とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク   作:SUN'S

10 / 24
第10話

ヶ月∀日

 

また朝のホームルームで凰鈴音と織斑一夏が暴れたのか。怒りに満ちたブリュンヒルデの居合斬りボンバーという掛け声が聞こえてきた。

 

そういえば深夜にやって来たブリュンヒルデとキン肉マンを見たな。やはりブリュンヒルデは和風のキャラクターが好きなのだろうか。

 

あとで聞くとしよう。

 

そう考えながらブリュンヒルデの説教する声に「うらやましい」やら「私もされたい」とかつぶやき、どんよりとした空気になる教室で生徒会長に「貴女なら止められるのに行かないの?」と言われる。

 

なぜ、そうなるのだ。私が止めにいくより副担任が止めるだろうと言えば「いや、あの先生じゃ怒ってる織斑先生は止められないでしょ?」と言う。

 

確かにそれはそうだ。私は生徒会長の言葉に納得する。しかし、そうなるとIS学園でブリュンヒルデを止められるのは私とお前だけになるぞ?

 

私がそう言うと優しげな笑みで「この話はやめましょうか」とつぶやき、そっと扇子を開いてまた文字を見せてくる。

 

『現実逃避』

 

やはり日本語は難しい。

 

Å月⌒日

 

どうやら転校生が来たそうだ。

 

篠ノ之箒の話によると男装している女の子らしい。だが、織斑一夏はまったく気付いておらず、普通に接しているとのことだ。

 

ただ、私の部屋に来て「一夏のやつは唐変木で鈍感なんです。か、かかか彼女である私を優先してはくれますが、どうも転校生に付き添ったりして、いや寂しいわけではないのだ!?本当ですよ、本当ですからね!!そもそも一夏のやつは奥手すぎで、ようやくチューを……なんでもありません」と叫び、かわいそうな自滅した篠ノ之箒を落ち着かせる。

 

そういうのは、どうでもいい。

 

私が聞きたいのはハニートラップの可能性があるのかどうかだ。篠ノ之箒、これは前にも言ったと思うが織斑一夏は稀有な存在だ。

 

彼のDNAは貴重で手に入れればISの秘密に近づけると考えるものいる。まあ、わかりやすく言えば篠ノ之箒から織斑一夏を横恋慕したら……あいつは話は最後まで聞けと教わらなかったのか?

 

Å月∃日

 

凰鈴音と篠ノ之箒、セシリア・オルコットに説教される織斑一夏を見かけた。ブリュンヒルデになにかあったのかと聞けば「お風呂で見たらしい」と言う。ああ、なるほど、そういうことか。

 

私は賢いので近づいたりはしない。織斑一夏が全面的に悪いのは明らかだ。ブリュンヒルデも反論は出来んと呆れながら携帯を見つめている。

 

ブリュンヒルデは順調に花嫁への道を進んでいるのは構わないのだが、私としては世間に婚期や恋人が出来ない理由を説明してほしいと思っている。

 

まあ、というよりもブリュンヒルデが交際したら世間も恋人を作ろうと躍起になるはずだ。そう彼女に言うと「私を起爆装置みたいに言うな、馬鹿者」と言われたが事実なので謝罪するつもりはない。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。