戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

111 / 162
第7話『サタンゴースの魔力』

バルベルデ共和国内のパヴァリア光明結社の本拠地………

 

ジャスピオン?………」

 

「一体誰デスか?」

 

突如現れたジャスピオンに、調と切歌が困惑を露わにする。

 

ジャスピオンだと?

 

「雷、知ってるの?」

 

一方、シャリバンはその名に覚えがある様に呟き、マリアが尋ねる。

 

「嘗てのフーマの壊滅後に、銀河中の巨獣が暴れ出すと言う異変があった。それを解決したのが惑星エジンの戦士・ジャスピオンだと言う話を聞いた事がある」

 

初代シャイダーが嘗てのフーマを壊滅させてから程無く………

 

銀河中の巨獣が暴れ出すと言う異変が起こっていた。

 

当時の銀河連邦警察は、フーマに対抗する為に繰り上げで卒業させた宇宙刑事候補生や多くの宇宙刑事達が殉職した事で深刻な人手不足に陥っており、各所への対応だけで手一杯であり、原因の究明にまで至れなかった。

 

だが、その窮地を救ったのが惑星エジンの宇宙仙人であった『エジン』が遣わせた戦士『ジャスピオン』だった。

 

「しかし………彼は今、亡くなったエジンの後を継いで、惑星エジンの宇宙仙人となっていた筈だ」

 

「ああ、それ、俺の師匠の事」

 

と、シャリバンの言葉に、ターザンこと2代目ジャスピオンがそう返した。

 

 師匠だと………成程、俺や轟達と同じく、君も()()()という事か」

 

ジャスピオンの言葉に、シャリバンが納得が行った様子を見せる。

 

「あ、あの………君ひょっとして、ターザンくん?」

 

するとそこで、ジャスピオンの腕に支えられたままだったセレナが尋ねる。

 

「おう! 久しぶりだな、えっと………! そうそう! セレナだっけ!」

 

「やっぱりターザンくんなんだ!」

 

「セレナッ!? 彼を知ってるの!?」

 

ジャスピオンの事を知っている様子のセレナに、マリアが驚きの声を挙げる。

 

「ハアッ!!」

 

とそこで、マッドギャランが不意を衝く様に、左手から電撃を放つ!

 

「! おっとっ!!」

 

だが、ジャスピオンは慌てず、セレナを左腕で支えたまま、右手にヘルメットの右耳部分に格納されていた光子剣『ブレーザーソード』を抜くと、電撃を斬り払う。

 

「キャッ!」

 

「話は後だな! 先ずはコイツを片付ける!」

 

そこでジャスピオンはセレナを解放し、マッドギャランへと向かって行った!

 

「ヌアアアアアアッ!!」

 

「ハッ!!」

 

マッドギャランは剣を横薙ぎに振るうが、ジャスピオンは跳躍して躱すと、前方宙返りを決めながらマッドギャランの背後へと着地。

 

「ヌウッ!!」

 

マッドギャランは素早く振り返ると、着地したばかりで背を見せているジャスピオンに向かって剣を振り下ろすが………

 

「ヒヒーンッ!!」

 

「!? グアアッ!?」

 

ジャスピオンは両手を地面に着いたかと思うと、まるで馬の様に後ろ蹴りを繰り出し、マッドギャランの顔面に食らわせた!

 

真面に喰らったマッドギャランはブッ飛ばされ、地面を転がる!

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

すると、獣染みた咆哮と共に再度跳躍したジャスピオンが、マッドギャランがうつ伏せになったタイミングでその背に飛び乗ってバックマウントを執った!

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

そしてそのまま、ブレーザーソードの柄と左拳でマッドギャランの頭を殴打する!

 

「グアアアアアアァァァァァァァッ!?」

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

悲鳴の様な叫びを挙げるマッドギャランに、ジャスピオンは何度もブレーザーソードの柄と左拳を連続で打ち付ける。

 

「グウウッ!!」

 

だがそこで、不意にマッドギャランの姿が煙の様に消える。

 

「!? うおっ!?」

 

「ハアッ!!」

 

突然マウントを執っていた相手が居なくなり、ジャスピオンが地面を転がると、少し離れた場所に現れたマッドギャランが再度左手から電撃を見舞って来る!

 

「おおっと!?」

 

ジャスピオンはそのまま地面を上をジグザクに転がり、電撃を躱す。

 

「ええいっ! ちょこまかとっ!!」

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

マッドギャランが苛立った声を挙げた瞬間、ジャスピオンが再度咆哮と共に跳躍。

 

またもマッドギャランの顔面目掛けて膝蹴りを喰らわせた!

 

「!? ゴガッ!?」

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

そのままフロントネックを掛けると、腹に向かって膝蹴りを連続で打ち込む。

 

「ゴボッ!? ゲバッ!?」

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

「………まるで()()()()()の様な戦い方だな」

 

「「「「…………」」」」

 

野性味の強いジャスピオンのファイトスタイルに、シャリバンがそんな感想を漏らし、セレナ達も呆気に取られている。

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

「ウオオオオオオォォォォォォォッ!?」

 

とそこで、ジャスピオンは掴んでいたマッドギャランを振り回して投げ飛ばした!

 

「今だっ!!」

 

そして、ブレーザーソードに光子エネルギーをチャージして、『プラズマブレーザーソード』と化すと、メタルテックスーツのホバーエンジンを使って地面の上を滑る様に滑空しながら突撃!

 

「コズミックハーレーッ!!」

 

必殺の『コズミックハーレー』を繰り出した!!

 

「! ヌウウウウッ!!」

 

剣を構えて防御するマッドギャランだったが………

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーッ!?」

 

防ぎ切れずに喰らい、アーマーから火花を伴った小爆発を次々に上げた!!

 

「グウウッ!?」

 

そのままガクリと膝を着き、剣を杖代わりにするマッドギャラン。

 

「何だ何だぁ? 全然手応えが無いな! ()()()()()()()()()()は強かったって師匠は言ってたぞ!!」

 

と、そんなマッドギャランの姿を見て、ジャスピオンが調子に乗った様子を見せる。

 

「オ、オノレェ………」

 

苦々しげに呟きながら何とか立ち上がるマッドギャランだが、完全に膝が笑っている。

 

「あ~あ~、つまんないなぁ………折角地球まで来たってのに、こんなもんかよ」

 

「オイ! 何をやってるんだ! 早くトドメを刺すんだ!!」

 

白けた様子を見せるジャスピオンに対し、シャリバンがそう叫ぶ。

 

「ええ~? こんな奴、態々倒さなくても良いじゃんか」

 

「何を言ってるの! 戦いは遊びじゃないのよ!!」

 

不真面目とも取れるジャスピオンの態度に、マリアが思わず怒鳴り声を挙げる。

 

と、その時!!

 

突然地響きと共に激しい振動が巻き起こった!

 

「!? キャッ!?」

 

「じ、地震デスッ!!」

 

「ううん、違う! この振動は………何か巨大なモノが………()()()()()()!?」

 

調が短く悲鳴を挙げ、切歌がすわ地震かと声を挙げたが、セレナはその振動が地震では無く、『何か巨大なモノ』が歩いている事によって起きている振動であると見抜く。

 

その直後!!

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

地響きが一層激しく鳴り響き、唸り声の様な咆哮が聞こえたかと思うと、黒いロボットの様な巨人がヌウッと姿を見せた!!

 

「!? アレはッ!?」

 

「まさか………あの映像の巨人か!?」

 

マリアが声を挙げ、シャリバンが壊滅した国連軍が最後に撮影した映像に在った黒い巨人だと推察する。

 

「嘘だろっ!? 『サタンゴース』!?」

 

そしてジャスピオンも、その黒い巨人………『サタンゴース』の姿を見て、驚愕の声を漏らした!

 

「ち、父上っ!!」

 

「!? 父上っ!?」

 

「あの巨人、お父さんなんデスか!?」

 

マッドギャランがサタンゴースの事を父と呼び、調と切歌が驚きを示す。

 

すると、そこで!!

 

『!!』

 

サタンゴースの赤い目から、同色の光線が放たれ、地面に当たった!!

 

すると、再び地響きと共に大地が揺れ始めた!!

 

「こ、今度は本当に地震デスかっ!?」

 

「違う! コレは!?………」

 

切歌の言葉に、ジャスピオンが何か言おうとした瞬間………

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

地面を突き破る様に土片を空高く舞い上げながら、球体状の身体を持つ巨獣『マリゴス』と、背に翼を持った巨獣『ハネダー』が出現した!

 

「!! 巨獣だっ!!」

 

現れたマリゴスとハネダーの姿を見て、ジャスピオンが叫ぶ。

 

 

 

サタンゴースは、巨獣を凶暴化させる魔力を秘めているのだ!!

 

 

 

『!!』

 

と、その時………

 

突如サタンゴースがフラつき、片膝を地面に着いた!

 

「! 父上っ!!」

 

「? 如何したのですか?」

 

マッドギャランが慌てた様子を見せ、突如膝から崩れた事に疑問を呈するセレナ。

 

「父上っ! ココはお退きをっ!!」

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

と、マッドギャランがそう叫ぶと、サタンゴースの姿が煙の様に消える。

 

「ジャスピオンッ! そして宇宙刑事に装者共! この借りは何れ返すっ!!」

 

そしてマッドギャランもそう捨て台詞を残して姿を消した!

 

「! しまったっ!!」

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

シャリバンが声を挙げた瞬間に、マリゴスが口から火炎弾を次々と放ち、シャリバン達の周囲に降り注がせる!

 

「!? うわあっ!?」

 

「ぐうっ!?」

 

「キャアッ!?」

 

諸に爆風に吹き飛ばされたシャリバン達が地面を転がる。

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

「おわああっ!?」

 

「デースッ!?」

 

続いてハネダーが地面ギリギリを低空飛行して来て、その際に発生した衝撃波で再度地面を転がされるシャリバン達。

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

そんなシャリバン達を踏み潰そうと迫って来るマリゴスとハネダー。

 

「!!」

 

「や、ヤバイデースッ!?」

 

迫るマリゴスとハネダーの姿に、調と切歌の顔に恐怖が浮かぶ。

 

その時!!

 

風切り音と共に夜空の雲を切り裂き、飛行ワンセブンが飛来!

 

マリゴスとハネダーの行く手を遮る様に着地した!!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

驚いて足を止めたマリゴスとハネダーの目の前で、ワンセブンは戦闘ワンセブン形態へ変形!

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

咆哮を挙げながらマリゴスとハネダーに向かって構えを執った!

 

「「! ワンセブンッ!!」」

 

「うおっ!? 地球にはあんなのも居るのか!?」

 

切歌と調が歓声を挙げ、ワンセブンの姿に驚きを示すジャスピオン。

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

と、気を取り直したマリゴスが、口からの火炎放射をワンセブンに見舞う。

 

だが、ワンセブンは火炎を諸共せずに前進。

 

そのままマリゴスを殴り付ける!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

ワンセブンの鉄拳を喰らったマリゴスが勢い良く地面に倒れる。

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

すると今度はハネダーが滑空しながら両足での蹴りを繰り出して来た!

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

だが、ワンセブンはそのハネダーの両足を掴んで受け止めると、そのままジャイアントスイングの様のハネダーを振り回す!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

ハネダーから悲鳴の様な咆哮が挙がった瞬間、ワンセブンは手を離してハネダーを投げ飛ばす!

 

投げ飛ばされたハネダーは、オペラハウスの様な基地施設へと激突!

 

施設を崩壊させながら地面へと倒れた!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

そこで、マリゴスが咆哮を挙げながら起き上がったかと思うと………

 

手足と頭、尻尾を格納し、完全な球体となる!

 

そしてその状態で勢い良く転がって跳び上がり、ワンセブンに強烈な体当たりを見舞った!

 

流石のワンセブンも装甲から火花を散らして仰向けに倒れる!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

するとそこで、施設の瓦礫を撥ね退けながら立ち上がったハネダーが再度飛翔し、倒れているワンセブンの真上から踏み付け攻撃を喰らわせる!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

そのまま飛び上がっては踏み付け、飛び上がっては踏み付けの連続ストッピングを見舞うハネダー。

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

マリゴスも球体状態のまま、倒れているワンセブンを何度も轢く様に体当たり見舞う。

 

2体掛かりの連続攻撃の前に、ワンセブンは起き上がる暇が無い!

 

「ワンセブンッ!」

 

「ワンセブンがやられちゃうっ!!」

 

その光景を見ていた切歌と調が悲鳴の様な声を挙げる。

 

「雷! グランドバースかシャリンガータンクで援護出来ないの!?」

 

「駄目だ! アレじゃワンセブンとの距離が近過ぎてる!」

 

グランドバースかシャリンガータンクで援護出来ないかと問うマリアに、シャリバンが悔し気にそう返す。

 

「やれやれ………やっぱり俺が行かないと駄目か」

 

「ターザンくん? 何か有るの?」

 

とそこで、ジャスピオンがそう言ったのを聞いて、セレナがそう尋ねるが………

 

「ダイレオンッ!!」

 

ジャスピオンはそれには答えず、空に向かってポーズを決めながらそう叫ぶ!

 

すると、上空に再度超惑星戦闘母艦ダイレオンが現れる!!

 

「タアアッ!!」

 

ジャスピオンが飛ぶ様に跳躍し、そのまま超惑星戦闘母艦ダイレオンに乗り込み、操縦席に座る!

 

「戦闘巨人! ダイレオンッ!!」

 

そして操縦桿を握りながらそう叫んだか思うと………

 

ダイレオンが変形を開始した!!

 

船体後部が伸び、90度回転すると後部側が折り畳まれて踵となり、両足を形成。

 

水平飛行状態から垂直になったかと思うと、船首部が上下に割れる様に開いて180度折れ曲がると、頭部が出現すると同時に胸部と背部が完成。

 

目に光が灯ると、両拳が出現しつつ、両腕が伸び、完全な人型形態………

 

『戦闘巨人ダイレオン』となった!!

 

「! 母艦がロボットに!?」

 

「凄いっ!?」

 

グランドバースのバトルバースフォーメーションや、バビロスのバトルフォーメーションとは異なる完全な人型形態を執ったダイレオンの姿に、マリアとセレナが驚きの声を挙げる。

 

そのまま、戦闘巨人形態となったダイレオンは地響きと共に地面に着地。

 

マリゴス・ハネダーと相対した!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

新たなロボットの登場に、マリゴスは巨獣の状態に戻り、ハネダーもワンセブンから離れて距離を取った。

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

そこでワンセブンは、背部のロケットを噴射して起き上がる。

 

そして、マリゴスの方へと向かって行った!

 

「よおし! じゃあ俺はコッチだっ!!」

 

それを見たジャスピオンは、ダイレオンをハネダーの方へと向かわせた!

 

 

 

 

 

ワンセブンVSマリゴス………

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

マリゴスが再度球体となり、ワンセブンに向かって跳び掛かって行く!

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

だが、ワンセブンは今度は球体の状態で突っ込んで来たマリゴスに、まるでサッカーボールを蹴るかの様にキックを見舞った!

 

球体状態のマリゴスが上空へと蹴り上げられる!

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

ワンセブンは右腕を突き上げると、ミサイルパンチを発射!!

 

蹴り上げられた球体状態のマリゴスにミサイルが次々に命中!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

堪らず球体状態が解け、マリゴスは黒煙のを引きながら地面へと落ちる。

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

そこでワンセブンは背の翼を展開して飛び上がり、そのまま水平に滑空する様に飛び、マリゴスの身体に頭突きを喰らわせた!

 

グオオオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

勢いの乗った大質量の頭突きを喰らい、マリゴスの岩石の様な体がヘコみ、悲鳴の様な咆哮を挙げる。

 

「グラビトーンッ!!」

 

その隙を見逃さず、ワンセブンは必殺のグラビトンを発射!!

 

マリゴスの身体が超重力で圧縮され、復元作用で大爆発を起こし、木っ端微塵となるのだった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方………

 

ダイレオンVSハネダーの戦いは………

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

ダイレオンに向かって滑空の様な軌道での体当たりを繰り出すハネダー。

 

しかし、それが命中するかに思われた瞬間………

 

何とダイレオンは大跳躍して、更に前方宙返りまで決めながらハネダーの体当たりを回避!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

思わぬ躱された方をされたハネダーは動揺し、そのまま地面へと激突!

 

起き上がった所へ、ディメンジョンボンバーの様に水平に飛んで来たダイレオンの両拳が叩き込まれる!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!!

 

よろけて後退ったハネダーだが、すぐに再度飛び上がり、ダイレオンに向かって両足での蹴りを繰り出す!

 

だが、またもダイレオンは大跳躍して躱したかと思うと、今度は後方宙返りをする様にして逆にハネダーの顎を蹴り上げた

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

悲鳴に様な咆哮と共にブッ飛ばされ、地面に叩き付けられるハネダー。

 

「何て機動性なんだ!!………」

 

「アレ本当にロボットデスか!? 中に人が入ってるんじゃないデスか!?」

 

「切ちゃん、落ち着いて………中に人が入っててもあの動きはおかしいから」

 

ダイレオンの機動性にシャリバンが舌を巻き、切歌と調が漫才の様な遣り取りを交わす。

 

するとそこで、ダイレオンが足のブースターで高速走行し、ハネダーに向かって突撃する!

 

「『コズミック・クラッシュ』ッ!!」

 

そしてエネルギーを集中させた両拳を叩き込む必殺技………『コズミック・クラッシュ』が炸裂!!

 

キシャオオオオオォォォォォォォォッ!?

 

真面に喰らったハネダーが人形の様にブッ飛んで行き、また地面に叩き付けられた瞬間に大爆発し、木っ端微塵となった!!

 

それを見ながら、ダイレオンは残心の様にポーズを決める。

 

「アッと言う間に巨獣を………」

 

「アレが戦闘巨人ダイレオン………そしてジャスピオンか」

 

マリアとシャリバンが、ダイレオンとその頭の上に出て来たジャスピオンの姿を見て、感嘆の声を漏らす。

 

「…………」

 

そしてセレナも、ジャスピオンことターザンの姿を見詰めていたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

2代目ジャスピオンの初戦闘。
今回は初登場補正もあって、マッドギャランを圧倒します。
しかし、調子に乗り易く、精神的に未熟な点も露呈。
この点が後々で響いて来るかも?

そして遂に登場、サタンゴース!
巨獣を凶暴化させる魔力は健在ですが、如何やら本調子ではない様子………

繰り出した巨獣も、ワンセブンと『戦闘巨人ダイレオン』に蹴散らされます。

次回はターザンが改めて全員と顔合わせと、パヴァリア光明結社の動向の描写となります。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。