戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第13話『リディアンの危機、再び!』

学祭中のリディアン音楽院………

 

歌唱ステージが行われている大講堂………

 

「まだフルコーラス歌ってない………2番の歌詞が泣けるのにーっ!!」

 

アニソン同好会設立を願って詩織と創世を巻き込んで参加した弓美だったが、お気に入りの『電光刑事バン』の主題歌を1番を歌い切ったところで鐘が鳴って終わりとなった。

 

「アハハハ、弓美らしいね」

 

「ホント、フフフ」

 

その光景を見て、悪いと思いつつも笑いを堪え切れない響と未来。

 

「あ~、轟兄にも聞かせたかったなぁ」

 

「轟お兄ちゃん………」

 

と、響の口から轟の名が出ると、未来の表情が僅かに曇る。

 

「あ! ゴメン、未来!」

 

「ううん、辛いのは響も一緒でしょ」

 

「未来………」

 

そう言われて、響の表情にも若干影が差す。

 

((早く帰って来ないかな、轟兄(お兄ちゃん)………))

 

そんな2人が思っている事は只1つ………

 

轟の帰還である。

 

「よお、如何した? そんな暗い顔して?」

 

と、そんな2人に声を掛けて来たのは、帽子とサングラスで軽く変装した奏だった。

 

その後ろには翼の姿も在った。

 

「! 奏さん!」

 

「翼さんも!」

 

「シー………OGとは言え、一応プライベートで来てるんでな。あんまり騒がれない様にしてくれ」

 

響と未来が声を挙げると、奏は立てた人差し指を口の前に宛てながらそう言い、2人の傍の席に腰を下ろす。

 

「2人共、次の挑戦者には注目だぞ」

 

その奏の隣の席に腰掛けた翼がそう言う。

 

「ふえ?」

 

「如何言う事ですか?」

 

響が首を傾げ、未来が問い返していると………

 

「さて! 次なる挑戦者の登場です!!」

 

司会の生徒がそう言い、新たな挑戦者がステージ上に現れる。

 

それは………

 

「! 響! アレって!?」

 

「うっそぉっ!?」

 

「雪音だ。私立リディアン音楽院二回生の雪音クリスだ」

 

「よっ! 待ってました、大統領!」

 

クリスだった。

 

「クリス!」

 

「頑張って!」

 

「~~~♪」

 

ステージの最前列近くの席に居た雅律とソネットからそんな声が飛ぶのを聞きながら、歌い始めるクリス。

 

音楽家の両親の血をしっかりと受け継いだクリスの歌声は素晴らしく、会場に居た全員が聞き惚れている。

 

やがて歌い終わって一礼すると、観客達は溢れんばりの拍手と歓声が挙がったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ! 勝ち抜きステージ新チャンピオン誕生!」

 

見事最高得点を叩き出したクリスは、暫定でのチャンピオンとなり、再度拍手と歓声を送られる。

 

「さあ、次なる挑戦者は!? 飛び入りも大歓迎ですよー!」

 

司会の生徒がそう言い、飛び入りの募集を始めると………

 

「やるデスっ!!」

 

それに名乗りを挙げる人物が居た。

 

「! アイツ等は!?」

 

それを見たクリスが驚きの声を挙げる。

 

「チャンピオンに………」

 

「挑戦デス!」

 

それは調と切歌だった。

 

「翼さん! 奏さん! あの子達は!?」

 

「ああ………だが、何の積りで?」

 

「学祭を楽しみに来た………ってんなら良かったんだけどなあ」

 

響も驚きの声を挙げ、翼と奏も表情を険しくする。

 

「響、あの子達を知ってるの?」

 

「う、うん………あのね、未来」

 

「彼女達は暁 切歌ちゃんと月詠 調ちゃん。マリアの仲間さ」

 

事情を知らなかった未来に響が説明しようとしたところ、そう言う台詞と共に雷が姿を見せた。

 

「! 雷さん!」

 

「と言う事は、マドーの!?」

 

「ひょっとして、お前が連れて来たのか?」

 

響と未来が声を挙げる中、奏がそう推察する。

 

「ああ、外で偶々見つけてな………」

 

「何故、そんな事を………」

 

「あの子達がマドーに従いたくて従っているワケじゃないのは知っているだろう。君達も交えて、あわよくば説得出来ればと思ったんだが………飛び入りが有ると聞いて、あの感じだ」

 

翼の疑念にそう返しつつ、クリスにアカンベーしながらステージに上がる切歌とそれに付き合う調を見やる雷。

 

「まあ、アイツ等が客を巻き込んで何かしでかす連中だとは思えないしねえ………ココは見守るしかないね」

 

奏がそう結論付けていると、2人が歌い始める。

 

選んだ曲は、ツヴァイウイングの『ORBITAL BEAT』だった。

 

「! この歌っ!?」

 

「翼さんと奏さんの?」

 

「へえ………面白いねえ」

 

「何の積りの当て擦り………挑発の積りか」

 

響・未来が再度驚き、奏はニヤリと笑い、翼は挑発と捉える。

 

「…………」

 

一方雷は、無言のまま切歌と調の姿を見やっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、エアキャリアが隠れている廃工場地帯では………

 

キエエエエエエェッ!!

 

「ぬうんっ!!」

 

ヘイキビーストの刃の巨大な曲刀の攻撃を、愛刀『磁光真空剣』で受け止めるジライヤ。

 

キエエエエエエェッ!!

 

「ぐううっ!!」

 

力任せに押し切ろうとするヘイキビーストに押され、ズリズリと後ろに下がって行く。

 

「「「うわあっ!?」」」

 

「! ハアッ!!」

 

だが、まだ腰を抜かしたままの野球少年達の前まで来ると、コレ以上はさせんとばかりに前蹴りを喰らわせて引き離す。

 

キエエエエエエェッ!!

 

地面を転がったヘイキビーストだが、すぐに起き上がると、右肩に装着されていたランチャーからエネルギー弾を放つ!

 

「むうんっ!!

 

しかし、ジライヤは気合の声と共に磁光真空剣を縦に振り下ろすと、エネルギー弾が両断され、左右に広がる様にして、ジライヤと野球少年達を避けて着弾し、火柱を上げる!

 

キエエエエエエェッ!!

 

それを見たヘイキビーストは、再度右肩のランチャーからエネルギー弾を放とうとしたが………

 

「ハッ!!」

 

そこでジライヤは六方手裏剣を取り出して投擲!

 

投げられた六方手裏剣は、ヘイキビーストの右肩のランチャーの砲門へと飛び込む!

 

忽ちエネルギー弾が暴発し、ランチャーがヘイキビーストの右肩ごと吹き飛ぶ!

 

キエエエエエエェッ!?

 

大ダメージを受けたヘイキビーストが、悲鳴の様に吠える。

 

「今だ! 磁光真空剣っ!!」

 

そこでジライヤが叫び、磁光真空剣を両手で握って眼前で構えると………

 

刀身が光を帯び、レーザー刀と化す!

 

キエエエエエエェッ!?

 

「真っ向両断っ!!」

 

そして、ダメージで真面に動けなかったヘイキビーストを脳天から縦一閃に斬り付ける!

 

更に返す刀で横にも斬り裂いた!!

 

キエエエエエエェッ!?

 

十文字に斬られた傷から光が噴き出し、ヘイキビーストは虹色の光に包まれたかと思うと、そのまま消滅した!

 

「魔怪獣がっ!? ええい! 退くぞっ!!」

 

「まだ切歌と調が!………」

 

「黙れいっ!!」

 

ヘイキビーストが倒されたのを見たドクターポルターは、マリアの言葉にも耳を貸さず、サイコゾーンを展開してエアキャリアを包み込む。

 

そしてサイコゾーンが消えたかと思うと、エアキャリアの姿は忽然と消えていた。

 

「………逃げられたか」

 

廃工場内に在った気配が消えたのを感じ取りながら、磁光真空剣を背負っていた鞘に納めるジライヤ。

 

「もう大丈夫だ」

 

「「「ウワアアアアアアッ!!」」」

 

そして野球少年達の傍によって膝を着くと、漸く恐怖が終わった事に安堵した野球少年達がしがみ付いて来る。

 

「良く頑張ったな、偉いぞ」

 

ジライヤは野球少年達を1人1人落ち着かせた後、全員を家まで送って行ってやったのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び、リディアン音楽院の大講堂では………

 

切歌と調が歌い終わり、拍手と歓声を浴びていた。

 

笑顔で観客に手を振る切歌に対し、調は何処か戸惑っている様にキョロキョロとしている。

 

「中々やるじゃねえか、アイツ等」

 

2人の歌に高評価を降す奏。

 

「翼さん………」

 

「何故………歌う者同士が戦わねばならんのか?」

 

翼もそんな2人の姿を見て、そう思わずに居られなかった。

 

「チャンピオンもうかうかして居られない素晴らしい歌声でした! これは得点が気になるところです!」

 

司会の生徒がそう言い、審査員達の得点が発表されようとしていた、その瞬間!!

 

「「「「「コワッコワッ!」」」」」

 

突如大講堂内の至る所にファイトロー達が姿を現した!!

 

「うわあっ!?」

 

「マドーだぁっ!!」

 

「キャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!!」

 

阿鼻叫喚となる観客達。

 

「!? ファイトローッ!?」

 

「まさかアイツ等が!?」

 

響が驚きの声を挙げ、奏がまさかと切歌と調に疑念の目を向ける。

 

「!? 如何して!?」

 

「な、何でファイトローが出て来るデスか!?」

 

しかし、当の2人も、ファイトロー達の出現に戸惑っていた。

 

「「「「「コワッコワッ!」」」」」

 

「ひいいっ!!」

 

「助けてぇーっ!!」

 

そんな中で、ファイトロー達は観客達を威嚇する様に武器を向け、奇声を挙げている。

 

「静かにしろ、人間共っ!!」

 

とそこで、そういう怒鳴り声と共にガイラー将軍とミスアクマ達が舞台袖から姿を現した!

 

「!? ガイラー将軍っ!?」

 

「何故将軍が!?」

 

「この中にシンフォギア装者が居るのは分かっている! 大人しく出て来てシンフォギアを渡せ! さもなくばこの会場に居る人間を皆殺しにする!!」

 

再度驚く切歌と調を無視し、ガイラー将軍は抜いた電光剣の切っ先を観客達に向けながらそう言い放つ。

 

「!? 何だとっ!?」

 

「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」

 

翼が仰天する中、皆殺しを宣言された観客達の顔が青褪める。

 

「アイツ等!」

 

ガイラー将軍達が現れたのと反対の舞台袖で待機していたクリスが、思わずギアペンダントを握り締めて飛び出そうとしたが………

 

「あなた………」

 

「大丈夫だ、ソネット」

 

(! パパ! ママ!)

 

そこで、ファイトローにすぐ傍で威嚇を行われている両親の姿を見て足を止める。

 

「如何した? 早く名乗り出たら如何だ?」

 

「さもなくば貴様達のせいで大勢の人間が死ぬ事になるぞ?」

 

ミスアクマ達が挑発の様に笑いながらそう言って来る。

 

「! 翼さん! 奏さん!」

 

「駄目だ、響!」

 

「例え名乗り出てギアペンダントを渡したからと言って、奴等が観客達を無事に解放するって保障は無い」

 

思わず名乗り出ようとする響を、奏と翼がそう言って止める。

 

「クウッ!………」

 

「響………」

 

苦い顔となる響に、未来は心配の視線を送る。

 

観客達の中にはリディアンの生徒達も多数居り、その中には『ルナアタック・マクー事変』で響達の正体を知った者達も居たが、誰も響達の事を喋る気配は無い。

 

それは二課から口止めをされているからと言うより………

 

自分達の恩人を売り渡す事は出来ないと言う思いからだった。

 

「如何した、二課の装者共! 怖気づいたか!? 此処に居る人間共を見殺しにする積りか!?」

 

段々と苛立ちが募って行っているガイラー将軍が、今にも電光剣を振り下ろしそうな勢いでそう叫ぶ。

 

「ガイラー将軍!」

 

「待って欲しいデス!」

 

とそこで、調と切歌がガイラー将軍の前に立ち、制止を掛けようとする。

 

「何だ、お前達! 邪魔をする積りか!? コレ以上我等に逆らう真似をすればマリアとナスターシャの立場は無いぞ!!」

 

「! そんなっ!?」

 

「横暴過ぎる!」

 

だが、ガイラー将軍からの言葉で逆に動けなくなる。

 

「アイツ等、マドーの仲間だったのか!?」

 

「そんな!?」

 

その様子を見ていた観客達が、切歌と調がマドーの一味だと思い、先程拍手と歓声を送ったのが嘘の様に恐怖に引き攣った顔を向ける。

 

「「!!………」」

 

そんな観客達の変化を見た切歌と調は俯いて拳を震わせる。

 

「切歌ちゃん………調ちゃん………」

 

「「「「…………」」」」

 

そんな切歌と調の姿に心を痛める響と、思う様な所が有る表情となる翼達。

 

「ええい! 如何して出て来んと言うのならば………『キャンパスビースト』ッ!!」

 

イエエエエエェェェェェーーーーーーッ!!

 

と、痺れを切らした様にガイラー将軍が叫ぶと、ステージ上に魔怪獣………『キャンパスビースト』が姿を現した!

 

「見せしめだ! 手始めにその娘を血祭りに挙げろ!!」

 

「!? ヒッ!?」

 

ガイラー将軍は、電光剣の切っ先を腰を抜かして尻餅を着いていた司会の生徒に向けてそう言い放つ。

 

イエエエエエェェェェェーーーーーーッ!!

 

命令を受けたキャンパスビーストが、威嚇の様に身体を揺らしながら、司会の生徒に近づいて行く。

 

「あ、ああ………」

 

「ガイラー将軍! 止めてっ!!」

 

「あの人は何も関係無いデス!」

 

「黙れっ!!」

 

絶望の表情を浮かべる司会の生徒を見て、慌ててキャンパスビーストを止める様に頼み込む調と切歌だが、当然ガイラー将軍は聞き入れない!

 

イエエエエエェェェェェーーーーーーッ!!

 

キャンパスビーストが今にも襲い掛からんと言う様子で奇声を挙げる。

 

「「「「!!」」」」

 

響・翼・奏・クリスは、もう止むを得ないと、ギアペンダントを握り締めて飛び出そうとしたが………

 

「ツアアッ!!」

 

それよりも早く飛び出した雷が、キャンパスビーストに跳び蹴りを喰らわせた!!

 

イエエエエエェェェェェーーーーーーッ!?

 

「! 貴様はっ!?」

 

「! 貴方は?………」

 

「雷さん!?」

 

キャンパスビーストがステージ上を転がり、ガイラー将軍・調・切歌が驚きを露わにする。

 

「マドーッ! 貴様等の好きにはさせんっ!!」

 

「オノレェッ! ほざくなっ!!」

 

ガイラー将軍をビッと指差して宣言した雷に、ガイラー将軍が言い返した瞬間………

 

「赤射っ!!」

 

雷は観客達が見守る中、躊躇わずに赤射する!!

 

その身体が赤い光に包まれ、コンバットスーツを纏った。

 

「宇宙刑事! シャリバンッ!!」

 

そして、ポーズを取りながら、高らかに名乗りを挙げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙刑事シャリバンは、僅か1ミリ秒で赤射蒸着を完了する。

 

では、赤射プロセスをもう1度見てみよう!

 

「赤射っ!!」

 

雷がそう叫び、赤射ポーズを取ると、それは直ちに地球の衛星軌道上で待機している超次元戦闘母艦グランドバースへと伝わる。

 

すると、灼熱の太陽エネルギーが、グランドバースの増幅システムにスパークする!

 

増幅された太陽エネルギーは、赤いソーラーメタルに転換され、シャリバンに赤射蒸着されるのだ!

 

もう1度言おう!

 

この一連の動作………僅か1ミリ秒!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「! 宇宙刑事シャリバンデスッ!?」

 

「あの人が!?」

 

雷がシャリバンへと赤射したのを見て、切歌と調が驚愕の声を挙げる。

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

観客達も、突如現れたシャリバンに驚きを隠せずに居た。

 

「シャリバンめっ!」

 

「だが、今この会場に居る人間は全て人質………この中で戦う積りか?」

 

ミスアクマ1とミスアクマ2が、ナイフを構えながらシャリバンにそう言い放つ。

 

「「「「「コワッコワッ!」」」」」

 

そのミスアクマ達に呼応する様に、大講堂の至る所に存在するファイトロー達が、武器を更に観客達に近づけ、シャリバンを牽制する。

 

「クッ!………」

 

それを見たシャリバンが、一瞬動きを止めるが………

 

そこで突如、大講堂の出入り口が次々に開け放たれた!!

 

「「「「「コワッコワッ!?」」」」

 

ファイトロー達が反応し、開け放たれた出入り口に視線を遣ると………

 

色違いのヘルメットと胸部プロテクターを装備した3人の人物が雪崩込み、握っていた大型自動拳銃………『BW-01 ディクテイター』でファイトロー達を次々に撃ち抜いた!!

 

「「「「「コワッコワッ!?」」」」」

 

赤い光を帯びた弾丸に撃ち抜かれたファイトロー達が次々に倒れて怪しい光と共に消滅する。

 

「皆さん! 今の内に逃げて下さい!!」

 

「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

突入して来た人物………『ブルースワット』の中で、ヘルメットとプロテクターが青い色した隊員が呼び掛けると、観客達は近くの出入り口から避難を開始した!

 

「人質が!?」

 

「オノレェッ!!」

 

その光景にミスアクマ達が怒りの声を挙げる中、ブルースワット達は避難する観客達を守って、ディクテイターでファイトロー達を撃ち抜いて行く。

 

「コレでは遠慮は要らないな!」

 

「ええい! 抹殺っ!!」

 

イエエエエエェェェェェーーーーーーッ!!

 

懸念の無くなったシャリバンがそう言い放つと、ガイラー将軍はヤケクソ気味にお決まりの号令を掛け、キャンパスビーストがシャリバンへと襲い掛かる。

 

「あわわわっ!」

 

「今の内………」

 

「逃げるデス!」

 

と、次々と起こった劇的な出来事に、腰を抜かしていた司会の生徒が狼狽していると、調と切歌がドサクサに紛れて、2人で助け、観客達に混じって大講堂を後にした。

 

「! あの子達が!?」

 

「ココはシャリバンに任せよう!」

 

「アタシ等はアイツ等を追うぞっ!!」

 

それを見た響・奏・翼は、未来を連れ、舞台袖の中に控えていたクリスにもアイコンタクトを送り、自分達も観客に混じって大講堂から出て行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

大講堂で歌唱ステージ、原作通りにクリスの歌が披露された後、切歌と調が乱入。
しかし、結果が発表される前にガイラー将軍達が出現!
会場の観客達を人質に、響達のシンフォギアを奪おうとします。
人質が多数いる為、迂闊に動けない響達。
しかし、そんな響達に変わる様に雷が飛び出し、躊躇無くシャリバンに赤射します。
人質も突入してきた『ブルースワット』によって解放。
そんな中、響達はガイラー将軍達をシャリバンに任せ、ドサクサに紛れて逃げ出した切歌と調を追います。

人質解放の助っ人はブルースワットでした。
強行突入で素早く敵を倒して人質を解放すると言う特殊部隊の様な事をする必要があったので、ミリタリー色の強い彼等をチョイスしてみました。
飽く迄ゲストですので、余り細かい設定は立ててませんので、あしからず。

一方、ジライヤもヘイキビーストを、見事に撃破。
ドクターポルター達には逃げられましたが、少年達を守れたので万々歳です。

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