ハイスクールU✕D   作:ボルメテウスさん

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一発逆転の策

「さて、どうしたもんか」

 

そう言いながら、麻中はさすがに困惑を隠せなかった。

 

これから戦う事になる相手は、ウルトラマンの故郷である光の国の兄弟星であるW78星雲。

 

その軍勢に加えての怪獣軍団に、アブソリューティアンも未だに存在する。

 

さらには、こちら側が召喚できるウルトラマンにも限りがある。

 

そして、アブソリューティアン達の妨害で、おそらくはディメンションナイザー以外でのウルトラマン達がこちらに来る方法はない。

 

「どうすれば」

「それに関しては、手は残っている」

 

その言葉と共に、麻中に話しかけたのはアザゼルだった。

 

「手があるって、どういう事なんだ?」

「なに、お前の召喚できるウルトラマンの数を増やす」

 

それに対して、首を傾げる。

 

「ものすごく無茶な作戦だ。

だけど、おそらくはこれ以外に、この地球を救う方法はない」

 

その言葉と共に、アザゼルが持っていたのは、量産型のディメンションナイザーだった。

 

「だとしても」

「あぁ、お前以外では、ウルトラマン達の本来の力が発揮できない。

だが、お前がウルトラマンに召喚する為には、そのエネルギーがあまりにも少ない。

だからこそ、そのエネルギーを、俺達が作り出す」

「なんだって」

 

その言葉に、麻中はさすがに驚きを隠せなかった。

 

「そんな方法は」

「あるだろ、ここに」

 

その言葉と共に麻中の前にいたのは兵藤だった。

 

「どういう事だ?」

「神滅具、ここに集まっている13の力をディメンションナイザーを通じて、お前にエネルギーを渡す。

それを使えば、どれぐらいできる」

「俺自身を含めて、14人のウルトラマンを召喚できる」

「ならば、決まりだな」

「それにしても良いのか?」

 

そう、麻中は問いかける。

 

「どちらにしても、あれをどうにかしなければ、俺達は終わる。

ならば、最後の希望を託すだけだ」

「世界が終わったら、本当にどうにもならないなから」

 

そう、その場の全員が同意をする。

 

これまで、多くが戦ってきた相手。

 

だが、地球が滅びれば、全てが終わる。

 

だからこそ、この場の全員が、同意する。

 

「・・・だったら、頼む」

 

それに対して、麻中もまた覚悟を決める。

 

「だったら、始めるぞ」

 

その言葉と共に、量産型のディメンションナイザーを通じて、麻中のディメンションナイザーにエネルギーが伝わる。

 

それと共に大きく息を吸う。

 

「・・・行くぜ」

 

それと共に、ディメンションナイザーから、数多のカードが現れる。

 

その中で、14枚のカードが、次々とディメンションナイザーへとスキャンされていく。

 

『ディメンションロード!ウルトラマンギンガ!ビクトリー!X!オーブ!ジード!ロッソ!ブル!グリージョ!タイガ!タイタス!フーマ!ゼット!トリガー!デッカー!』

 

鳴り響く音声と共に、現れたウルトラマン達。

 

彼らは、ニュージェネレーションヒーローズ。

 

それがまさしく奇跡的に14の数字に当て填まった。

 

同時に見上げた先には、確かにW78星が見える。

 

「それじゃ、行くぜ!」

 

その叫びと共に、眼前にワープゲートが開き、真っ直ぐと、W78星雲へと突入する。

 

W78星。

 

それは、光の国と比べれば、どこか暗黒に染まっている星だった。

 

「ここがW78星」「光の国とは、全然違う」

 

光の国を故郷に、生まれ育ったタイガとゼットからしたら、信じられない光景だった。

 

「タイガ、油断するな、既に敵地だ!」

 

タイタスの一言と共に、ウルトラマン達に向かって、次々と光線が放たれていく。

 

「さて、一丁、派手に行くぜ!」

 

それと共に、先頭に立ったのは、ギンガだった。

 

ギンガは、そのクリスタルを赤く燃え上がらせると同時に、そのまま構える。

 

「ギンガファイアーボール!」

 

真っ直ぐと、こちらに攻撃を仕掛けていく敵に向かって、ギンガファイアーボールを放つ。

 

まさしく、隕石を思わせる攻撃は、敵の包囲網を崩していく。

 

その最中だった。

 

「ふんっ」「なっ」

 

そんなギンガに襲い掛かる影。

 

それに対して、ギンガは咄嗟に防御する。

 

「お前は」「久し振りだな、ギンガ」

 

そこにいたのはウルトラダークキラー。

 

かつて、ウルトラ兄弟に倒された怪獣や宇宙人たちの怨念が生み出した闇の超人。

 

それが、ギンガの前に立ち塞がる。

 

「W78星に向かうお前達を倒す。

それが、俺の役割だ」

「そうか、だけど、それ、さっそく失敗しているぜ」

「なに?」

 

ウルトラダークキラーは疑問に思い、周りを見る。

 

すると、確かにギンガ以外のウルトラマンはそこにはいなかった。

 

「まさかっ」

 

同時に見れば、ギンガファイアーボールは未だに消えていなかった。

 

W78星は、それを攻撃だと判断し、防御に徹した。

 

だが、そのギンガファイアーボールの裏には、ウルトラマン達が隠れており、そのまま星へと侵入する。

 

数多くのウルトラマンの中でも、実体を持つ隕石を生み出し、放つ事ができるギンガだからこその戦法だった。

 

「さてっと、悪いが、お前をここから通す訳にはいかなくなったな!」『ギンガに力を!ギンガストリウム!!』

 

鳴り響く音声と共にギンガもまた、ギンガストリウムとなり、ウルトラダークキラーに構える。

麻中と一体化しているウルトラマンは

  • ギンガ
  • ビクトリー
  • X
  • オーブ
  • ジード
  • ロッソ
  • ブル
  • タイガ
  • ゼット
  • トリガー
  • デッカー
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