戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達   作:宇宙刑事ブルーノア

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第29話『魔を掃う閃光、再び………』

政府の某施設………

 

その一角の部屋に、響の父・洸の姿が在った。

 

怪我が治り、退院した後とから今日まで、この施設で保護されている。

 

またフーマが洸を利用しないとも限らない為、エージェント達が護衛として張り付いており、安全の為とは言え、軟禁に近い状態となっていた。

 

「………響」

 

だが、当の洸はそんな扱いを気にする余裕も無く、あの日から只々響の事だけを考えていた。

 

(お父さん………)

 

「!? 響っ!?」

 

とそこで、そんな洸の脳裏に響の声が聞こえて来た。

 

「? 立花さん? 如何しました?」

 

しかし、同じ室内に居た護衛のエージェントには聞こえていないらしく、突然声を挙げた洸に怪訝な顔をする。

 

「響が! 響が俺を呼んでる!」

 

「ちょっ! 落ち着いて下さいっ!!」

 

部屋から出て行こうとする洸を慌てて止める護衛のエージェント。

 

「頼む! 離してくれっ!! 響が! 響がっ!!」

 

「駄目ですよ! 貴方は此処に居て下さいっ!!」

 

何としても出て行こうとする洸だが、訓練を受けているエージェントには敵わない。

 

すると、その時………

 

何処からとも無く現れた()()()()が、室内を浮遊する。

 

洸と護衛のエージェントは押問堂に夢中で気付いていない………

 

少しの間漂っていた赤い光球は、やがて洸の身体に入り込んだ!

 

「!?」

 

赤い光球を取り込んだ洸の動きが止まったかと思うと………

 

()()()()()()()()()()()()()

 

「!? な、何だっ!?」

 

その光景に護衛のエージェントが驚いて居ると………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洸に宛がわれている部屋の前………

 

「オイ、如何した!?」

 

「何があったっ!?」

 

突如室内から騒音が聞こえる様になり、扉の前で守衛をしていた護衛のエージェント2人が、慌てた様子で扉をノックするが、返事は帰って来ず、騒音だけが響き渡る。

 

「オイッ!」

 

「!!」

 

只事では無いと思った護衛のエージェント2人は、拳銃を取り出し、マガジンを確認してスライドを引く。

 

そして、部屋の中へと突入しようとした瞬間………

 

「グアアアアアアッ!?」

 

突然、室内に居た護衛のエージェントの悲鳴と共に扉が吹き飛んできた!!

 

「「!? ギャアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!?」」

 

守衛のエージェント2人は、成す術も無く吹き飛んだ扉と護衛のエージェントに巻き込まれて壁に叩き付けられ、纏めて気絶した。

 

「へへへ、このオッサンの身体………()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

直後、そう言う台詞と共に、体形が筋肉質になり、髪が逆立って赤いメッシュが入った洸が、赤い瞳を光らせながら出て来る。

 

「さてと………面白そうな戦いの匂いは………アッチか! よっしゃあっ! 行くぜ行くぜ行くぜぇーっ!!

 

そしてその状態の洸は、そのまま施設内を爆走して、脱走したのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死神谷………

 

シャリバン&シャイダー&装者達VSヘスラー指揮官&ギャル軍団(エレクライト)………

 

 

 

 

 

「ハアッ!!」

 

「イガリマーッ!!」

 

α式・百輪廻

 

切・呪りeッTぉ

 

「そんな物っ!!」

 

ギャル5に向かって多数の小型丸鋸と鎌状の刃を飛ばす調と切歌だったが、ギャル5は専用の武器である、まるでフラフープの様な巨大な円形の刀………『輪刀』を腕に通して回転させて防ぐ。

 

「お返しだっ!!」

 

そう言うとギャル5は、輪刀を頭上へと放る。

 

「「!?」」

 

何をする気だと切歌と調が投げられた輪刀を見ていると………

 

輪刀の空洞部分が太陽と重なった瞬間………

 

空洞部分に太陽エネルギーが収束され、まるでレーザービームの様に放たれた!!

 

「ッ!?」

 

「デースッ!?」

 

調と切歌が慌てて左右に分かれる様に回避行動を執ると、レーザービームは先程まで2人が居た地面を抉って行った!

 

レーザービームが当たった地面は、余りの高熱でガラス化していた。

 

「地面が………」

 

「あんなの当たったら一溜りも無いデス!」

 

「フフフ、燃え尽きて消し炭になるか、斬り刻まれるか、二つに一つだぞ」

 

戦慄している調と切歌に、ギャル5は勝ち誇る様な笑みを向ける。

 

 

 

 

 

「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

「デリャアアアアアアッ!!」

 

ギャル4に向かって剣と槍を振るう翼と奏。

 

「セヤアアアアアッ!!」

 

それに対し、ギャル4は片刃の刀身が2つ、背中合わせで備え付けられてる二股剣で受け止める。

 

すると途端に!

 

翼の剣と奏の槍の刀身が罅割れる!!

 

「!? コレはっ!?」

 

「翼! 下がれっ!!」

 

驚きながらも、奏の声を聞いてギャル4から共に距離を取る翼。

 

「間違いない………今の現象は()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

「けど、なら何でアタシの槍まで?」

 

共にアームドギアを再形成しながら、翼が先程現象がファラが使っていたソードブレイカーと同じと見抜くが、奏が自身の槍にまで影響が出た事を疑問に思う。

 

「ソードブレイカー? あんなちゃちな物と一緒にされれは困る………コレは『ウェポンブレイカー』よ!」

 

そんな翼と奏に向かって、ギャル4は二股の剣………『ウェポンブレイカー』を突き付けながらそう言い放つ。

 

「!? 『ウェポンブレイカー』だと!?」

 

「つまり、全ての武器を破壊する武器という事か………」

 

今度は奏が驚きの声を挙げ、翼が苦い表情を浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

「くらいやがれっ!!」

 

CUT IN CUT OUT

 

ギャル3に向かって腰部のアーマーを展開させ、小型ミサイルを多数放つクリス。

 

「フッ!」

 

するとギャル3は跳躍し、身体を丸めて高速で回転し始めたかと思うと………

 

纏っているエレクライトのアーマー部分からレーザーが四方八方に放たれ、迫って来ていたミサイルを迎撃した!

 

「!? レーザーだとっ!?」

 

「お返しだっ!!」

 

驚くクリスに向かって、ギャル3は回転を止めると身体を広げる様なポーズを執り、またもアーマー部分からレーザーを多数放つ!

 

「チイッ!」

 

舌打ちしながら回避行動を執るクリスだったが………

 

「甘いっ!!」

 

ギャル3がそう言ったかと思うと、()()()()()()()()()()、回避行動を執ったクリスを襲った!

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

真面に喰らってしまったクリスが爆発で吹き飛ばされ、地面を転がる。

 

「………オマケに追尾機能付きかよ、クソッタレッ!!」

 

身体から黒煙を上げながら、悪態と共に立ち上がるクリス。

 

「さあ、精々踊り回るが良いっ!!」

 

そんなクリスに向かって、ギャル3は次々にレーザーを放つ。

 

「クソッ!!」

 

クリスは回避を繰り返し、躱し切れないモノはシールドを使って防ぐが、防戦一方となるのだった。

 

 

 

 

 

「キエアアアアアアッ!!」

 

奇声の叫びと共に、両手に握っている鎖で繋がれた巨大刺付き鉄球を振り回すギャル2。

 

「「!!」」

 

その気迫の前に、マリアとセレナは僅かにたじろぐ。

 

「キエエエエエイッ!!」

 

そのイヴ姉妹に向かって、ギャル2は先ず右手の刺付き鉄球を投げ付ける。

 

「「!!」」

 

マリアはその場でしゃがんで躱し、セレナは跳び上がって回避する。

 

「むんっ!!」

 

すれるとギャル2はセレナの方に狙いを定め、左の刺付き鉄球を横薙ぎに振るった!!

 

「!? キャアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!?」

 

咄嗟に浮遊する3本のビームダガーでバリアを展開させたセレナだったが、刺付き鉄球の質力を防ぎ切れず、バリアはガラスの様に砕け、直撃を受けたセレナが地面に叩き落とされる。

 

「! セレナッ!! 貴様ぁっ!!」

 

セレナがやられたのを見て、マリアが怒りを露わに突撃する。

 

「むんっ!!」

 

それに対し、引き戻した右の刺付き鉄球を投げ付けるギャル2。

 

「なんのぉっ!!」

 

だがマリアは、その刺付き鉄球を両手で挟み込む様にキャッチし、真正面から受け止めた!

 

「フッ! 馬鹿めっ!!」

 

しかし、ギャル2がそう言って、刺付き鉄球の持ち手部分に付いていたスイッチを押したかと思うと………

 

刺付き鉄球に付けられていたブースターが点火し、高速で回転し始めた!

 

「!? グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」

 

刺付き鉄球を保持出来ず、マリアは衝撃と共にブッ飛ばされる。

 

「姉さん! このっ!!」

 

立ち上がったセレナが、ギャル2に向かって多数のビームダガーを投げナイフの飛ばす。

 

「ハアアッ!!」

 

だが、ギャル2は左の刺付き鉄球を身体の前で回転させ、鎖部分でビームダガーを全て弾き飛ばす。

 

「コレならっ!!」

 

HORIZON†CANNON

 

へんけいさせた左腕の手甲からエネルギー砲撃を放つマリア。

 

「無駄だっ!!」

 

しかしそれも、ギャル2は回転させている刺付き鉄球の鎖部分で雲散させる。

 

「クッ!」

 

「お遊びはココまでだ!!」

 

と、マリアが悔しそうな声を漏らした瞬間、ギャル2がそう言い放つと、刺付き鉄球が巨大化するのだった。

 

 

 

 

 

「シャリバンキックッ!!」

 

「何だ、そんなもの!」

 

ギャル1に向かって跳び蹴りを繰り出すシャリバンだったが、あっさりと受け止められる。

 

「フンッ!!」

 

「クウッ!!」

 

そのまま振り回されて投げ飛ばされるシャリバンだが、空中で回転して姿勢を整え、難なく着地する。

 

「ハアッ!!」

 

と、そこでギャル1は両腕のアーマーを展開させて、鉤爪を出現させた!

 

「シャアアアアァァァァァーーーーーーーッ!!」

 

その状態でシャリバンへと跳び掛かる!

 

「フッ!!」

 

「シャアッ!! シャアァッ!!」

 

躱すシャリバンだが、ギャル1は奇声と共に2撃、3撃と連続で鉤爪を振るう。

 

「!? グアッ!?」

 

遂に喰らったシャリバンのコンバットスーツから火花が飛び散り、錐揉み回転しながら後方へとブッ飛ばされる。

 

「! クライムバスターッ!!」

 

地面を転がりながらもクライムバスターをギャル1目掛けて放つシャリバン。

 

「シャアアッ!!」

 

しかし、ギャル1は何と鉤爪を振るい、クライムバスターから放たれてビームを切り裂いて雲散させてしまった!

 

「おおっ!?」

 

「宇宙刑事シャリバンッ! 覚悟っ!!」

 

驚きを露わにしながら立ち上がったシャリバンに、ギャル1は再び跳び掛かるのだった。

 

 

 

 

 

「征伐っ!!」

 

お決まりの台詞と共に、シャイダーに向かって剣を地面に振り下ろし、電光火走りを見舞うヘスラー指揮官。

 

「フッ! ビデオビームガンッ!!」

 

それを躱してビデオビームガンで反撃するシャイダー。

 

「デエエイッ!!」

 

しかし、ヘスラー指揮官はビデオビームガンのビームを剣で弾き飛ばす。

 

「フアアァッ!!」

 

と、ヘスラー指揮官が大きく口を開いたかと思うと、何と火炎放射が放たれる!

 

「!? グウッ! アアッ!!」

 

コンバットスーツごと熱せられ、苦悶の声を挙げるシャイダー。

 

「! ハアッ!!」

 

しかし、バックル部分から鞭状の状態のレーザーブレードを引き抜くと、それを振り回して風圧で火炎を吹き飛ばす!

 

「フッ! ハアアッ!!」

 

そのまま、通常のレーザーブレードの状態へと変形させると、ヘスラー指揮官に向かって跳躍し、斬り掛かる!

 

「ムンッ!」

 

ヘスラー指揮官がそれを受け止めると、両者はそのまま鍔迫り合いへと縺れ込む。

 

「宇宙刑事シャイダーッ! 無駄な足掻きは止めろっ!! 世界の分解が始まった時、この地球は再び大帝王クビライ様の物となるのだ!!」

 

「何ですって!?  如何言う事ですっ!?」

 

「此処で死ぬ貴様が知る必要は無いっ!!」

 

そこで、ヘスラー指揮官が意味深が事を言い放つが、シャイダーの問い掛けには答えず、殺気を漲らせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャリバンとシャイダー、装者達とフーマ幹部達の激戦が続く中………

 

響と戦うギャバンは………

 

「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

「チュウッ!!」

 

上段から振り下ろされた二振りのエナジーブレイドを跳躍して躱すギャバン。

 

「シルバービームッ!!」

 

そのまま距離を取って着地を決めると、左手からシルバービームを放つ。

 

「ムンッ!!」

 

だが、響はエナジーブレイドを交差させて受け止めると、そのまま掻き消す。

 

「ハアアッ!!」

 

背の翼を展開させて、一気に距離を詰めると、二振りのエナジーブレイドで連続斬りを繰り出す響。

 

「ホッ! ハッ!」

 

ギャバンはそれを後ろに下がりながらも次々に回避する。

 

「やるじゃないか、響ちゃん。剣の扱いもそんなに上手いなんて、知らなかったな」

 

「黙れっ!!」

 

そんな中で軽口を叩いて来るギャバンに、響は苛立った様に怒鳴りながら、不意を衝く様にヤクザキックを繰り出す。

 

「フッ!!」

 

だが、ギャバンは読んでいたかの様に、自身の腹に向かって繰り出されたヤクザキックを両腕で挟み込む様に受け止める。

 

「!?」

 

「チュウッ!!」

 

響が驚いて居る間に、そのまま振り回して錐揉み回転させる様に投げ飛ばす。

 

「! グウッ! クソッ!!」

 

「…………」

 

地面を転がった響は、追撃されまいと素早く立ち上がるが、ギャバンは構えを取ったままながらも元の場所で佇んでいる。

 

「! お前ぇっ!!」

 

それを馬鹿にされていると取った響は、激高しながら左手のエナジーブレイドを投擲した!

 

「フッ!!」

 

横っ飛びして難なく躱すギャバン。

 

しかし、投擲されたエナジーブレイドが地面に突き刺さったかと思うと………

 

突き刺さった地点を中心に、地面に電撃が迸った!!

 

「!? グアッ!?」

 

その範囲内に着地してしまったギャバンにも電撃が襲い掛かる。

 

「喰らえっ!!」

 

そこで響は真上に飛び上がったかと思うと、残る右手のエナジーブレイドを突き出しながらギャバン目掛けて急降下!

 

すると、エナジーブレイドからエネルギーが放出され、響自身が巨大な刃と化す!

 

必殺技『ドライリングシュヴェルト』だ!!

 

「! ギャバン・フルパワーッ!!」

 

そこでギャバンは、コンバットスーツからエネルギーを放出し、電撃を相殺!

 

「ムンッ!!」

 

そして、そのままレーザーブレードを抜き放つと、迫って来ていたドライリングシュヴェルトに向かって振るう!

 

ドライリングシュヴェルトとレーザーブレードが激しく火花を散らす。

 

「止せよ、響ちゃん。今の君じゃ、俺には勝てないぜ」

 

「! 今の君だと!? お前も私に思い出せと言うのか! アイツみたいに!!」

 

軽口を続けるギャバンに、響は記憶を思い出させようと躍起になっていた未来を思い出してそう言い放つ。

 

「別に思い出したくないなら、思い出さなくても良いさ」

 

「えっ!?」

 

しかし、続く言葉で一瞬呆気を取られる。

 

「記憶が有ろうが無かろうが………俺にとって君が立花 響である事に変わりは無い!」

 

「!!」

 

「戻って来るんだ、響ちゃん! フーマは君を良い様に利用しているだけだぞ!」

 

「! 五月蠅ああああぁぁぁぁぁいっ!!」

 

僅かに揺らぎを見せた響だったが、それにより感情が暴走し始めているのか、ギャバンの救いの手を撥ね退けてしまう。

 

「ウワアアアアアアッ!!」

 

「オオオオオオォォォォォォッ!!」

 

再びぶつかり合いになり、お互いに1歩も退かない響とギャバン。

 

遂には衝突していたお互いのエネルギーが大爆発を起こした!!

 

「うおおっ!?」

 

「グアアッ!?」

 

お互いにブッ飛ばされ、地面を転がるギャバンと響。

 

「ぐうう………」

 

「響ちゃん!」

 

激しい頭痛に頭を手で押さえながら立ち上がる響の姿に、ギャバンはコンバットスーツの中で痛ましい表情を浮かべる。

 

と、その時!!

 

ギャバンと響に影が掛かる!

 

「「!?」」

 

反射的に空を見上げた2人が見たのは、ベン所長の宇宙船だった。

 

「! アレはベン所長のっ!?」

 

何故ベン所長の宇宙船がとギャバンが疑問を抱いた瞬間………

 

宇宙船下部のハッチが開き、そこから()()が飛び降りた!

 

 

 

 

 

Rei shen shou jing rei zizzl

 

 

 

 

 

その跳び下りた人物………未来の口から聖詠が唱えられる

 

そして、紫色の光が彼女を包み込んだかと思うと………

 

その姿が『神獣鏡』のシンフォギアを纏った姿となり、響の方を向きながら、ギャバンの傍へと着地した。

 

「! お前………」

 

「未来ちゃん!? そのシンフォギアは!?」

 

「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

響が顔を歪め、ギャバンが驚き、シャリバンとシャイダー、装者達も一瞬未来の姿を見やる。

 

こんなこともあろうかと、マドー大災害の際に回収されていた神獣鏡の残骸からシンフォギアを修復して於いたのが役に立った様だな』

 

「! ベン所長! またいつもの『こんなこともあろうかと』ですか!?」

 

そこで通信回線から聞こえて来たベン所長の声に、ギャバンがツッコミの様にそう言い放つ。

 

『ああ。勿論、イグナイトモジュールも搭載済みだ。神獣鏡の魔を掃う力とダインスレイブの呪いの力を反発させない様にするのは少し大変だったがね』

 

サラリとそう言ってのけるベン所長だが、了子やウェル、ナスターシャやエルフナインが聞けば頭を抱えたくなる様な高等技術だった。

 

「轟お兄ちゃん………私に戦わせて

 

とそこで、未来がギャバンの方を振り返りながらそう言う。

 

「未来ちゃん………」

 

「もう2人が戦ってのに、私だけ待ってるだけなのは嫌なの。それに………今の響とは、()()()()()()()

 

そう言うと、再び響の方に視線を向ける未来。

 

「…………」

 

対する響は、未来を怒りと憎悪が籠った目で睨み付けている。

 

「…………」

 

だが未来はそんな響の視線を受けても一切たじろがず、只静かに響の事を見据えている。

 

「………分かった。だが、無理はするなよ」

 

そんな未来の姿に決意と覚悟を感じ取ったギャバンは、彼女に任せる事にする。

 

「大丈夫………よろしく勇気、でしょ?」

 

「フッ………」

 

未来のその返しに、ギャバンは思わず笑いを零す。

 

「………行くよ、響!」

 

「しつこい奴………こうなったら私の手で叩き斬ってやる!!」

 

そう言い合いながら、未来と響が互いに激突するのだった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

謎の光の球が身体に入り込んで性格が変わった洸。
一体何タロスの仕業なんだ?(棒読み)

一方、フーマ幹部達と戦う装者と宇宙刑事達。
エレクライトを纏ったギャル軍団には個性を出すのと他のキャラと被らない様に色々な武器を持たせてみました。
結構な変わり種の武器が揃ったかと。

そして激突するギャバンと響。
ギャバンの説得が感情が揺らぐが、それで暴走気味になる響。
そこへ、満を持して登場!
未来が遂に装者となりました!
神獣鏡のスペックではエレクライト相手は厳しいかもですが、要は響の心に思いが届けば良いので、真面に戦う必要はありません。
ギャバンもフォローしますが、果たして上手く行くか?

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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