戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達 作:宇宙刑事ブルーノア
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今後ともよろしくお願いいたします。
魔空空間内………
「チュウッ!」
「たあっ!!」
「ハッ!!」
サイバリアンから飛び降り、採石場の様な場所へと降り立つギャバン、響、翼。
「セッ!!」
少し遅れてやって来たクリスも大型ミサイルの上から飛び降りて来る。
「何なんだ、此処は?………」
魔空空間特有の暗雲が立ち込め、紫色の稲光が光り、惑星が浮かんでいる空を見上げながらそう呟くクリス。
「此処は魔空空間………一種の異次元空間だ」
「はあっ!? 異次元だあっ!?」
ギャバンが説明し、クリスが驚きの声を挙げると………
「グルアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
奇声と共に、サーベルダブラーとシャモダブラーが姿を見せる!
「「「「!!」」」」
身構えるギャバン達。
「気を付けろ。ダブルモンスターは魔空空間のエネルギーを得て、3倍にパワーアップしている」
「要は此処はコイツ等の庭って事かよ」
ギャバンの忠告に、クリスはそう悪態を吐く。
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
と、シャモダブラーが再度奇声を挙げたかと思うと………
シュアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!
グエアアアアァァァァァーーーーーーッ!!
ケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!
シュウアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!!
その背後から、シャコモンスター、ガマラモンスター、コンドルモンスター、オオマダコモンスターが現れる!
「! アレって、私達やギャバンさんが倒した!?」
「死者の蘇生か………やはりこの魔空空間と言うのは何でもアリだな」
驚きの声を挙げる響と、冷静に努める翼。
「来るぞっ!!」
「「「!!」」」
そこでダブルモンスター達と再生ベム怪獣達は、一斉にギャバン達に襲い掛かって来た!!
クリスVS再生ベム怪獣軍団………
シュアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!
グエアアアアァァァァァーーーーーーッ!!
ケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!
シュウアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!!
「チッ! うっとおしいんだよ!!」
奇声を挙げながら近づいて来る再生ベム怪獣軍団を見ながら、クリスは歌いながら両腕部のアーマーをボウガンに変形させ、手に握ったかと思うと、更にボウガンをガトリング砲に変形させた!
BILLION MAIDEN
片方2門、計4門の3連ガトリング砲が火を噴き、弾幕を展開する!
シュアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?
グエアアアアァァァァァーーーーーーッ!?
ケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?
シュウアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!?
凄まじい弾幕の前に、再生ベム怪獣軍団は身体から次々と火花を散らし、足を止まる!
MEGA DETH PARTY
そこで今度は、腰部アーマーが展開したかと思うと、そこから多数の小型ミサイルが放たれる!!
シュアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?
グエアアアアァァァァァーーーーーーッ!?
ケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?
シュウアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!?
小型ミサイルが一斉に着弾し、大爆発によって大爆発によってブッ飛ばされる再生ベム怪獣軍団。
そのまま折り重なる様に地面に倒れる。
「トドメだぁっ!!」
MEGA DETH FUGA
アーマーが変形し、大型ミサイルを2基展開させたかと思うと、それを折り重なって倒れていた再生ベム怪獣軍団に向かって放つクリス。
2基の大型ミサイルはそのまま再生ベム怪獣軍団に着弾!
巨大な火柱を上げて、再生ベム怪獣軍団は消滅したのだった。
「…………」
アーマーを通常の状態に戻したクリスは、何処か浮かない顔でその様を見ていた。
「クソッ! 歌は嫌いだってのによお………」
そして1人そっぽを向き、忌々し気にそう呟いたのだった………
翼VSシャモダブラー………
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
何処からともなく取り出した鉄棒を、次々に翼目掛けて投げつけるシャモダブラー。
「フッ! ハアッ!!」
翼はそれを、剣で斬り捨てる。
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
するとシャモダブラーは、1本の鉄棒を手に取り、その先端を地面に叩き付けたかと思うと、地面を這う様に火柱が翼へと向かった!
「ハアッ!!」
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
翼がそれを跳躍して躱すと、シャモダブラーも跳躍して鉄棒を振るったが、身体を回転させて躱す。
千ノ落涙
「こんなものぉっ!!」
着地と同時に無数の剣を降らせたが、シャモダブラーは鉄棒を振るって弾き飛ばして行く。
しかし捌き切れず、逆に鉄棒が弾きとばれれる。
「ぬうあっ!? オノレェッ!! 1度は我等の策略に嵌ったものをぉっ!!」
嘗て操られて奏を殺しかけてしまった事を掘り返しながら、ダブルマンお馴染みの曲刀を取り出すシャモダブラー。
「………ああ、そうだな。私は1度まんまとお前達に未熟な心を利用され、大切な相棒を殺しかけた」
すると翼はそれを認め、自然体となると目を閉じた。
「ヒエアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
それをチャンスだと思ったのか、シャモダブラーが奇声を挙げ、曲刀を振り回しながら突撃する。
目を閉じている翼の眼前に迫るシャモダブラー。
………その瞬間!!
「故にっ!!」
翼はカッと目を見開き、神速の切り上げでシャモダブラーの曲刀を弾き飛ばした!!
「ぬおおおっ!?」
「もう同じ過ちは繰り返さないっ!!」
蒼ノ一閃
そして剣を大型化させたかと思うと、蒼ノ一閃を直接シャモダブラーに叩き込んだ!!
「ヒエアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
シャモダブラーは断末魔を挙げたかと思うと、頭部が爆発!
続いて身体も爆発し、木っ端微塵となったのだった。
「………貴様達には1つだけ感謝している。己の未熟さに気付かせてくれた事をな」
燃え盛る散らばったシャモダブラーだったものの肉片を見ながら、翼をそう呟く………
ギャバン&響VSサーベルダブラー………
「切り刻んでやるぅっ!!」
「!!」
「うわっ!!」
左腕の爪を振るって来たサーベルダブラーの攻撃を、ギャバンと響は左右に広がる様にして躱す。
外れた爪は、2人の背後に在った大岩を、まるで豆腐の様に切り裂いた!
「! 凄い威力………あんなのに当たったら………」
サーベルダブラーの爪で切り裂かれる自分の姿を想像してしまい、身震いする響。
「爪を恐れていては勝てない! 爪を攻めるんだ!!」
だが、ギャバンは逆に、敢えてサーベルダブラーの爪への攻撃を試みる。
「! そうだ! 怖がるんじゃない、私………よろしく勇気だ!!」
その姿を見て響も自らを奮い立たせる。
「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」
そして気合の叫びを挙げ始めたかと思うと、構えた両手の間にオレンジ色のエネルギーが集まり出す。
それを形にしようとする響だが、上手く行かない………
(くうっ! 駄目だ!! 翼さん達みたいに、ギアのエネルギーを固定出来ない………だったら!!)
すると響は………
形成されたそのエネルギーを、右手で握った!!
右手のガントレットが、蒸気を挙げて展開する!
「
その次の瞬間には、腰のアーマーが炎を上げてブースターと化し、サーベルダブラー目掛けて突撃。
「雷を握り潰す様に!!」
響がそう言って右手を構えると、ガントレットが更に大きく展開する。
「最速で! 最短で! 真っすぐに! 一直線にぃ!!」
「! チュウッ!!」
突っ込んで来る響に気付いたギャバンが、サーベルダブラーから離れる。
「!?」
「コレが私の………アームドギアだああぁぁぁぁーーーーっ!!」
そして驚いていたサーベルダブラーに、響自身にアームドギア………『拳』を叩き込んだ!!
叩き込んだ瞬間に、ガントレットの展開していた部分が閉じ、溜められていたエネルギーが一気に解放!
「グルアアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーーッ!?」
凄まじい衝撃が、サーベルダブラーの身体に襲い掛かり、遥か彼方へブッ飛ばされて行った。
「やったっ!!」
「良いぞ、響ちゃん!!」
見事に決まり、響は笑顔で歓声を挙げ、ギャバンもサムズアップする。
すると………
「グルアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」
何と!!
「うええっ!?」
「むっ!?」
「死ねぇっ!!」
驚く響とギャバンに向かって、手投げ弾を次々に投げつけて来る巨大サーベルダブラー。
「うわあっ!?」
「くうっ!!」
手投げ弾も巨大化しており、大爆発が次々に起きてたじろぐ響とギャバン。
「電子星獣ドルウウウウウゥゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!!」
そこでギャバンが、ポーズを決めながら空に向かって叫ぶ!
暗雲を斬り裂いて超次元高速機ドルギランが魔空空間へ突入して来る。
下部のドルユニットが分離すると、電子星獣ドルへと変形する!
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
変形完了と共に、電子星獣ドルは咆哮を挙げた!!
「チュウッ!!」
ギャバンは大きく跳躍すると、電子星獣ドルの頭の上に跳び乗る。
「ドル! サーベルダブラーに近づけっ!!」
そのまま一気に巨大サーベルダブラーに接近しようとするギャバン。
「グルアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
だが、巨大サーベルダブラーはそうはさせまいと、手投げ弾を次々に投げつけて来る。
手投げ弾が連続で爆発し、爆風がギャバンと電子星獣ドルに襲い掛かる。
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
「クッ!」
更にそこへ、巨大サーベルダブラーの援護にマクー戦闘円盤の編隊も現れる。
マクー戦闘円盤から怪光線が放たれ、爆発が電子星獣ドルの行く手を遮る。
「ギャバンさん!………!!」
響が声を挙げた瞬間………
またも
「電子星獣ドル!」
ドルドルドルドル ドルギラン
ドルドルドルドル ドルギラン
その歌を歌い始める響。
すると、ギャバンのコンバットスーツと電子星獣ドルのエネルギーが上昇する!!
「! 響ちゃん! よおしっ!!」
そこでギャバンは一気に反撃に出る!!
呼んでみろ 大空に
超高速でやってくる
ドルドルドルドル ドルギラン
「ドルファイヤーッ!!」
電子星獣ドルの口から超高温火炎が放たれ、マクー戦闘円盤達を瞬く間に薙ぎ払う!
宇宙刑事ギャバンをのせて
魔空のはてまで ひとっとび
「グルアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」
再度手投げ弾を次々に投げつける巨大サーベルダブラー。
倒せダブルマン
(ドルファイヤー!)
「スクリューアタックッ!!」
ギャオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーーーッ!!
だが、電子星獣ドルはスクリューアタックで弾き返す!!
砕けモンスター
(スクリュウアタック!)
「グルアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!」
自分で投げた手投げ弾を自分で喰らう巨大サーベルダブラー!
見たか
ダイナミックレーザーパワー
「今だっ! むんっ!」
そこでギャバンは、レーザーブレードを取り出す。
「レーザーブレードッ!!」
刀身を撫でたかと思うと、バードニウムエネルギーを注入され、刀身が光を放つ!
「チュウッ!!」
そして電子星獣ドルの頭の上から、巨大サーベルダブラーに向かって跳んだ!!
おお われらが 輝く王者
「グルアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」
そのギャバンに向かって左腕の爪を振るう巨大サーベルダブラー!
「ムンッ!!」
だが何と!!
ギャバンはその爪をレーザーブレードで斬り飛ばした!!
「グルアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
自慢の爪をやられ、動揺する巨大サーベルダブラー。
「トオオッ!!」
その隙にギャバンは更に上昇!
巨大サーベルダブラーに頭上を取ったかと思うと………
「ギャバン・ダイナミックッ!!」
前方宙返りで勢いを付けたギャバン・ダイナミックを炸裂させた!!
「グルアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!?」
巨大サーベルダブラーは忽ち木っ端微塵となった!!
それと同時に魔空空間が消滅。
ギャバン達は元の公園内へと降り立つのだった………
一方、その頃………
二課お抱えの病院・屋上………
「!………」
「ケェーッ! ケェーッ!」
ジャンデジックから放たれるレーザーを、カマダブラーは鎖鎌を振り回して弾き飛ばす。
「ケェーッ! ケェーッ!」
そして弾幕が途切れた一瞬を狙い、鎌の方を投擲して、ジャンデジックを弾き飛ばした!!
「!」
「ケェーッ! ケェーッ!」
そして無手になったジャンパーソンに飛び掛かり、そのまま馬乗りになると、頭部目掛けて鎌を振り下ろす!
「!!」
ジャンパーソンは鎌を白刃取りで受け止める!
「ケェーッ! ケェーッ!」
カマダブラーは力任せに鎌を押し込もうとする!
「ジャンパーソンッ!!」
「デュアルレーザーッ!!」
奏の悲鳴の様な声が飛ぶが、ジャンパーソンは左太ももに収納されている二連装のレーザー砲『デュアルレーザー』を展開し、零距離でカマダブラーのボディに叩き込んだ!!
「ケェーッ!? ケェーッ!?」
ボディから火花を散らしてブッ飛ぶカマダブラー。
余波で鎖鎌も粉砕された。
その隙に起き上がるジャンパーソン。
「ケェーッ! ケェーッ!」
そこでカマダブラーは、曲刀を取り出し、それを振り回しながらジャンパーソンに突撃して来る。
「このまま此処で倒すワケには行かない………」
病院の屋上でカマダブラーを倒しては病院に被害が及ぶと判断したジャンパーソンは、その場で右膝を立ててしゃがみ込む。
「ニーキックミサイルッ!!」
すると右膝に、右大腿部に内蔵された大口径ミサイル『ニーキックミサイル』が出現し、それをカマダブラーに向かって発射する!
「!? ケェーッ!? ケェーッ!?」
ニーキックミサイルがカマダブラーに当たったかと思うと、
「スカイジェイカーッ!」
そこでジャンパーソンは、左腕に装備されているガントレット型コントロールデバイス『バックレットコントローラー』を操作し、SVTOL攻撃機『スカイジェイカー』を呼び出す!
ニーキックミサイルで空中に持ち上げられたカマダブラーに、スカイジェイカーのガトリングバルカン砲と空対空ホーミングミサイルが放たれる!!
「ケェーッ!? ケェーッ!?」
ニーキックミサイルの爆発も合わさって、爆炎がカマダブラーを包み込み、蒸発させた!!
「やったっ!!」
「…………」
奏が歓声を挙げる中、ジャンデジックを回収するジャンパーソン。
「ありがとう、ジャンパーソン」
「復帰を楽しみにしている………」
そう言うとジャンパーソンは跳躍し、スカイジェイカーに乗り込んで飛び去って行った。
「…………」
スカイジェイカーが飛び去って行った方向に、奏は笑顔で手を振り続けるのだった………
再び、公園内にて………
「「…………」」
翼が剣、クリスがガトリングを構えて睨み合っている。
「えっと………」
「…………」
響は戸惑っている様子を見せており、ギャバンは自然体を取っているが、その右手にはレーザーブレードが握られたままになっている。
マクーとの決着が着いた今、クリスは再度敵となったのだ。
翼の態度も当然である。
「お前には色々と聞かねばならぬ事がある。何としても連行させて貰う」
「ハッ! 此処で決着を着けてやろうか?」
油断無く構えている翼に対し、クリスは挑発する様に言い放つ。
「!………」
とそこで、ギャバンが動いた!
レーザーブレードを手に、クリスに向かって行く!!
「! ギャバンさんっ!?」
「! チイッ!!」
響が驚き、クリスも僅かに意表を衝かれながらも、素早くガトリングを向ける。
「チュウッ!」
だがギャバンはそのクリスの頭上を飛び越えたかと思うと、彼女の背後から伸びて来ていた『巨大な手の様な物』をレーザーブレードで弾き飛ばした!
「!?」
「! 危ないっ!!」
驚くクリスに、今度は響が飛び掛かって押し倒す様にする。
直後に、先程ギャバンが弾いたのと同じ様な『巨大な手の様な物』が別な方向からも伸びて来て、響の背中を僅かに切り裂く!
「! あうっ!!」
「! お前っ!?」
しなだれる様にかぶさって来た響を助け起こすクリス。
「!? コレはっ!?」
更に現れた『巨大な手の様な物』を剣で弾きながら、翼も驚きの声を挙げる。
「所詮は人間の小娘か………」
と、そう言う台詞と共に、アシュラーダが姿を見せる。
その身体からは、6本の巨大な手が、蛇の様に伸びて蠢いている。
「! お前はっ!?」
「お初にお目に掛かる。我が名はアシュラーダ。新生マクーの大幹部だ」
「! マクーの幹部だと!?」
アシュラーダの名乗りに、翼は驚きを示す。
(アシュラーダだと!? 確かギャバン教官が『ゴーカイジャー』と一緒に倒したと言っていた………)
一方ギャバンは、先代ギャバンから聞いたアシュラーダの事を思い出す。
「雪音 クリス………フィーネからの伝言だ」
「! フィーネの!?」
(フィーネ? 終わりの名を持つ者………)
(聞いた事が無い名だ………新しい幹部か?)
アシュラーダの口から出たフィーネと言う名が、過去マクーのデータに無かった事からそう考えるギャバン。
「命じた事も出来ないとは失望した。貴様はもう用済みだ」
「なっ!? ふざけんな! こんな奴が居なくたって、戦争の火種ぐらい、アタシ1人で消してやるっ!!」
「あうっ!」
「おっとっ!!」
フィーネからの伝言に激昂したクリスが、響を突き飛ばすと、ギャバンが素早くキャッチする。
「そうすれば、
(
クリスの話の内容に如何言う事だと内心首を傾げるギャバン。
「言った筈だ。お前はもう用済みだとな………そもそもそんな戯言を本気で信じていたのか?」
「なっ!? 何だよ、ソレ!?」
「………宇宙刑事ギャバン」
喚くクリスを無視し、ギャバンへと視線を向けるアシュラーダ。
「!!」
「貴様がどれだけ足掻こうが、やがてこの地球はマクーの物となる。精々無駄な抵抗を続ける事だな」
「何だと?」
「今日の所はココまでだ。目的は達した………」
そう言うアシュラーダの手の1つには、光球が握られており、その中には圧縮されたネフシュタンの鎧の破片が集められていた。
「! ネフシュタンの鎧を!!」
「さらばだ、ギャバン。そして特異災害二課よ」
翼が声を挙げる中、アシュラーダの姿が煙の様に消えてしまう。
「! 待てよ! 畜生がぁっ!!」
それを追う様に、クリスも離脱して行った。
リィデアン地下・特異災害二課本部の指令室………
「反応ロスト、これ以上の追跡は不可能です」
あおいが、クリスのイチイバルの反応を見失った事を報告する。
「コッチはビンゴです」
一方、朔也の方はそう言ったかと思うと、メインモニターに
「あの少女だったのか………」
「雪音 クリス、現在16歳。2年前に行方知れずになった、過去に選抜されたギア装着選抜候補の1人です」
「…………」
それを聞いた弦十郎は、思う所がある様に目を伏せる。
司令席のモニターには、慎次を中心とした黒服達に連れられて二課へとやって来た未来の姿が在る。
問題は山積みであった………
つづく
新話、投稿させて頂きました。
魔空空間で戦うギャバンと装者達。
クリスは自慢の火力で再生ベム怪獣軍団をあっと言う間に撃破。
申し訳ありませんが、彼女の歌は尺と展開の都合でカットさせて頂きました。
次の機会ではちゃんと歌わせたいと思います。
翼は過ちを乗り越えて強くなりました。
そしてギャバンは響の力を借りてサーベルダブラーを撃破。
巨大化したのを叩き斬ってましたが原作でも初代ギャバンがこの通りに撃破してましたからね。
響も無事にアームドギアを目覚めさせます。
一方、病院に現れたカマダブラーも、ジャンパーソンが見事撃破です。
戦いが終わり、クリスとはまた一触即発かと思いきや、アシュラーダが乱入。
ネフシュタンの鎧をちゃっかり回収し、改めて宣戦布告して去って行きました。
そんなアシュラーダから齎されたフィーネの言葉を信じられず姿を消すクリス。
次回、遂に彼女の言う小父さんが登場します。
そして響の秘密を知った未来。
2人の友情に亀裂が………
その時、遂に轟は………
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。