戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第47話『神殺しのガングニール』

日本・ジャングルと化した都内………

 

「ドルファイヤーッ!!」

 

電子星獣ドルの頭の上に乗ったギャバンが叫ぶと、電子星獣ドルの口から火炎が薙ぎ払う様に放たれ、マクー・マドー・フーマ戦闘機編隊を薙ぎ払う!

 

「プラズマカノンッ!!」

 

「バビロスファイヤーッ!!」

 

更に、バトルバースフォーメーションのグランドバースからプラズマカノン、バトルフォーメーションのバビロスからバビロスファイヤーが放たれ、マドー戦闘母艦とフーマ戦闘母艦を爆散させる。

 

「ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」

 

千ノ落涙

 

LAST∞METEOR

 

MEGA DETH PARTY

 

SILVER†GOSPEL

 

FAIRIAL†TRICK

 

α式 百輪廻

 

切・呪リeッTぉ

 

混沌

 

「「「「「ギーッ!!」」」」」

 

「「「「「コワッコワッ!!」」」」」

 

「「「「「シュワシュワッ!!」」」」」

 

地上の装者達も次々に技を繰り出して、戦闘員軍団を薙ぎ払って行く。

 

オオオオオオォォォォォォ………

 

「フン………」

 

その様子を、サタンゴースは玉座に腰掛けたまま、マッドギャランはそのサタンゴースの掌の上に立ったまま悠然と見下ろしていた。

 

「マッドギャランッ!! サタンゴースッ!!」

 

とそんなサタンゴースとマッドギャランに、周りの巨獣を蹴散らしながら、ジャスピオンが駆ける戦闘巨人ダイレオンが迫る。

 

「フッ………」

 

しかし、マッドギャランがサッと右腕を振ったかと思うと………

 

周辺の地面を爆ぜさせながら、怪重機『キャノングラディエーター』の軍団が姿を見せた!

 

「クソッ! また怪重機かよっ!!」

 

ジャスピオンが悪態の様に言い放った瞬間、キャノングラディエーター軍団は左手の盾を構え、一斉にミサイルを発射する!

 

「クウッ!!」

 

ダイレオンは跳び上がって躱すと、後方宙返りを決めながらキャノングラディエーター軍団から距離を取る。

 

「ダイオレンビームッ!!」

 

そして、着地共に胸部からのダイレオンビームを放つ!

 

直撃を受けたキャノングラディエーター数体が爆散するが、その残骸を踏み越えて、残るキャノングラディエーター軍団がダイレオンへと殺到する。

 

「クソォッ!!」

 

「間も無くです、父上………満月が父上の頭上に輝いた時………この地球に巨獣帝国が建国されるのです」

 

悪態を衝きながらキャノングラディエーター軍団を相手しているジャスピオンのダイレオンを見ながら、マッドギャランがサタンゴースに向かってそう言う。

 

何時の間にか月は高く昇っており、サタンゴースの頭上に輝こうとしていた。

 

「マズイッ!! もう時間が無いぞっ!!」

 

「急いでサタンゴースをっ!!」

 

「「「「「「「!!」」」」」」」

 

そこで奏とマリアがそう声を挙げ、装者達が一旦戦闘員軍団との戦闘を捨て置き、サタンゴースの元へと向かう。

 

「装者共っ!!」

 

「そうはさせないわっ!!」《/b》

 

だが、その前に、ギルザとギルマーザが現れ、立ちはだかった。

 

《b》「! ギルザッ!!」

 

「クッ! ギルマーザまでっ!!」

 

ギルザとギルマーザの姿を見たキャロルと翼が苦い表情を浮かべた瞬間………

 

「カタブンダベルベカン、カタブンダベルベカン………キケラ!!」

 

「!!」

 

ギルザが不気味な呪文を唱え、ギルマーザが両手に握ったカスタネットを鳴らしながら怪しげな踊りを踊ると………

 

シュアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!

 

グエアアアアァァァァァーーーーーーッ!!

 

ケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!

 

シュウアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!!

 

コレまでに倒して来たベム怪獣・ダブルマン・ダブルモンスター・魔怪獣・不思議獣達………

 

『再生怪人軍団』が顕著した!!

 

「! 今まで倒してきた敵がっ!?」

 

「これまでだな、装者共!!」

 

「如何に貴様等と言えど、この大軍団を相手には出来まいっ!!」

 

戦慄するセレナに向かって、ギルザとギルマーザは勝ち誇る様にそう言い放つ。

 

「クソがぁっ! 構ってる時間はねえってのによぉっ!!」

 

そう言いながら、武装の一斉射撃で再生怪人軍団の一角を吹き飛ばすクリスだったが、膨大な数を誇る再生怪人軍団を倒し切れず、装者達はまたも足止めされる事となってしまう。

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

と、その時!!

 

サタンゴースが咆哮を挙げながら、徐に玉座から立ち上がった!

 

見れば、とうとう満月がサタンゴースの頭上に輝いていた!!

 

「! 満月がっ!?」

 

「マズイデースッ!!」

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

再生怪人軍団と戦いながら、調と切歌が悲鳴の様な声を挙げた瞬間、サタンゴースが再び咆哮を挙げ、その身体からオーラを立ち上らせる。

 

「遂に! 遂にこの地球に巨獣帝国が誕生するのだっ!!」

 

何時の間にかサタンゴースの手の上から、蔦が巻き付いたビルの上へと移動していたマッドギャランが、オーラの立ち上っているサタンゴースの姿を見ながら、歓喜の歓声を挙げる。

 

オオオオオオォォォォォォッ!

 

そして、3度目の咆哮が挙がると、更にオーラの量が増す!

 

いよいよ進化の時が訪れようとしていた!!

 

最早万事休すか!?

 

「させるかああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

と、その瞬間!!

 

再生怪人1体を殴り倒した響が、ガントレットを両腕とも変形させてブースターを展開し、腰部の物も合わせて一斉に噴射!!

 

まるでミサイルの様に飛び上がり、一直線にサタンゴースへと向かった!!

 

「!? 立花っ!?」

 

「無茶よっ!!」

 

単身特攻同然にサタンゴースへと突撃して行った響に、翼とマリアが驚愕の表情を見せる。

 

「オノレェッ!!」

 

「そうはさせんっ!!」

 

ギルザとギルマーザは、特攻する響を止めようとするが………

 

その身体に布の様な物が巻き付き、拘束される!!

 

「グッ!?」

 

「何っ!!」

 

「グウウウウウウウッ………響ーっ!! 行っけええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」

 

ギルザとギルマーザを袖部の布で拘束した未来が、2人を必死に抑えながら、特攻する響に向かって叫ぶ。

 

「ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」

 

雄叫びを挙げて、そのまま両拳をサタンゴースへと叩き込もうとする響。

 

だが、響の両拳が、サタンゴースの発しているオーラに接触した瞬間………

 

オーラがまるでバリアの様な働きをし、響の両拳を押し止めた!!

 

「!?」

 

「馬鹿めっ!! 神の力を得て居る父上には近づく事さえも出来んぞっ!!」

 

驚きを露にする響に、ビルの上に居たマッドギャランが勝利宣言の様にそう言い放つ!

 

「! ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」

 

しかし、響は諦めず、ガントレットと腰部のブースターを更に噴射する!!

 

すると、何と………

 

サタンゴースから発せられているオーラが、徐々に消滅して行く!!

 

!? オオオオオオォォォォォォッ!

 

「!? 何だとっ!?」

 

その光景に、とうとうサタンゴースとマッドギャランは思わずそう叫びを挙げた瞬間………

 

「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」

 

響の叫びが轟き、とうとうオーラのバリアが消滅した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーチラス号・発令所………

 

「神の力を打ち消しただとっ!!」

 

「如何なってるのっ!?」

 

響が神の力を打ち消した事に、弦十郎と了子は驚愕の声を挙げる。

 

他のメンバーも一様に驚きを露にしている。

 

「成程………そういう事か………」

 

しかし、ベン所長だけは理解が出来ている様子でそう呟いていた。

 

「ベン所長、分かるのですか?」

 

「ちょっと! 1人だけ分かってないで説明して下さいよっ!!」

 

ナスターシャ教授とウェル博士が、そんなベン所長に説明を求める。

 

「アレは彼女のシンフォギアの能力だ」

 

「響さんのシンフォギア………ガングニールですか?」

 

ベン所長がそう返すと、エルフナインもそう口を挟んで来る。

 

「ガングニールは嘗て神の子の死を確かめる為に使われたとされる槍………それが語り継がれる内に何時しか神殺しの槍へと変質したのだ

 

「そんな事で神の力を!?」

 

「そんな! 言ってみれば勘違いじゃないですか!!」

 

勘違いで付与された力がそんなに強いのかと、あおいと朔也が言うが………

 

「言葉の力と言うのは我々が思っている以上に強いのだよ………それを利用した武器を、我々は良く知っている筈だ」

 

「! 哲学兵装かっ!?」

 

ベン所長の説明に、弦十郎が思い出したかの様にそう叫ぶのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本・ジャングルと化した都内………

 

「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!!」

 

神の力のオーラを消し去った響の拳が、遂にサタンゴースを捉え、その眉間へと叩き込まれた!!

 

!? オオオオオオォォォォォォッ!?

 

サタンゴースから悲鳴の様な咆哮が挙がり、その身体から神の力が抜けて行く!!

 

「!? うわあっ!?」

 

それにより衝撃波が発生し、響は弾き飛ばされる。

 

「ち、父上っ!?」

 

流石のマッドギャランも悲鳴の様な声を挙げる。

 

と、その時………

 

『マッドギャランよ………お前に私の力を全て与えるっ!!』

 

苦しむサタンゴースがそう言ったかと思うと、マッドギャランに向かって目から光線を浴びせ、自身に残っていた神の力を全て注ぎ込んだ!!

 

「!? ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」

 

『息子よ………我が遺志を継ぐのだ! この地球に………巨獣帝国をぉっ!!』

 

マッドギャランが叫びを挙げる中、それが断末魔となり、サタンゴースの身体が粉々に砕け散った!!

 

「オオオオオオォォォォォォッ!!」

 

そこで、マッドギャランは更に叫びを挙げたかと思うと………

 

その身体が巨大化し、サタンゴースと同じ姿となった!!

 

「! マッドギャランがサタンゴースにっ!?」

 

ジャスピオンが驚きの声を挙げた瞬間………

 

「俺はっ!!………サタンゴースの息子だあああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」

 

サタンゴースの姿となったマッドギャランがそう叫びを挙げ、その身体が真っ二つに裂かれたかと思うと………

 

その中から、まるで悪魔を思わせる醜悪な姿の怪物………

 

『大サタンゴース』改め、『大マッドギャラン』が姿を現すのだった!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

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