ウルトラマンレジェンドによる圧倒的な力によって、その戦いは確かに勝利を収めた。
だが、全体的に見れば、それは大きく解決したかどうかは未だに分からない。
それはレジェンドが戦っていた間、アブソリューティアンは、既に動いていたからだ。
「やはり、やられたか。
しかも、既にレジェンドを召喚する能力まで備わっていたか」
そう、タルタロスは、遠い戦場での様子を感じ取り、呟く。
アブソリューティアンにとって、警戒するウルトラマンの1人が現れた事。
それは、既に彼の中では麻中が確かな脅威として位置づけられている。
「そうですね」
「ふっ、何やら、嬉しそうじゃないか、巫女よ」
「分かりますか?」
そう、ユメの言葉に何かを感じたのか、タルタロスは問いかける。
「いやぁ、正直に言うと、私は麻中君の事が好きかどうか、よく分からないんですよね」
「あくまでも、あの男と君は、平行世界では恋人同士というだけ。
実際に、この世界の君達が恋人同士という訳ではない」
「いやぁ、それは既に分かっているんですよねぇ、けどなぁ」
それと共に、ユメは見つめた。
タルタロスの力によって、気絶した麻中。
そんな麻中を抱えるロスヴァイセの姿。
そして、彼を中心に集まる光景を見て。
「怒っているようだな」
「えぇ、勿論。
これって、嫉妬ですか?」
「あぁ、嫉妬だとも。
だが、それは大切な感情だ」
そうタルタロスは、ユメを見つめ、撫でる。
「巫女よ、私にとってお前はこの世界で活動する為に大切な存在だ。同時にお前には幸せになって欲しい気持ちもある」
「最初は道具だと思っていたのにですか?」
「あぁ」
ユメの一言に対して、タルタロスは頷く。
「だが、君はよく働いた。そして献身的に活動した。
そんな君の願いを叶えたいとも考えている」
「そうなんですか、けど、まぁ、私には、人並みの幸せなんて、望めませんよ」
「あぁ、そうだとも」
そう良い、タルタロスは、眼前にある魔方陣に手を伸ばす。
「君に訪れるのは、人並みなど足りない。君は恨みを晴らし、世界を燃やし尽くし、支配する。
そして、その先にある滅びの中で、君はようやく結ばれるだろう」
「世界を滅ぼして、ようやく結ばれるって、どんだけ私は悪人なんですか」
「あぁ、だが」
それと共にタルタロスは。
「保証しよう。アブソリューティアンの戦士の誇りに賭けて。君の未来の幸せを」
「ふふっ、ありがとうございます、タルタロス様」
同時に、封印された存在が解き放たれる。
それは、巨大な存在。
まさしく、悪魔を思わせる存在。
「ようやく、見つける事ができたな。ウルトラマンベリアルの負の遺産にして、最強の怪獣」
同時にユメは、構える。
黄金に輝くディメンションナイザーは、そのままその存在を吸い上げる。
「これで、ようやく」
「あぁ、そうだな。
それで、どうするつもりなんだ?」
「勿論、宣戦布告ですよ。
そうでしょ、タルタロス様」
その言葉と共に
「さぁ、始め、いや、再開させよう。ウルトラ大戦争を」
麻中と一体化しているウルトラマンは
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ギンガ
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ビクトリー
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X
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オーブ
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ジード
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ロッソ
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ブル
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タイガ
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ゼット
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トリガー
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デッカー