とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク 作:SUN'S
∪月・日
明らかにブリュンヒルデの剣技を完璧以上に模倣しようとするラウラ・ボーデヴィッヒに違和感を感じ、率直になにかあったのかを問う。
彼女は戸惑いながらも「私は、私は卑しい女です。教官の婚約者であるシュトロハイム様に愛してほしいと願い、私を育ててくれた教官に嫉妬しているのですッ」と涙を流して話してくれた。
お前もお兄様を愛してしまったのか。
しかし、私が言えることはひとつだけだ。ラウラ・ボーデヴィッヒよ、お前の愛は抑えることは不可能だ。我らが祖国の習わしに従い、我が兄を落としてみせろ。
それでも無理ならば愛人や妾になるつもりでブリュンヒルデとお兄様に突撃すればいい。お前を見捨てたりなど絶対にしない。
∩月∋日
早朝、ブリュンヒルデがやって来るなり殴りかかってきた。どいうつもりだと聞けば「貴様、義妹のくせに浮気を進めたのか!!」と叫ぶ。
私は後押ししただけだ。
我らは乙女だ、たくさん恋をするぞ。なにより年下のラウラ・ボーデヴィッヒに負けるような義姉など私はいらん。
そう言うとブリュンヒルデはラウラ・ボーデヴィッヒのところへ向かうと言い残して出ていった。とりあえず、この壊れた扉を捨てないといけないのだが、さすがに一人で運ぶには重すぎるな。
むかつくほど気持ち良さそうに眠っている生徒会長を叩き起こし、この鉄屑を捨てにいくから手伝えと言ったら「トーナメントに向けて、私達はがんばっているのよ?だから、もう少しだけ寝させて!私は徹夜なんてしたくないのよ!!」と怒られた。
ふむ、そうか。それなら仕方ない。私だけで捨てにいくとしよう。ついでだ、学生寮の掃除しておけばブリュンヒルデも機嫌を治すはずだ。
まったくお兄様の婚約者になったからと浮かれすぎているんじゃないのか?
Н月З日
ラウラ・ボーデヴィッヒが晴々とした表情でブリュンヒルデと並んで歩いているのを見かけた織斑一夏が「まさか義理の娘にっ!?」とか驚いていたが、そういう関係になることはないだろう。
そんなことを話しているとセシリア・オルコットと凰鈴音、シャルロット・デュノアによる織斑一夏の勧誘が勃発した。
そういえばトーナメントは来週だったか。
まあ、私は出られないがお前達の成長を期待し応援している。強くなれていたら本気で相手してやる。精々、負けないように励めよ。
私が言い残して帰った後、織斑一夏も篠ノ之箒も含めた五人でアリーナを半壊させるほど戦っていたというのを生徒会長に聞かされ、なぜか私のミスだと言われたが私は悪くないだろう。