とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク 作:SUN'S
!月゜日
篠ノ之箒の放った無明神風流殺人剣"みずち"を避け続ける織斑一夏にアドバイスを送ろうとしたが、そっとサングラスをかける。
どうやら無数に放たれたみずちは偶然にも無明神風流の奥義の一つ青龍になったようだ。織斑一夏は保護バリアがあるとはいえ風を防ぐことはできず、ズタズタにされてしまった。
私が教えたとはいえ篠ノ之箒は強くなるのが速くて素晴らしいものだ。まあ、織斑一夏も頑張っているのは認めるが直線的すぎるな。
そう傷だらけで落ちてきた彼に伝える。
すごく悲しそうな目をしている。だが、私ではなく篠ノ之箒に看病してもらえ。そうすればプチお見舞いデートを楽しめるだろうと言った瞬間、織斑一夏に無数の銃弾と衝撃波が打ち込まれた。
とりあえず、織斑一夏は棄権だな。
◎月$日
私のせいだと文句を言うアホな後輩たちを投げ飛ばし、蹴り落とし、殴り倒して鎮圧する。まったく私は篠ノ之箒に言ったのだ。
お前たちが見境なく襲うから織斑一夏は女の子たちを警戒して、大切な恋人の篠ノ之箒との関係が深くなっているのが分からないのか?と告げる。
すると、シャルロット・デュノアが私を睨み付けながら「じゃあ、どうすればいいんですか!僕はみんなより出遅れているし、女の子っぽさはあるけど、篠ノ之さんには叶わないんですよ!?」という本心を叫び、それに同調するように凰鈴音までも騒ぎ始めた。
そういうのは本人に聞け。
もっとも私がいるかぎり織斑一夏と篠ノ之箒の寮室に向かわせるつもりはない。私がそういうとブチギレたふたりが襲いかかってきた。
セシリア・オルコットは優雅に紅茶を啜りつつ私に吹き飛ばされるふたりを見つめ、にこりと微笑んだかと思えば「はんっ、無様ですわね!」と言い放ち、満足げに座り直した。
あいつも変わったな、悪い方に。
×月『日
セシリア・オルコットと二人きりは初めてだ。とはいえ貴族同士の会話なんて社交界の不満や異性のことで盛り上がるだけだ。
しかし、私の家と関係を結びたいと言ってきたのは意外だ。彼女のことは面白い後輩だと思っているが、さすがに織斑一夏を見て「NINJA観察が日課ですわ!」と言われると反応に困る。
たしかにゲルマン忍法は使える。
だが、それは私が個人的に学んで会得しただけであってドイツに忍びはいなくはないが私とラウラ・ボーデヴィッヒくらいだぞ。
その「えぇ、分かっていますよ。そらは秘密なんですよね?」みたいな顔はなんなのだ。私はうそは言っていないぞ?と言えば「いずれゲルマン忍法というのも教えていただきますわ、それでは失礼します」と言い残して食堂を出ていった。
あいつ、すごい変わったな。