戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第30話『決めろ必殺! 絆と正義の怒り!!(後編)』

装者達とキャロルがイッキと壮絶な戦いを繰り広げているのと同じ頃………

 

シャリバンとシャイダーも、ザンパと激しい戦いを繰り広げていた。

 

「ヌエリャアアアアアッ!!」

 

「ケアッ!!」

 

「トオッ!!」

 

ザンパが放って来た鎖鎌の分銅を、左右に分かれる様に跳躍して躱すシャリバンとシャイダー。

 

「クライムバスターッ!!」

 

「ビデオビームガンッ!!」

 

そして、クライムバスターとビデオビームガンをザンパに見舞う。

 

「効かぬわぁっ!!」

 

しかし、命中箇所から火花を伴った小爆発を上げたものの、ザンパは堪えた様子が無い。

 

「クッ! スパークボンバーッ!!」

 

「シャイダーパンチッ!!」

 

シャリバンとシャイダーは空かさず着地と同時に再度飛び上がり、ザンパに向かって拳を喰らわせに掛かる。

 

「ぬううんっ!!」

 

するとザンパは気合の声を共に胸を張り、シャリバンとシャイダーのパンチを胸筋で受けたかと思うと、そのまま跳ね返す!

 

「フアッ!?」

 

「うわっ!?」

 

弾かれたシャリバンとシャイダーが地面を転がる。

 

「ヌエリャアアアアアッ!!」

 

そこでザンパが、鎖鎌の鎌の方を地面に叩き付けたかと思うと、2条の電光火走りがシャリバンとシャイダーに向かった!

 

「「ウワアアアアアアッ!?」」

 

発生した爆発で宙に舞い、地面に叩き付けられるシャリバンとシャイダー。

 

「死ねえぇっ! 宇宙刑事共めぇっ!!」

 

そこでザンパは、トドメを刺そうと再度分銅を投擲する。

 

「! ハアアッ!!」

 

しかし、シャイダーがバックルから引っ張り出した鞭状態のレーザーブレードで絡め取る。

 

「ぬうっ!?」

 

「ぐううっ!!」

 

そのままザンパと力比べに縺れ込むシャイダー。

 

「ぬうううんっ!!」

 

「!? うわっ!?」

 

だが、何と!!

 

神の力を得ているザンパの前に、あのシャイダーが力負けし始める。

 

「ぬうううんっ!!」

 

そのまま、シャイダーを引き寄せ、鎌の1撃を喰らわせようとするザンパだが………

 

「レーザーブレードッ!!」

 

そこで、シャリバンがレーザーブレードを抜刀し、刀身にエネルギーを注入すると、跳躍からの斬撃を喰らわせた!!

 

「!? ぐううっ!?」

 

「! ハアアッ!! レーザーブレードッ!!」

 

それにより鎖鎌の分銅に絡ませていた鞭が解けると、シャイダーもレーザーブレードを形成し、刀身にエネルギーを注入。

 

「シャリバン・クラッシュッ!!」

 

「シャイダー・ブルーフラッシュッ!!」

 

必殺のシャリバン・クラッシュとシャイダー・ブルーフラッシュがザンパへと叩き込まれた!!

 

「!!」

 

叩き込まれたエネルギーにより、爆発が発生し、ザンパの姿が炎に包まれる!

 

「如何だっ!?」

 

「やりましたかっ!?」

 

一旦距離を取り、様子を窺うシャリバンとシャイダー。

 

だが………

 

「ヌウウウウゥゥゥゥゥ………」

 

唸る様な声と共に、ザンパが炎の中から姿を見せる。

 

「! 何てこったっ!!」

 

「コレが………神の力ですか!?」

 

「今度こそ死ねぇっ! 宇宙刑事共ぉっ!!」

 

戦慄するシャリバンとシャイダーに、鎌を振り上げて突進して来るザンパ。

 

と、その時!!

 

「待てっ!!」

 

「「「!!」」」

 

そう言う台詞と共に、ターザンが姿を見せた!

 

(! ターザンくんっ!!)

 

イッキと戦っていたセレナも、横目でその姿を確認する。

 

「ほう、ジャスピオンか………大口を叩きながらマッドギャラン様に無様に負けておいて、良く顔を出せたものだな」

 

「!!………」

 

ザンパの挑発するかの様な台詞に、ターザンの表情に若干曇りが浮かぶ………

 

「ターザン! 無理をするなっ!!」

 

「此処は僕達に任せて下さいっ!!」

 

シャリバンとシャイダーも、今のターザンに戦いは無理だと思ってそう言うが………

 

「………いや………俺がやる!

 

ターザンはハッキリとそう返す。

 

「! ターザン………」

 

「ターザンくん………」

 

「俺が………やらなくきゃいけないんだっ!!」

 

そう言い放った瞬間、メタルテックスーツを身に纏い、ジャスピオンとなったターザンが、ブレーザーソードを抜き放つ。

 

「行くぞっ!!」

 

「フン、返り討ちにしてくれるっ!!」

 

向かって来るジャスピオンをそう言って迎え撃つザンパ。

 

「「…………」」

 

その様子を見ていたシャリバンとシャイダーは、敢えて傍観に回り、この場をジャスピオンに任せるのだった………

 

「デヤアッ!!」

 

「ヌウアアッ!!」

 

お互いに跳躍し、剣戟を交わすジャスピオンとザンパ。

 

「テエエエエアッ!!」

 

「!!」

 

着地を決めるとお互いに素早く振り返り、ザンパが鎖鎌の鎌の方を投げつけて来たが、ジャスピオンは素早く切り払う。

 

「ぬんっ! セエエヤアアアッ!!」

 

「ハアッ!!」

 

お互いの突進すると、ザンパがジャンプ斬りを繰り出したが、ジャスピオンはそれを潜り抜ける様に躱し、振り返ると同時にブレーザーソードを振って、ザンパの背を斬り付ける!

 

「! グウッ!!」

 

「ウオオォォッ!!」

 

更にザンパが振り返った瞬間には2撃目を繰り出し、左の二の腕のアーマーを斬り付ける!

 

「むんっ!!」

 

「!? グアアッ!?」

 

だがそこで反撃を喰らって背後を向かされ、背中を斬り付けられるジャスピオン。

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

しかし、ジャスピオンは跳び上がると、両手で握ったブレーザーソードでの突き出しを繰り出す!

 

「グウウッ!?」

 

真面に喰らったザンパがブッ飛ばされる!!

 

「!!」

 

ジャスピオンはブレーザーソードを左手に持ち帰ると、右手でビームスキャナーガンを抜く。

 

「ヌアアアアアアッ!!」

 

「!!………」

 

そこで、ザンパが雄叫びを挙げながら突進して来て、ジャスピオンが一瞬怯む様な様子を見せる。

 

「…………」

 

だが如何にか踏み止まり、突進して来るザンパに向かってビームスキャナーガンをゆっくりと構える。

 

「死ねえええええぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

ザンパの叫びが響き渡った瞬間!!

 

「!!」

 

ジャスピオンはチャージしたビームスキャナーガンのビーム弾をカウンターの様にザンパへと喰らわせた!!

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

忽ちザンパが大爆発に包まれる!!

 

やがて炎と煙が治まったかと思うと………

 

身体の至る所から白い煙を上げて、仰向けで大の字に地面に倒れているザンパの姿が露わになる。

 

「! やった………」

 

「まだですっ!!」

 

「油断するな、ターザンッ!!」

 

倒したと思ったジャスピオンに、シャイダーとシャリバンからそう声が飛ぶ。

 

「えっ?………」

 

「ヌウウウウゥゥゥゥゥ………」

 

ジャスピオンが思わず声を挙げると、倒れたままのザンパが唸り声を挙げる。

 

すると、その姿が人ならざる者へと変わり始める!

 

やがて全身が黒い装甲で覆われ、赤い目をした機械人間へと変わったザンパが、まるで映像を巻き戻したかの様な動きでムクリと起き上がる!

 

「!?」

 

「ヌウウウウゥゥゥゥゥ………」

 

思わず後退ったジャスピオンに対し、機械人間へと変わったザンパ………『戦闘機械人ザンパ』は威嚇の様に唸り声を挙げ続けていたかと思うと、地面に落ちていた鎖鎌が独りでに浮かび上がり、戦闘機械人ザンパの手に収まった!

 

「ワシハフジミダ………タオスコトハデキン………」

 

変身した影響か、声が合成音声の様になった戦闘機械人ザンパが、ジャスピオンに向かってそう言い放つ。

 

「クッ!!」

 

ジャスピオンが僅かに怯む中、落ちていた鎖鎌が独りでに浮かび上がって、戦闘機械人ザンパの手に収まる。

 

「! ウロロロロラアアアアッ!!」

 

その瞬間に、ジャスピオンは意を決した様に跳躍して戦闘機械人ザンパに斬り掛かる!

 

「!!」

 

だが、戦闘機械人ザンパは完璧なタイミングでジャスピオンを迎撃する!

 

「ぐうっ!? このぉっ!!」

 

「!!」

 

起き上がると再度素早く斬り掛かろうとしたが、戦闘機械人ザンパは読んでいたかの様に先に斬り付けた!

 

「がっ!! くっ!!」

 

「!………」

 

一旦逃げようと、横へ跳躍したジャスピオンだが、またも動きを先読みされ、鎖鎌の分銅でブレーザーソードを弾かれ、首を絞められる!

 

「ぐうっ!?」

 

「キサマノウゴキハスベテヨメテイルノダ………」

 

地面に墜落したジャスピオンに対し、鎖鎌の鎌を鎖に当てると、電光が走り、メタルテックスーツが火花を散らす!

 

「グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?………このぉっ!!」

 

しかし倒れる瞬間に、ジャスピオンはビームスキャナーガンを抜いて、戦闘機械人ザンパにビームを放つ!

 

「!!」

 

ビームスキャナーガンによって撃ち抜かれた戦闘機械人ザンパの右腕が千切れ、地面に落ちると、鎖鎌の分銅も解ける。

 

「クッ! ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

その隙にブレーザーソードを拾い、片腕の無くなった戦闘機械人ザンパに斬り掛かって行ったジャスピオンだったが………

 

そこで何と!!

 

千切れ飛んだ戦闘機械人ザンパの腕が独りでに浮かび上がり、ジャスピオンに喉輪締めを仕掛けた!

 

「!? ガアッ!?」

 

再度の首への攻撃で、ジャスピオンが悲鳴の様な声を漏らす。

 

「!!」

 

そのジャスピオンに向かって、目から怪光線を浴びせる戦闘機械人ザンパ!

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

「コンドコソジゴクニオクッテヤル………」

 

戦闘機械人ザンパは、そのままジャスピオンに怪光線を浴びせ続ける。

 

「ガアアアアアアアアアアッ!?」

 

「マズイッ!!」

 

「!!」

 

此処までかと思ったシャリバンとシャイダーが助けに入ろうとする。

 

と、その時!!

 

「チュウッ!!」

 

「!?」

 

突如現れた影が、戦闘機械人ザンパに跳び蹴りを喰らわせた!!

 

不意打ちを真面に喰らった戦闘機械人ザンパはブッ飛ばされ、地面に叩き付けられる。

 

その瞬間に、ジャスピオンの首を絞めていた腕もコントロールを失って地面に落ちる。

 

「! ゲホッ! ゴホッ!」

 

「大丈夫か、ターザン?」

 

咳き込むジャスピオンに、影の正体………轟はそう問う。

 

「! 轟っ!!」

 

「轟さんっ!!」

 

その姿を認めたシャリバンとシャイダーが驚きの声を挙げる。

 

(轟兄!)

 

(信じてたよ………)

 

イッキと戦っていた響と未来も、その姿を一瞬だけ見やって笑みを浮かべると、戦いを続けた。

 

「ご、轟………だ、大丈夫………なのか?」

 

「フッ、アレぐらいの()()()()で参る十城士様じゃないぜ」

 

気まずそうに尋ねて来たジャスピオンに、轟はお道化ながらそう返す。

 

「オノレ! ウチュウケイジメッ!!」

 

「蒸着っ!!」

 

と、戦闘機械人ザンパが忌々し気な声を挙げた瞬間に、轟はコンバットスーツを纏った!

 

「宇宙刑事っ! ギャバンッ!!」

 

高らかな名乗りと共にポーズを決めるギャバン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙刑事ギャバンが、コンバットスーツを蒸着するタイムは、僅か0.05秒に過ぎない!

 

では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!

 

「蒸着っ!!」

 

轟がそう叫び、蒸着ポーズを取ると、それは直ちに地球衛星軌道上の亜空間内にいる超次元高速機ドルギランへと伝わる。

 

『了解! コンバットスーツ、電送シマス!』

 

そして、ドルギランより粒子状に分解されたコンバットスーツが轟へと電送される!

 

その粒子状となったコンバットスーツが、轟の体に吹き付けられる様にスーツを構成していき、蒸着は完了する。

 

もう1度言おう!

 

この一連動作………僅か0.05秒!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むんっ!!

 

そのままギャバンは、レーザーブレードとレーザーブレードオリジンを抜刀する。

 

「!? レーザーブレードの………」

 

「二刀流っ!?」

 

二刀流でのレーザーブレードを構えたギャバンの姿に、シャリバンとシャイダーは驚きの声を挙げる。

 

「ソンナコトグライデワシヲタオセルトオモッテイルノカ?」

 

「行くぞ、ターザン!」

 

「! おうっ!!」

 

尚も見下して来る戦闘機械人ザンパを無視し、ギャバンはジャスピオンと共に突撃する!

 

「ワカゾウガッ!!」

 

そのギャバンとジャスピオンに対し、再度目から怪光線を放つ戦闘機械人ザンパ。

 

「ぬんっ!!」

 

そこで、ギャバンの方が前へと出ると、左手のレーザーブレードオリジンで怪光線を受け止めながら突撃を続行!

 

「チュウッ!!」

 

「!?」

 

戦闘機械人ザンパを肉薄すると、右手のレーザーブレードで斬り付ける!

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

続けて、そのギャバンの頭上を飛び越えて、ジャスピオンが斬り付ける!!

 

「ヌグウウッ!?」

 

「せやっ! そりゃっ! トオオッ!!」

 

戦闘機械人ザンパが怯むと、ギャバンが二刀流のレーザーブレードで連続斬りを繰り出す!

 

「グウウウウウウウッ!?」

 

斬り付けられる度に身体から火花を伴った爆発を上げ、後退って行く戦闘機械人ザンパ。

 

「コシャクナ、ワカゾウメッ!!」

 

声に怒りの色が見え始めた戦闘機械人ザンパが、また目から怪光線を放とうとしたが………

 

「レーザーZビームッ!!」

 

「むんっ!!」

 

ギャバンがレーザーZビームで右目、ジャスピオンがビームスキャナーガンで左目を撃ち抜いた!

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

実は弱点であった目に直撃を喰らい、戦闘機械人ザンパから悲鳴の様な声が挙がる。

 

「今だっ! ダブルレーザーブレードッ!!」

 

そこでギャバンが叫びと、レーザーブレードとレーザーブレードオリジンにエネルギーが注入され、刀身が輝く。

 

その状態のレーザーブレードとレーザーブレードオリジンの柄を合わせたかと思うと、双剣形態へ変形させる!

 

「ハアアッ!!」

 

更に、ジャスピオンもブレーザーソードをプラズマブレーザーソードにする。

 

「グウウウウウウウッ!?」

 

両目を潰されている戦闘機械人ザンパは、2人の状態が分からない!

 

「ウロロロロラアアアアッ!!」

 

その戦闘機械人ザンパの身体を、ジャスピオンのプラズマブレーザーソードが貫く!!

 

「!?!?」

 

声にならない叫びと共に、貫かれた部分から火花を噴き出す戦闘機械人ザンパ。

 

「ドオオッ!!」

 

と、ジャスピオンがプラズマブレーザーソードを抜きながら下がると、入れ替わる様に戦闘機械人ザンパを肉薄したギャバンが、双剣状態のダブルレーザーブレードをバトンの様に振り回し、またも戦闘機械人ザンパを連続で斬り付ける!

 

「!?」

 

「コズミックハーレーッ!!」

 

戦闘機械人ザンパの動きが止まった瞬間、またも入れ替わる様にして、ジャスピオンが必殺のコズミックハーレーを叩き込んだ!

 

「!?!?」

 

「ギャバン・アーク・ダイナミックッ!!」

 

そしてその直後に、双剣状態のダブルレーザーブレードで袈裟懸けと逆袈裟で斬り付けた後、再度二刀流に戻して十文字に斬り付ける、『時空戦士スピルバン』との特訓で身に付けた新必殺技………

 

『ギャバン・アーク・ダイナミック』を炸裂させた!!

 

「ヌアアアアアアアアアアッ!?」

 

断末魔の叫びを挙げ、バタリと倒れると戦闘機械人ザンパは、そのまま大爆発して木っ端微塵となった。

 

「「…………」」

 

その爆発を背に、ギャバンとジャスピオンは残心のポーズを決めるのだった。

 

「轟っ!」

 

「轟さんっ!」

 

そこでシャリバンとシャイダーが駆け寄って来て、コンバットスーツを解除すると雷と劾の姿へ戻る。

 

「轟兄っ!」

 

「轟お兄ちゃんっ!」

 

「ターザンくんっ!」

 

更に、響・未来・セレナを筆頭にイッキを倒した装者達も駆け寄って来て、シンフォギアを解除する。

 

「「…………」」

 

そこでギャバンとジャスピオンも、コンバットスーツとメタルテックスーツを解除して、轟とターザンの姿に戻る。

 

「轟兄………」

 

「きっと戻って来るって信じてたよ………」

 

「おう、只今、響ちゃん、未来ちゃん」

 

見つめ合いながらそう言葉を交わす響・未来・轟。

 

「轟………俺………」

 

とそこで、ターザンが轟に謝ろうとするが、中々言葉が出て来ない。

 

「ターザン、()()()()()()()()()()?」

 

えっ!? あ、ああ………」

 

「そうか………なら良いぜ。気にすんな

 

すると轟は、逆にターザンを気遣う様にそう言い、あっけらかんと返す。

 

「………! ゴメン………いや………ありがとう!

 

「…………」

 

お礼を言って来たターザンに、轟は止せよと言う様に手をヒラヒラと振るのだった。

 

「ターザンくんっ!!」

 

「!? うわっ!?」

 

とそこで、セレナがターザンに抱き付いた。

 

「信じてたよ………きっと来るって」

 

「むうう~~~~~っ!?」

 

感激を露わにしているセレナだが、当のターザンはその豊満なバストを押し付けられ、窒息寸前になっており、必死にセレナの腕をタップしているが、セレナが気付かない。

 

「~~~っ!?………」

 

そしてとうとう酸欠で気を失ってしまった。

 

「アレ? ターザンくん?」

 

「…………」

 

そこでターザンが静かになった事に気付いたセレナが、始めて気絶している事に気付く。

 

「…………」

 

「マリア………また顔が………」

 

その光景に色々と言いたい事が有るものの、セレナの方からやった事なので何も言えず、凄い顔になっている事に、雷がツッコミを入れるのだった。

 

 

 

 

 

と、その時!!

 

 

 

 

 

突如地響きと共に辺りに振動が走った!!

 

「!? うわっ!?」

 

「じ、地震っ!?」

 

「いや、違う! コレは!?」

 

響と未来が声を挙げると、雷がデジャヴを感じる。

 

その次に瞬間!!

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

唸り声の様な咆哮と共に、サタンゴースが姿を見せた!!

 

「! サタンゴースッ!!」

 

その気配を感じ取ったターザンが意識を取り戻した瞬間………

 

『!!』

 

サタンゴースは、目から赤い怪光線を放つ!!

 

放たれた怪光線が、イッキとザンパが爆散した地点に命中したかと思うと………

 

「ヌアアアアアアアアアアッ!!」

 

「オオオオオオォォォォォォッ!!」

 

雄叫びと共に、巨大化したイッキと戦闘機械人ザンパの姿が現れたのだった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

ザンパ相手に苦戦するシャリバンとシャイダー。
そこへ、復活したターザンが現れ、何とかなったかに思えたが………
ザンパは真の姿である『戦闘機械人ザンパ』となり、機械人らしくジャスピオンの動きを読んで悉く迎撃。
あわやと思われた瞬間に………
轟が帰還!
レーザーブレードオリジンを引っ提げ、時空戦士スピルバンとの特訓で身に付けた新必殺技『ギャバン・アーク・ダイナミック』を炸裂させます。

スペーススクワッドだと、レーザーブレードオリジンを受け継いだ後、ギャバン・コズミック・ダイナミックを繰り出していましたが、この作品だと2代目ジャスピオンが出てて、レーザーブレードを二刀流で使っているので、スピルバンの要素を入れたギャバン・アーク・ダイナミックにしてみました。

イッキとザンパを倒したかに思えましたが、サタンゴースが現れ、お代わりの巨大戦に突入です。
次回、ジャスピオンの重要な要素が出て来ますので、お楽しみに。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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