戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第15話『動き出した3人の時間』

廃棄港湾地区………

 

「ディメンジョンボンバーッ!!」

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

ディメンジョンボンバーを喰らったキョウリュウダブラーがブッ飛ばされて地面を転がる。

 

「オノレェッ! キョウリュウアローッ!!

 

起き上がったキョウリュウダブラーが、キョウリュウアローを放つ。

 

「チュウッ! トオアッ!」

 

しかしギャバンは、立て続けに来た1本目と2本目を回し蹴りで纏めて弾き飛ばし、少し遅れて来た3本目を手刀で叩き落す。

 

「シルバービームッ!」

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

反撃にシルバービームを放ち、キョウリュウダブラーの身体から爆発が上がる。

 

「轟兄………」

 

「轟お兄ちゃん………」

 

そんなギャバンの姿を、ガントリークレーンの上から響と未来が見つめる。

 

「宇宙刑事ギャバンさんは………轟お兄ちゃんは、傍に居たんだ」

 

「ずっと守っててくれたんだ………轟兄」

 

これまでのギャバンの活躍を思い出し、それが轟であった事と考えると、胸の内側が暖かくなる様な感覚を感じる。

 

「ギャバンキックッ!!」

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

そんな2人の様子を知ってか知らずか、ギャバンは猛攻を続け、キョウリュウダブラーは追い詰められて行く。

 

レーザーZビー………」

 

と、畳み掛ける様にレーザーZビームを放とうとした瞬間………

 

ギャバンの身体にネットの様な物が絡み付いた!

 

「!? ぐうっ!?」

 

フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ! 手を貸してやるぞぉ、キョウリュウダブラー!」

 

そのネットの様な物を繰り出した主………蜘蛛を思わせるダブルモンスター『クモダブラー』が、キョウリュウダブラーにそう言う。

 

「良いぞ、クモダブラーッ! グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!

 

キョウリュウダブラーは両剣を出現させると、ネット………クモダブラーの糸に拘束されたギャバンを連続で斬り付ける!

 

「グウッ! オワッ!?」

 

コンバットスーツから火花が飛び散るが、クモダブラーの糸は斬れず、ギャバンは拘束されたまま一方的に攻撃を喰らう。

 

「! 轟兄!………!」

 

飛び出して行きそうになった響だったが、未来の姿を見て思い止まる。

 

今自分が離れれば未来が危険に晒されるかも知れない………

 

その思いが響を躊躇させていた。

 

しかし………

 

「響! 行ってっ!!」

 

「!? 未来っ!?」

 

他ならぬ未来自身からそう言われ、響は驚きの声を挙げる。

 

「轟お兄ちゃんを助けて! 私は大丈夫だから!」

 

「でも………」

 

「人助けが響の趣味でしょ! 今助けなきゃいけないのは誰!?」

 

「!!」

 

未来の言葉にハッとして再度ギャバンに視線を向ける響。

 

「響………信じてるから」

 

「………うん」

 

そう言われて、響は立ち上がった。

 

「行って来るね………未来」

 

「………行ってらっしゃい」

 

「………ハアッ!!」

 

微笑む未来に見送られ、響はガントリークレーンの上から飛び降りた!

 

「たあああああっ!!」

 

そしてその勢いのまま、クモダブラーの背中に電光ライダーキックを叩き込む!

 

「!? フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!?」

 

奇声と共にブッ飛ばされて地面を転がるクモダブラー。

 

「!? 何っ!?」

 

「オリャアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

更に驚いていたキョウリュウダブラーの顔面に拳を叩き込む!!

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

顔面が半分潰れ、ブッ飛ばされたキョウリュウダブラーは廃コンテナに突っ込む!

 

「! ギャバンショックッ!!」

 

そこでギャバンは、全身から放電するタイプの『ギャバンショック』を発動!

 

クモダブラーの糸のネットを吹き飛ばす!

 

「しまった!? もう1度………」

 

「させるかああああぁぁぁぁっ!!」

 

再度糸のネットを放とうとしたクモダブラーに組み掛かる響。

 

「轟兄! コイツは私が!」

 

「頼むぞ! むんっ!」

 

ギャバンはクモダブラーを響に任せると、レーザーブレードを抜く。

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!」

 

と、廃コンテナから這い出して来たキョウリュウダブラーが、曲刀を手にする。

 

「レーザーブレードッ!!」

 

レーザーブレードの刀身を撫でたかと思うと、バードニウムエネルギーを注入され、刀身が光を放つ!

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!!」

 

「チュウッ!」

 

キョウリュウダブラーの曲刀と切り結び、鍔迫り合いに発展する。

 

「トオッ!」

 

「グゲエエェッ!?」

 

ギャバンは一瞬の隙を衝き、キョウリュウダブラーの脇腹に膝蹴りを叩き込む。

 

キョウリュウダブラーが怯み、思わず膝を着くと………

 

「チュウッ!」

 

その肩にレーザーブレードの輝く刀身を押し当て、そのまま鋸を引く様に引くと、キョウリュウダブラーの身体から火花を伴った爆発が上がる!

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

「チュウッ!!」

 

痛みで思わず立ち上がったキョウリュウダブラーの腹に、今度は横薙ぎを喰らわせるギャバン。

 

またも火花を伴った爆発が起こり、反動でギャバンに背中を向けるキョウリュウダブラー。

 

「トオッ!!」

 

その瞬間ギャバンは、キョウリュウダブラーの背に刺さっていた3本のキョウリュウアローを、全て根本から斬り飛ばした!!

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

キョウリュウダブラーの悲鳴が響く中、ギャバンは斬り飛ばされて頭上に舞った後に落ちて来たキョウリュウアローの1つをキャッチする。

 

「チュウッ!!」

 

そしてそれを、キョウリュウダブラー目掛けて投げつける!

 

「!??!」

 

投げ付けられたキョウリュウアローは、キョウリュウダブラーの胸に深々と突き刺さる!

 

「ギャバン・ダイナミックッ!!」

 

そこで必殺のギャバン・ダイナミックが繰り出された!!

 

「グケエエエエエェェェェェェーーーーーーーッ!?」

 

断末魔の叫びと共に、キョウリュウダブラーの身体は木っ端微塵となり、四散した。

 

「…………」

 

キョウリュウダブラーの遺骸が燃え上がっているのを見えながら、ギャバンは残心の様にポーズを決めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、クモダブラーと戦う響は………

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!!」

 

響に向かって次々と蜘蛛の糸の様な物を飛ばすクモダブラー。

 

「!!」

 

当たるとマズイと直感した響は、後ろ腰部のブースターを使ってジャンプして回避行動を執る。

 

そしてそのまま、クモダブラーの頭上を飛び越えて、背後に着地する。

 

「甘いわぁ、小娘ぇっ!!」

 

だが、それを読んでいたかの様に、クモダブラーは素早く振り向き、再度糸を放つ。

 

「!!」

 

響は足元に在ったマンホールの蓋を取ると、それでクモダブラーの糸を受け止める。

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!!」

 

「グウウウウッ!!」

 

マンホールの蓋ごと響を引き寄せようとするクモダブラーに、必死に抵抗する響。

 

「………! ハッ!!」

 

そこで不意を衝く様に、響はクモダブラーの糸を受け止めていたマンホールの蓋を手放す。

 

「!? フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!?」

 

途端にマンホールの蓋はクモダブラーに引き寄せられ、そのまま腹部に直撃。

 

クモダブラーがもんどりうって倒れる。

 

しかしそこで、ガントリークレーンの上に居た未来と目が合う。

 

「!?」

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!!」

 

未来がビクリと震えると、クモダブラーは倒れたまま糸を放つ。

 

糸はガントリークレーンに張り付いたかと思うと、ロープが巻き取られる様に縮まり、クモダブラーは未来の元へと向かう。

 

「! 未来っ!!」

 

未来が狙われたと思った響が、慌てて跳躍してクモダブラーに追い縋る!

 

フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!! 掛かったなっ!!」

 

するとそこで、クモダブラーは糸を切り離し、追い縋って来た響に覆い被さる様に落下して来た!

 

「!? うわあっ!?」

 

意表を衝かれ、そのままクモダブラーに捕まる響。

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!!」

 

更にクモダブラーは、響の全身に糸を巻き付ける。

 

「ぐ! あ!………」

 

巻き付けられた糸が締め上げられ、響の口から苦悶の声が漏れる。

 

「身体をバラバラにして心臓を持ち帰ってくれるわあっ!!」

 

勝ち誇る様にそう言い放つクモダブラー。

 

「響ぃっ!!」

 

とそこで、ガントリークレーンの上の未来が叫ぶ。

 

「………未………来………」

 

「頑張ってぇっ!!」

 

朦朧としている意識の中、未来の声の限りの声援を確かに聞く響。

 

「!!」

 

それにより、響の意識は一気に覚醒する。

 

(そうだ………戦っているのは私だけじゃない………シンフォギアで誰かの助けになれると思っていたけど、それは思い上がりだ………助ける私だけが一生懸命じゃない………助けられる誰かも一生懸命なんだ)

 

『生きるのを諦めるな!』

 

脳裏に奏から掛けられた言葉が過る。

 

(本当の人助けは、自分1人の力じゃ無理なんだ………だから、あの日あの時、奏さんは私に………生きるのを諦めるなと叫んでいたんだ! 今なら分かる!)

 

そこで、シンフォギアのレッグガードに変化が起こる。

 

装甲の一部が展開し、ジャッキの様な物が飛び出し、パワーを溜める!

 

(そうだ! 私が誰かを助けたいと思う気持ちは、惨劇を生き残った負い目なんかじゃない! 奏さんから託されて、私が受け取った気持ち! そして!!)

 

「それが私のよろしく勇気だ!!」

 

響が叫びを挙げた瞬間、ジャッキに溜められたパワーが解放され、響の身体は垂直上方に一気に押し上げられた!!

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!?」

 

「オオオオオォォォォォォーーーーーーーッ!!」

 

クモダブラーが驚きの声を挙げる中、響は後ろ腰部のブースターを使い、身体を高速で横回転させながら錐揉みする。

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!?」

 

発生した強烈な遠心力に耐えられず、響から引き剥がされるクモダブラー。

 

巻き付けていた糸も全て千切れる。

 

「!!」

 

響は重力に引かれて落下するクモダブラーに向き直り、右腕のガントレットを展開させたかと思うと、身体を丸める様にし、今度は縦に回転して勢いを付けながらクモダブラーに向かう。

 

「しまった!? 空中戦では俺が余りにも不利ぃっ!!」

 

「うおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」

 

重力も味方に付けた響の渾身の拳が、クモダブラーのボディに叩き込まれ、ガントレットのインパクトが炸裂!!

 

「フゥアアアアァァァァァーーーーーーッ!?」

 

そのまま地面に向かって急速に降下し、クモダブラーを叩き付ける!

 

クモダブラーが叩き付けられた場所から、地面に放射状にヒビが広がった!!

 

「フッ!」

 

響が跳び離れた瞬間に、クモダブラーは大爆発を起こし、四散したのだった。

 

「やったっ!!」

 

「未来っ!」

 

思わず歓声を挙げる未来の元にすぐ駆け付ける響。

 

「響………ありがとう。きっと助けてくれるって信じてた」

 

「ありがとう。未来なら最後まで絶対諦めないって信じてた。だって………私の友達だもん」

 

「!! うわああああっ!!」

 

そこで未来は、目に目に涙を溢れさせ、響に抱き着いた!

 

「怖かった………怖かったの!」

 

「私も………凄く怖かった」

 

そんな未来を優しく抱き留めながら、響も目元に浮かんだ涙を拭う。

 

「私、響が黙ってた事に腹を立ててたんじゃないの。誰かの役に立ちたいと思ってるのはいつもの響だから。でも………最近は辛い事、苦しい事、全部背負い込もうとしてたじゃない。私はそれが堪らなく嫌だった」

 

「未来………」

 

「また響が大きな怪我をするんじゃないかって心配してた。だけど………それは響を失いたくない私の我儘だ。そんな気持ちに気付いたら、今まで同じ様に出来なかった」

 

「………それでも未来は私の友達だよ」

 

「響!」

 

お互いに強く抱きしめ合う響と未来。

 

「…………」

 

ギャバンはその光景を見て満足そうに頷くと、何も言わずに踵を返し、その場から去ろうとする。

 

「! 待って、轟兄!」

 

「轟お兄ちゃん!」

 

しかし、すぐさま2人に気付かれ、響は未来を抱いたまま跳躍し、ギャバンの前に回り込んだ!

 

「!?」

 

「轟兄………」

 

「轟お兄ちゃん………」

 

シンフォギアを解除するとギャバンの事をジッと見詰める響と未来。

 

「…………」

 

暫し黙り込んでいたギャバンだったが、やがて観念したかの様に蒸着を解除し、轟の姿に戻った。

 

「轟兄が………宇宙刑事ギャバンさんだったんだね」

 

「………ああ」

 

「今までずっと守ってれくれたんだね」

 

「まあな………」

 

轟は頭を掻きながらそう返す。

 

「ねえ、轟兄………」

 

「教えてくれるよね?………」

 

「…………」

 

2人の視線を受けて、轟はゆっくりと語り出した………

 

3年前のあの日、先代のギャバンとマクーに出会い、重傷を負ってバード星に連れて行かれた事………

 

半年の昏睡の末に目覚め、知らなかった両親と自分がバード星人である事を知った事………

 

それを知って宇宙刑事になろうと決意した事………

 

そして見事に宇宙刑事となり、マクーを倒す任務を帯びて地球へと戻って来た事を………

 

「………と言うワケだ」

 

「轟お兄ちゃんが宇宙人………(小里が言ってた宇宙刑事ギャバンは先代の人だったんだ)」

 

「そうだったんだ………」

 

轟の話を聞こえた未来と響は、余りの壮大な事にやや唖然となる。

 

「轟兄! 如何して会いに来てくれなかったの!?」

 

「銀河連邦警察の規則でな………それに………2年前のライブでの事は知っている」

 

「!!」

 

「響ちゃんが辛い目に遭っていた時、俺は傍に居て遣る事が出来なかった………そんな俺がどの面下げて会えば良いって言うんだ」

 

そう言って気まずさから顔をそむける轟。

 

するとそこで………

 

響が轟に抱き着いた。

 

「!? 響ちゃん!?」

 

「私! 私は………ずっと会いたかった! きっと生きてるって信じてた! 轟兄が死ぬもんかって!!」

 

「………まだそんな風に思ってくれるのか?」

 

「当たり前だよ! 轟兄は私にとって………勇者(ゆうじゃ)なんだから!!」

 

涙目で轟の顔を見上げながら響はそう言う。

 

「…………」

 

とそこで更に、未来も轟に抱き着く。

 

「! 未来ちゃん………」

 

「私だって一緒だよ。轟お兄ちゃんの事は1日だって忘れた事は無かった。何時か必ず帰って来てくれるって、信じてたから!」

 

「2人供………」

 

そこで轟は2人を抱き締め返す。

 

「ありがとう。嬉しいよ」

 

「轟兄………」

 

「轟お兄ちゃん………」

 

3人は空白の時を取り戻すかの様に、お互いに抱き締め合い続ける。

 

「………む!」

 

しかしそこで、轟が何かに気付く。

 

「? 轟兄?」

 

「如何したの?」

 

「二課の人達が近づいて来てる。如何やら騒ぎに気付いたみたいだな」

 

首を傾げる響と未来から離れる轟。

 

「「あ………」」

 

「スマン、2人供。俺の事は二課の人達には黙っていてくれ」

 

名残惜しそうにする2人に、轟はそう言う。

 

「一緒に戦えないの? 轟兄」

 

「言ったろ。銀河連邦警察の規則が有るんだ。けど、心配するな。近い内にきっと一緒に戦える様になる」

 

響の問い掛けに、轟は笑いながらそう返す。

 

「それじゃあ、また………」

 

「あ! まって轟お兄ちゃん! せめて………」

 

と、去ろうとした轟を、未来が呼び止めたかと思うと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後………

 

轟が去った後に、騒ぎを聞きつけた弦十郎を始めとした二課の面々がやって来た。

 

「全く! 心配したんだぞ!」

 

「脅迫されたのは分かるが、せめて手がかりぐらいは残しておいて欲しかったぜ」

 

「「ゴメンなさい!」」

 

怒っている翼と奏に只管平謝りとする響と未来。

 

「まあ、兎に角、無事で何よりだ。また宇宙刑事ギャバンに助けられたな」

 

とそこで、説教はそこまでにしておけと言う様に弦十郎が割り込む。

 

「あ、あの、師匠………」

 

「うん?」

 

「また未来に戦っているところをじっくりバッチリ目の当たりにされてしまって………」

 

「違うんです! 私が首を突っ込んでしまったから………」

 

「………詳細は後で報告書の形で聞く。まあ、不可抗力と言う奴だな。それに小日向くんは前回の以外にもマクーと出くわしてしまったらしいじゃないか。しっかりと把握出来ていなかった我々のミスだ。寧ろこちらが謝らせてほしい。すまなかった」

 

そこで弦十郎は、未来に向かって頭を下げる。

 

「! い、いえ、そんな!?」

 

大柄な成人男性に頭を下げられ、未来は若干萎縮する。

 

「今日は遅い。職員に送らせるから、2人はもう帰りなさい。後は頼りがいの有る大人達に任せておけ」

 

「「! ありがとうございます!」」

 

そして弦十郎の気遣いで、2人は二課職員に送られて、学生寮へと帰るのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リディアン学生寮・響と未来の部屋………

 

2人で風呂に入り、寝支度を済ませた響と未来は………

 

以前と同じ様に、2段ベッドの上の方に2人して横になる。

 

「おやすみ~」

 

「おやすみなさい」

 

「ZZZZZZZzzzzzzzz~~~~~~~~~………」

 

おやすみの挨拶を交わしたかと思うと、響がすぐさまイビキを書き始めた。

 

「えっ!? 早い!?」

 

余りの寝入りの早さに、未来が驚いていると………

 

「へへへへ………」

 

響が目を開けて悪戯っ子の様に笑う。

 

「! もう!」

 

揶揄われたと知った未来が笑顔で響に抱き着く。

 

「騙された~」

 

「もう酷い~」

 

そのまま暫くじゃれ合う響と未来。

 

その枕元には2人のスマホが置かれており………

 

待ち受けの画面に、別れ際に撮った………

 

轟、響、未来が一緒に写った写真が設定されていたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

キョウリュウダブラーを圧倒するギャバンだったが、そこへクモダブラーが増援として出現。
不意を衝かれて苦戦するギャバンを見て、響が助けに入り、見事クモダブラーを撃破。
ギャバンもキョウリュウダブラーを倒し、響と未来は漸く仲直りする事が出来た。

そして………
遂に轟と再会………
説明は宇宙刑事シリーズらしく、ナレーションでサッと済ませましたが、止まっていた3人の時間が遂に動き出しました。
まだ正式に共闘は出来ませんが、それでもこの再会に意味は有ったでしょう。

さて次回はクリスの話。
こちらも原作の重要場面ですが、果たして………

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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