とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク   作:SUN'S

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第13話

ゎ月♭日

 

私は織斑一夏と篠ノ之箒に呼ばれブリュンヒルデの寮母室に来ているのだが、いきなり彼女に「これからよろしく頼む、義妹よ」と言う。

 

なぜかすごい顔で織斑一夏に見られたので私のお兄様を紹介したと伝えると泣き出した。どうしたのかと聞けば「千冬姉は結婚できないんだろうなって、ずっと思っていたんだ」と話してくれた。

 

まあ、それはどうでもいい。

 

ブリュンヒルデが義姉になろうと打倒するべき目標であることに変わりはない。むしろ堅物でうるさいお兄様を貰ってくれたこと。

 

私は感謝している。お兄様はきっと戦いに明け暮れる人生なのだろうと思っていたんだ。ありがとう、ブリュンヒルデ。

 

ρ月Σ日

 

ブリュンヒルデの婚約は世界を震撼させた。

 

ずっと女尊男卑の象徴が結婚するのだ。男をバカにしている暇はない。一刻も早く結婚しなくては!と世界中で焦っているそうだ。

 

実に情けない。

 

女は偉いとふんぞり返っていた女性権利派はブリュンヒルデの「行き遅れたいのか?」の一言であっけなく瓦解し、今や婚活に勤しんでいる始末だ。

 

ラウラ・ボーデヴィッヒに関しては私が織斑一夏と従兄弟の関係になってしまったせいか。どう接すれば良いのかと困っている。

 

もっとも私としてはラウラ・ボーデヴィッヒが憎い相手に話しかけ、友好関係を築こうと頑張っている姿を見れただけでも満足だ。しかし、ブリュンヒルデ信者からすると私は邪魔物らしい。

 

やれブリュンヒルデは至高の存在だ。やれブリュンヒルデは騙されている。男なんかにブリュンヒルデが靡くはずがない。

 

あまりにも酷い、とくに最後のやつは。

 

ブリュンヒルデはひとりの人間だ。自分の家族を愛し誰かに恋だってする。それを止めたり否定する権利は微塵もない。

 

さっき「男なんか」とか言ったやつ。お前がIS学園に通えているのは実力か?いいや、断じてお前の実力ではない。

 

この学園に通えているのはお前の両親のおかげだ。お前のために心身を磨り減らし、お前の夢を叶えるために頑張っている大人のおかげだ。

 

私はお父様に報いるためにIS学園で研鑽している。それこそ私なりの恩返しだ。そしてシュトロハイム家こそ最強と証明する。

 

その気概のないやつらに織斑一夏とお兄様を否定する権利はない。

 

З月κ日

 

トーナメントのパートナーを探していると生徒会長に捕まった。どうやら先日の叱責で勉強に励み始めた生徒がいるそうだ。

 

そうか、それはいいことだ。

 

生徒会長にトーナメントのパートナーは決まっているかと問うと「いいえ、まだよ?というよりも私と貴女は代表だから出ちゃダメよ?」と言われた。

 

せっかく私が育てた篠ノ之箒や織斑一夏とは戦えないということなのか?と聞けば苦笑いされながら肯定され次があれば頑張りましょうねと励まされた。

 

 

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