戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第4話『砕かれるシンフォギア』

火災現場の近く………

 

謎の黄色い衣装の女性と戦っているクリス達は………

 

「ハアッ!」

 

「イガリマーッ!!」

 

α式・百輪廻

 

切・呪りeッTぉ

 

女性に向かって小型の丸鋸と鎌の刃を飛ばす調と切歌。

 

「…………」

 

しかし、女性をビルの側面を走って躱す。

 

「ちょっせいっ!!」

 

そこで今度はクリスが、左手のアームドギアをガトリングガンに変え、弾幕を見舞う。

 

「!!………」

 

それも高速で走り回って躱すが、弾幕の量の前に躱し切れなくなって行き、やがて逃げ場を求めて空中に跳躍した!

 

「貰ったっ!!」

 

と、それを待っていたとばかりに、クリスは腰部のアーマーを展開させ、小型ミサイルを女性に見舞った!

 

「!?」

 

女性が無機質な容姿に似つかわしくない驚愕の表情を浮かべてた瞬間、小型ミサイルが次々に直撃し、その姿が爆煙に包まれた!

 

「やったデスか!?」

 

「…………」

 

そう言う切歌だったが、クリスは油断せずに爆煙を見据えている。

 

「勿体ぶらねえで、さっさと出て来やがれっ!!」

 

爆煙の中に向かってそう言い放つクリス。

 

あの程度で倒せる相手では無い………

 

今までの戦いの経験から、クリスはそう確信していた。

 

「…………」

 

その確信通り、爆煙が晴れると、そこには自身の前方に魔法陣の様な物を展開させ、攻撃を防いでいた女性の姿が現れる。

 

「テメェ………一体何もんだ?」

 

そこでクリスは、改めて女性に問い質す。

 

「………此処は派手に名乗らせて貰おうか」

 

すると女性は、1枚のコインをコイントスし、自身の背後へと落とす。

 

そのコインが地面に落ちたかと思うと、爆発が起こる!

 

「オートスコアラー………『レイア・ダラーヒム』

 

その爆発をバックにポーズを執りながら、女性………『レイア』は名乗りを挙げた。

 

「オートスコアラー?………」

 

「ヘッ! 余裕の積りか? 無駄に決めやがって」

 

調が聞き慣れぬ単語を思わずオウム返しし、クリスが悪態を吐く。

 

と、その時!!

 

「だ、誰かぁっ!!」

 

「「「!?」」」

 

この場に居る誰でも無い人物の声が響いて来て、クリス達が声のした方向を見やると、そこには………

 

「は、離して下さいっ!!」

 

「「「「「シュワシュワッ!!」」」」」

 

ミラクラー達に取り囲まれ、その内の1体に捕まっている黒いローブをスッポリと被った人物の姿が在った。

 

「!? アレは………フーマのミラクラーっ!?」

 

「捕まってるのは民間人デスか!?」

 

銀河連邦警察から提供されたフーマの情報を思い出しながら言う調と、民間人と思わしき人物の姿に驚く切歌。

 

「チッ! お前等はアイツを保護しろ! コイツはアタシに任せろ!」

 

「! でもっ!?」

 

クリスの指示が飛ぶが、強敵であるレイアの相手をクリス1人に任せて良いのかと切歌が逡巡していると………

 

「グズグズすんな! 先輩命令だ!!」

 

「! 切ちゃん!」

 

「! デスッ!」

 

重ねてクリスが怒鳴り、調と切歌はミラクラーと民間人と思わしき人物の元へ向かった!

 

「ハアッ!!」

 

「シュワシュワッ!?」

 

先ずは調が、新たな武装であるヨーヨー型のアームギアを射出し、黒いローブの人物を拘束していたミラクラーを斬り裂く!

 

「伏せるデース!」

 

「!!」

 

続いて切歌が黒いローブの人物にそう呼び掛け、黒いローブの人物がしゃがむと………

 

「一網打尽デース!」

 

「「「「「シュワシュワッ!?」」」」」

 

大鎌を横薙ぎに振るって、残りのミラクラー達を一気に斬り裂いた!

 

「大丈夫デスか?………!? うえええっ!?

 

「切ちゃん、如何し………!?

 

とそこで、切歌が黒いローブの人物に声を掛けたかと素っ頓狂な声を挙げ、如何したのかと近づいた調はそのワケを察する。

 

その人物は黒い箱を抱えたまだ子供くらいの年齢で、中世的な顔付きをしているのだが、()()()()()()()()()()()()()()と言う露出狂かと思う様な格好だったからだ。

 

「なななな、何て恰好してるデスか!? 趣味デスかっ!?」

 

「き、切ちゃん! 失礼だよ!!」

 

思わず顔を赤くして慌てる切歌と調。

 

「貴方達は………イガリマ、そしてシュルシャガナのシンフォギア装者、暁 切歌さんと月読 調さんですね?」

 

「「!?」」

 

しかし、少女(?)が自分達の名前やシンフォギアの事を口にした事で、2人は一気に警戒度を上げる。

 

「僕の名前は『エルフナイン』。キャロルの錬金術から世界を守る為、皆さんを探していました」

 

少女(?)………『エルフナイン』は、警戒を解かせる様にローブのフードを外して顔を露わにしながらそう言う。

 

「錬金術………?」

 

「何デスか、ソレ?」

 

調と切歌が首を傾げた瞬間………

 

「ウワアアアアアアッ!?」

 

「!?」

 

「クリス先輩っ!?」

 

クリスの悲鳴が聞こえて来て振り返ると、そこには………

 

バビロニアの宝物庫、そしてソロモンの杖と共に消滅した筈のノイズに取り囲まれ、その内の1体から攻撃を防いだクリスのイチイバルが………

 

『分解』されて行っている光景だった!!

 

「ノイズッ!? 如何して!?」

 

「シンフォギアが………分解されてる!?」

 

「ガハッ!?」

 

切歌と調が驚愕する中、イチイバルが完全に分解され、裸にされてしまったクリスが地面に倒れる。

 

「! 先輩!」

 

「クッ!」

 

すぐさまクリスの元に走り寄り、周囲に居たノイズ(?)を大鎌と巨大丸鋸で斬り裂く2人。

 

斬り裂かれたノイズは、()()()()()()()()()()()()()

 

「! このノイズ………」

 

「只のノイズじゃないデスか!?」

 

炭ではなく、赤い霧となって消滅したノイズを見て、只のノイズでは無い事を本能的に察する調と切歌。

 

「! 危ないっ!! 上です!!」

 

「「!?」」

 

とそこで、追い掛けて来たエルフナインが叫び、切歌と調が上を見上げると………

 

数隻のクルーザーが、彼女達目掛けて振って来ていた!!

 

「!? デデデデースッ!?」

 

「何でクルーザーがっ!?」

 

咄嗟に切歌がクリス、調がエルフナインを抱き抱えてその場から離脱。

 

直後に、降り注いで来たクルーザーは地面に激突し、大爆発した!!

 

「「ウワアアアアアアッ!?」」

 

「「!?」」

 

爆風に煽られ、転倒して地面を転がる切歌達。

 

「私に地味は似合わない………だが、コレは少し派手過ぎる」

 

レイアはそう言って、海の方へと視線を向けた。

 

「「「「!?」」」」

 

それに釣られる様に切歌達も海へと視線を向けると、そこには………

 

霧の立ち込める海に、両手にクルーザーを握っている巨大な人影らしき存在が在った。

 

「か、怪獣デースッ!!」

 

「アレはっ!?」

 

切歌がそう叫び、エルフナインがその巨影に心当たりがある様な様子を見せる。

 

霧でその姿がハッキリとしないが、黄色に光る眼で切歌達を睨み付けている巨大な影。

 

『妹』よ。後は私が………」

 

と、レイアが『妹』と巨大な影を呼んだ、その時………

 

 

 

 

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

咆哮の様な音と共に突如現れた別の巨大な影が、レイアの妹を殴り飛ばした!!

 

 

 

 

 

「!? 何っ!?」

 

「「「「!?」」」」

 

コレにはレイアと切歌達の両方が驚く。

 

殴り飛ばされたレイアの妹が、身体から海水を滴らせながら起き上がるが………

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

再び接近した巨大な影に捕まえられ、持ち上げられる!

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

巨大な影は、そのままレイアの妹を海面に叩き付ける様に投げ飛ばす!

 

巨大な水柱を上げて、再度海面に叩きつけられるレイアの妹。

 

「妹っ!! クッ! 退けっ!! ココは地味に退却だっ!!」

 

レイアが慌てて叫ぶと、レイアの妹はそのまま海中に潜って姿を消す。

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

巨大な影が、目と思われる部分を()()発光させながら、レイアを見据える。

 

「………派手なイレギュラーだ。マスターに謝らなければ………」

 

そしてレイアも、そう言う台詞と共に結晶の様な物を取り出したかと思うと、足元の地面に叩き付ける。

 

すると、レイアの足元に魔法陣が展開し、レイアの姿がその魔法陣に吸い込まれる様に消えて行った。

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

それを確認した巨大な影が、今度は切歌達の方を見やる。

 

「「「「!?」」」」

 

身構える切歌達だったが………

 

ウオオオオオオォォォォォォォッ!!

 

巨大な影は咆哮と共に目を()()に発光させたかと思うと………

 

踵を返して、足音と水音を響かせながら、霧の海の中へと消えて行った………

 

「消えた………」

 

「一体何だったんデスか、アレは?………」

 

残された調と切歌は、エルフナインとクリスを抱いたまま呆然と佇んでいた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃………

 

ロンドンでは………

 

「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

戦場をハイウェイ上に移した一同の中で、翼が巨大化させた剣でファラに斬り掛かる!!

 

「フフ………」

 

薄笑いしながら、その1撃を自身の剣で受け止めるファラ。

 

「剣は剣でも、私の剣は『剣殺し』………『ソードブレイカー』

 

すると、翼の剣に罅が入り、砕け散って通常の状態に戻されてしまう!

 

「!?」

 

驚いた翼が咄嗟に距離を取る。

 

「翼っ!」

 

「気を付けろ! アイツの剣、何か仕掛けがあんぞ!」

 

その翼の両隣にマリアと奏が並び立つ。

 

「フフフ………」

 

とそこで、ファラが多数のクリスタルの様な物を取り出したかと思うと、それを周りにばら撒いた。

 

ばら撒かれたクリスタルが割れると、そこに魔法陣が出現し………

 

その魔法陣からノイズが姿を現した!!

 

「!? そんな!? ノイズ!?」

 

「んな馬鹿な!? ソロモンの杖とバビロニアの宝物庫はもうねえ筈だろ!?」

 

ノイズの姿を見たマリアと奏が驚きを露わにする。

 

「2人共! 考えるのは後だ! 目の前の敵に集中しろ!!」

 

だが翼は、敵を目の前に余計な事を考えている暇は無いと、2人を叱咤する。

 

「! そうね………後でゆっくりと問い詰めれば良い事だしね」

 

「ま、奴がもしフーマの一味だってんだなら、ノイズを復活させたって不思議はねえしな」

 

そこでマリアが気を取り直し、奏がコレまでの宇宙犯罪組織との戦いの経験からそう結論付ける。

 

「!………」

 

と、奏がフーマの名を口にした瞬間。ファラの表情が一瞬歪んだ様に見えたが、気のせいだろうか?………

 

「貴方達全員、大人しく殺されてくれると助かります」

 

「ハイ、分かりました………何て言うと思ったのか!!」

 

ファラの台詞に、奏が即座にそう返しながら、槍のフルスイングでノイズ(?)を赤い霧に変えて行く。

 

「そんな可愛げを、未だ私に求めているとは!!」

 

翼もそう言いながら、ノイズ(?)を次々に斬り裂いて行く。

 

「防人の剣は可愛くないと、友が語って聞かせてくれた!」

 

「こ、こんなところで言う事か!?」

 

翼の台詞に、マリアが照れた様子を見せながらも、蛇腹剣を振り回して、赤い霧を辺りに飛び散らせて行く。

 

(それにしても………この赤き霧は一体?)

 

そんな中でも、マリアは炭では無く赤い霧となって消えるノイズ(?)に違和感を覚える。

 

と、その時………

 

ノイズ(?)の攻撃が、翼の剣とぶつかった!

 

その途端………

 

翼の剣が赤い光と共に粒子状に分解されて行く!

 

「!? 剣がっ!?」

 

剣を分解したノイズ(?)の攻撃が、翼へと迫る。

 

「!!」

 

咄嗟に身を反らしたが、ギアペンダントを掠る。

 

すると、忽ち………

 

アメノハバキリが、赤い粒子状に分解され始めた!

 

「な、あ!?………」

 

「!? 翼ぁっ!!」

 

「ギアが!?」

 

慌てて奏が翼の眼前に居たノイズ(?)を撃破し、翼をマリアが抱き抱えると、共に後方へと跳ぶ。

 

「翼っ!?」

 

「大丈夫! 気を失ってるだけよ!」

 

奏が心配の声を挙げるが、マリアが裸になった翼の状態を確認してそう言う。

 

「敗北で済まされるなんて、思わないでね」

 

そんな翼達を見据えながら、ファラがそう言い放つ。

 

「コイツゥッ!!」

 

奏が怒りのままに、ファラと残るノイズ(?)に槍を構えるが………

 

そこで突然!

 

奏のシンフォギアから光が失われる!

 

「!? ぐうっ!?」

 

途端に身体が鉛の様に重くなり、奏が膝を着くと………

 

次の瞬間にはシンフォギアが解除され、奏の姿がステージ衣装に戻ってしまう。

 

「!? 奏っ!?」

 

「馬鹿なっ!? LiNKERに効果時間は()()()()()()()だろ!?」

 

マリアが驚き、奏も信じられないと言う様子で自分の姿を見る。

 

「おや? 如何やら槍の方は不調の様で………ですが、容赦は致しませんよ」

 

ファラがそう言うと、ノイズ(?)達がジワジワと迫って来る。

 

「クッ! 奏! 翼をお願いっ!!」

 

「マリアッ!?」

 

マリアは翼を奏に預けると、2人を守る様に前に出る。

 

(やはり只のノイズじゃない。恐らく、私のシンフォギアも攻撃を受ければ同様に………)

 

だが、敵の攻撃の正体が分からない以上、このままではマリアも翼の二の舞になるのは目に見えている。

 

状況は装者達が圧倒的に不利だった。

 

(雷! 早く来てっ!!)

 

「フフフ………」

 

この状況を打開出来るであろう雷=シャリバンの登場を待ち焦がれるマリアだが、ファラはそんなマリアを嘲笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、その時!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処からとも無く、多数の十字架が飛んで来て、ノイズ(?)達に次々に突き刺さったかと思うと、爆発!!

 

ノイズ(?)達が一気に蹴散らされた!!

 

「!?」

 

「コレはっ!?」

 

何だ!? 何が起こった!?」

 

突然の事態に軽く混乱するファラ・マリア・奏。

 

するとそこで、一同の耳に………

 

()()()()が聞こえて来た!!

 

「「「!!」」」

 

一斉に音が聞こえて来る方向を見やると、そこには………

 

「ハイヤーッ!!」

 

白馬に跨ってハイウェイ上を疾走して来る、まるで十字軍の様な出で立ちの怪人物の姿が在った!

 

「え、えええっ!?」

 

「あの珍妙な格好………もしかして………」

 

怪人物の姿に戸惑うばかりのマリアと、何かを推察する奏。

 

「セエエヤッ!!」

 

とそこで、怪人物は腰に差していた剣を抜き放ち、騎馬兵宜しく、突進と共にファラに斬り掛かった!!

 

「………フッ」

 

ファラは剣の攻撃など無意味であると、ソードブレイカーで受け止め、砕こうとした。

 

だが………

 

「!? 砕けない!? 何故っ!?………! ぐうっ!?

 

怪人物の剣は砕ける事は無く、そのまま押し切られて、斬り飛ばされた!!

 

「クウッ!」

 

空中で姿勢を整えて着地するファラだが、その身体には袈裟懸けに傷が入り、自慢のソードブレイカーも刃毀れしていた。

 

「何者です?………」

 

屈辱に顔を歪めながらも、怪人物の正体を問い質すファラ。

 

 

 

 

 

 

「世界忍者! アイアム、城忍 フクロウ男爵っ!! 義によってヘルプ致すっ!!」

 

怪人物………世界忍者『城忍・フクロウ男爵』は、マントを夜風にたなびかせながら、馬上より堂々たる名乗りを挙げた!!

 

 

 

 

 

「フクロウ男爵?………」

 

「やっぱり世界忍者だったか」

 

首を傾げるマリアと、納得が行った様子となる奏。

 

「私のソードブレイカーを如何やって?………」

 

「そのウェポン、哲学兵装と見た。しかし! 哲学兵装如きで、世界忍者である私に敵うと思うなど、ハーフストマックペインッ!!

 

「ハ、ハーフストマックペイン?」

 

『片腹痛い』………って事じゃないか?」

 

フクロウ男爵から繰り出される珍妙な英語に、マリアは困惑し、奏が何とか翻訳する。

 

「イレギュラーですね。この場は退かせて貰いますが………この屈辱は決して忘れませんよ」

 

ファラは忌々し気な表情を見せながらも、結晶の様な物を取り出して、足元に叩き付けたかと思うと、魔法陣が出現し、その中へと消えたのだった。

 

「エスケープしたか………」

 

フクロウ男爵はファラの気配が完全に消えたのを確認すると、翼達の方へ近寄って来て、何処からとも無く取り出した白いシーツを投げ渡す。

 

「! あ、ありがとう………」

 

それを受け取ったマリアが、すぐに翼の身体を隠す。

 

「礼は不要だ。イギリスのジェントルマンとして当然の事をしたまでだ」

 

「ジェントルマン………」

 

そう言われて凄く微妙な顔をするマリア。

 

確かに、翼にシーツをくれたところ等は紳士的だが、いかんせん格好が格好なだけに、それが全て帳消しになってしまっている。

 

「マリアッ!!」

 

とそこで、漸くモトシャリアンに乗ったシャリバンが到着した。

 

「! シャリバンッ!」

 

「! 翼! 大丈夫なのか!? それに奏、如何してシンフォギアを解除してるんだ?」

 

「翼は大丈夫よ。気を失ってるだけ」

 

「アタシの方はサッパリだよ。まだ効果時間が残ってた筈なのにさ………」

 

シャリバンからの問い掛けに、マリアと奏はそう返す。

 

「宇宙刑事シャリバン」

 

「! 貴方は!?」

 

「世界忍者 城忍・フクロウ男爵。気を付けるのだ。あの襲撃者のシャドーには、巨大な悪の気配が在る」

 

「巨大な悪の気配………! まさか、フーマか!?」

 

フクロウ男爵からの警告に、シャリバンはフーマの気配を感じ取る。

 

「さらばだ。歌姫達よ、コレに懲りず、また我が祖国へ来てくれたまえ。エクスペクト!」

 

とそこで、フクロウ男爵はマリア達にそう言い残し、愛馬『十字号』を翻すと、再びハイウェイ上を疾走して去って行った。

 

「………兎に角、すぐに日本に戻ろう。色々と共有しなければならない情報が多過ぎる」

 

「ええ、そうね………」

 

それを見送った後、シャリバンとマリアがそう言い合い、迎えに来た慎次と共に、グランドバースですぐに日本への帰路に着いたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

レイアと戦うクリス達。
その中でエルフナインを保護しますが、クリスのイチイバルが原作通りに分解攻撃を受けて大破。
レイアの妹も現れて大ピンチかと思いきや………
突如現れた謎の巨大な影がレイアの妹を攻撃!
圧倒される妹の姿を見て、イレギュラーが発生したと判断したレイアは撤退します。
謎の巨大な影の正体………
それは後々の方が明かされます。
お楽しみに。

そしてイギリスでは、ソードブレイカーを持つファラを相手に苦戦する装者大人組。
クリス同様に翼のアメノハバキリが砕かれ、更に奏のガングニールも謎の不調を起こす。
マリアのみとなり、絶体絶命かと思いきや………
現れたのはイギリスの世界忍者 城忍・フクロウ男爵!
哲学兵装さえも世界忍者には通用せず、ファラは撤退をせざるを得なくなります。

次回はシャイダーとギャバンの戦い。
そしてキャロルとフーマの様子をお送りする予定です。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。





※追記
前回まで活躍していたレスキューポリス達について補足説明させて頂きます。

登場したウインスペクター、ソルブレイン、エクシードラフトは全員、宇宙刑事たちと同じ2代目のメンバーで、最近になって編成された部隊となっています。
原作を踏まえて設定させて頂くと、ソルブレインが最終回でソリッドスーツが量産されて全国に配備になるってなっており、後番組のエクシードラフトはその先行量産型の実験部隊という位置付けになります。
しかしその後、治安が回復に向かったのと、不景気での予算不足で、ソリッドスーツ配備計画は白紙となり、エクシードラフトも解散。
長らく放置されていたが、近年の聖遺物やノイズなどの特異災害に対し有効である事が認められ、マドー大災害やフシギ教による治安悪化を受けて、再配備が決定されたと言う背景になっています。
なので、メンバーはオリジナルの人ではなく、新メンバーとなっていると思って下さい。
なので、クラステクターやソリッドスーツも改良され、時間制限が無くなっています。
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