戦姫絶唱シンフォギア 装者と鋼の勇者達 作:宇宙刑事ブルーノア
久々に動くギャバンが見れて満足です。
スペーススクワッド、再開しないかな………
死神谷………
「ええいっ! こうなればこの基地の能力の全てを使って、貴様等を葬り去ってくれるっ!! 機動部隊、出撃っ!!」
イグナイト状態となったシンフォギア装者達とレーザーブレードを構える宇宙刑事達、そして電王(ソードフォーム)を前にしたヘスラー指揮官が半ば自棄気味にそう言い放つ。
すると、死神谷の彼方此方でハッチが開き………
フーマ戦闘機が次々に離陸。
更に、フーマ戦車隊も出撃し、フーマ戦闘母艦も現れる。
「! ココへ来て戦闘兵器の数で押す積りっ!?」
「少々厄介ですね………」
大量のフーマ戦闘機編隊やフーマ戦車部隊を見て、若干苦い顔になるマリアとセレナ。
と、その時!!
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
「!!」
「コレはっ!!」
突如響いた上空からの咆哮に、調と切歌が空を見上げると………
雲を切り裂いて、ロボット形態で背の翼を展開させて飛んでいる『戦闘飛行ワンセブン』が姿を現した!!
「「ワンセブンッ!!」」
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
切歌と調が嬉しそうな声を挙げた瞬間、ワンセブンは両腕を前に突き出し、腕部に装備されていたミサイル発射口から次々とミサイルを放つ『ミサイルパンチ』を繰り出す!
フーマ戦車部隊に、ミサイルが雨霰と降り注ぎ、爆散させて行く。
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
そのままワンセブンは、フーマ戦車部隊の残骸を踏み潰しながら、地響きと共に着地!
今度はフーマ戦闘編隊が次々に怪光線を放って来るが、ワンセブンの装甲に歯が立たない。
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
ワンセブンは腕を振り回し、纏わり付く様に飛んでいたフーマ戦闘編隊を蠅の様に叩き落して行く。
するとそこで、フーマ戦闘母艦が主砲を発射!
直撃を受けたワンセブンがバタリと倒れる。
しかし、すぐに背面のロケットを噴射し、起き上がる。
その間に、フーマ戦闘母艦は着陸したかと思うと、まるで陸上戦艦の様に地面の上を進んでワンセブンに迫る!
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
フーマ戦闘母艦の突進を受け止め、押し合いとなるワンセブン。
「ワンセブン!」
「頼むデス!」
ウオオオオオオォォォォォォォッ!!
調と切歌の声に、ワンセブンは咆哮を挙げながら、目を青色に光らせるのだった。
「小癪なぁっ!!」
と、その光景に苛立った様に、ギャル5が切歌と調に向かって、輪刀からソーラービームを放つ。
「「!!」」
切歌が右、調が左に向かって跳び、分かれて回避する。
「ハアアッ!!」
β式・巨円斬
そして調が、両手のヨーヨーを融合し、頭上に掲げると巨大化させ、ギャル5に向かって振り下ろした!
「それが如何したっ!!」
しかし、ギャル5が輪刀を身体の前で回転させると、円形のエネルギーの壁が出現。
β式・巨円斬はその壁にぶつかって、暫く火花を散らしていたが、やがて砕け散ってしまう。
「イガリマーッ!!」
封伐・PィNo奇ぉ
今度は切歌が、伸ばしたアームに保持した4つの肩アーマー各々から出現させた鎌の刃を次々に見舞う。
「無駄だと言っているっ!!」
しかし、それでもギャル5が出現させたエネルギーの壁は破れず、調と同様に4つの鎌の刃の方が砕け散ってしまう。
「切ちゃんっ!!」
「調っ!!」
するとそこで、何を思ったのか、合流した切歌が調を肩車で担ぎ上げた!
「? 何の積りだ?」
2人の行動の意味が分からず、怪訝な顔をするギャル5だったが………
「1人1人で駄目なら………」
「2人一緒にデスッ!!」
調と切歌がそう言い放つと、調がΔ式・艶殺アクセルの様に、シンフォギアのスカート部分を丸鋸に変化させたかと、更に巨大化!
「行くデースッ!!」
その瞬間に、切歌が災輪・TぃN渦ぁBェルの様に肩アーマーからバーニアを噴射!!
まるで巨大な独楽の様になって、ギャル5の出現させた光の壁に突撃!
光の壁を呆気無く斬り裂き、ギャル5へと迫る!
「なっ!? クウッ!!」
ギャル5は驚きながらも、輪刀を両手で構え、ソーラービームを放つ。
しかしそのソーラービームさえも、巨大独楽と化した切歌と調の超高速回転で雲散させられる。
「!!」
すぐさま、輪刀を回転させて迎え撃とうとしたギャル5だったが………
巨大独楽と接触した瞬間に輪刀は砕け、そのままギャル5は身体を上下に真っ二つにされた!
「グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
断末魔の悲鳴が響き渡り、ギャル5は爆発四散した!
「やったデス!………! うっぷっ!?」
「うう………気持ち悪い………」
技を解除した切歌が歓声を挙げた直後に吐き気を覚えて口元を押さえ、調の方も顔色を悪くして膝を着き、今一格好が付かなかったのだった。
その為………
ギャル5が爆発した場所から、小さな光る蝶の様な物が飛び去ったのに気付かなかった………
翼&奏VSギャル4………
「ハアッ!!」
千ノ落涙
「効かぬわぁっ!!」
ギャル4に向かって大量の剣を降り注がせる翼だったが、ギャル4が振るったウェポンブレイカーの1撃で、全てが砕かれてしまう。
「まだまだぁっ!!」
GRAVITY∞PAIN
すると、今度は奏がアームドギアの槍に足を掛けて、跳び蹴りの様な体勢でギャル4に向かって急降下する。
「馬鹿めっ! 態々やられに来たかっ!!」
その奏に向かって、ギャル4がウェポンブレイカーで突きを繰り出す!
槍とウェポンブレイカーが激突したかと思うと、槍が砕け散る!
「やったぞっ!………!?」
歓喜の声を挙げたギャル4の顔で一瞬で驚愕に染まる。
砕け散った槍の破片の中を、握った拳を振り上げて突き進んで来る奏の姿を見たからだ!
「オラアッ!!」
「!!」
奏の気合の声と共に繰り出された拳を、咄嗟にウェポンブレイカーの側面で防ぐギャル4。
「オラララララララララララララッ!!」
だが奏はそのまま、連続で拳を繰り出し、ウェポンブレイカーを殴り付ける!
殴られているウェポンブレイカーに、ドンドンとヒビが入って行く。
「へっ! やっぱり
「ば、馬鹿なっ!? お前は槍使いの筈っ!?」
ギャル4が焦った様子でそう言い放つ。
「アタシのガングニールを受け取った響が拳で戦ってるんだ! 元であるアタシのガングニールだって、拳で戦える筈だっ!!」
そんなギャル4に無茶苦茶な理論を返しながら、ウェポンブレイカーを殴り続ける奏。
しかし、その理論は強ち間違っていなかった。
イグナイト状態に加え、ベン所長の強化改造によってスペックを底上げされているシンフォギアは、アームドギアが無くとも十二分な力を発揮出来るのだ!
「オラアァッ!!」
そして奏が一層の気合を込めた声と共に、渾身の拳を繰り出した瞬間!
ウェポンブレイカーは粉々に砕け散った!
「あ、有り得ないっ! 立花 響以外のシンフォギア装者がアームドギア無しで戦うなど!!」
ギャル4が完全に狼狽する。
「奏っ!!」
「翼っ! 決めるぞっ!!」
双星ノ鉄槌-DIASTER BLAST-
そのギャル4に向かって、翼とアームドギアを再形成した奏の合体技が炸裂!
「! フーマバンザアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーイッ!!」
フーマの事を称えながら、直撃を受けたギャル4が大爆発を起こして、四散した。
「やったぜっ!」
「無茶し過ぎよ、奏」
「別にそんな事ないぜ」
「全く、もう………」
無茶した積りは無いと返す奏に、翼は呆れながらも笑う。
ギャル4が爆発した地点から、小さな光る蝶が飛んで行った事に気付かず………
クリスVSギャル3………
「オラオラオラァッ!!」
ガトリングガンに変形させたアームドギアから弾幕をばら撒くクリス。
「例えイグナイトと言えど!!」
しかし、ギャル3が全身の至る所から放つレーザーは、ガトリングガンの連射速度さえも上回り、弾丸を次々に蒸発させる。
「クソッ!」
「死ねぇ! 雪音 クリスっ!!」
クリスが悪態を漏らした瞬間、ギャル3は全身から前方に向けてレーザーを放つ。
すると、放たれたレーザー同士が接触して巨大な光球を形成したかと思うと、その光球と同じ大きさの極太レーザーがクリスに向かう!
「! チイッ!!」
咄嗟に真上に向かって跳躍すると、極太レーザーは先程までクリスが居た場所に直撃し、大爆発を起こす。
「馬鹿めっ! 空中では避け様があるまい!!」
と、そのクリスの動きは想定通りだと、ギャル3が同じ技を空中のクリスに向かって繰り出す!
指摘通り、空中に居るクリスは避けられない!
「!? しまっ………」
クリスが焦った表情を浮かべた瞬間!!
突如飛来した数本のビームダガーが、クリスの前に位置取ったかと思うと、バリアを展開させた!
ギャル3が放った極太レーザーは、バリアに防がれて雲散する。
「!? 何っ!?」
「コイツはっ!?」
「雪音さん! 大丈夫ですかっ!?」
ギャル3と着地したクリスが驚きの声を挙げていると、クリスの隣にセレナが降り立つ。
「! セレナッ!? 姉ちゃんの方は良いのかよ!?」
「ええ、シャリバンさんが来てくれましたから。姉さんも私よりシャリバンさんとの方が戦い易いと思いますし、何より嬉しいでしょう」
クリスの問いに、良い笑顔でそう返すセレナ。
「………お前、本当に良い性格してるな」
そんなセレナの様子に、クリスは苦笑いを零すのだった。
「オノレェッ! 嘗てはマドーの一員として非道を尽くした癖にっ!!」
「言葉には気を付けて下さい………こう見えても私………怒りっぽいんですよ」
と、ギャル3がそう言い放つと、セレナの表情から感情が消えた。
「!?」
(ヤベェ! 地雷を踏み抜きやがった!!)
その様子にギャル3だけでなく、味方であるクリスまでも戦慄を覚える。
「雪音さん………私に考えが有るんですけど、聞いて貰えますか?」
「お、おう………」
先程までも感情の無さが嘘の様にいたずらっ子の様な笑みを浮かべてそう言うセレナに、クリスは思わず返事をどもらせてしまう。
「クッ! 小娘めっ!!」
ギャル3が漸く気を取り直したかと思うと………
「行けえっ!!」
CUT IN CUT OUT
クリスが気合の叫びと共に、無数の小型ミサイルを放った!!
「同じ事をぉっ!!」
ギャル3は全身からホーミングレーザーを放ち、小型ミサイル群を撃ち落とそうとする。
だが、ホーミングレーザーが小型ミサイルに命中するかと思われた瞬間………
小型ミサイルをバリアが包み込み、ホーミングレーザーを防いだ!!
「!? 何っ!?」
驚くギャル3の目に飛び込んで来たのは………
全ての小型ミサイルに、セレナのビームダガーが張り付いている様子だった!
張り付いていたビームダガーがバリアを発生させていたのだ!
バリアに守られた小型ミサイル群は、ホーミングレーザーを弾きながらギャル3へと殺到!
そして命中直前でバリアが解除される!!
「グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
小型ミサイルが次々にギャル3へと命中し、その姿が爆炎に包まれた!!
「トドメだっ!!」
MEGA DETH FUGA
その爆炎に包まれているギャル3に向かって、クリスは駄目押しとばかりに2発の大型ミサイルを放とうとする。
「! 舐めるなぁっ!!」
だが、最後の意地か、ギャル3は炎に包まれながらも、残っていたアーマー部分からクリス目掛けてレーザーを発射する!
「!? グアアッ!?」
直撃を喰らったクリスが仰け反り、大型ミサイルは上空に向かって発射されてしまう。
「ハアッ!!」
PIXIE†WHIP
すると、その大型ミサイルに向かって、セレナがビームウィップを伸ばしたかと思うと、2発纏めて絡め取る。
「コレでええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」
そして気合の声と共にビームウィップを振り下ろすと、絡め取られている大型ミサイル2発が、ギャル3の頭上から迫る!
「! 大帝王クビライ様に栄光有れええぇぇぇーーーーーっ!!」
その直撃を受けたギャル3は、今度こそ木っ端微塵に吹き飛んだ!
「やりましたっ!!」
「あ、ああ………そうだな」
無邪気に喜ぶセレナに対し、先程の事がまだ頭に残っているクリスは、またどもった返事を返すのだった。
そしてまた………
爆発の煙に紛れながら、小さな光る蝶が飛び去って行ったのだった………
シャリバン&マリアVSギャル2………
「キエアアアアアアッ!!」
「シャリバンキックッ!!」
ギャル2の奇声と共に放たれた刺付き鉄球を跳び蹴りで蹴り返すシャリバン。
「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」
直後に、聖なる剣を握ったマリアが斬り掛かったが………
「キエアアアアアアッ!!」
ギャル2はもう片方の刺付き鉄球を水平に放って来る!
「! クッ!!」
咄嗟に聖なる剣を盾に使って防いだものの、突撃の勢いを殺されたばかりか、衝撃でマリアは地面の上を滑って強制的に後退させられる。
「クライムバスターッ!!」
「甘いっ!!」
シャリバンがクライムバスターを放つが、それも回転させた刺付き鉄球の鎖で防がれる。
「やっぱり、あの鉄球を何とかしないと………」
ギャル2の得物である刺付き鉄球を如何にかする方法は無いかと思考を巡らせているマリア。
「! そうだっ!」
とそこで、シャリバンが何かを思い付いた様子を見せる。
「何か思い浮かんだの? シャリバン」
「ああ、奴の得物を逆に利用してやるんだ」
「得物を? 如何言う事………」
「良いか、良く聞いてくれ………」
シャリバンとマリアは、ギャル2には聞こえない様に互いに傍に寄って小声で何かを言い合う。
「何をイチャ付いている! 此処は戦場だぞっ!!」
その光景に苛立ち混じりにギャル2が言い放ったかと思うと、刺付き鉄球からブースターを噴射させ、シャリバンとマリアに放った!
「ケアッ!!」
「ハアッ!!」
「逃がすかっ!!」
シャリバンとマリアは其々の左右の斜め方向へ跳躍して躱すが、刺付き鉄球はブースターの噴射方向を変えて、シャリバンとマリアに迫る。
「マリア! 今だっ!!」
「!!」
と、シャリバンが叫ぶと、マリアと同じタイミングで、其々にレーザーブレードと聖なる剣を振るった!
刺付き鉄球を破壊する事は出来ず、弾くに終わったが………
弾かれた刺付き鉄球が、ブースターの加速の勢いも乗せて互いに激突!!
一瞬の間の後………
刺付き鉄球に罅が入って行き、そのまま砕け散った!
「!? しまったっ!?」
「「レーザーブレードッ!!」」
ギャル2の叫びが挙がった瞬間、シャリバンとマリアはレーザーブレードと聖なる剣にエネルギーを注入し、刀身を発光させる。
「まだだ! まだ終わっていないっ!!」
どこぞの液体蛇の様な台詞を吐きながら、刺付き鉄球の残っていた鎖を鞭の様に振るうギャル2。
だが、鎖はレーザーブレードと聖なる剣の刀身に巻き付いたかと思うと、そのままエネルギーで焼き斬られる。
「!?」
「「シャリバン・クラッシュッ!!」」
シャリバンとマリア、必殺のシャリバン・クラッシュがダブルでギャル2に決まる!
「フーマに栄光有れえええぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!」
断末魔の叫びを挙げて、ギャル2は倒れ、爆発四散した。
「「…………」」
その爆発を背にし、シャリバンとマリアは残心の様にポーズを決める。
そんな2人から逃げる様に、爆煙に紛れて光る蝶が飛んで行ったのだった………
ギャバン&電王(ソードフォーム)VSギャル1………
「行くぜ行くぜ行くぜぇーっ!!」
「オイオイ、突っ走り過ぎだろっ!」
シャリバンと交代する形でギャル1の相手を始めた電王(ソードフォーム)とギャバン。
「へっ! 戦いはノリの良い方が勝つんだよ!! オラアッ!!」
「フッ!!」
ギャバンの忠告を軽く流し、ギャル1に向かってデンガッシャー・ソードモードを振るう電王(ソードフォーム)だが、ギャル1の左の鉤爪で受け止められたかと思うと、右の鉤爪でにカウンターを喰らう。
「グオッ!?」
「シャアアアアァァァァァーーーーーーーッ!!」
衝撃でギャル1に背中を向けてしまった電王(ソードフォーム)を、ギャル1は鉤爪で切り裂く!
「!? ギャアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!? イデデデデデデエェッ!?」
丁度尻の辺りを引っ掻かかれる事となった電王(ソードフォーム)が、情けない声を挙げながら尻を押さえてドタバタとする。
「オイ! その身体は洸小父さんのだろ! もっと丁寧に扱えっ!!」
「ウルセェッ!! イデデデデデデエェッ!!」
怒るギャバンに相変わらず尻を押さえてドタバタしながら怒鳴り返す電王(ソードフォーム)。
「ハッ! 漫才か? そのまま死ねぇっ!!」
そんな2人向かって、ギャル1が襲い掛かる。
「! シルバービームッ!!」
「シャアッ!!」
咄嗟にシルバービームを放つギャバンだったが、ギャル1は鉤爪でシルバービームを引き裂いて、ギャバンを肉薄する。
「シャアアアアァァァァァーーーーーーーッ!!」
「クッ!!」
繰り出される両手の鉤爪をレーザーブレードで受け止めるギャバン。
「この猫野郎っ!!」
と、漸く痛みが引いたのか、電王(ソードフォーム)がそう言いながらギャバンと斬り結んでいるギャル1にデンガッシャー・ソードモードを振るう。
「シャアッ!?」
「うおっ!?」
しかし、ギャル1は跳躍して躱すと、電王(ソードフォーム)が振るったデンガッシャー・ソードモードは、ギャバンのレーザーブレードにぶつかる。
「あ!? ワリィッ!!」
「さっきから何やってんだ、お前っ!」
「ウルセェッ! 俺だって好きでやってんじゃねえんだよっ!!」
思わず悪態が出るギャバンに、またも怒鳴り返す電王(ソードフォーム)。
「死ねぇっ! 宇宙刑事ギャバンッ!!」
とその隙を逃さず、ギャル1が両手の鉤爪を地面に叩き付けたかと思うと、幾重もの電光火走りが発生し、ギャバンと電王(ソードフォーム)に向かう。
「! ギャバンレーザーッ!!」
そこでギャバンは電王(ソードフォーム)との組み合いを解くと、両手を地面に付けて地を這う光線………『ギャバンレーザー』を放ち、電光火走りを相殺する。
「この野郎っ!!」
「オイ、ちょっと待てっ!!」
再びギャル1に突撃しようとした電王(ソードフォーム)の肩を掴んで止めるギャバン。
「邪魔すんじゃねえよ! 今度こそ俺が………」
「聞けって。
「あん?………」
またも噛み付こうと電王(ソードフォーム)だったが、ギャバンからそう提案されて首を傾げた。
「お遊びはココまでだ! 纏めてあの世に送ってくれるっ!!」
ギャル1がそう言い放ったかと思うと、鉤爪の爪部分がレーザーを帯びて怪しく発光する。
「終わりだ! 宇宙刑事ギャバンッ!! そして仮面ライダーッ!!」
勝利を確信したかの様なギャル1だったが………
「サイバリアーンッ!!」
そこでギャバンが、サイバリアンを召喚!
「チュウッ!!」
「オリャアッ!!」
ギャバンが操縦席に跳び乗ったかと思うと、側車部分に電王(ソードフォーム)が跳び乗る。
「!? 何っ!?」
「サイバリアンレーザーッ!!」
驚くギャル1に向かって、ギャバンがサイバリアンレーザーを放つ。
「ぐうっ!?」
「今だっ!!」
「おう! 行くぜっ!!」
『フルチャージ!』
ギャル1が怯んだ瞬間、電王(ソードフォーム)がライダーパスをベルトのバックル部にセタッチ。
ベルトから合成音声が流れ、赤色のエネルギーがデンガッシャー・ソードモードへ送られる!
「俺の必殺技………幻のパート1!!」
デンガッシャー・ソードモードの刀身が赤く発光する!
「レーザーブレードッ!!」
更に、ギャバンも操縦席で立ち上がり、レーザーブレードの刀身を発光させる。
「オリャアアアアアァァァァァァーーーーーーーッ!!」
「ギャバン・ダイナミックッ!!」
そして、サイバリアンに乗ったまま、2人同時に擦れ違い様にギャル1を斬り付けた!
「グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
身体に十文字文字の光る傷が入るギャル1。
「こ、これで………フーマの天下だぁっ!!」
そしてそう言い放つと、そのまま爆発四散した!
その爆煙に紛れて、またまた光る蝶が飛んで行った。
「ヘッ! 如何だ! 俺のカッコイイ戦いぶりはよぉっ!!」
(フーマの天下? 如何言う事だ?)
すっかり良い気になっている電王(ソードフォーム)とは対照的に、ギャル1が残した言葉に引っ掛かりを覚えるギャバン。
その為、ギャル1の爆発地点から飛び去る、光る蝶を見逃してしまうのだった………
シャイダーVSヘスラー指揮官………
「レーザーブレードッ!!」
シャイダーがレーザーブレードにエネルギーを注入し、刀身を発光させる。
「ヌアアアッ!!」
剣の先端をシャイダーに向けると、そこからロケット弾を次々に放つヘスラー指揮官。
「オオオオオオォォォォォォッ!!」
そのロケット弾が次々に着弾して爆発する中を、シャイダーは走り抜ける。
「ヌウウンッ!!」
ならばと、ヘスラー指揮官は得意の電光火走りを繰り出す。
「うわっ!?」
足元で爆発が起こり、シャイダーの身体が宙に舞い上げられる。
「貰ったぞ、シャイダーッ!!」
ヘスラー指揮官は落下地点を予測して回り込み、シャイダーに向かって突きを繰り出す。
「!!」
しかし、シャイダーは直前で身体を錐揉みさせる。
「セエエヤッ!!」
「ぐうっ!?」
ヘスラー指揮官の剣は、コンバットスーツの表面を僅かに掠るに終わり、逆にシャイダーはヘスラー指揮官の胴を斬る!
「オノレェッ!!」
しかし、ヘスラー指揮官は怯まず、地面を転がるシャイダーに剣を振り下ろす。
「クッ!!」
レーザーブレードの刀身を左手で支えて受け止めるシャイダー。
「死ねぇっ!! シャイダーッ!!」
そのまま剣を押し込もうとするヘスラー指揮官。
「ぐううう………ハアアッ!!」
だが、シャイダーは自慢の怪力で弾き返す!
「ヌウウッ!?」
「ビデオビームガンッ!!」
そして、斬り付けた腹部分にビデオビームガンを放った!!
「! ヌアアアアアアッ!?」
コレには流石のヘスラー指揮官も怯み、剣を頭上に放る様に手放してしまう!
「今だ! トアアアッ!!」
その隙を逃さず、シャイダーはヘスラー指揮官に向かって跳び、上空に放られた剣をキャッチすると、レーザーブレードと共にその腹に突き刺した!!
「グアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーッ!?」
背中からレーザーブレードと剣の刃が飛び出し、そこからエネルギーが火花の様に噴き出す。
「ヌウウンッ!!」
「!!」
だが、そんな状態にも関わらず、ヘスラー指揮官は両手でシャイダーの首を絞めて来る。
「負けん! 負けんぞぉっ!!」
フーマ大幹部の意地か、鬼気迫る表情でそう言い放つ。
「! トオオッ!!」
しかし、シャイダーは手を払い除けると、ヘスラー指揮官の剣は残したまま、レーザーブレードを抜き放つ。
「!? グウウッ!?」
「シャイダー・ブルーフラッシュッ!!」
そして、必殺のシャイダー・ブルーフラッシュを叩き込んだ!!
「大帝王クビライに、栄光有れえええぇぇーーーーーーっ!!」
クビライの事を称え、ヘスラー指揮官は大爆発・四散。
刀身が半ばで折れたヘスラー指揮官の剣が宙に舞い、地面へと突き刺さる。
と、思った瞬間に、煙の様に消えてしまう。
「…………」
爆煙に阻まれて見えなかったシャイダーは、ヘスラー指揮官の爆発した地点を見据えながら、残心の様にポーズを決めていたのだった………
響&未来VS神官ポー………
「ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」
気合の叫びと共に神官ポーに殴り掛かる響。
「…………」
しかし、拳が命中するかに思われた瞬間に、神官ポーの姿が幽霊の様に消える。
「!?」
「…………」
驚く響の背後に、音も無く再出現する神官ポー。
「! オオオッ!!」
「…………」
今度は回し蹴りを放つ響だったが、蹴りが命中するかと思われた瞬間に、またも神官ポーの姿が消える
「!?」
「…………」
「! また後ろ!………! あうっ!?」
三度響の背後へと出現したかと思うと、手にしていた杖で殴打を喰らわせる神官ポー。
「響っ!!」
そこで未来が、閉じた状態で剣状の扇から稲妻状の黒いレーザーを放つ。
「…………」
しかし、神官ポーは地面の上を滑る様にスライド移動して難なく躱す。
「クッ!」
「…………」
そのまま2発、3発とレーザーを放つ未来だが、やはり神官ポーは涼しい顔のままスライド移動で躱して行く。
「小日向 未来………貴方のそのシンフォギアの能力は脅威ですが、他の装者に比べて貴方の圧倒的に戦闘経験の少ない………その様な直線的な攻撃では私は捉えられません」
未来の戦闘経験の無さを見抜き、レーザーを躱し続けながら、神官ポーがそう言い放つ。
「なら! コレでっ!!」
暴虐
とそこで、未来の背中に、中間点に鏡の付いた突起が放射光の様に出現。
その鏡全てから、稲妻状の黒いレーザーが放たれる!
「むんっ!」
だが、神官ポーが杖を翳す様に構えると、バリアが展開され、レーザーを防ぐ。
「手数で来ようと………」
「ウオオオオオオォォォォォォォッ!!」
神官ポーがそう呟いた瞬間に、レーザーブレード・Dを抜刀した響が、バリアへと斬り掛かる!
だが、それでもバリアは破れず、レーザーブレード・Dの刃は甲高い音と共に止められる。
「隙を衝いた積りでしょうが、その程度では………」
と、神官ポーがそう言っていた途中で、未来が放っていた黒いレーザーの1発が、レーザーブレード・Dの刃に命中!
レーザーブレード・Dの刀身が黒く光る!
「!?」
「オオオオオオォォォォォォッ!!」
神官ポーが驚いて居ると、響が気合の叫びと共にレーザーブレード・Dの刃を更に押し込み………
とうとうバリアを斬り裂いて、神官ポーに刃を到達させた!
「!? クウッ!!」
「うわっ!?」
肩口にレーザーブレード・Dの刃が食い込んだが、その瞬間に杖を振るい、響を弾き飛ばす神官ポー。
「ぐうっ!!………」
「行けええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」
暴虐
斬られた肩を押さえて神官ポーが蹲った瞬間、未来が再び暴虐を放つ!
「!!」
神官ポーが稲妻状の黒いレーザーに飲まれ、大爆発が起こる。
「やったっ!!」
「やったね、未来!」
「うん。響がコッチの意図に気付いてくれたから」
「未来と轟兄の事だったら、何でも分かるよ!」
「! も、もう! 響ったら………///」
素でそんな事を言う響に、未来は思わず頬を染める。
「………成程。貴方達ならではの絆の力と言うワケですか」
「「!!」」
とそこで、立ち上っていた爆煙の中から神官ポーの声が聞こえて来て、すぐさま構えを取り直す響と未来。
「少々侮っていた様ですね………」
そう言う台詞と共に、爆煙が晴れて神官ポーの姿が露わになるが………
「!?」
「うっ!?」
その姿を見た響が目を見開き、未来が僅かに怯む。
今神官ポーは、今までの人間と同じ姿から打って変り………
醜いクリーチャー然とした怪人の姿となっていたからだ。
「私にこの姿を晒させるとは、許しがたい事です………ですが、最早勝負は決しました」
『グラビトーンッ!!』
と、神官ポーがそう言った瞬間にワンセブンの声が響き渡り、グラビトンが放たれてフーマ戦闘母艦が圧縮された後に爆発・四散した。
「ココは退散させて頂きます。ですが………今日にこの敗北は
「!? 如何言う事っ!?」
「さらばです………次に会う時が貴方達の最期であり、フーマが再び地球を手にする時です」
響の問いには答えず、神官ポーはそう言い残して煙の様に退散して行った。
「一体如何言う事なの?」
「分からない………」
未来と響は顔を見合わせ合ってそう言い合う。
「けど、兎に角良かった! 響が戻って来てくれて!」
しかし、未来にとっては響が戻って来て呉れた事が何よりも万々歳であった。
「うん………本当にゴメンね。私、未来に本当に酷い事を………」
その際の記憶が残っていた響は、申し訳無さそうな顔で、改めて未来に謝罪するが………
「響………」
と、そこで未来は響の右手を両手で包み込む様に握る。
「言ったよ。例え響が私の事を嫌いになっても………私は響の事を大好きで居続けるから」
「未来………」
「響………」
そこで2人は、お互いにどちらからとでも無く抱き締め合うのだった。
「オーイ! 響ーっ!!」
「立花っ!」
そこへ、奏と翼の声が聞こえて来て、戦いを終えた装者達と宇宙刑事達が集まって来る。
「あ! 皆………迷惑掛けてゴメンなさい。色々とありがとうございました」
「ったく、心配掛けやがって」
「無事に元の鞘に収まったわね」
「確かこう言うのを諺で………『雨降ってアスファルト固まる』って言うデス!」
「それを言うなら『雨降って地固まる』………原型が無いよ、切ちゃん」
「兎に角、無事だった様で何よりです」
響が謝罪と感謝を告げると、クリス・マリア・切歌・調・セレナがそう返して来る。
「へへへ………でも、良くこの場所が分かりましたね」
「それ何だが………」
「此処の事を教えてくれたのはキャロル・マールス・ディーンハイムなんだ」
「!? キャロルちゃんが!?」
照れ隠しの様に、良くフーマの秘密基地の場所を突き止められたと響が言うと、ギャバンとシャリバンの言葉に驚きを示す。
と、その時………
「………ん?」
シャイダーの目の前に、『
「コレは………」
その舞い降りて来た物………ハンカチをキャッチするシャイダー。
「! このハンカチは、
それが、キャロルとのファーストコンタクトの際に、怪我をしていたキャロルの手当てに使った物である事に気付いたシャイダーが上空を見上げると………
「…………」
そこにはいつもの魔法使いの様な格好で、空中に出現させた魔法陣の上に仁王立ちしているキャロルの姿が在った。
「キャロルちゃん!」
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
シャイダーが声を挙げると、他の者達もキャロルの存在に気付く。
「………コレで『
キャロルはシャイダーに向かってそう言い放つ。
「キャロルちゃん………」
「聞け! 歌乙女と宇宙刑事共っ!!」
シャイダーが呟いた瞬間、キャロルは演説の様に声を張り上げた。
「近い内に………俺は世界の分解を開始する!」
「! 何っ!?」
「チフォージュ・シャトーの調整は完了した! 必要な『呪われた旋律』も既に集まった!!」
「『呪われた旋律』!?」
「それって!………」
その『呪われた旋律』と言う単語を、以前にもキャロルが口にしていた事を思い出す響。
「オートスコアラー達は只お前達に負けたワケではない! 貴様達に倒される事で呪われた旋律を身体に刻み込んで収集する事が使命だったのだ!!」
「なっ!?」
「呪われた………! ダインスレイブの欠片!!」
「まさか、イグナイトモジュールが!?」
クリスが驚く横で、翼とマリアがそう推察する。
「成程………エルフナインちゃんが君の所から欠片を奪って逃げた時から全て計画の内だったてワケか」
「だが、なら態々ネタ晴らしに来た? それこそすぐにでも世界の分解を始めれば良かったんじゃないか?」
シャリバンがそう言うと、ギャバンが疑問をぶつけた。
「………もしココから計画に失敗を齎す存在が居るとすれば………それはお前達に他ならない」
装者達と宇宙刑事達を見下ろしながら、キャロルはそう言う。
「だからこそ! 俺はお前達を捻じ伏せた上で世界の分解を果たさなければならん! 次に会う時が………俺と貴様達の決着の時だ!!」
「「キャロルちゃんっ!!」」
「止められるものなら………止めてみろっ!!」
シャイダーと響が呼び掛ける中、キャロルは最後にそう言い残し、テレポートジェムを使って姿を消した………
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
残された装者達と宇宙刑事達は全員が険しい表情を浮かべる。
遂に………
キャロル、そしてフーマとの決戦の時が訪れようとしていた………
つづく
新話、投稿させて頂きました。
装者達と宇宙刑事達は大奮戦。
遂に神官ポーを除く幹部達を撃破します。
しかし、それさえもフーマの計画の内か………
そして最後に現れたキャロルは、態々ネタバラシをして決戦を宣言します。
この辺の変化は、原作より響、そして劾と関わった故にですね。
態々止めてみろと言っているのも実は………
さて、次回は決戦前の合間を縫って、響が洸と改めて話し合いますが………
そこで思わぬ事態が………
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。