉気味のルーカスの事が煩わしくなっていき、今では敵意すら向けている。

 

「散歩ねぇ」

「文句ある?」

 

 ミオリネはあそこにいた理由を散歩だと主張するが、そんな理由が通用するはずもない。

 

「別にないけど。俺が見つけていなかったら帰れなかったろ」

 

 周囲には宇宙船の類はなかった事からミオリネは学園フロントを小型の宇宙船かモビルクラフトを勝手に持ち出して出た後に乗り捨ててノーマルスーツでどこかに向かっていたのだろう。

 あのままではいずれは空気が尽きて死んでいた。

 ルーカスはまるで自分が見つけたように言っているが、実際はエアリアルのパイロットが見つけたという事はあえて言わない。

 

「ウザ……だからいない時を狙ったのに」

 

 ミオリネもルーカスが出張で学園にいない時を見計らっている。

 だが、ルーカスが早く学園に戻りたいが故に予定よりも早く仕事を終わらせて戻ってきたため、道中で見つかる事になった。

 

「とにかく、今日のところは俺と学園に戻るぞ。良いな?」

「だったら出てってよ。一人にして」

 

 ミオリネも観念したようで、大人しく学園に戻るようだ。

 ミオリネに追い出される形でルーカスは個室から出ると端末に通信が入る。

 

「俺だ」

「すみません。妹さんから地球まで連れて行くように仕事を頼まれたんですけど、合流予定地点に現れません」

「ああ。アンタらを使った訳ね」

 

 通信の相手はルーカスが何度も仕事を依頼している運び屋のフェン・ジュンだった。

 どうやらミオリネは彼女に依頼して学園から脱走するつもりだったらしい。

 しかし、予定時刻を超えてもミオリネが現れないため、念のために兄であるルーカスに連絡を入れてきた。

 

「ミオリネはこっちで回収したから問題はないよ」

「それでしたら安心です」

「それよりも例の奴は見つかった?」

 

 ルーカスが話題を変えると通信越しだが向こうの空気が変わったのが分かる。

 

「まだ何とも。何せ21年も前の事ですので……そもそも実在している事すら分からないのですから」

「実在はするさ。ヴァナディース事変の時にこっちじゃ回収した記録も破壊した記録も無い。当時、作戦に参加した奴からそれとなく確認は取ってる。となればそっちが回収した可能性が高い」

 

 ルーカスはフェンがただの運び屋でないという事は知っている。

 それも込みで互いに情報を提供し合っている。

 その中でルーカスは彼女にとある物を探すように頼んでいた。

 21年前のヴァンディース事変の時に失われたとされているが、ルーカスはそうでないと考えている。

 

「まぁ気長に待つさ。こっちも今は目ぼしい情報も無いからな」

 

 物が物だけにそう簡単に見つかるとも思っていない。

 今はフェンに渡せる有益な情報も無いため、そこまで急かすことも無い。

 

「そういう訳だから何か分かったら教えてくれ」

「ええ。分かっています」

 

 ルーカスは通信を終える。

 

「さて……これからどうすっかな」

 

 学園まではまだ時間はある物の、用意された個室にはミオリネがいて機嫌は直っていないだろう。

 個室に戻る事は出来ないため、仕方がなくブリッジに向かった。

 

「……もういないってどういう事だ?」

 

 ブリッジの適当な席で寝て時間を潰していたルーカスだったが、艦長に起こされてミオリネの事を報告されて問い詰めていた。

 

「いえ……奥様が迎えて来ていたようで奥様と共に」

「セシルか……まぁ気づいていない訳がないよな」

 

 現在学園にはルーカス不在時の代理としてセシルが滞在している。

 自分がいない間のミオリネの事はセシルに任せていたが、ミオリネがセシルの目を盗んで学園から脱出することは不可能だ。

 恐らくはセシルも協力したか、見て見ぬふりをしていたのだろう。

 そして、連れ戻されたことを知って迎えに来たのだろう。

 

「それと奥様から伝言が……貴方は自分の仕事をするようにと」

「……ああそうかよ」

 

 ルーカスは不満そうだが、艦長を解放した。

 セシルはルーカスがミオリネを構うために仕事をしない事を読んだうえでの事だろう。

 セシルがついて入り以上はどの道、セシルに従うしかない。

 ルーカスは渋々だが自分の仕事をするために小型艇を降りるのだった。

 

 

 小型艇からミオリネを引き取ったセシルはミオリネを車に乗せて移動していた。

 まだ機嫌が直っていないのかミオリネはむすっと窓から外を眺めている。

 

「今回は少し無理が過ぎるわね」

「……ごめんなさい」

 

 むすっとしながらも素直に謝った。

 セシルもミオリネが学園から脱走するつもりで何か手配している事には気が付いていたが、自分の意思で行動する分には特に手を出すつもりはなかったが、今回の脱走計画は少し危険過ぎた。

 ミオリネもそれを自覚しているため、素直に謝るしかない。

 ルーカスに対しては敵意すら持っているが、義理の姉に当たるセシルには素直だ。

 母親を亡くしてからセシルが身の回りの世話から何までやって来た事もあり、ミオリネにとってはもう一人の母親も同然になっている。

 車を走らせてミオリネが寝泊まりをしている理事長室のある建物に到着する。

 

「取り合えずは最低限の事はしているようね」

 

 セシルは理事長室に入ると辺りを見渡す。

 10年前には自分たちが生活していた理事長室をほとんど変わりはない。

 セシルは部屋の隅を指で擦って指を見る。

 

「まぁ及第点ね」

「自分の部屋の掃除くらい自分でやっているわ」

「入学当初はしてなかったでしょ」

 

 そういわれてしまえば返す言葉も無い。

 元々ミオリネは家事の類は一切やった事はなかった。

 そのため、学園に入って理事長室を占拠してから部屋の片づけや掃除をやる事も無く散らかり放題だった。

 それを入学後に様子を見に来たセシルにバレて大目玉をくらい、部屋の片づけや掃除を自分でやらせるように教えた。

 定期的に様子を見に来てできていなければルーカスと一緒に暮らさせるという言葉が効いたのだろう。

 

「でも、自炊はしていないようね」

 

 理事長室のキッチンを確認すると綺麗だが、使った形跡も見られない。

 学園の学食や寮によっては毎日3食食べる事も可能で食材は購買で買う事も出来るが、大抵の生徒は自炊をすることはないだろう。

 

「料理の一つも出来ないと地球に行った時に困るわよ」

「大丈夫よ。フランさんから教えて貰ったから。大抵のものは焼いて塩でもかければ食べられるって。後はカレー粉をかけておけば食べれない事はないって」

 

 自信満々にそういうミオリネを見てセシルは呆れる。

 確かにフランならそれでも問題はないが、実際にミオリネが地球に行ったとしてそれで食べていけるかは別だ。

 

「別に難しい料理を覚える必要はないけど相手の胃袋を掴むというのはいつの時代も有効な手段から覚えておいて損はないわ。次に様子見に来た時は料理の練習もしましょう」

「別に食べさせる相手なんていないわ。それともグエルの奴にでも食べさせてれば言い訳?」

「それはおすすめしないわね。彼、死ぬわよ」

 

 ジェターク社の跡取り息子であるグエルは現在、ミオリネの婚約者でもある。

 実際に当人同士が好き合ってそうなった訳ではなく、ミオリネが入学後にホルダーにはミオリネの婚約者となるとデリングが決めた事によるものだ。

 

「いくら私でも毒は盛らないし、死ぬような物を作らないわ」

「ミオリネの手料理を食べたなんて知ったら、あの人が黙って無いでしょ」

「ああ……確かに」

 

 まるで食べたら死ぬ料理を作る事を前提に言われてムッとするが、セシルはそういう意味で言った訳ではなかった。

 男がミオリネの手料理を食べたという事を知ればルーカスはブチ切れて何をするか分からないという意味でいった。

 

「まぁ冗談はさておき。無茶はほどほどにしなさいよ。私たちも心配するから」

「……分かってる」

 

 ミオリネもセシル達に心配をかけたい訳ではない。

 今回はルーカスがいない間に実行することにばかり気を取られて計画はリスクの高い物になってしまった事は反省している。

 

「それじゃ私はまだやる事もあるからもう行くわね。それと隠してあるゴミはちゃんと指定日に捨てておくのよ」

 

 セシルが様子を見に来た時に誤魔化すために収納棚にゴミ袋を押し込んで隠して綺麗に見せかけていたが、どうやらバレていたようだ。

 

 

 

 学園に戻ったルーカスは第2理事長室でセシルに言われた通りに仕事をしていた。

 第2なのは第1はミオリネが使っているため、急遽増設したからだ。

 

「ふーん。スレッタ・マーキュリー。マーキュリー? ああ、あの人の娘なのか」

 

 ルーカスはPCでシン・セー開発公社から送られて来たデータに目を通していた。

 今日、送られて来る予定だったエアリアルの事はともかく、そのパイロットの事には一切興味がなかったため、そのパイロットがシン・セー開発公社のCEOプロスペラ・マーキュリーの娘と言う事は初めて知った。

 

「それに……」

 

 データに添付されているスレッタの写真を見てルーカスは何か引っかかった。

 それが何なのかが分かる前にブザーが鳴る。

 

「どーぞ」

 

 相手を碌に確認することなく、ドアをロックを解除してあげる。

 そこには今、データを見てたスレッタ・マーキュリーが緊張した面持ちで立っていた。

 

「しっ失礼しましゅ!」

「ああうん。まぁ座れや」

 

 余りにも緊張している事が伝わって来てルーカスも面食らう。

 スレッタは手足を同時に動かしながら部屋のソファーまで来ると座る。

 それに合わせてルーカスもスレッタの対面に座るとスレッタは更に緊張を強める。

 

「俺がこの学園の理事長であるルーカス・レンブラン。君がシン・セーの新型機のパイロットのスレッタ・マーキュリーだな」

「よろしくお願いします! あだっ!」

 

 勢いよく頭を下げたため、下げ過ぎてソファーの前に置かれているテーブルに顔面をぶつける。

 

(何なんだ。コイツ)

 

 普段から理事長として生徒と接する時向こうは少なからず緊張しているが、ここまで緊張されることは初めてでルーカスも扱いに困りかけている。

 

「それよりも……昔どっかで会った事ない?」

「うぇっ!」

 

 ルーカスの言葉にスレッタは固まる。

 先ほどから感じていたことだ。

 スレッタとは初対面のはずだ。

 しかし、どこかで会ったような気がしてならなかった。

 

(これはもしや、ナンパと言う奴では! お母さんも私は可愛いから学校に行けば彼氏の一人や二人はすぐに出来ると言っていたけどまさかいきなり!)

 

 ルーカスの言葉を別の意味に捕らえて頭の中が混乱するスレッタを前にルーカスはジッとスレッタを見る。

 やがて、スレッタもその視線に耐え切れずに視線を逸らして居心地悪そうにする。

 

「まぁ良いや。思い出せないって事はどうでもいい事なんだろ。それよりも俺に渡す物があるんだろ?」

「はっはい! そうでした。おか……母からこれを理事長に渡すようにと……」

 

 スレッタは持って来ていたデータディスクをルーカスに渡す。

 学園に来てすぐに理事長室まで来た理由はそれだった。

 学園に来る前にこのデータディスクを理事長に渡すように言われていたからだ。

 

「確かに受け取った。生徒手帳とかは受取ってるんだろ? なら取り合えずは今日のところはこのまま授業に合流でもしてくれ。そんで夜にでもまたきてくれ寮の手配とかやっとくから」

「……分かりました」

 

 余程理事長室の居心地が悪かったのか、それとも授業に参加できることの方が勝ったのかそそくさと理事長室を出て行く。

 

「さてと……コイツは仕事を終わらせてからだな」

 

 それから今日の仕事を終わらせてるとルーカスはスレッタに渡されたデータディスクの中身を確認する。

 ディスクの中には学園に運びこまれてエアリアルの設計データが入っていた。

 ルーカスはシン・セー開発公社がエアリアルを作る時に出資しており、その代わりに完成後に設計図を受け取る事になっていた。

 

「……やられた。何が新型のドローン技術だよ。コイツは」

 

 プロスペラ・マーキュリーから出資を頼まれた時、シン・セーで開発した新型のドローン技術を使うと説明をされていた。

 だが、実際に設計データを見る限りでは新型ドローン技術をいう触れ込み自体に嘘はなかった。

 

「どう見てもガンダムだろ」

 

 上手く誤魔化しているが、エアリアルにはGUNDフォーマットが使われているガンダムだった。

 これなら学園の生徒や整備スタッフは誤魔化せるが、ルーカスまでは誤魔化すことは出来ない。

 

「知らなかったじゃ済まされないだろうな」

 

 エアリアルがガンダムであることを今初めて知った事だが、この事が問題になればそんなのは言い訳でルーカス自身の責任問題も問われるだろう。

 実際はどうあれルーカスがグループの跡取りであることを疎ましく思っている連中からすれば恰好の攻撃材料になる。

 データを改ざんすることなく渡されたという事は問題になる前に共犯者として何とかしろと言う事だろう。

 

「それにこのエアリアルはルブリスと似ている。どういう事だ」

 

 エアリアルに使われている技術は従来の物とは違う確信的な技術が使われているが、その根幹にはガンダムルブリスが見え隠れしている。

 それも量産タイプではなく試作機の方だ。

 

 「俺以外にデータを持っているとすれば議会連合か? だが、それなら俺に出資してもらう必要も無い」

 

 試作機のデータを手にいれる事が出来るところは限られている。

 実機を持っていたルーカス以外だとすぐに出て来るのはヴァナディース事変のゴタゴタで大量の量産タイプを手に入れた議会連合だが、議会連合とプロスペラかシン・セー開発公社が繋がっているのであればわざわざルーカスに開発費の出資を頼んでくるとは考えにくい。

 

「どういうつもりだ? プロスペラ・マーキュリー」

 

 可能性としてはもう一つあったのだがルーカスは無意識のうちにその可能性については考える事も無く除外している事に気が付いていない。

 わざわざガンダムを作りアスティカシアに送りこんだプロスペラの真意を測りかねていると通信が入る。

 

「何? 仕事中なんだけど」

「いえ、少し面白い事がありまして。理事長もどうかと思いましてね」

 

 通信の相手はシャディクのようで何かあったらしい。

 時間を見るとすでに今日の授業は終わっている。

 

「分かったすぐに行く」

 

 ひとまず、プロスペラの件は保留にすることにした。

 どの道、エアリアルがガンダムであることがバレなければ問題はない。

 パイロットのスレッタと少し話した限りでは早々に問題を起こすことも無さそうなのですぐにバレるという事も無さそうだ。

 ルーカスは理事長室を出て決闘委員会のサロンへと向かった。 

 

 

 

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