とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク 作:SUN'S
ヴ月≡日
篠ノ之箒の姉を名乗るメカニカルなウサギ耳の変態と遭遇してしまった。というよりもだ。なぜ、彼女はIS学園に堂々と侵入し、私を罵倒しているのだろうか。
彼女は「お前のせいでちーちゃんが変わった!お前のせいで箒ちゃんがおかしくなった!お前のせいでいっくんが弱くなった!」と叫ぶ。そして、私を許さないと言い残して消えた。
それ、私が悪いのか?
明らかに彼女の発言は間違っている。
まずブリュンヒルデは変わっていない。むしろお兄様と恋仲となった事で余裕を持つようになった。篠ノ之箒も可笑しくなっていない。彼女なりに答えを導き出しただけだ。
そして、織斑一夏は弱くなどなっていない。
自分の大切な人を守るために強くなろうとしている途中だ。彼女は自分の想定していた予定と違ったため焦った挙げ句、予定通りに進まないのは私の存在によるものだと思い込んでいるのだ。
そうなると彼女は現実逃避していることになるのだが、ISの創造者がそれでいいのだろうか。なんて考えながら布団に潜り、そっと目を閉じる。
^月:日
織斑一夏の必殺技を考える。
彼と言えば『雪片弐型』だ。
ブリュンヒルデの愛刀の後継に該当する日本刀型兵装に加え、彼女の得意とした高速移動による戦闘スタイル。それと酷似したスタイルを得意としており、候補生にも劣っていない。
私の言葉に照れる織斑一夏とムッとする篠ノ之箒を落ち着かせ、ホワイトボードに弱点となりうる『直線的高速移動』『集中力の持続』『手数と経験の無さ』を伝える。
まだまだ改良点はあるが現段階でお前より強いのはラウラ・ボーデヴィッヒとシャルロット・デュノア、そして篠ノ之箒だ。
私の言っていることは正しい。織斑一夏、お前は篠ノ之箒と戦えば確実に負ける。その理由はお前と一緒にいるからだ。
篠ノ之箒は剣道で優勝するほど鍛練を重ねており、お前はアルバイトのブランクもある。だが、もっとも重要なのは観察力だ。篠ノ之箒は相手の全体を見る『観の目』を理解しているが、お前はまだ分かっていない。
お前に足りないのは観察力だ。しっかりと相手を観察し弱点や間合いの取り方、動きのクセを見極めろ。それまで篠ノ之箒とデートは禁止だ。
私がそう言うと「そんな横暴です!週に一度のお楽しみを奪うなんて、いくら先輩とて許せません!」と篠ノ之箒が騒ぎ、それに続いて織斑一夏も「お家デートもダメなのか!?」と叫んだ。
∫月⇔Δ日
ブリュンヒルデとお兄様のデートの話を羨ましそうに聞いている女教師から紹介してくれと頼まれた。私の自己判断で呼んで良いのならお父様の関係者を呼べるには呼べるが、それでいいのだろうか。
しかし、私の友人も紹介していいのか?と聞けば女教師の圧力に押されドイツで出会った知り合いを紹介してしまった。
べつに問題はないはずだ。かなり変わっているやつもいるがIS学園の教師なのだから普通に倒したり追い払ったりはできるだろう。