とあるオタク女の受難(インフィニット・ストラトス編)。リメイク   作:SUN'S

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第9話

Ω月Ε日

 

織斑一夏、篠ノ之箒、凰鈴音、彼らの活躍によってIS学園への侵略行為は未然に防がれた。セシリア・オルコットも戦闘ではなく避難誘導を率先して行ったおかげで、誰も怪我をしていない。

 

その事を表彰するとブリュンヒルデが教えてくれた。私は良かったじゃないかと言うと「それだけならな。ここ数日、私たちは毎日のようにあの無人機のコアは我々のところで奪われたものだと主張するバカとの話し合いだ。本当に疲れる…」とつぶやき、またビールを飲んだ。

 

私はそうかとしか言えない。

 

やはり独り身だかっ、いきなり頭を叩くんじゃない。なんなら男を紹介してやろうかと思ったんだが、すごい顔だな。

 

如何にブリュンヒルデといえど婚期が遅れるのは怖いと言うことだろう。私の言葉に「嘘だったら殺す」と言いながらカタログのように提示したお父様の知人や部下の写真と詳細を見せる。

 

Ω月&日

 

学園新聞に大きく『恐怖!?ルンルン気分の織斑千冬』と書かれた文字と写真、あと携帯を見てにやけるブリュンヒルデの写真がある。

 

織斑一夏は「いったい、なにがあったんだ。あんな千冬姉見るのははじめてだぞ!?」と職員室に乗り込んだため放課後の特訓は出来なくなった。やはりブリュンヒルデの緩んだ顔は珍しいのかと思う。

 

あいつはアホなのか?

 

そんなことを考えながら篠ノ之箒と特訓をする。最近は剣術の引き出しも増えてきた。まだまだ私やブリュンヒルデには届いていないけれど、候補生としては上位に入るのは確実だ。

 

‰月∨日

 

明け方に凰鈴音が訪ねてきた。

 

どうやら織斑一夏の成長の手助けをしていると勘違いされたらしい。しかし、いきなりやって来たというのに「あたしのトレーニングも手伝って!」というのは身勝手すぎる。

 

そう思いながらジャージに着替えてグランドに向かう。放課後や休み時間に特訓するのが授業に差し支えなくて良いのだが仕方ない。

 

私に向かって右正拳突きを放ってきた凰鈴音の腕を左手で弾きあげ、寸止めの突きを顔に向かって放つ。それを何度か繰り返し、大雑把すぎる動きと大振りを直すように伝える。

 

それにしても織斑一夏や篠ノ之箒とは違うな。

 

やはりベースとなっている中国拳法の動きが邪魔しているんだろう。ISは飛行して戦うことが多い。なにより中途半端に学んだせいで上手く身体を動かせていない。

 

どうしたものか。いっそのことブリュンヒルデに押し付けるのもありだな。……とりあえず、私の動きを真似ることに集中してくれ。

 

 

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