戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第2話『オペレーション:スーパーヒーロー』

遂に判明した暗黒銀河女王の野望………

 

それは、月の遺跡をカモフラージュに建造していた超巨大カ・ディンギルにより、宇宙の大特異点である太陽系の太陽を破壊する事だった!!

 

そうすれば、因果律によって宇宙に存在する全ての太陽と恒星が消滅し、全宇宙が光の無い暗黒銀河となるのだと。

 

 

 

 

 

ノーチラス号・発令所………

 

「全ての宇宙が、暗黒銀河に………」

 

「そんな事はさせんぞっ!!」

 

唖然としながら弦十郎が呟いた瞬間、轟がメインモニターに映っている暗黒銀河女王に向かってそう吠えた。

 

『そうかい………なら精々頑張る事だね。後30分後に、超巨大カ・ディンギルは太陽を射線に捉えるよ。急いだ方が良いんじゃないかい? ハッハッハッハッハッハッ!!』

 

完全に勝利を確信している暗黒銀河女王は、そう吐き捨て、高笑いを残して通信を切断したのだった。

 

「すぐに月に向かうぞっ!!」

 

「でも、轟兄! 翼さん達が………」

 

轟の呼び掛けに、響がそう口を挟む。

 

「それに、俺のダイレオンも………」

 

更に、ターザンもそう口を挟んで来る。

 

パヴァリア光明結社との最終決戦にて、大マッドギャランと激闘を繰り広げたダイレオンのダメージは深く、現在自動メンテ機能をフルにして緊急整備中だった。

 

近場の月とは言え、行くのは難しい状況だ。

 

「敵は強大………対して、私達の戦力は半減している状態………」

 

「正直に言って旗色はかなり悪いな………」

 

険しい表情でそう言い合うマリアとキャロル。

 

「だが、それは()()()()()()()()()()()()

 

しかし、そんな2人の意見を打ち消す様に、雷がそう言う。

 

「僕達が行かなければ、全宇宙は終わりなんです………なら、戦うしかありません」

 

その雷に同意する様に、劾のそう言う。

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

そこで、発令所に居た全員が、覚悟を決めた表情となる。

 

「よし! これより………」

 

そして、弦十郎が司令として号令を掛けようとする。

 

………その瞬間!!

 

けたたましい警報が、発令所内に鳴り響いた!!

 

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

「如何したっ!?」

 

宇宙刑事達と装者達が驚く中、すぐさま朔也とあおいに問い質す弦十郎。

 

「せ、世界各地に怪人が出現しました!!」

 

「も、物凄い数です! 既に計測不能!!」

 

朔也とあおいがそう報告を挙げながら、メインモニターの映像を世界地図の映像に切り替える。

 

その次の瞬間………

 

世界地図に敵の位置を示す赤い光点が次々に出現し、アッと言う間に地図を埋め尽くして、真っ赤に染め上げてしまった!!

 

「なっ!?」

 

「噓でしょっ!? 幾ら何でも多過ぎるわっ!?」

 

その様に源十郎も驚愕を隠せず、了子も悲鳴の様な声を挙げる。

 

しかし、それも無理も無い事だった………

 

世界中に現れた怪人の軍団………

 

それは、暗黒銀河女王の力によって組織ごと蘇らせられた、嘗てヒーロー達と激戦を繰り広げた怪人達だった!!

 

ショッカー・黒十字軍・ダーク・バドー・サタン帝国・次元戦団バイラム・財団X・黒い本棚・闇の帝国ヨドンヘイム・BF団・犯罪組織バイオロン・ジャマール・新人類帝国・鉄十字団……

 

古今東西、あらゆる悪の組織が全て復活し、世界中で猛威を振るっているのだ!!

 

「既に各国の軍隊は壊滅状態ですっ!!」

 

「都市や民間人への被害も増え続けていますっ!!」

 

朔也とあおいから、更なる絶望の報告も齎される。

 

「そ、そんな………如何すれば………」

 

「このままでは、太陽が破壊されるより前に地球は壊滅です!!」

 

未来が狼狽え、セレナも悲鳴の様な声を挙げる。

 

「「「!………」」」

 

轟・雷・劾の顔にも苦悩が浮かぶ。

 

今すぐにでも怪人達を倒しに行かなければ地球は壊滅………

 

しかし、組織ごと復活してる以上、その数は膨大………

 

真面にやり合えるモノではない………

 

加えて、30分後には月に出現した超巨大カ・ディンギルが太陽を撃ち抜くと来ている。

 

世界各国の救援に向かえば全宇宙が滅亡………

 

月へと向かえば地球が壊滅………

 

どっちにしろ詰みな状況だ。

 

「如何すれば………如何すれば良いのっ!?」

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

響の絶望に満ちた声に、発令所内に誰もが答えられなかった………

 

遂に地球と宇宙の最期の刻が来たのか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、その時!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『君達は月へ行くんだっ!!』

 

『地球は我々に任せろっ!!』

 

そう言う声が発令所内に響き渡ったかと思うと、メインモニターの映像が2人の戦士の姿に切り替わった!!

 

「! 貴方達はっ!?」

 

轟が驚きの声を挙げる。

 

映し出されたのは全ての始まりの男達………『仮面ライダー1号』『秘密戦隊ゴレンジャー』のリーダー『アカレンジャー』だった!!

 

そして更に、各国に現れた悪の組織と戦う『歴代仮面ライダー達』、『歴代スーパー戦隊達』………

 

更に、『キカイダー兄弟』、『重甲ビーファイター』、『イナズマン』、『宇宙鉄人キョーダイン』、『ジャイアントロボ』、『変身忍者嵐』、『アクマイザー3』……

 

これまた古今東西のヒーロー達が全て集結し、蘇った悪の組織達と交戦を始めた!!

 

「おお………」

 

「凄い………」

 

その光景に、思わずそう言葉が漏れるキャロルとマリア。

 

「俺も行く! どの道、ダイレオンがあの状態じゃ、月へは行けそうにないからな」

 

「じゃあ、私も行くよ、ターザンくん」

 

そこで、ターザンがそう言うと、セレナがそう言葉を続けた。

 

「! セレナ! けど………」

 

「良いよね、姉さん?」

 

戸惑うターザンを横目に、セレナはマリアにそう尋ねる。

 

「…………」

 

それを受けたターザンは、セレナを見た後、ターザンへと視線を向ける。

 

「ターザン………セレナを守りなさいよ。じゃないと承知しないから」

 

「! ああ、分かった!」

 

そしてそう言って来たマリアに対し、流石のターザンも真面目な表情で頷いて見せるのだった。

 

「行きましょう! 皆さんの気持ちを無駄にしない為に!!」

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

響が最後にそう纏め、轟・雷・劾・未来・マリア・キャロルは覚悟を決めた表情となる。

 

「良し! では月の事は宇宙刑事達と響くん達に任せる!! 我々はその間に、地球に蔓延っている怪人達の進行を食い止める!!」

 

弦十郎の声が発令所内ならず、ノーチラスの艦内全ての居る隊員達に伝わる。

 

「これより、『オペレーション:スーパーヒーロー』を開始する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

またちょっと気力が出なくなってしまい、今回の話はかなり短いものになってしまいました。
申し訳ありません。
決戦の地に向かう人数を絞ったのも書く負担を減らす意味合いもありまして………
終わりまで書く積りとは前にも言いましたので、それは守ります。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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