とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク   作:SUN'S

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第22話

ヶ月⊥日

 

ブリュンヒルデから何度も「一夏と箒が消えた」という連絡を受けた。そういうのは現地のやつらで解決しろよ。と思いながら生徒会長に詳細を聞く。

 

現在進行形で暴走しているIS『銀の福音』によって織斑一夏ならびに篠ノ之箒は撃墜、迎撃に出向いていた他数名は撤退を余儀無くされたそうだ。

 

これは、かなり深刻だな。

 

私のつぶやきに頷いた生徒会長は学園外でのIS使用許可書を見せてきた。まさか私に手伝いに行けと言うつもりか?

 

私の問いかけに満面の笑みでサムズアップする生徒会長の親指をへし折り、私が出向くのはオカドチガイというやつだと説明する。

 

だいたい、私が助けてばかりだと甘えるだろ?と言うと生徒会長は驚いたような表情を浮かべた。どうしたのかと聞けば「あなた、バトル大好きじゃない。なのに、なんで?」と聞き返してきた。

 

確かに戦うのは好きだ。

 

しかし、まだまだ強くなれる者の成長を妨げてまで戦おうとは思わない。なによりブリュンヒルデや生徒会長、お前達という強敵を相手しているほうが私は楽しいよ。

 

@月∴日

 

私の部屋に押し入ってきた生徒会長をぶちのめし、さっさと出ていけと廊下に放り投げる。まったく困ったらすぐ私のところに来るのはやめろ。

 

しかし、織斑一夏たちは大丈夫だろうか。

 

まだまだ未熟なやつらばかりで、ブリュンヒルデも心配している。とくに織斑一夏は土壇場で盛り返すことは多いが、どうも集中力に欠けている。

 

そんなことを考えながら天災の話していたISを篠ノ之箒は使うのかと疑問を抱き、篠ノ之箒の日本代表候補生として勝ち取った『白鴎』はどうなるのかをまた考える。

 

おそらく生徒会長の妹に渡せと言われるか、あるいは天災の作ったものを提出せよと言われるのだろう。そう考えて、すぐに納得する。

 

♭月∧日

 

織斑一夏と篠ノ之箒の帰還について。

 

私は徹夜でブリュンヒルデに聞かされ、はじめて授業中に眠ってしまった。生徒会長もさすがにイタズラはしてこなかったが、なぜか楽しそうだ。

 

なにかあったのか?と聞けば「私の簪ちゃんがISをひとりで完成させたの!」と話し始めた。いや、まてまて。どつして、そんなことを知っているんだ?

 

お前はここ数日間は寮室と生徒会室を行き来する生活を送ってばかりだっただろう?と伝えると満面の笑みで「安心して、ただの盗撮と盗聴よ!」と私に言ってきた。

 

いや、さすがにそれはだめだろ……。

 

そう呟いてしまった私に何人かがうなずき、何人かはドン引きして生徒会長を見ていた。そりゃそうだ。自分達の倒そうとしているのがただのシスコン変態お姉さんなんだからな。

 

 

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